【試合詳細】9・19 リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会 【レジェンド選手権】スーパー・タイガーvs藤田和之 船木誠勝&関根“シュレック”秀樹vsタカ・クノウ&ロッキー川村 アレクサンダー大塚vs竹田誠志 【UWAアジアパシフィック】岩崎孝樹vs将軍岡本

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『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』
日程:2019年9月19日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1642人(満員)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○日高郁人(ZERO1)/間下隼人
10分2秒 ショーン・キャプチャー
●ブラック・タイガー/ドリュー・パーカー(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ゴールデン・ロッカーズ]雷神矢口(浅草プロレス)/●山本SAN(COMBO)
13分38秒 赤川鉄橋→エビ固め
○崔領二(ランズエンド)/倉島信行(ドラディション)

▼UWAアジアパシフィック選手権試合 30分1本勝負
【王者】●岩崎孝樹(ガン☆プロ)
11分17秒 DDT→体固め
【挑戦者】○将軍岡本(フリー)
※王者・岩崎孝樹が初防衛に失敗。将軍岡本が第3代王者となる

▼特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●アレクサンダー大塚(AO/DC)
7分1秒 レフリーへの暴行により両者反則負け
●竹田誠志(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○船木誠勝(フリー)/関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
13分35秒 ハイブリッドブラスター→体固め
タカ・クノウ(フリー)/●ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】●スーパー・タイガー
13分32秒 スリーパーホールド
【挑戦者】○藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)
※王者・スーパー・タイガーが3度目の防衛に失敗。藤田和之が第14代王者となる

藤田和之がスーパー・タイガーを破り7年ぶりのシングル王座を戴冠!船木が「久々に異種格闘技戦を思い出した」とロッキーを絶賛!アレクと竹田の決戦は不透明決着!将軍岡本が岩崎から王座奪取!

オープニング


 まずは平井代表、榛葉賀津也コミッショナーより挨拶。

平井代表「皆様、本日は初代タイガーマスク佐山サトル、ストロングスタイルプロレスVol.3に起こしいただいて誠にありがとうございます!2005年、佐山サトルのストロングスタイル、アントニオ猪木会長のあの時代のストロングスタイルをまた皆さんにお見せして継承したいという思いを元にリアルジャパンプロレス旗揚げしまして15年目になりました!初代タイガーマスクは、1981年、新日本プロレス当時専務取締役営業本部長でありました新間寿によって生み出されました。タイガーマスクは猪木会長と新間会長がカードの裏に名前を書いてせーので表にして佐山サトルと書いてあり、そうしてタイガーマスクの歴史は始まりました。この年月の間、新間寿、佐山サトル、そして応援する関係者の皆様、そしてここにいらっしゃる皆様、その皆様とともに、ストロングスタイル、やってまいりました本当にありがとうございました!そしてみなさん、この夏はリアルジャパンにとっても昭和のプロレスファンにとっても本当に嬉しい夏になりました!なんといっても、4月6日にWWE、レッスルマニアアメリカの、マディソン・スクエア・ガーデンにおいて長年のプロレス界での功績が認められ、アントニオ猪木を支えた新間寿会長が殿堂入りを果たしました!新間寿会長、その喜びとともに8月6日殿堂入りパーティも帝国ホテルで行われ、この喜びとともにリングに立っております。新間寿と佐山サトルの思いを込めたリングで、今日22人の選手が戦います。今日のカード、本当にどのカードも一押しです。見てください。その戦いを皆様とともに、私も拝見させていただきます!よろしくおねがいします!」

榛葉賀津也コミッショナー「リアルジャパンコミッショナーの榛葉賀津也でございます。今日は様々な縁でこうしてVol,3にご参列賜りまして熱く御礼を申し上げます。平井がテンパりすぎてすいませんでした。夕方5時に電話ありまして、コミッショナー大変です。今日の会場超満員です。と気合が入って電話がありましたが、いずれにせよ、平井代表が言いましたように、新日本の生みの親であり育ての親、我らの魂であります新間寿会長がWWE殿堂入りを果たし、帝国ホテルで喜びを分かちあう会ができました。佐山サトルと新間寿会長、僕のプロレスを愛する仲間とともにこの道をまっすぐ進んで行きたいと思います。今日も熱い戦いが繰り広げられます。夜も熱いご声援よろしくお願いします」

