【会見】大晦日『RIZIN.20』で石井慧が2年8ヶ月ぶりのRIZIN参戦!バンタム級王座戦に臨む朝倉海とマネル・ケイプがSkypeで笑撃舌戦!RENAがリンジーとの再戦に「今年の汚れは今年の内に掃除したい」と気炎!

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 4日、都内・目黒雅叙園にて12月29日、31日にさいたまスーパーアリーナにて開催される『BELLATOR JAPAN / RIZIN.20』の記者会見が行われた。

 会見に出席したのは、榊原信行CEO、朝倉海、RENA、石渡伸太郎、扇久保博正、芦田崇宏、シビサイ頌真、平本蓮。


 まずは榊原CEOより追加のカードとして、約2年半ぶりにRIZINへ参戦する北京オリンピック柔道100kg級金メダリストの石井慧とジェイク・ヒューンが105.5kg級契約で対戦することが明かされ、会見を欠席した石井は「また日本の年末に戦えることを心の底から感謝している。日本のファンはまぶしすぎてみえない」と書面でコメントを発表した。

 また、堀口恭司が負傷による欠場でバンタム級王座を返還したことに触れ、「我々も主催者としてビックリしましたし、『こりゃ困ったな』と正直思いました。この1年のRIZINを通してバンタム級四天王が誕生した中で、『堀口の首を誰が取るんだ』っていう中で、その四天王を飛び越えて朝倉海が、皆さん御存知の通り8月にああいったジャイアントキリングを果たした。その四天王の一角の憂流迦選手を、衝撃的な40秒足らずでアゴの骨を粉砕する衝撃的なKO劇を演じた。その朝倉海と堀口が戦うというのは、ファンもそうだし、主催者の我々も非常に楽しみにしていたカードなので、このカードが見られないというのは非常に残念なことですが、これは今年の大晦日には実現しませんが、堀口選手がカムバックしてくる来年、必ずこのカードが見られると思いますし、そこまで楽しみを先延ばしにしなが。
でも選手たちの戦いは止まらないので、ひょっとすると今年の大晦日が堀口vs朝倉海以上にさらに流れが変わる大きなターニングポイントになるかもしれません。本当になら見ました。堀口選手からバンタム級王座の返上ということを受けて、朝倉海選手とも色々相談しましたし、関係者とも相談した。このベルトをかけて4人(朝倉海、マネル・ケイプ、石渡伸太郎、扇久保博正の)でトーナメントをやることも考えた。ただ、グランプリっていうものがトーナメントである以上、各階級のベルトはフレッシュな状態で選手が戦って取り合うものだと思うので、そこにはキチっと線引しようかと。朝倉海選手にとってはモチベーションをどう立て直すのか、この後色々話を聞いてほしいと思いますが、タイトルマッチを行います。RIZINバンタム級タイトルマッチとして、朝倉海vsマネル・ケイプ。これをバンタム級のタイトルマッチ。そして、堀口選手が持っていたベルト、RIZINのバンタム級のベルトって本当に重たいものだと思ってますし、この試合をタイトルマッチとしますが、もう一つ。来年の春に向けて、この大晦日でベルトを獲った方、マネル・ケイプ、朝倉海のどちらかがベルトを巻きます。そのベルトをかけて来春、2020年春、このあと発表するカードの勝者がそのタイトルに挑みます。石渡伸太郎vs扇久保博正。この二人の勝者が来春、2020年の春先の大会、まだ大会の予定はほぼ決まってきてますが、発表するタイミングではないのでアレですけど、朝倉海vsマネル・ケイプの勝者と扇久保選手、石渡選手の勝者がタイトルをかけて2020年の春先の大会で戦うと。ですので、チャンピオンも決まるし挑戦者も決まるっていうのが12月31日、RIZINのリングで起こることになります。この4人がタイトルに向けて、この大晦日から来年に向けて、バンタム級の中で大きなうねりを作り出してくれるんじゃないかと思ってます。そうこうしている内に堀口恭司も怪我を克服して戻ってくると思いますので、来年も今年の年末も含めてバンタム級は非常に熱い戦いが繰り広げられるかなと思います」と語った。

