【試合詳細】5・1 アイスリボン横浜ラジアントホール大会 【トライアングルリボン】バニー及川vs雪妃真矢vs藤本つかさ 世羅りさvs鈴季すず 柊くるみ&宮城もちvs藤田あかね&山下りな

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『横浜リボン2019GWⅠ~横浜プロレスまつり2019~』
日程:2019年5月1日(水)
開始:12:00
会場:神奈川県・ラジアントホール
観衆:335人(超満員札止め)

▼バニー及川デビュー戦 トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】●バニー及川
10分45秒 サソリ固め→ギブアップ
【挑戦者】○雪妃真矢
※もう1人は 【推薦者】藤本つかさ
※第29代王者初防衛に失敗、第30代王者誕生

▼ヤングジェネレーションバトル6人タッグマッチ 20分1本勝負
星いぶき/●有田ひめか(Beginning)/北村彰基(ZERO1)
10分28秒 蜘蛛の巣→ギブアップ
○ジュリア/アマゾン(SEAdLINNNG)/鎌田直樹(FREEDOMS)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○松本都/テキーラ沙弥/トトロさつき
12分7秒 みやここクラッチ
松屋うの/●朝陽/チャベラ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
星ハム子/○つくし/真琴(フリー)
11分42秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●弓李/尾崎妹加(フリー)/本間多恵(Beginning)

▼オンリー場外ハードコアシングルマッチ 20分1本勝負
○世羅りさ
11分28秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め
●鈴季すず
※場外に出た際、レフェリーが特に危険とみなした攻撃以外凶器を含む全ての攻撃が認められる特殊ルール採用、勝敗はレフェリーストップを除きリング上でのみ

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○柊くるみ/宮城もち
16分58秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
●藤田あかね/山下りな(フリー)

バニー及川が令和第1号デビューもトライアングル王座を失い雪妃真矢が三冠王達成!すずが世羅と念願のハードコア戦で激突!悩めるあかねを朝陽が鼓舞!

オープニング


令和初の女子プロレスのオープニングマッチは、バニーが令和第1号のデビューを果たした。しかも試合は令和初タイトルマッチとなるバニーが保持するトライアングルリボン王座の初防衛戦。過去にいぶきがタイトルマッチデビューを果たしているが、王者としてタイトルマッチデビューはバニーが初。まさに初物ずくしの一戦となった。しかしバニーにとっては挑戦者が雪妃、藤本というトップ選手2人であることは大きな試練でもあった。タイトルを守るためには、この2人のどちらかからバニーが勝利するしかないのだ。序盤からバニーに対して雪妃と藤本が結託して攻撃を仕掛けていく。すっかり2人に翻弄されるバニー。途中、雪妃と藤本が意地の張り合いから揉め合いへ。2人の攻防を遠巻きに伺っていたバニーはチャンスとみると2人をうまく丸め込みフォール狙いにいくが、なかなか3カウントまでは奪えない。ドロップキックやハイキック、さらにはカンガルーキックならぬ低空のうさぎの後ろ足での蹴りに似たバニーキックを繰り出すバニーだが、最後は雪妃のスライディングキックからのサソリ固めにギブアップ負けを喫した。これにより雪妃がトライアングル王座を奪い、公約通り三冠女王に。これで雪妃が令和初のベルト奪取&令和初の三冠王者となったわけだ。

<試合後コメント>
雪妃真矢
※メイン終了後にコメント
「宣言通り3本目!獲れたよ。獲れちゃいました。これってすごいですね…これで私は毎回、私はタイトルマッチをするのではないかという懸念が。実はそれが嬉しかったりします。道場マッチだろうと中規模大会だろうとビックマッチだろうと、どこでもタイトルマッチやります。今日、後輩から挑戦表明がありましたけども、じゃんじゃん来てほしいですね。どれでもよかです。来てくれたらいいと思いますね。だってチャンスだと思いますよ、挑戦する方も。忙しいじゃん、どう考えても。どんどん私は疲労がたまっていくであろうし、ダメージが溜まっていくであろうし、そんなチャンスに獲りに来ないなんていうのは愚の骨頂だね」

