パンクラス2.1有明大会 タクミvs.ナム・ファンのフェザー級K.O.P.T.、ウィル“The Kill”チョープ参戦

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PANCRASE 264
日時:2015年2月1日(日)
開場:13:30 開始:15:30
会場:東京・ディファ有明
観衆:1969人(満員)

【本戦二部】
▼第1試合 フェザー級 3分3R
●カツオ(K太郎道場)
1R 0分53秒 KO(スタンドのパンチ)
○仙三(FREEDOM@OZ)

▼第2試合 フェザー級 3分3R
○ユータ&ロック(秋本道場Jungle Junction)
3R終了 判定2-1
●中原由貴(マッハ道場)

▼第3試合 スーパーフライ級 3分3R
○清水俊一(総合格闘技宇留野道場/ハイブリッドファイター)
3R終了 判定3-0
●小宮稔大(パラエストラ八王子)

▼第4試合 ミドル級 3分3R
○一慶(フリー)
3R終了 判定3-0
●KEI山宮(GRABAKA)

▼第5試合 ライト級 3分3R
○長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
3R終了 判定3-0
●網 潤太郎(和術慧舟會AKZA)

▼第6試合 バンタム級 3分3R
●なおKING(CORE)
2R 1分57秒 TKO(負傷によりレフェリーストップ)
○藤井伸樹(ALLIANCE)
※肘による顔面の傷が鼻膜に達していたため

▼第7試合 バンタム級 3分3R
●齊藤 曜(和術慧舟會トイカツ道場)
1R 0分11秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○コンボイ升水(マルワジム横浜)

▼第8試合 フライ級 3分3R
●下川雄生(ドラゴンテイルジム)
1R終了時 TKO(足の負傷によりドクターストップ)
○神部建斗(ALLIANCE)

▼大石幸史 引退セレモニー

▼第9試合 ライトフライ級 王者決定トーナメント Aブロック 5分3R
○宇都木正和(パラエストラ古河)
3R終了 判定3-0
●松永義弘(禅道会 新宿道場)
※宇都木がライトフライ級初代王者決定戦決勝に進出。

▼第10試合 ライトフライ級 王者決定トーナメントBブロック 5分3R
○阿部博之(ドラゴンテイルジム)
3R終了、判定2-1
●江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)
※阿部がトーナメント決勝に進出。4月大会で宇都木と王座を争う。

▼第11試合 バンタム級 3分3R
○才賀紀左衛門(Me,We)
1R 2分40秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●亮AKB(リバーサルジム川口REDIPS)

▼第12試合 フェザー級 5分3R
○ガイ・デルモ(GUTSMAN)
3R終了 判定2-1
●田村彰敏(総合格闘技津田沼道場)

▼第13試合(セミファイナル)フェザー級 5分3R
●稲葉 聡(秋本道場Jungle Junction)
3R 4分06秒 チョークスリーパー
○ウィル“The Kill”チョープ(Juggernaut fight club)

▼第14試合(メインイベント)フェザー級キング・オブ・パンクラシスト タイトルマッチ 5分3R
[王 者]●タクミ(パラエストラ大阪)
3R終了 判定2-1
[挑戦者]○ナム・ファン(パラエストラ八王子/1位)
※第3代王者タクミが防衛に失敗。ナム・ファンが第4代フェザー級KOPとなる。

【本戦一部】
▼第15試合 バンタム級 3分3R
○合島大樹(GUTSMAN)
3R終了 判定3-0
●井関 遼(GRABAKA)

▼第16試合 フェザー級 3分3R
○近藤孝太(ハイブリッドレスリング山田道場)
3R終了 判定2-1
●河村泰博(和術慧舟會AKZA)

▼第17試合 ライト級 3分3R
○林 源平(HEAT)
2R 2分09秒 KO(スタンドのパンチ)
●小林 裕(U-FILE CAMP)

▼第18試合 ウェルター級 3分3R
○マンモス谷部(NATURAL 9)
3R終了 判定3-0
●川和 真(禅道会 新宿道場)

▼谷内勇一レフェリー 引退セレモニー

ナム・ファンがタクミを破り、第4代フェザー級王者に!初参戦のチョープは一本勝ち!
大石幸史の引退セレモニーに駆け付けた佐藤光留のパンクラス参戦が決定!