平井代表「続きまして、やはり今日の熱い戦いを皆様にお見せする前に、どうしても新間会長をお呼びしたいと思っております。いかがでしょうか?新間会長リングに上っていただきたいと思います」


(新間寿がお孫さんとともにリングへ。一緒に筋トレを始める)
新間寿「84歳、私の元気の素は、家族であり、そして仲間であり、そしてプロレスファンが喜んでくれることを見て喜ぶ、そういう気持ちを持ち続けてきた、昭和にあたっては、平成で認められ、令和で表彰される。努力をすれば報われる。皆さん、プロレスとはそういうものです。プロレスこそ、青春であり、84歳のじいさんが、こうやってローラーを孫と一緒にできる喜びを与えてくれる。プロレスです。ほんとうにありがとうございました」

第1試合


 先発は間下とブラック。間下がローキックを打ち込んで倒すと、ブラックは下がっていきドリューにタッチ。間下も日高にタッチ。

 リストの取り合いからドリューが足を刈って倒しアンクルホールドも、日高が引き込んでヘッドロック。そのままグラウンドになるも、ドリューがヘッドシザース。日高が回転して抜けるもドリューがヘッドロックで捕らえる。そのままロープに飛ぶも、日高がリープフロッグからロープに飛ぶが、ドリューが足をコケさせて倒すとセントーンからヘッドロックで捉え、ブラックの足に顔を叩き込むとそのままタッチ。

 ブラックは貼り手からロープに振ってドロップキック。コーナーに叩きつけてドリューにタッチ。

 ドリューとブラックが二人で顔面を潰し、ドリューがロープに振ってバックエルボーで倒すとフォールも1。
 エルボーの打ち合いから日高がチョップ連打。ドリューがガットショットも、日高がコスチュームを掴むがドリューはトラースキックからロープに飛び乗ってのブーメラン式スイングDDT。フォールも2。
 ドリューはブレーンバスターを狙うが、耐えた日高を蹴りつけロープに飛ぶも、日高は膝蹴りからロープに飛ぶが、ドリューはドロップキック。日高はアイルビーバックからニールキックを叩き込んで間下にタッチ。

 間下はミドルキックでドリューとブラックを倒すが、ドリューが背後から殴りかかりダブル攻撃を狙う。だが間下はブラックにパントキックからドリューにミドルキック。ブラックがナックルからヘッドバッドを叩き込みロープに飛ぶが、間下は正拳突きで迎撃すると、ドリューに左右の掌底。だがドリューがオーバーヘッドキックを叩き込み日高にもエルボー連打。日高はガットショットからロープに振るが、ドリューは厳鬼で迎撃し、場外に逃れた間下と日高へノータッチトペコンヒーロ。
 リングに戻り、ドリューは間下へファイヤーバードも、間下は避けるがドリューは着地。ドリューは投げようとするが間下が逆にブレーンバスターで叩きつけて日高にタッチ。ドリューもブラックにタッチ。

 日高は低空ドロップキックからシュリケンを叩き込み、ロープに飛ぶがドリューがエプロンから蹴りつけると、ブラックとドリューロープに振ってダブル攻撃。だが日高が避けて同士討ちさせると、ドリューを踏み台にしてブラックにスイングDDT。フォールも2。
 日高は投げようとするが、ブラックが担ぐも日高は着地。バックの取り合いからブラックがバックキックの急所攻撃を叩き込み、ラリアットからコーナーに振って串刺しラリアット。ドリューも串刺しドロップキックを叩き込み、ブラックがボディスラムからダイビングエルボードロップ。フォールも間下がカット。
 ブラックはBTドライバーからフォールも2。
 ブラックはアルゼンチンも、日高が着地し突き飛ばし間下がハイキック。さらに裏投げで叩きつけると、日高がリバースDDT。フォールも2。
 日高はミサイルキックからショーンキャプチャーでギブアップを奪った。

第2試合


 ロッカーズが急襲し、矢口が有刺鉄線バットで倉島を殴る。そのまま場外乱闘へ。
 リングに戻り、矢口が倉島をロープに振ってバックエルボー。さらに有刺鉄線バットで顔面をこすり、これは崔がカット。
 矢口は山本の足に顔面を叩き込みタッチ。