――ジュリアに関しては
「勢いがあるのはいいことですよ。けど、藤本つかさを倒すために始めたぶっ潰すロード、その途中でシングルに挑戦してくるなんて太いヤツだなって思いますけどね。ま、思い知らせてやりますよ。ちょっとわかってないね。何か大阪で伝えられることがあればいいと思いますけどね。立ちはだかってやろうと思います。潰されるのはあなたですよって思います。とにかくいつだろうとどこだろうと、私はタイトルマッチやりますので、ほしいものに挑戦してきたらいいんじゃないかと思うんですよ。よろず屋ですから今、私。よろす屋雪妃なわけですから。全部、私の元にありますから。ご用命はよろず屋雪妃で」

――令和最初のタイトル奪取について
「これは女子プロレスのタイトルマッチとしては令和元年1号ということですよね。令和元年第1号で、令和元年三冠チャンピオン第1号も間違いないでしょう。一番、とっぴ!でも私はどれをどれだけ防衛できるだろうかと。私は今日、卑怯な手を使ったと思っているので。デビュー戦で挑戦ですよ、可哀想だと思いません?だけど、そうでもしないと、このチャンスに三冠になることは私はできなかったと思うので、いいんです。みんな卑怯になりなさいよって思います。みんな卑怯になればいいんじゃないのって。なんかいい子だよね。いい子だし、熱がある人が数人しかいないなと思う。なんかもっと欲出せばと思いますけど。だって欲まみれですから私は今。 欲に包まれた状態ですから。みんな欲出してきてほしいなって」

バニー及川
「いろいろ想像して、2人がどうやってくるかを考えて、隙を狙えればと思って戦略を立てていたんですけども、やっぱり初めて試合をすると2人のずっとやられてきたことっていうのは、全然違うんだなって思うんだなって思いました。全然、自分じゃ足りなかったなって思いました。初防衛なんて、どえらいことを言ってましたけど、獲ったときが棚からぼた餅じゃないですけど、そういう獲り方をしてしまったのもあるので、今度はちゃんとレスラーとして(経験を)積んでベルトに挑戦して、それで獲るっていうところをまず目指さなきゃいけないなと思いました。今回、デビュー戦を迎えるにあたって、いろいろな方に声を掛けて、たくさんの方が自分のために集まってくれました。これだけ自分のために集まってもらえたのは、本当に嬉しくて続けていって、みんなが楽しかったって言えるような、そんなプロレスができるように、今日、スタートラインに立ったばかりですけど、レスラーとしてイチから頑張っていきたいと思います」

――初めて選手として上がったリングは?
「レフェリーがやっていることを自分もやるのかなみたいな、レフェリーの部分がまだ抜けてないというか、100%選手として(リングに)立ったことがなかったので、すごく不思議な感じでした。これがレスラーとしてもちゃんと、リングできちんと気持ちがひとつになるような形になれば、レフェリーと(レスラーを)ふたつ同時にやったとしても自分は両方できるようになれると思っています。なので、他の選手の、レフェリーをやっていない方、そういった方々とは違うレスラーになれるように、自分は頑張りたいと思います」

――令和初のデビュー選手ということに関しては
「こんなありがたいことがあっていいのかなと思います。そういう機会を与えていただいたので、自分はちゃんとそれに値するような形でできるようにしないといけないなと思います。根拠はないですけど、自分はやれると思っています」

第2試合


横浜プロレスまつり全大会に出場する6選手による6人タッグ戦。男子選手2人が加わり、長身のアマゾン、ひめか、そしていぶき、ジュリアという顔ぶれの一戦は新鮮な顔合わせが何通りも見られ、さらに初めての顔合わせにも関わらず、息の合った連係も見られるなど、序盤から激しい攻防戦に。最後はジュリアとひめかの一騎打ちとなり、カウンターのビックブーツをヒットさせたジュリアが蜘蛛の巣を決め、スタンディングからグランドに移行しても、そのまま絞め上げてのギブアップ勝ちを奪った。

