原学が大和ヒロシとの“元バトラーツvs元全日本”の対決を制しソウルモード・プロレスリング旗揚げに向け驀進!

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 来年上半期に新団体「ソウルモード・プロレスリング」の旗揚げを視野に入れ、入場無料のワンマッチ興行を続ける原学が、第8弾興行となった、11月18日の東京・北千住シアター1010ミニシアター大会で、“実力者”大和ヒロシ(フリー)に勝利し、「ソウルモード」での2勝目をマーク。試合後には、次回12月12日、東京・新木場1stRING大会での塚本拓海(BASARA)戦で、勝ちどきを挙げることを宣言した。

 11・18北千住大会で迎え撃ったのは、元世界ジュニアヘビー級、元WRESTLE-1クルーザー級ディビジョン王者の大和。バトラーツ出身の原と、全日本プロレス出身の大和は、これまで、ほとんど接点がなく、まさしく異色対決が実現した。
 序盤はグラウンドでの一進一退のレスリングの攻防が続いた。アマレスをバックボーンにもつ大和は、一歩も引かず。5分経過したあたりから、激しいスタンドでの打撃戦となり、両者はヒートアップ。原は腕ひしぎ逆十字固め、フロントネックロックなどの関節技で攻め立てたが、それを耐えた大和はフィッシャーマンズスープレックスホールドを繰り出すも、原はカウント2でクリア。ならばと、大和がノーザンライトスープレックスで勝負を決めにいこうとするも、一瞬の隙を突いた原が首固めで丸め込んで、電撃の3カウントを奪った。

「ソウルモード」では、7月16日、新木場大会での石川雄規戦以来、4ヵ月ぶりの2勝目を手にした原は「プロレスでは珍しくない首固めだけど、オレが使うと珍しいから、うまくはまって決まってしまった。スタイルにこだわってやってきたけど、オレのスタイルでも(首固めを)生かせると、ようやくわかった。あまり言うと、警戒されるから。また使うかもしれない。大和選手! 首固めで負けたのは事実。またやりましょう!」とマイク。
 大和は「ふだん使わないのに、何で使うの? 対戦が決まって、YouTubeとかで研究したけど、どこにも首固めなんか出てこなかった。自分の認識が甘かった。25日、ノアの後楽園で、GHCジュニアヘビー級タッグに挑戦するけど、対戦相手の1人は田中稔。スタイルとして近いから、“仮想”稔のつもりでやったけど、自分の甘さに気付いた。ただ戦って楽しかった。全力でぶつかれて。負けるのは悔しい。どこかでもう1回シングルをやりましょう」と再戦をアピールし、原と握手を交わして退場。
 そして、原は「想像以上にボクと合う選手で楽しくやれた。またやりたい。今日久しぶりに勝ち星を挙げて満足してます」と話すと、続けて「次の12月12日、新木場では塚本拓海選手と対戦します。BASARAには、ほかにも、木高イサミ選手とか阿部史典選手とか中津良太選手とかいるけど、10月に6人タッグで初めて絡んで、熱いものを感じてシングルでやりたいと思いました」と発表した。

 バックステージに戻った原は「よく言う、スリリングな展開、それを楽しめた。言葉で表すのは難しいけど、ドキドキハラハラを楽しめた。予想できなかった。やってて楽しかった。(価値ある勝利では?)そう言っていただけるなら、喜びたい。力をつけて、またやりたい」と激闘を振り返った。
 塚本戦については、「その感覚で決めた。BASARAには、中津選手とかいるけど、10月の試合でピンと来て、ぜひシングルでやりたいと思った。今日と同じように、楽しくやって、当然勝ちます!」と必勝を期していた。

 一方、大和は「目で見たものだけ研究したつもりだったけど、よくなかった。隠し持ってた。『相手を深く研究しなきゃいけない』と教えられた。戦いは楽しかった。自分のスタイルはもともと学生時代レスリングをやってて、全日本に入って、1年間メキシコに行ったけど、全日本のときも、ある選手の所に出稽古に行って足りないものを学んでた。だから、当時佐藤光留とか、ああいう選手と当たって、バチバチを使うことはなくても、引き出せた。負けっ放しはイヤだから、ぜひまたやりたい」と改めて再戦を希望していた

 原は、12・12新木場で対戦する塚本より、キャリアでは上回る。しかし、塚本は大日本プロレス、ZERO1、BASARAなどで実績をつくってきた選手だけに一筋縄ではいかない相手だ。“実力者”大和を下した勢いで、なんとしても2連勝を飾りたいところだろう。


 また、原が育てた、ソウルモード生え抜き第1号戦士のスーパーマッチョモンキーが、VKFの12・12新木場大会で、元UWF戦士の冨宅飛駈を相手にデビュー戦を行うことが決まった。
 モンキーは174センチ、73キロでマッチョ体型のマスクマン戦士だ。
 11月18日、ビッグベアー興行・北千住大会の第1試合で、師・原と5分間のエキシビションマッチを終えたモンキーは「(試合の)記憶がない。師匠におさらいしてもらいます。戦うタイミングはなかなかないと思いますが、次に戦うときにレベルを上げられるようにしたい。(冨宅戦は?)自分ができる技、作戦を出していこうかなと思います。まだ1ヵ月あるんで」とコメント。
 師である原は「練習も緊張感もってやってると思うけど、試合とは全然違う。もっと体力をつけないと。デビューさせるに当たって、恥ずかしくない肉体、技術をつくったつもり。ボク以外の人にも習ってるけど、いろんな人の技術を盗んで、あっという間に超えてほしい。ボクも高めていきたい」とエールを送っていた。

『ソウルモード・プロレスリング 「STEP8」』
日時:2018年11月18日(日)
開始:16:20
会場:東京・北千住シアター1010ミニシアター
観衆:未発表

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○原学
18分16秒 首固め
●大和ヒロシ(フリー)

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