 山本はロープに振ってバックエルボーで倒すとエルボードロップ。フォールも2。
 山本はストンピングから首投げで倒し顔面を踏みつけると矢口にタッチ。

 ロッカーズはダブルのショルダータックルで倒し、矢口がスリーパー。
 矢口が離すと、倉島はエルボー連打も矢口はモンゴリアンチョップで迎撃し山本にタッチ。

 山本はボディスラムからサッカーボールキック。フォールも崔がカット。
 山本は鼻フックからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。山本は矢口にタッチ。

 矢口は有刺鉄線バットでボディを殴っていくが崔がカット。崔が有刺鉄線バットをフルスイングも、矢口が避けて倉島に誤爆。矢口が崔と倉島を場外に投げ捨て場外乱闘へ。
 リングに戻り、矢口は有刺鉄線バットから山本とともにダブルブレーンバスター。さらに山本がPKからフォールも2。
 山本がコーナーに叩きつけてブレーンバスターからフォールも、切り替えされるとアームロック。フォールも2。

 山本はガットショットからブレーンバスター。フォールも2。
 山本は矢口にタッチ。

 矢口はアサクサスープレックスからラリアットも、倉島は避けて河津落としから崔にタッチ。

 崔はビッグブーツからカットに来た山本の顔面に客から奪ったとんがりコーンを炸裂させる。
 矢口が崔をコーナーに振って串刺し攻撃も、避けた崔がバックを取り投げようとするが、矢口が暴れるも崔がブレーンバスター。フォールも2。崔は倉島にタッチ。

 倉島はぶちかましでコーナーへふっ飛ばし、山本が背中にタッチ。

 倉島は山本を背負い投げ連発から腕ひしぎ。これは矢口がカット。倉島は崔にタッチ。

 チョップ合戦から崔がとんがりコーンを噴射し、ミドルキックからチョップ連打。ロープに飛ぶが、山本はニールキックで迎撃し、矢口とともにロープに振ると山本が追走ニー。矢口がラリアットでなぎ倒し、コーナーに振って山本が串刺しラリアット。さらに矢口がショルダータックルで倒し、山本が浴びせ蹴り。フォールも倉島がカット。
 矢口は倉島とレフェリーを同士討ちさせ、有刺鉄線バットを持ち出すと山本が羽交い締めにした崔にフルスイング。だが崔が避けて山本に誤爆。倉島が矢口を抑えて、崔が山本に赤川鉄橋を叩き込み3カウント。

第3試合


 バックの取り合いからリストの取り合い。岩崎がヘッドロックからロープに飛ぶが、岡本はショルダータックルで迎撃し場外乱闘へ。そのまま5分が経過。

 リングにやっと戻ると、岡本はボディスラムからフォールも2。
 岡本はサミングもレフェリーに注意され、これを離すと岩崎が下から蹴り上げエルボー連打。だが岡本がエルボーから投げようとするも、岩崎が逆にブレーンバスター。
 岩崎はビッグブーツからミドルキック連打。さらにPKからフォールも2。

 岩崎はバックドロップを狙うが、耐えた岡本がぶちかましからツッパリ連打。逆コーナーに振って串刺しボディスプラッシュから、コーナーに座らせデッドリードライブ。フォールも2。

 岡本はボディプレスも、岩崎は避けてミドルキック連打。岡本もチョップで返していくが、岩崎がコンビネーションキック。だが岡本がショルダータックルで倒す。岩崎は起き上がるとヘッドバッドから後ろ回し蹴りを叩き込む。両者ダウン。

 カウント8で岩崎が立ち上がり、ビッグブーツからバックドロップ。フォールも2。
 岩崎はブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 岩崎はフロントネックで捉えるが、岡本はチンクラッシャーで迎撃するとスライディングぶちかまし。さらにカイケツ(十三不塔)で叩きつけてフォールも2。
 岡本はDDTからフォールし3カウント。