 続けて、会見に出席した選手たちがコメントを発表した。


芦田崇宏
「BRAVE所属の芦田崇宏です。RIZIN初出場なんですけど、今回キックボクシングルールで出場させていただきます。平本選手、ちょっと見ない内に大分チャラついてるみたいなので、僕の得意な打撃でノックアウトしてやりたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

平本蓮 
「K-1から来ました平本蓮です。僕もRIZIN初出場で、なんか芦田選手にはキックルールで試合を受けてもらってすごい感謝してるんですけど、『ノックアウトする』って言われたんで、思い切り倒し返してやろうかななんて思ってます。やるだけです」

セルゲイ・シュメトフ(代読)
「RIZINはまさにドリームファクトリーだ!兄弟が同じ会場で試合をする!ああああああああああああああ!!素晴らしい!!格闘技は常にたくさんの兄弟が活躍してきた。エメリヤーエンコ兄弟、ディアス兄弟、朝倉兄弟、オーフレイム兄弟、ノゲイラ兄弟、そして今年シュメトフ兄弟が台頭します。私は弟のビタリー・シュメトフが念願の愛に出会えることを切に願っています。私は白くて寒い大事からやってきた大柄な男。そう、サンタクロース。これは大晦日、これは日本!私達はライジ~~ン!私達は奇跡を信じます。信じるか信じないかはあなた次第です」


シビサイ頌真
「シビサイ頌真です。シュメトフ選手には、『熱いメッセージありがとうございます』とお伝え下さい。試合に対して思うことは1つだけです。『ヘビー級の試合すげえな』『シビサイ強いな』と。自分が負けてしまったらこの国のヘビー級は終わりだと思うんで、死ぬ気で勝利をもぎ取りたいと思います

ジェイミー・ヒンショー(代読)
「浅倉カンナは若くて経験豊富なファイターだと思います。総合的に優秀で全部できるイメージです。そんな浅倉カンナに勝てる武器を私は持っています。戦うことが文化のニュ^メキシコで日々素晴らしい選手たちと練習している実力を日本で披露したいと思います」


浅倉カンナ
「浅倉カンナです。今回はRIZINのケージで戦えるということですごく楽しみで、あいてもチャンピオンなのでしっかり倒して、今の自分を超えていきたいなと思います。そしてまた次にまたRIZINのチャンピオンに挑めるように一歩踏み出していければなと思っています。応援よろしくお願いします!」

リンジー・ヴァンザント(代読)
「いつか日本を訪れたいと思っていましたが、まさかこんな形で日本に行けるとは思ってもいませんでした。日本で試合をするなんて感激です。私はすべての対戦相手に尊敬の念を持って接しますが、RENAは私とリマッチして大丈夫かしら?NYでの試合と今回の試合で唯一代わることは、会場と、私の勝利者コールを聞くお客さんだけよ」


RENA
「こんにちは!シュートボクシングの、そしてRIZINのRENAです!ホントに先日、昨日ですね、シュートボクシングのリング上でご挨拶して発表させていただいたとおり、リンジー選手へのリベンジマッチが決定しました。半年前にすごく悔しい思いをしたんですが、私は色々あって1割くらいしか実力を出せずに終わってしまった思いがあるので、その中で打撃で帰化してた部分も感じているので、今回はミスなく全集中を注いで、リンジー選手に『あれ?別人じゃないか?』って思わせる戦いを見せて、大晦日、5年間頑張ってきた思いを大爆発させたいと思っています。皆さん応援よろしくお願いします」

イリー・プロハースカ(代読)
「RIZINのベルトを防衛する機会が与えられたことに対して非常に嬉しく思います。C.B.ダラウェイはとてもタフでテクニカルな選手だが、こういう強い相手に勝ち続けていくことが私の使命だと思っています。皆さん応援よろしくお願いします」

C.B.ダラウェイ(代読)
「RIZINで戦えることはこの上ない名誉だ。ましてやいきなりタイトルマッチの機会をもらえるとは非常に嬉しい。私の夢は大きな団体でチャンピオンになることだったので、今まさに夢が現実になりかけているところだ。大晦日に誰が相手だろうと邪魔はさせない。対戦相手は非常に優秀な選手だが、私は世界一のライトヘビー級選手で、ベラトール王者でもあるライアン・ベイダーと日々練習している。準備に抜かりはない。12月31日に日本のファンは新王者を迎えることになるだろう」


