獣神サンダー・ライガーが小林邦昭やエル・サムライらに囲まれ引退試合!「プロレスラーになる切っ掛けを作っていただいた藤波さんに感謝」

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 4日、新日本プロレス『バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム』にて、獣神サンダー・ライガー引退試合『獣神サンダー・ライガー&藤波辰爾&タイガーマスク&ザ・グレート・サスケ with エル・サムライvs佐野直喜&大谷晋二郎&高岩竜一&田口隆祐 with 小林邦昭』が行われた。

 田中ケロがリングアナを、保永昇男が特別レフェリーを務める中、藤波辰爾が12年ぶりに新日本プロレスに参戦し、佐野直喜と大谷晋二郎は当時の入場曲で入場。一人ひとりの入場で東京ドームのボルテージが上がっていき、ライガーと佐野のマッチアップで試合が始まると大歓声に包まれる。
 序盤はライガーが集中砲火を浴び、佐野がソバットを叩き込み大谷が顔面ウォッシュ。だが藤波がドラゴンスクリューでカットし高岩をドラゴンスリーパーで捕らえると、タイガーもタイガードライバーで叩きつけサスケはラムジャムを自爆。高岩もダイビングエルボードロップを投下し、最後は田口がライガーをどどんで叩きつけて3カウント。
 往年の選手たちから田口が新日本ジュニアの魂を引き継いだ。

 バックステージに戻ると、各々ライガーに対してコメント
サムライ「長い言葉で語るのもカッコよくはないんで、一言だけ。ご苦労さまでしたと。これは言いたいと思います。タッグを組んでくれてありがとうございますと頭を下げたい気持ちです」
サスケ「スーパーJカップ第1回という大きなチャンスをライガーさんに頂いてからの26年を一言で言い表すとすれば……“TTK”!ただ!ただ!感謝!ありがとうございました!」
タイガー「僕はライガーさんにこの新日本プロレスに誘って頂いてここにきて、結婚式の仲人までやってもらって、とにかく僕はライガーさんがいなければこの新日本プロレスにいないというくらいライガーさんにはお世話になって、年末も自分の希望で戦うことが出来て、今日は最後でしたが組むことも出来て、今日のお客さんにライガーさんの偉大だったかというのが分かるので、今後はライガーさんの魂というものを引き継いで、しっかりとこの新日本プロレスを守っていきたいと思います」
藤波「ライガー選手、おつかれさん。この『おつかれさん』を言うのは、60を過ぎても現役を続行している立場からすると非常に複雑な気持ちなんですけどね、まだ十分リングで戦えるっていう。今回1・4のリングにもう一回立たせてもらったことの感謝を言いたい。自分をもう一回呼び出してもらったというライガー選手に本当に感謝したいと思います。彼自身もこれからいろんな新たな道を切り開いていくと思うんですけど、その中で後進の指導であったり、これからも新日本プロレスの色んな部分で力添えをしてくれると思うんで。僕自身も彼とまたいろんな形で彼自身といろんな事があれば馳せ参じますんで。本当に今日はありがとうございました!」
小林「もう何年前ですかねえ。ドームでライガー選手のデビュー戦の相手をしたんだけど、長いようであっという間の30年。感慨深いですね。これからも本人らしく道場でいいものを、すごい体を維持してほしいと思います」
高岩「僕はもう最近、年食って涙腺が弱いんで一言だけ。こんななんにもないハナクソみたいな俺をレスラーにしてくれて、本当にライガーさん、ありがとうございました!」
佐野「やっぱり若いときから切磋琢磨しながらなので、対角線に立って入場曲聞いて、これが最後だと思うとジーンと来ました。まあ最後引退試合の相手の中に入れていただいて、本当に嬉しく思います。こういう機会に恵まれて、同期で切磋琢磨してやってきて良かったなと思います。まだまだ出来そうな体だし元気もあるけど、本人が決めたことなので、本当に残念ですが、今日は本当に対戦側に立てて嬉しかったです。ありがとうございました」
大谷「今回この1・4でこのカードに組んでいただいて、僕は思うんですね。このカードに入りたかったプロレスラー、たっくさんいると思うんです。日本だけじゃなくて世界中にたくさんいると思うんですね。そんなプロレスラーたちの思いも背負って今日はリングに上ったつもりです。僕から見て、あんなに怖くてリングの上であんなに厳しくて、そしてあんなにあったかい人は中々いないと思います。僕はライガーさんにプロレスを教わったし、ライガーさんに戦いを教わったし、それで今プロレスラーとしてなれてます。僕はこれからは、ライガーさんと何度も戦った我々の使命だと思います。ライガープロレスというものは無くしちゃいけない!我々がライガーさんと戦うことが出来なかったこれからの選手や、若い選手にライガープロレスというものを伝えていかなきゃいけないと思っています。本当に同じ時代にプロレスラーになれて、本当に幸せでした。ライガーさん、本当にありがとうございました!」
田口「ライガーさんの引退の大事な1つ目をやらせていただきまして、非常に、まあ、引退するのはまだまだもったいないと思いますけど、今日試合をしてみまして、やっぱりあっさりと勝ってしまいましたんで。仕方のないことなのかなと思います。私はまだまだ現役を続けていきますので、まあ汗はかきましたけど、汁は漏らさずに済みましたので。汁を漏らさせてからでしょうね。まあ汗止まりでしたんで、ライガーさんの引退は本当に残念ではありますけど、お疲れ様でした。あとは新日本プロレスのジュニアを、いや、世界のジュニアを新日本プロレスが引っ張っていきますんで。僕は先頭では無いですけど、新日本プロレスのジュニアをひっぱっていきます。以上です」

 これを聞いたライガーは「あけましておめでとうございます!今日、明日と引退マッチを組んでもらってます。その中で、サスケ選手が『ただただ感謝』という言葉を述べられましたが、僕のほうがJカップやスーパージュニアで大変お世話になっています。『タイガーマスク選手を新日本プロレスに上げたらどうかなあ』と言ったときにもサスケ選手は『タイガーのためです。よろしくお願いします』と二つ返事でした。本当に感謝しております。プロレスラーになる切っ掛けを作っていただいた藤波さんに最後にリングで手を挙げていただいた。これこそ!ただただ感謝です!(笑)こんなにうれしい、ありがたいことはありません。藤波さん、ありがとうございます!そして今日ドームにお集まりいただいたファンの皆様にいままで支えてきていただいたと心から思っております!ただ、後1日あります。ヒロム選手が今日ジュニアのタイトルマッチをやります。だから、ベルトを奪取して、チャンピオンとして対角線に立ってくれることを願っています。まだまだ気は抜けません。明日、試合があります。終わってからですね、引退どうのこうのと言うのは。リングに上がる以上、そういう気持ちを持ってはダメだと思っていますので、早くも僕は明日の試合のために臨戦態勢に入っていると思っていただいて結構です!」と、明日の最終試合へと意気込んだ。

 ライガーは1月5日の『獣神サンダー・ライガー&佐野直喜with藤原喜明VS高橋ヒロム&リュウ・リーwith小林邦昭』のカードでラストマッチを終え、1月6日の大田区総合体育館にて引退セレモニーが開催される。

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