中西百重と下田美馬がスターダムのリングで20数年ぶりに邂逅!

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 8日、東京都・後楽園ホールにて、スターダム『ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE』が行われた。

 スターダムでは、今の新型コロナウイルス問題に鑑みて2月22日から大会・イベントの中止を発表しており、この日が3週間ぶりの試合に。
 当大会は観客を入れず全試合無観客試合として実施され、YouTubeにて全世界に向けて生配信。放送開始前からSuperChatが円だけでなくドルも飛び交い、世界中からチケット代がわりに投げ銭が入れられるなど大きく注目される大会となった。

 この日の第1試合では、出場選手が入場と同時に明らかになる総勢16選手参加の時間差バトルロイヤルが実施。4人目の入場者として約6年ぶりの試合だという中西百重が入場すると視聴者からは驚きの声が上がる。
 2005年に引退している中西だが、現役時代と変わらぬキレのあるロープワークを見せ、DEATH山さん。からモモ☆ラッチで3カウントを奪うと勢いに乗り、コミカルなファイトスタイルで混戦のリング上を引っ掻き回したかと思えば、現役時代から通して初めて敢行するというムーンサルト・プレスでスターライト・キッドからフォールを奪う。
 そして15人目の入場者として、全日本女子プロレス時代にやり合った下田美馬が入場するとバチバチと打撃戦を展開するが、若手選手たちが一斉に向かってくると協力して撃退し抱き合う場面も。
 さらに試合にはキャプテン・スターダム、スーパー・ストロング・スターダム・マシンといった謎のキャラクターたちが登場してリングが混沌に包まれていき、最後は中西とAZMがトップロープを超えてエプロンで殴り合う中でスターダムマシンがドロップキックで2人をOTRさせて勝ち残りを決めた。

 久々の試合を終えた中西は「6年ぶりに受け身をとったんですけど、もうホント考えられない痛みで『みんなよくやってるな』って思いました。スターダムの選手はみんな若い子ばっかりで、細いんだけどみんなちゃんと動けてると言うか、どっからそんな元気とパワーと強さが来るのか不思議でしょうがない。完全におばさんです(笑)」と快活に笑う。
 そしてムーンサルト・プレスについて聞かれると「ムーンサルト・プレスって現役時代もやったことないんですよ。ムーンサルト・アタックならしょっちゅうやってたんですけど、やってみたら、まあ、出来た(笑)現役時代もやったことないです。初めてです!(笑)出来ましたね~」と楽しそうに試合を振り返る。

 しかし、スターダムのリングに継続参戦する気はあるかと聞かれると一転して恐縮し、「今日はバトルロイヤルだからって、ちょっとお楽しみ程度だから、みんなを楽しませる、元気づけるっていう感じで出たんで。今日後半戦でやってるような本気の試合はやりたくないです。絶対イヤです(笑)」と消極的。

 そして、下田との邂逅について「こんなところで会えると思ってなかったから、最後に『ホントに光栄です、ありがとうございました!』って握手しました(笑)現役時代だったら考えられない!(笑)こうやって20年ぶり?にお会いしたんですよ。まだ続けてらっしゃるので、本当にありがとうございます。こうやって若い選手にやられちゃってるのかな?大丈夫ですか?(笑)でも下田選手みたいに昔から続けていらっしゃる選手がいてくださるだけで緊張感っていうか、こういう女子プロレスがあると思うので」と未だ現役を続ける下田に尊敬の念を表した。

 

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