試合後、マイクを手にしたジュリアは「チャンピオンに勝ったんですけど!でも、私が興味あるのはこいつなんだよ!」とエプロンの雪妃を指差し「勢いがあるヤツがシングルのベルトに挑戦しねえと、勢いのねえ団体になっちまうじゃねえかよ!5ヵ月に1回しか防衛してない、そのベルトに挑戦させてください。お願いします!」と言い放った。
雪妃は「勢いがある新人、そうだと思います。まあ、何人ぶっ潰したか知らないけど、たしかに私は5ヵ月間の間で1度しか防衛戦をしていない。それもこれも2本とか持っちゃってるからなんですけどね。タッグの防衛戦とかやっているんで。まあでもお受けしましょう。あなたの勢い買いますよ。どこでもいいです。さっさとやりましょう。一番近いビックマッチはどこでしょうか?大阪かな?よろしいですか、大阪で。」とジュリアに確認。「よろしいです!」と即答にジュリア。5月25日大阪リボンでの雪妃vsジュリアのICE×∞戦が決定した。

第3試合


この一戦がアイスリボン本戦でのラストマッチとなるチャベラが序盤から気合の入った好ファイトを見せた。パワフルな攻撃はもちろん、うの、朝陽との連係、合体技を仕掛けていくなど、ウエイトで勝るトトロも追い込むなど、チャベラの活躍でうの組がリードしていったが、終盤、朝陽が都からの勝利を狙って積極的に攻撃を仕掛け、エビ固めに持ち込んだところ、これを切り返した都が最後はみやここクラッチで朝陽をがっちりと固め、逆転のカウント3を奪った。

第4試合


弓李&妹加&多恵のGEKOKU娘&グリーンピーストリオが入場から歌とダンスを披露し、プロレスまつりらしく会場を沸かせる。試合においてもGEKOKU娘連係はもちろん、弓李と多恵のグランド連係、さらにメキシコ帰りの多恵がルチャのムーブも披露するなど、3人らしい元気なファイトを見せるが、ハム子組もキャリアとインサイドワークで応戦していく。そして最後は弓李とつくしの攻防となり、弓李がきゅうりバスターを決めるも、これをしのいだつくしがその場フットスタンプの連打からダイビングフットスタンプを決め、カウント3を奪取した。

第5試合


すずにとって悲願のシングルマッチが実現した。世羅に一任された試合ルールはオンリー場外ハードコアマッチ。場外でのみ凶器の使用が認められるという特殊ルールだ。すずは自転車に乗って入場。一方の世羅はラダー、有刺鉄線竹刀を持ち、さらに場外コーナーにはパイプイスを用意し、リングに立った。いきなりドロップキックを放ったすずだが、世羅はすぐにすずをコーナーに叩きつけるとジャイアントスイング×10回転。対するすずはドロップキック4連発から世羅を場外に落とすと、世羅の上にボードを乗せ、その上を自転車で通過する。リングに戻ったすずはエルボーからチリンチリン串刺しショルダーアタックを決めるが、世羅はすずを場外に蹴落としパイプイスを並べたところにすずをブレーンバスターで投げようとする。必死で踏ん張ったすずはこれを逃れると世羅をイスの上にボディスラムで叩きつけた。リングに戻りジャーマンを狙うすずだが、すぐに世羅の反撃を浴びてしまう。それでも折れることなく回転式スピア、ダイビングボディアタックを決めたすずは遂に世羅をジャーマンで投げることに成功。最後はセラリズム、エアーズロック、ダイビングダブルニーの波状攻撃にフォール負けを喫したすずだが、悲願に一戦に賭けるすずの思いがストレートに伝わる好試合だった。