扇久保博正
「えーっと、僕と石渡選手の見分けがつかないって石渡選手が言ってたんですけど、僕的にはさっき裏で見たら石渡選手と芦田選手の方が見分け付かないと思いました(笑)まあ、バンタム級が盛り上がってきてるんで、歴史に残るようないい試合して盛り上げたいと思うので、皆さん期待していてください」

石渡伸太郎
「石渡伸太郎です。似てると言ってチャラけたこと言ってましたけど、試合は生き残りをかけたシビアな戦いになると思います。また、当日タイトルマッチあるということで、それも悔しい気持ちとかあるんで。『なんでお前なんだよ』って。マネル・ケイプのヤツ。順当だと思いますけど。そういう悔しい思いを思い切りぶつけるんで、扇久保選手は覚悟してください」

マネル・ケイプ(Skype)
「コンニチハ!まずはこれからは自分の時代だ。自分がタイトルマッチを受けるのが当然だと思っている。朝倉海がなんと言おうが俺がチャンピオンになる。ヤツは俺から逃げ回って、ずっと俺と聖戦がしたくなかった。堀口に勝とうがそんなことは関係ない。今俺はそこのテーブルに座っている人間全員を一晩で全員でぶっ飛ばせる。俺がチャンピオンになるということを証明する」

朝倉海
「こんにちは、朝倉海です。まず、堀口選手との試合が流れてしまって本当に残念です。堀口選手にはしっかり怪我を治してもらって、またお互い万全な状態で戦えることを楽しみにしてます。マネル・ケイプは、そーですねえ、前回からずっとグチグチ女々しいことばっかり言ってるんで、ここで一発失神でもさせてやろうかなと思ってます。いずれにしても俺がチャンピオンに……(ここでケイプが「俺はすでにお前に勝ってるんだぞ!ビーッチ!」などと茶々を入れる)……うるさいんですけど(笑)必ず俺が大晦日にアイツを黙らせるんで、楽しみにしててください(笑)必ず俺がチャンピオンになって……(またケイプが「ナンダヨー、オマエヨー」などと茶々を入れる)……チャンピオンになって、RIZINを引っ張っていくんで応援よろしくお願いします(笑)」

――朝倉海選手、早くも舌戦が展開されていますが、前回のケイプ選手との対戦では判定で勝利していますが、ケイプ選手は「俺が勝っていた」と言っています
海「もちろん僅差だったんでどっちに転んでもおかしくない試合だったと思うんですけど、勝ったと思ってます。さっきも言ったんですけど、確実に今回はしっかり仕留めて、出来れば失神させて勝ちたいと思ってます」

――次の挑戦者決定戦として石渡選手と扇久保選手の対戦も発表されました
海「まあ、マネル・ケイプよりもお二人のほうが強いと思ってるんで、今回は当たり前にクリアして防衛戦に備えたいと思います」

――ケイプ選手、朝倉海選手から『石渡選手と扇久保選手の方が強い』という発言がありました
ケイプ「朝倉が何を言おうが、このタイトルマッチは朝倉のためじゃなくて俺のために用意されたタイトルマッチだと思っている。何を言おうが結果は一つだけだ。結局朝倉海は俺にビビっている。1回目の試合も僅差だと言っていたが、そんなことはない。俺がどう見ても勝っていた。お前もわかっているはずだ。なので今回も明らかにお前に勝ちに行く。朝倉海は常に俺がビビっている。会場で会っても、向こうから友だちになりたがっている。毎回声をかけて友たちになりたがっているので、ビビっているのが目に見えている。そんなの俺には関係ない。お前をぶっ飛ばしてそれを証明してやる」
海「いや、会場で会うとね、必ずアイツから喋りかけてくるんですよ(笑)間違いなくアイツがビビってるんですけど、ハッキリ言って、俺は堀口選手と戦うつもりで準備してたんで、ホント楽な相手だと思ってるんですよ。しっかり倒します(笑)」

――RENA選手、リンジー選手とのリベンジが決まりました
RENA「今年の汚れは今年の内に掃除したいなと思っていたので、ありがたい機会を頂いたなと。受けてくれたリンジー選手にもRIZINさんにも感謝しています。でも未知なる強豪と戦うより、1回やってるというのもありますし、皆さんが知ってる選手と大晦日でやるというのは非常に盛り上がるし、私自身も久しぶりに熱くなっているので、すごく……うん。とっても楽しみです」