大石幸史 引退セレモニー

大石幸史引退セレモニー第8試合の後、先ごろ引退を発表したパンクラスism所属の大石幸史がセレモニーに臨んだ。大石は2000年4月、UFC-Jのラバーン・クラーク戦でプロデビュー。2001年3月、パンクラスに練習生として入門し、同年10月、ミック・グリーン戦でパンクラスデビューを果たした。その後、DEEP、UFC、Bodog Fightなどさまざまな舞台で活躍した。
2008年1月、伊藤崇文のあとを継ぎ道場長に就任。第4代ライト級キング・オブ・パンクラシスト、ONE-FC第2代フェザー級王者となるなど輝かしい成績を残したが、昨年10月、ONE-FCでジャダンバ・ナラントンガラグに敗れ王座陥落となった。引退会見では「最強のプロレスラーになるつもりだったが、自分で自分の理想の選手でいられなくなった。いつ何どきでも、誰の挑戦でも受けるというわけにいかなくなった」と理由を話していた。
パンクラス酒井正和代表から記念のベルト、川村亮、P’s LABの生徒たちから花束を受け取った大石はホッとした表情に見えた。パンクラスのベルトを巻いたときから「いつ気力が切れるかわからない」と話していた大石。ism所属選手の引退が相次ぎ、道場長の責任として、自分の限界ギリギリのところで選手生活を続けてきたのだ。マイクに向かった大石は「いま、MMAはすごいスピードで進化している。その進化について行けなくなりました。長い間、応援ありがとうございました」と、簡潔にして率直なあいさつをした。青春を懸けたパンクラスismを守り続けた大石幸史。仲間たちから胴上げされ、笑顔でケージをあとにした。

<セレモニー後コメント>
大石幸史
「引退を意識したのは、すごく前。いま、その時が来たんだなという感じ。パンクラスは、僕が入った頃とずいぶん変わったけど、こうして引退式のときにみんなが集まってくれるのは嬉しい。パンクラスでは、プロとは何なのか、パンクラスとは何なのか、いろいろなことを教わった。
これまでで印象に残る試合…節目、節目で思い出す試合はあるが、これ1つと言われると思いつかない。
14年間、レスリング時代を入れるともっと長く格闘技界でお世話になった。今はいったんパンクラスも格闘技も離れるけど、いつか格闘技界に恩返しをしたい。何年かかるかわからないけど、いつか格闘技に携わっていけたらいいと思っている」

佐藤光留 挨拶

約3年ぶりとなるパンクラス参戦が決定した佐藤光留大石幸史の引退セレモニーのあと、日程は未定だが、2015年のパンクラスに参戦が決まった佐藤光留が登場。望月成晃とのコンビで保持している東京インターコンチネンタルタッグのベルトを肩にかけ、ケージに入った光留は「パンクラスmissionの佐藤光留です。今、ジャイアント馬場さんの全日本プロレスを主戦場にさせていただいています。自分は自分のやり方でやっていくことを学んでいます。去年はDEEPに参戦する機会をいただき、幸い勝つことができました。今年は3年ぶりにパンクラスで試合をしようと思います。楽しみにしていてください!」と挨拶した。

第9試合

2015-2-1パンクラス有明_第9試合新設されたライトフライ級の初代王者を決めるトーナメントには、実力者4選手がエントリーした。Aブロックではパンクラス参戦4年目、2012年にはフライ級タイトルにも挑戦経験のある宇都木と、パンクラス参戦6年目、2連勝中の松永が激突する。

1R、両者とも見事にビルドアップされたハイブリッド・ボディ。パンチを振り前に出る松永。宇都木はローキック、左ハイキック。両者,激しく打ち合う。松永が金網へ押すが、すぐに離れてスタンドの攻防となる。お互い倒す気のパンチで、当たればどちらかが倒れそうな緊張感に溢れる。松永が巧くボディブローを当てれば、宇都木もパンチを返し、両者お互いに一歩も譲らない。松永が大きくパンチを振ると、宇都木が右目尻をカット。血が出ている。ゴング。

2R、開始直後から激しく打ち合う両者。今度は松永が左まぶたをカットしたようだ。ローキックを出す宇都木に対し、松永はその小さな身体から大きなパンチを振り、さらにボディブローを連打! さらに右パンチをヒットさせる。しかし宇都木は冷静。お互いよく見ている。松永がパンチで前へ出ると、宇都木もジャブを当てる。このラウンドも、お互い組まないまま打ち合って終了。