そして試合後、マイクを手にした世羅は「すずちゃん、えー皆さん、ご存じない方もいるかと思います。この鈴季すずという子はこの私、世羅りさに憧れてご入団なさったそうです。私がデスマッチやるのを見て、私もやりたいと、そう思ってくれた子がここに1人いました。今日、ハードコアのものを持って来ましたけども、私が使わなかったのは、今日が終わりじゃないってことを伝えたかった。この子は私とシングルするために、いろんな先輩の壁を乗り越えようと必死でやってきて、今日が最後だと思っていた節があるんじゃないの?そんなことないよ。今日が始まり。私と鈴季すずのハードコアストーリー、デスマッチストーリー、どうなるかわからないけど、今日が始まりなんだよ。私は結婚を発表して、ファンの方とか厳しいお声をいただいたこともあります。そのときにやっぱり辞めたほうがいいのかなって、引退しておとなしく家庭に入った方がいいのかなって、ちょっと思いました。でもね、そのときに、あなたが、鈴季すずが、私を欲してくれた。私を必要としてくれたんです。だから私は辞めませんよ。鈴季すずの成長を一番近くで見届けたいと思います。だからこれからは、やっとこうして初対戦できたわけだし、いっぱい戦うし、いっぱい組んで、私はあなたの成長を見たい。だからそれに応える試合してね。そうしたらハードコアだろうとデスマッチだろうと受けて立つから。これからよろしくお願いします!」とすずに語りかけ、最後はすずとがっちり握手を交わした。

第6試合


「自分はフランクのお荷物」と自暴自棄になったあかねはその後も試合には出場するものの、後輩のジュリアにフォール負けを喫するなど、迷走ぶりをみせていた。この日はフランクの2人とのタッグ戦。あかねのパートナーはタッグを組んでも、対角に立っても常に熱い戦いをみせてきた山下が就いた。山下はいつも通り、エンジン全開のファイトを見せる。しかしあかねはここ最近の試合と変わらず、今ひとつ気合が入らない様子。くるみ、もちが友情ある叩き潰しに出るが、いつものあかねのようなパワフルな反撃は見られない。終盤には山下とのダブルブレーンバスターからくるみに変形バックフリップを決め、PONジュースで勝負に出るが、これを逃れたくるみはカウンターのラリアットから人でなしドライバーを決める。最後はもちのメタボリックサンドからのくるみのダイビングボディプレスにあかねがカウント3を奪われた。

山下「あかね!お前、どうしたの?昔はもっと元気だったじゃん。私が知っているあかねじゃなかったよ。私はもっと元気なあかねと試合がしたいよ。どうしたの、マジで!」
くるみ「そういうことじゃないんですよ。何も知らないかもしれないけど。あかねはフランクのお荷物だって自分で言っているけど、前にも言った通り、自分ともちはあかねがフランクのお荷物だって思ったことないんだよ。だからさあ、もう1回、3人で組もうよ。」
※朝陽がリングに入りあかねの前に立つ。
朝陽「いや、そういうことじゃないんです。もちさんとかくるみさんはやっぱりあかねさんの気持ちはわかってないです。もちさんたちがあかねはフランクのお荷物じゃないよって言えば、理解できて和解すると思ったんですか?今日、試合してみて、あかねさんがお荷物じゃないって言葉を待っていたと感じたんですか?自分のほうがよっぽどあかねさんの気持ちわかってます。自分だってずっと負けていて、ずっと悔しい思いしてきているけど、負けたときはまた次があるからって思って、前を向いてやってきてます。でもフランクで組んだときに2人ばっかり勝って、実力の問題かもしれないけど、勝ってばっかりの2人にあかねさんの気持ちはわからないと思います。山下さんなんてもっとわからないと思います。(※急に振られて驚く山下を無視して)負けて悔しいけど、あかねさんは悔しいとかいう、そういう気持ちだけじゃないと思います。藤本さん!3日のカード、交換しろ!自分と藤本さん、交換しろ!早く!うまく言えないけど、早く交換してください、お願いします!(※慌てて藤本が中へ。その藤本に向かって)自分が組む!あかねさんと!」
藤本「私と朝陽を交換するってこと?わかった、わかった。(くるみともちに)2人はどう?(※2人了承)あかねは?(※あかねうなずく)一応、関係ないけど山下にも聞くわ。どうかな?(※山下、大きくうなずく)OK!山下がいいっていうことで、それにします!」
朝陽「ありがとうございます。お客さんはすごい後輩の自分があかねさんにこういうことを言うのは同情だって思うかもしれないけど、そんなんじゃないから~!(と泣く)。」

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