<試合後コメント>

将軍岡本
「アレだよ。言うことねえけどな、1つだけだな。闘道館に売っぱらおうかな」

新間寿&佐山サトル挨拶


 新間寿会長、佐山サトル総監、杉田水脈コミッショナーがリングへ。
寿会長「みなさんこんにちは。新日本プロレス時代は私が挨拶をし、後ろにアントニオ猪木、坂口征二、藤波、タイガーマスク、そして藤原喜明。でもみんな、大きくて、そして営業部員が周りを取り囲み、ファンの皆様に直接あわせるように私が立ちました。営業が、顔見せなくてどうするか。私は、タイガーといじめ撲滅と、日本の素晴らしさと、日本の国民の誇り高き民族性を話してまいってきております。それはプロレスという素晴らしい競技を通し、私たちが培ってきた、その力の入れ方は世界155カ国に私の伝動入りが報告されました。こんな名誉なことはありません。そこには多くの人々、多くの人々は6m40このリングの中のことは私は全く知りません。見る楽しさを知ったかぶりで暴露記事を書き、本を書いて、何が楽しいのか。私はそういう人たちを軽蔑致します。しようと思ってしなかった後悔、してしまった後悔、ちょっと長くなりましたが、しようとしてできなかった後悔の一つを私は申し上げます。高田という選手がおりました。今でも活躍しております。彼が泣き虫という本を書いた。プロレス暴露本を三省堂で発売するという、前日までよーし三省堂行って本を買って高田の顔面にぶつけてやろう、そういう気持ちでおりましたが、翌日になってそれを実行しなかった。このしようとしてしなかった後悔というのは一生続きます。みなさん、しようと思ってできない、それをしようと思ってできるそういうものを培ってくれたのがプロレスであり、私のそばにいるタイガーマスクであります。私がしようと思ったことをこれから、残りの人生は何があるかわかりませんが、二人力を合わせて残り30年あったら15年譲れと。タイガーの残り寿命を半分もらうことになっております。もうちょっと長い気持ちで昭和の新日本プロレスの時代を再現していきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

佐山総監「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。若い頃より格闘技に染まり、常に私の心には誰のために何を求めて戦いを続けるのかということばかりでした。今もそれを継続して研究を続けております。一ヶ月前に藤原敏男先生に、誰のために何を求めてやるのかずっと闘ってきました。先月は伊勢神宮にお見送り、日本とはなにか、人類とは何を求めているのかと戦いを結びつけていこうと思います。そして毎日思いながら瞑想してます。道場で瞑想していると、夜の2時頃カタンと音がして泥棒が入ってきました。何か神棚の方で音がするななにかなと思って電気をつけると藤原敏男先生でした。よく見てみると酒をイッキに飲んで、誰のために戦いを続けるか、それは自分のために酒を飲んで叩かいをするんだと言ってそのまま道場をめちゃくちゃにされました。今日道場をめちゃめちゃにされた写真を公開します。藤原敏男は酷いやつです皆様気をつけてください。本日はありがとうございました」

杉田水脈議員「このタイガーの名演説の後に何を喋ればいいのか戸惑っておりますが、まずは新間会長本当におめでとうございます。二人が杉田さんを応援してるよと、考え方が全く一緒だと頑張ってくださいと言われて私の中に勇気が湧いてきました。誰のために何のために戦うのか、私が闘っているのはリングではないですが、政治の上で闘っていきます。日本のためです。今日は本当にありがとうございます」

 挨拶後、花束贈呈やサインボール投げが行われた。

第4試合


 手4つからグラウンドの攻防へ。ロックアップから大塚がスリーパーで捉えリストをとるが、エルボーの打ち合いへ。
 大塚が左右のビンタも竹田がスネを蹴ってロープに飛ぶと低空ドロップキック。竹田はミドルキック連打からコーナーに振って串刺しニー。さらに正面ロープにもたれさせると後頭部にランニングニー。フォールも1。

 竹田は引き込み腕ひしぎも大塚はロープへ足を伸ばしブレイク。
 竹田は左右のビンタからハイキック。さらにロープに飛んでロッキンポも、大塚はキャッチしデスバレーボム。さらに投げ捨てジャーマンも、すぐに立ち上がった竹田にビンタからジャーマンスープレックス。さらにスリーパーでとらえるが、竹田は強引にバックドロップ。両者ダウン。
 
 ビンタの応酬からお互いナックル。竹田が左右のビンタも大塚はヘッドバッドで倒しジャイアントスイング。
 竹田はイスをリングに投げ入れるが、大塚はそれを手にするとボディを殴り振りかぶる。レフェリーがこれを止めに入るが、竹田はレフェリーごとイスを蹴りつけ排除すると、お互いビンタの応酬からナックルの打ち合い。竹田がヘッドバッドも、レフェリーが止めに入るがまき込まれてレフェリーがダウン。ビンタの打ち合いを再度レフェリーが止めに入るが、やはり巻き込まれてダウン。乱闘が続く中、レフェリーはゴングを要求しノーコンテストとなった。

