ザ・デストロイヤーさん追善大会で武藤敬司が「俺らが知らないタイプのレスラー」と宮原健斗を高評価!

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 15日、東京都・大田区総合体育館にて『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に~』が行われ、宮原健斗が全日本プロレスの現エースとしての意地を叫んだ。

 この大会のメインイベントでは、武藤敬司&宮原健斗&獣神サンダー・ライガーvsSANADA&KAI&BUSHIの6人タッグマッチが行われ、“武藤全日本”のエース選手たち+ライガーという豪華メンバーの中、全日本の現エースである宮原がどのような爪痕を残すのかに注目が集まっていた。

 試合が始まると、武藤は全日本時代の弟子たち3人を相手にし、SANADAのラウンディングボディプレスなどの必殺級の技を必死に回避しつつSTFやドラゴンスクリューなどの熟練のテクニックで攻撃していくが、KAIのシットダウンパワーボムを食らうなど窮地に。


 これを全日本プロレスの現エースである宮原が得意技のブラックアウトなどで一気呵成に攻め立てて形勢を逆転させると、ライガーが風車式バックブリーカーや掌底で的確な追撃を加えていく。
 お膳立てを受けた武藤がKAIにシャイニング・ウィザードを放つもKAIはこれをガード。すると武藤は自身のこだわりの技でありデストロイヤーさんの得意技でもあった足4の字固めに持ち込み、SANADAとBUSHIがカットに来ると宮原がSANADAを、ライガーがBUSHIを足4の字で捕らえて足4の字固めが3組出来上がる夢の共演。これでKAIがギブアップして試合は決着。

 宮原は常々「俺は過去へのリスペクトは欠かさない」と発言しており、試合後のリング上ではライガーに締めを譲ってそそくさと退場しようとするものの、ライガーが宮原を引き戻して肩を抱き締めを託してリングを後に。
 宮原は「大田区、今日は最高のご声援ありがとうございました―!ザ・デストロイヤーさんのもとに集まった武藤敬司さん、獣神サンダー・ライガーさん、ありがとうございました。ちょっとはリングに残ってくれてもいいのに、まあ、一人ぼっちも悪くないかな。自己紹介遅れました、第62代三冠ヘビー級チャンピオン並びに、2019年MVP確定男、宮原健斗です。デストロイヤーさんの時代、そして、武藤敬司さん、獣神サンダー・ライガーさんの時代、リスペクトしてます。ただ、これからのプロレス界は俺らの世代が更に盛り上げていくからな。本当に、本日は、ありがとうございました。以上です(マイクを終えて帰ろうとするが、健斗コールでマイクを持ち直し)最後に!大田区の皆さんに聞きたーい!プロレス、最高ですか―!?(さいこー)今日すごい聞こえるー!プロレス最高ですか―!?(さいこー!)OKラスト!プロレス最高ですかー!?(さいこー!)ザ・デストロイヤーさん、最高ッ!」と叫んで大役を終えた。

 バックステージでコメントを出していた武藤とライガーは、リングでの宮原のマイクが聞こえてくると笑顔で耳を傾け、ライガーが「今あんな感じで叫んでるけど、試合前は武藤選手と組むからってえらい緊張してたんだよ(笑)」とおどけながら暴露すると、武藤も「俺らが知らないタイプのレスラーだよね」と朗らかな笑みで語った。

 2人が引き上げたあとに宮原がリングから戻ってくると、「デストロイヤーさん、僕はお会いしたことも試合を直接見たこともありませんけども、長いプロレスの歴史をリスペクトしているし、先輩方もリスペクトしている。ただ、それをずっと言っていても仕方ない。リスペクトはしていてもリングに立ったら別ですよ。今日組んだ武藤さん、ライガーさんみたいな入場だけでお金が取れるレスラーはそんなにいるもんじゃないけど、それが僕の目指すところですね。まあ、俺の時代来てますよ」とレジェンドたちへの尊敬の念を表しながらも現在のプロレス界の最前線を走るエースとしての意地も垣間見せる。
 そして、SANADAとの邂逅について聞かれると「デビュー戦以来くらいの、11、2年ぶりに当たったんで。まあ多少触れたのみですけど、デビューしてからこういう形で会うっていうのは想像してなかったし、何が起こるかわからないのがこの世界なので、絶対は無いですね」と不敵に笑った。

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