――RENA選手というと、2015年の大晦日で宣言通りの飛び付き腕十字で勝利したという印象がありますが、今回はどういった勝ち方をしたいですか
RENA「いや、もう全てぶつけて打撃でKO出来たらいいなと思います。とにかくスッキリ勝ちたいです」

――平本選手、RIZINを新しい戦いの場に選んだ理由は
平本「RIZINは、僕が思うに日本の格闘技ファンが一番見たいカードを提供する団体だと思っています。あとベラトールのフェザー級のキックボクシングのタイトルも視野に入れてやっていきたいというのがあったんで、RIZINを選びました」

――芦田選手への認識はどの程度ありますか
平本「僕は試合映像をトレーナーと一緒に見て研究して、普通に打撃はキレイで距離感とかも上手くて、普通に難なくキレイに戦う選手だなとは思うんですけど、ラフプレイとかもしてくるのかなとか対策は色々頭の中に出来てるんで、29日にはね、復帰戦なんでスベらずいい戦いができたらと思っています」

――最初に「K-1から来ました」という言葉がありましたが、そこへのこだわりはやはり強いのでしょうか
平本「僕はK-1との契約を満了してRIZINさんと契約させてもらったんですけど、僕は死ぬまで自分のことをK-1ファイターだと思っているので、どこで戦ってもK-1の強さを見せていけたらと思っています」

――カンナ選手、対戦相手への印象は
カンナ「そうですね、正直相手の映像は全然見て無くて、なので、これからしっかり対策していきたいと思ってるんですけど、ココまで自分でしっかり練習はやってこれたので、あとは対策して当日しっかり勝てればいいなと思っています」

――石渡選手、扇久保選手、勝者が次の王座戦に挑むということについて
扇久保「でも今は本当に石渡選手はメチャメチャ強いので、石渡選手に勝つことしか今は考えられないですね」
石渡「復帰してまだ2戦目なんで、まずここを全力で勝つっていうことしかないんですけど、個人的にはマネル・ケイプを殴りたいという気持ちはあります」
ケイプ「なんで?なんで俺の顔を殴りたい?オウ、ビーッチ!俺の敵はお前じゃなくて朝倉だぞ!」

――海選手、お兄さんをセコンドにつけるかどうか。研究という面で一度対戦しているケイプ選手については
海「まずセコンドはどうなるかわかんないですけど、まあどっちでも問題ないかなっていうのと、研究は、そうですね。もう一回やるかも知れないという目で見ていたのでバッチリ出来ています。全然問題ないかなと思います」

――芦田選手、シビサイ選手、今回の相手の印象は
芦田「ちょっと質問とは別なんですけど、過去に僕は格闘技の会場で石渡選手と間違えられて写真をお願いされたことがあります(笑)今回でしっかり石渡選手と見分けがつくと思います。よろしくお願いします。ルールに関してなんですけど、キックボクシングルールは初めてではなくて、過去に1度だけビッグバンで試合してるんですけど、それはかなり前の話なんで、今回は当時の木兎も全く違う、そして僕はボクシングを長く続けてきたので、自信を持って平本選手と戦えると思います。ケージに感じては彼は初めてやるかも知れないですけど、僕は慣れてるんで。リングだろうとケージだろうと全く問題ないです。芦田選手は根性があるなと。それだけですね」

シビサイ「相手の印象というのは非常に面白い兄弟だなと。しかもロシア人でお兄ちゃんと戦えるというのは本当に楽しみですし、体大きくて強そうですし、誰が見ても面白い試合になると思います。相手もそれを望んでると思います」

<会見後囲み取材>


榊原信行CEO
――今後の追加カード決定については
「まだ天心選手の試合とか、いくつか最終的に詰められていないところを詰めあげて、早ければ明日にでもまた会見を開きたいと思ってます。一緒にまとめて今日やれよって感じなんですけど、明日か明後日か。あとはホントに格闘技っていうものの魅力を、振れ幅を大きく伝えることで言うと、世間の人たちにも届くようなものが会ってもいいんじゃないかなと思いますね。ストレート、ストレート、ストレートで勝負してる感じが今年の大晦日、ここまでは皆さんあると思いますので、去年のメイウェザーに比べると、格闘技ファンにはど真ん中ストレートが入ってると思うんですけど、やっぱりNHKの紅白とかガキ使とかと比較対照されているスタートラインに立っている以上は世間をバズらせるものを最後まで諦めずに最後までプラスアルファとしてですね、格闘技ファンからすると肩の力を抜いて見てもらえるカードも用意したいなとあと3試合か4試合か最終的にはまとめられたらいいなあと考えています」