竹田「アレク、まだまだできんだよこのやろう!のこのこ下がるアレクサンダー大塚じゃねーだろ。俺が知ってるPRIDEでガンガンやってたアレクサンダー大塚こんなもんじゃない。リアルジャパン、またアイツと組めコノヤロウ!」

第5試合


 先発はシュレックとタカ。タカが片足タックルからグラウンドの攻防も、シュレックは回転して逃れるがタカはDDT。しかしシュレックは腕をとっていくとボディシザースから腕ひしぎを狙う。タカは足をとって逃れようとするが、シュレックはスリーパー。これはタカがロープに足を伸ばしブレイク。
 シュレックのタックルを切ったタカの足にシュレックが組み付くも、タカは足を抜いてアームロック。これをシュレックが切り替えして腕ひしぎを狙うが、クラッチをきらないタカを転がし足を極めようとするも、タカも切り返し掌底を落とすとアキレス腱固め。シュレックはロープを掴みブレイク。
 タカは河津落とし連発も、シュレックがブレーンバスター。両者タッチ。

 ロッキーが左右のジャブで前に出ていくが、船木はいなしてタックルで倒すと肩固め。さらにアキレス腱固めに移行するがロッキーはロープへ這ってブレイク。ロッキーはタカにタッチ。

 船木は引き込もうとするが、耐えたタカをシーソーホイップしてガードポジションへ。船木はそのまま襟をクロスさせフォールしていくが、返したタカが腕ひしぎも船木はロープに足を伸ばしブレイク。
 船木はスリーパーから腕ひしぎを狙うが、タカがロープに足を伸ばしブレイク。両者タッチ。

 ロッキーが左右のボディブロー連打も、受けきったシュレックが前に出ていく。だがロッキーが顔面にフックを叩き込みふらつかせると、シュレックはバックドロップで投げ捨て船木にタッチ。

 船木のハイキックを避けたロッキーがパンチのラッシュから足をすくって倒しバルボアブロー。これを船木がキャッチし腕ひしぎ。ロッキーはロープに足を伸ばしブレイク。

 船木はミドルキック連打。だがロッキーがキャッチし右フックを叩き込むと船木はダウン。立ち上がった船木のチョップとロッキーのフックの打ち合い。船木がミドルキック連打も、キャッチしたロッキーへ船木はチョップから浴びせ蹴り。フォールもタカがカット。
 シュレックがタカにタックルからジャーマンスープレックス。船木がロッキーにミドルキックから掌底、さらに首相撲から膝蹴りを叩き込み、首投げからPKでフォールも2。
 船木はハイブリッドブラスターで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

船木誠勝&関根“シュレック”秀樹
――船木選手、関根選手と初のタッグでしたがいかがでしたか
船木「打たれ強いんで、安心してみていられますよね。すごくいいと思います。向こうの力をさんざん出させておいて自分につなげてくれるのですごく面白いと思います。いいと思います。ありがとうございました」

――これからもタッグを組んでいこうというお気持ちは
船木「あぁ、あぁ、いいねえ。新しい刺激ですね、リアルジャパンの。面白いですよ」
関根「初めての参戦で、憧れの船木選手とタッグを組めて。今日まで全然夢見心地で実感がなかったんですけど、リングで一発、ロッキー選手に食らって目が覚めました」
船木「痛かったね。でもそれで向こうも消耗してるんでちょうど良かったです」
関根「すごい夢のようなタッグチームで、相手も自分もそうだし、ファンの皆様もすごく興味深く見てもらえたと思います」
船木「今日すごくお客さん喜んでましたよ!あのへんから、(ロッキーに)関根選手が殴れられても立ってるあたりからすごかったですね。アレで一気にヒートアップしました」