最終ラウンドも、最初から打ち合う。ここで、宇都木が鼻から出血、ドクターチェック。しばらくして再開すると、さらに激しく打ち合う。松永はスピードを武器に上下を打ち分ける。ここで宇都木のパンチがヒットし始めるが、松永は打たれ負けせず、鼻から出血しながらパンチを返す。宇都木もカットした目尻から再び出血し、両者とも血まみれになりながら、最後まで壮絶な打撃戦を繰り広げた。
判定は3-0で宇都木が勝利。しかし、会場は両者の健闘を讃え、大きな拍手を送った。

第10試合

2015-2-1パンクラス有明_第10試合ライトフライ級トーナメントBブロックは、昨年12月、大阪大会で北方大地を破り、エントリーを決めた阿部と、4連勝中で波に乗る“豪腕”江泉の対戦。

1R、低く構える江泉。阿部はパンチからタックルに入ろうとするが、江泉は付き合わない。再び阿部がパンチから片足タックル、テイクダウン! 江泉はガッチリと足を絡め、阿部をパスさせない。阿部は金網に押し付け、大きくパンチ、ヒジを落とす。下からパンチを返す江泉を、阿部は持ち上げて叩き付ける。ジャッジは三者とも阿部を支持。

2Rも、阿部は片足タックル。1度目は切った江泉だが、2度目でテイクダウンを奪われてしまう。阿部が金網に押し付けると、江泉は立ってスタンドに戻す。少し打ち合うと、阿部がアッパーから走って長距離タックル、金網へ押し込むが、江泉はすぐに立つ。阿部は粘り強くタックルを仕掛けるが、江泉はスタンド勝負を望み付き合わない。しかし、終了まぎわ阿部がテイクダウン!パンチを落として立ち、猪木アリ状態に。江泉が蹴り上げて終了。ジャッジは二者が江泉を支持、1人が阿部を支持。

3R、江泉が逆転するか、阿部が逃げ切るのか。江泉はリズム良く身体を振って右前蹴り、パンチを打っていく。阿部はこのラウンドもタックル攻撃。2度目でテイクダウンを奪う。江泉は立ち、金網へ押しつけるが、すぐに離れる。阿部は再びタックル。テイクダウンはできないが、次に放ったパンチが効く。江泉は果敢にローキック。タックルには付き合わないが、疲労が見え、パンチが当たらなくなってきている。最後に阿部が組んだところで終了。判定は2-1で阿部。両者とも持ち味を生かして闘おうとしたが、それぞれ決定的な攻撃はなかった。微妙な差ではあるが、テイクダウンを奪った阿部が決勝戦に駒を進めた。

阿部博之
「2015年、日本の格闘技界に新しく伝説を作るのはパンクラスです。ここから新しい日本の格闘技の歴史が生まれます。そして、ライトフライ級の主役は俺だ!」

第13試合

2015-2-1パンクラス有明_第13試合パンクラス初参戦のチョープは24歳にして28戦21勝という豊富な試合経験を持ち、UFC参戦経験もある若き実力者だ。しかも、2013年、PXCで、現パンクラス フェザー級王者・タクミから勝利を挙げている。父が、かつてパンクラスに参戦していたケン・シャムロックと友人だったため、幼いころから日本の格闘技を見て育ったという。憧れの舞台でどんな闘いを見せるのか。
対する稲葉聡は2013年、ネオブラッド・トーナメント準優勝し、現在9位。前戦はDEEPとの対抗戦で、ベテラン梅田恒介から判定勝ちを挙げている若手のホープだ。フェザー級にして194cmという規格外の体格を持つチョープ相手に、どのように闘うのか。

1R、遠い距離からローキックを放つチョープ。網へ押すが、稲葉はすぐに離れる。それにしても身長差が激しい。チョープは振り下ろすようなパンチを浴びせてくる。すごいプレッシャーだ。稲葉は大きなパンチを振るしかない。距離を保ちながら足技で攻めるチョープ。稲葉、ハイキックが効きフラッシュダウン。しかし、必死で離れる。稲葉が素早く中に入り、ボディブローがヒット! 体を振って回る稲葉。チョープがハイキックを放ったところでゴング。

2R、回る稲葉にチョープがローキック。これも効いたか。稲葉はパンチを振っていくが、チョープは長い足を生かして距離を保ち、ローキックを放つ。ミドルキックも遠くから飛んでくる。組み付いたチョープだが、稲葉はすぐに入れ替えて網へ押す。しかし、突き放すチョープ。次第に下がり始める稲葉だが、残り20秒で組み付き、網へ押しこんで膝を入れたところでゴング。突破口を見いだせない稲葉。