――ベラトールの方は出揃った?
「ベラトールの方も、もう1試合くらいですね。ベラトールの12時から始まって3時までの全米生中継をする試合の中で、スタンドバイバウトっつって、スイングバウトみたいなカードを組もうとしています。総集していった場合に、その試合が緩衝材となるような。RIZINの中でも年末に関しては会場の皆さんをいたずらに待たせることを少しでも解消する策を、スイングバウトみたいな形で組めたらと。ベラトールの方も全米生中継に乗ってくるようなカード、その中野1試合としてスタンドバイバウトっていうのが組まれていくと思います。そのあたりもこの一両日中に決まってくるかと思います」

――平本選手vs芦田選手というのは、“キックvs総合”とよく見る構図です
「そうですね。平本選手はK-1の中でキックボクサーとして純粋培養されていた選手なので、せっかくRIZINに来たんで、普通にキックボクサーとやるよりは総合格闘家の引き出しの多さを含めてですね、平本選手も少しすでに警戒してると思うんですけど、普通のキックボクサーがやってこない、セオリー通りこない戦いにどう順応できるのかっていうのは見てみたいし、ましてや今回ケージというまったくリングと違う空間の中でどんな戦いを見せるのか、今まで彼はK-1に大きな思いを持ってるんだと思いますけど、K-1の選手たちが総合なりRIZINなり、外の世界に出ていったときに待ち受けているものというのはそういうものなんじゃないかと思うんで、そういう意味でいろんなメッセージこの試合から発信していけたらと思います。苦戦すると思いますけどね」

――昨日のシュートボクシングで海人選手も大晦日という話がありました
「将来的には海人選手と平本選手はRIZINのキックルールでの試合も見えてくると思いますし、海人選手もさっきRENA選手の付き添いできていたので聞いたらダメージもないということだったので、前向きにカード編成に加えたいと思います」

――昨日シーザー会長と話したというスタンドでの世界一を決めるという話については
「そういうことにつながっていけるといいなと思いまして、グラウンドゼロっていう大会もきっとシーザー会長はそういう思いの中で、いろんな他団体と言うか、キックってのもいろんな団体に小さく大きく別れちゃってるんで、じゃあその中で最強なのは誰なんだってハッキリ。これは業界全体でやるべきことだと思ってるんでね、ホントは。そういう絶対的王者みたいなものをみんないろんな私利私欲というか、いろんな思惑みたいなものはあると思うけど、それぞれのチャンピオンを出し合ってやれたら、それはまず国内でスタートできてもいいと思いますし、我々もRIZINという舞台では将来チャンピオンズリーグみたいな形を目指したいと標榜しておりますので、足並みをそろえていけたらいいなと思います」

――平本選手から「ベラトールの選手ともやりたい」という言葉がありました
「ベラトールも来年のシリーズをそれぞれ色んな話をする中で、積極的に、キックっていうのはヨーロッパですごく人気があるので、ベラトールのヨーロッパ進出を積極的に果たしていく中に、キックの試合ってのは、当然もう少し総合とキックのバランスで言うと、キックのほうが需要が増しそうな状況でもあるんで、RIZINで活躍するキックボクシングの選手が積極的に海外の大会に出ていくということになればいいと思います」

――格闘技にあまり詳しくない選手にもメッセージを伝えたいのですが、榊原さんから見た選手たちのキャラクターや実力を合わせた評価を
「マネル・ケイプはホントにもっと、最初のキャラクターからすると荒っぽくて粗暴な感じ、
ああいう挑発するのは彼の得意技なんですけど、でもそれがすべて計算の中で行われている。非常にスマートで頭のいい選手だと思います。海とも話をする中で、海が一番やりたくなかったのがマネル・ケイプなんじゃないかな。タイトルマッチはもちろん堀口が欠場になったので、タイトルマッチの権利は残したまま、もうひとりの対戦相手としては石渡選手とか扇久保選手とか、マネル・ケイプ出あったと思うんですけど、多分一番やりにくい相手だおともいますね。どちらかと言えばすでにマネル・ケイプペースなんだと思いますけどね。だから非常に試合の中でもクレバーな戦いをしてくるし、過去の試合を見ても身体能力が非常に高い選手なので、当然戦績の中では勝ったり負けたりしてるところがありますけど、ここぞというときには侮れない選手、一髪を持ってる選手ですね。だから、とってもヒリヒリするタイトルマッチになる予感がしますね」