――ロッキー選手とも初対面?
船木「あぁ、あぁ、そうですねえ。あれは普通のレスラーと決められないですよ。正直ガチガチですからね、(拳の)中はテーピングして。あんなんで普通のプロレスでやられたら普通にノックアウトですよ。硬いですよね?」
関根「硬いです……」
船木「久しぶりに異種格闘技戦してる記憶を思い出しました。変にロープに行ったら、またこれ(パンチのジェスチャー)されるんで。彼は総合の下地も有りますから、むしろこれ(グローブ)があったほうが俺としては良かったですね。ボクサー対策って感じで、久しぶりに懐へタックルで入りましたね。久しぶりにハッと思いましたね。『この感覚だ!』って。面白かったです。タカ選手の寝技も、あの力を持ってる人が道着を着てる人じゃないと出来ないですから。ホントあの人と1回やってみれば分かりますよ。どんだけ強いかって。どんだけ強いか。いやいや、楽しかったです」
関根「ロッキー選手へのタックルを見たときに、僕の少年のときの心が蘇ってきて、『おぉっ!船木選手のタックルだ!』っつって(笑)速いっすね。やっぱ……」
船木「身についてるよ、やっぱ。なんかあるんですよね。“ボクサーと対面したらタックルで入る”って。その感覚がまだあるんだって。そういうのを気づかせてくれたのは感謝ですね」

――関根選手、今後もリアルジャパンに参戦したいというお気持ちは
関根「上がりたいっすね。上がりたいです。出てる選手が、僕らからすると……僕はプロレスファンだったんですけど、全然ただのファンだった僕がリング上で相まみえるっていうのが、これは、これはホントに夢なんじゃないかって。でも痛みで現実に戻されるっていう(笑)是非上がらせてもらいたいです!」
船木「面白いと思います!」

第6試合


 なかなかお互い距離を見合い攻めず、バックの取り合いから藤田が足を刈って倒しヘッドロック。そのままグラウンドに引き込むも、スーパーは抜けて距離を取る。

 スーパーはローキックを打ち込んでいくが、ハイキックに切り替えるも藤田は避けてバックを取る。スーパーはロープを掴みブレイクするが、藤田は袈裟斬りチョップから顔面を蹴りあげようとするが、スーパーは避けて場外に逃れる。

 リングに戻り、スーパーはローキック連打。藤田はミドルをキャッチし足へのエルボーからストンピング連打。さらにアンクルホールドから逆片エビ固め。スーパーはロープを掴みブレイク。

 藤田はニークラッシャーから足へのエルボードロップ。さらにアンクルホールドも、スーパーはロープを掴みブレイク。

 藤田はストンピングからエプロンに寝かせると、場外から足へのエルボー。さらにエプロンに顔面を叩きつけると、そのまま場外乱闘へ。

 リングへ戻り、藤田は足へのストンピングから足へのヒップドロップ。さらに金具がむき出しのコーナーに叩きつけると、ストンピングからボディへの膝蹴り。さらにニークラッシャーからコーナーに振って串刺し攻撃。だがスーパーが避けて金具がむき出しのコーナーへ自爆させると、スーパーは背中にミドルキック連発からPK。さらにミドルキック連打からロープに飛んでヘッドバッドも、避けた藤田へソバット2連発からDDT。さらにツームストンパイルドライバーからフォールも2。

 スーパーはハイキックからフォールも2。
 スーパーはタイガースープレックスを狙うが、耐えた藤田へスリーパー。藤田はコーナーに下がり逃れると、ラリアットを避けて投げ捨てジャーマン。さらに顔面を蹴り上げフォールも2。
 藤田はパワーボムからフォールも2。
 藤田は顔面を蹴り上げフォールも2。
 藤田はスリーパーで絞め落とし、レフェリーが試合を止めた。

藤田「みんなありがとう!次のトラは誰だ!出てこい!」

 船木がリングに上がり藤田と睨み合った。

<試合後コメント>

藤田和之
――リアルジャパンのベルトを手にした今のお気持ちは
「どんな気持ち……?いやもう、思ったより当たり強いね。俺も途中から何やってるかわからなくなっちゃった。虎だよ、やっぱり。虎だよ」

――試合前はスーパー・タイガー選手に対し「ベルトを持った挑戦者」と発言していましたが、試合をやってみて評価は変わりましたか
「あぁ、楽しいね。楽しみだよ。次の虎、誰?」

――試合後に船木選手が現れました
「申し分ないんじゃない?申し分ないよ。すごいね。スーパー・タイガーのハイキックすごいな。アレ。すごいね。どこのリングでも味わったこと無いよ、あんなの。すごいよ。次がますます楽しみだよ」

――リアルジャパンのベルトを獲って、今後の展望は
「うかうかしてらんないな。おう、楽しみだよ!楽しみ!今日はもうそれだけだよ。次が楽しみ。それだけ。ありがとう!」

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