最終ラウンド。果敢にパンチを振るっていく稲葉だが、チョープとの距離が遠くやりにくそう。中に入ってボディブロー。諦めない稲葉はパンチで前に出て組み付く。網へ押し込むも、チョープはすぐに入れ替えてヒジを見舞う。稲葉は再びパンチから組むが、チョープはすぐに離れハイキック。ここで、チョープのローキックがローブローとなり中断するが、すぐに再開となる。
稲葉は必死で手数を増やすも、ボディ以外にクリーンヒットが得られない。ローキックで攻めるチョープはダメージがなさそう。このまま終了かと思われたが、なんとチョープが突然テイクダウン。するりとバックに回りチョークを仕掛けると、稲葉はタップアウト。チョープがパンクラス初参戦を1本勝ちで飾った。

ウィル“TheKill”チョープウィル“The Kill”チョープ
「サンキュー、トーキョー、サンキュー、パンクラス! チームメイトや、会場に来ている妻、そして応援してくれる人に感謝します。私は日本が大好きです。また試合をするために帰って来たいです。今日のメイン(※フェザー級タイトルマッチ)で勝った選手とぜひ闘いたいです」

第14試合

2015-2-1パンクラス有明_第14試合セミで勝利を挙げたチョープはじめ、ISAOやマルロン・サンドロ、ガイ・デルモ、アンディ・メインら実力者が揃ったパンクラスのフェザー級は、にわかに群雄割拠の様相を呈している。その頂点に立つタクミが、2年ぶりにパンクラスに戻り、UFC経験者でもあるナム・ファンの挑戦を受ける。41歳のタクミと31歳のナムは、練習も一緒にしたことのある親しい友人同士であり、また双方ともパラエストラ所属という同門対決でもある。銀色に輝くベルトは、どちらの腰に巻かれるのか。

1R、回りながら前蹴りやパンチを出し、手数を稼いでいく。ナムはボディブローを中心に様子をうかがう。チャンスを狙うナムの右パンチがヒット、タクミがぐらつく。ナムは金網へ押すが、タクミは突き放す。再びナムが金網へ押すと、タクミは入れ替え。さらにナムが入れ替えてヒザ連打。タクミはボディ、ヒザ、ローを返してゴング。ジャッジは2者ナム、1者タクミ。

2R、パンチから組み付いたタクミ。バックに回り、投げてテイクダウン! パンチを落とす。スタンドに戻ると、ナムはパンチを打つ。タクミはタックルを仕掛けるが、ナム付き合わず。全体にはタクミがコントロールして終了。2者がタクミを支持、1者がナム。

五分五分で迎えた3R。大きくパンチを振るナム。タクミもボディを当てるが、ナムはアッパーなど大きく振る。ナムのパンチがヒット、タクミがぐらつく。パンチで追い込み始めたナム。タクミはタックルから金網へ押し込むが、ナムはすぐに入れ替えてヒザ連打。タクミはこれを振り切りパンチをヒットさせる。続いて組み付き、金網へ押し込む。ナムは入れ替え、押し込んだところでゴング。

判定は2-1でナムが勝利! 新チャンピオンに輝いた。タクミは笑顔でナムと抱き合い、友人を祝福。ケージを去る間際、一瞬目に涙を浮かべて退場した。

第4代フェザー級王者となったナム・ファンナム・ファン
「タクミさんはすごく強いので、私はとても気をつける必要があった。タクミさんの寝技は一番。私も柔術の黒帯だけど、タクミさんも強い。頑張りました。いま、すごく嬉しいです。嬉し過ぎて死にたいです、自殺です(笑)」

谷内レフェリー 引退セレモニー

谷内レフェリー引退セレモニー全試合終了後、パンクラスで10年間レフェリーを務めた谷内勇一レフェリーが勇退を発表した。パンクラス審判団・梅木良則レフェリーから花束を受け取った谷内レフェリーは「20年以上前、パンクラスができて、かっこよくて憧れて、そこで止まっておけばいいのに近づきたくて、レフェリーをやって10年たちました。年をとって、憧れの選手に迷惑をかけてはいやなので引退します」と声を詰まらせながらあいさつ。レフェリー仲間やスタッフに胴上げされ、慰労の拍手に送られ、笑顔でケージを下りた。

【写真・文/佐佐木 澪】

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