――2代目王者決定戦について、堀口選手はこのカードを見て感想は
「どうなんですかね。堀口にまだ伝えてないでしょ?まあ、言っときます。当日は来ますんで。当然見届けてもらおうと思ってますし。怪我の回復も含めてあると思いますけど、大晦日にはリングサイドで見てもらおうと思いますし、当然ベラトールのチャンピオンベルトも返上してるんで、29も31も、今回は選手としてではなく観戦して貰う形を取れればなと」

――石渡選手、扇久保選手がタイトル戦でなく、ケイプ選手がタイトル戦に選ばれた理由は
「石渡選手と朝倉海っていうのも考えたんですよ?ただ、朝倉海と戦わせて、一番海と跳ねるというか弾ける、二人の中の因縁で言うと、あの試合はホントにクロスだったと思うんですね。見る人によってはケイプが勝ったと言ってもおかしくない試合だと思ったんで、チャンピオンとしては遺恨を残したままベルトを巻くって事に海がなってもダメだと思うんで、今回は海を軸に、一番イヤだろうし、チャンピオンになったときも後ろ指をさされず、ああやってグチグチ言われないようにするには、ここでタイトルを挑ませると。ココで綺麗に取れれば、堀口の偉業って、そんなマネル・ケイプと朝倉海だけでタイルホルダーってのはおこがましいと思うんで、ココてチャンピオンになって、かつ石渡、扇久保の勝った方に勝てれば、ホントに押しも押されぬRIZINのバンタム級チャンピオンと言えるのかなと。
この4人をトーナメントにして、勝った方にベルトをってのも考えたんですけどね、一試合目の勝負のアヤには2戦目にはかなりハンディキャップが付いちゃう。それがトーナメントの面白さでもあるんですけど、ゲーム性はこのタイトルには必要ないかなと思って、この結論を出しました」

――石井慧選手の久々の参戦については
「いやいや、いいんじゃないですか?このRIZINのヒース・ヒーリングの、皆さんの印象に薄い試合以来ですね。ホントにどんな試合だったか思い出せないくらいすごく退屈な試合だったんですけど、勝ちまして。でもファンの人達も一番ダメなのは、ブーイングが飛ばないくらい客がドン引きしちゃったっていう。ハッキリそういう試合だったんで。でもそういう試合の後、海外でクロアチア国籍に彼は変わったりとか、色んな所でPLFでもKSWでもやってるし。これだけ世界でヘビー級で戦えてる選手って実はいないんですよ、日本人で。シビサイもああいうこと言ってますけど、キャリアで言ったら石井慧はすごいですよ。彼はゴールドメダリストだけじゃなくて、総合格闘家としてこの2年半で精進したものをもう一度日本のファンの前で証明してほしいな、見せてほしいなって強く思うので、そういう意味ではジェイク・ヒューンってキャラクターもありますし、これまでのファイトスタイルも含めてRIZINの中でもすでにおなじみの選手、彼とどこまで105kgっていう契約体重の中で慧が見せてくれるのか。ホントに魅せる試合、色気のある試合を期待したいですね」

――イリーとの再戦は考えた?
「イリーとの再戦も考えたんですけど、今回イリーはタイトルマッチにしたかったんで。93kgって、慧は絶対に落とさないんですよね。あの身長・体重だったらライトヘビー級が絶対適正だと僕らは思ってるんですけど、常にヘビー級にこだわり続けているので、今回のイリーのタイトルショットには考えてなかったですね」

――ライト級のリザーブマッチの予定は
「ライト級のリザーブマッチの予定はしてないです。もう4人で。1試合目でどっちか怪我しちゃったら、そのときにトーナメントなんでね。8人でやればまた違ったかも知れないけど、まあ這ってでも出てくるでしょう」

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