「勝った方の美女とめっちゃイチャイチャできんの楽しみにしてます」イケメンとのハグを賭けて女子レスラーがクリスマスに欲望むき出しの激闘!
12月24日、クリスマス・イブの新木場1stRingで夏すみれ自主興行『Not Forever』が開催。今の夏の大半が詰まった濃密な空間で選手関係者ファンの全てが寂しさを埋めた。
スターダムがブシロード態勢となり色々あった2019年の12月に、夏は自主興行『Forever』を開催。かつての大江戸隊メンバーで『最高で最悪な!我ら!大江戸隊!フォーエヴァーーッッ!!!』と絶叫する大団円で幕を閉じていた。
それから夏は紆余曲折の末に精神を病み、プロレス界から姿を消すことに。だが仲間たちの支えにより今年5月にフリーランスサミット『NOMADS’』の主催者としてプロレス界に復帰し、11月末にはスターダムに2年ぶりの復帰を行うと元大江戸隊の葉月とタッグを組んで現大江戸隊の刀羅ナツコ&鹿島沙希と対戦。
試合は大江戸隊の乱入によりノーコンテストとなり、リーダーのナツコが「今日闘って、よぉ~~く分かった!夏、お前はずっとテメーの頭の中の記憶で生きてろよ。私は今の大江戸隊と前に進むだけなんで」と吐き捨てリングを後に。
夏は握手を求めてきた葉月の頭をビンで殴りつけてKOすると「もう思い出の中に生きたくない。『大江戸隊の夏すみれ』とか『スターダムによく上がってる夏すみれ』とか、この団体ありきはもう懲り懲りなんだよ!」と胸中を吐露し、過去と決別していた。
3年前の自主興行の『Forever』を覆す形になった今の夏すみれによる『Not Forever』。『NOMADS'』『暗黒プロレス組織666』『P.P.P.TOKYO』と今の夏を構成する団体やプロモーションの選手たちによる試合が行われ、阿部史典vsタイガースマスクの試合中には夏が突如リサイタルを始める場面も。
メインイベントでは夏&雪妃真矢vsYAKO&山下りなの試合が行われ、勝者にはイケメンからのハグが贈られる事に。リングに登場した『R's Group』の歌舞伎町ホストクラブ『RESISTANCE (レジスタンス)-本店-』に所属する成瀬ルイさんは「今日は勝った女の子たちとめちゃくちゃハグしたいと思います!頑張ってください!」とエールを送り、『FioRe(フィオーレ)/CLUB CIEL(クラブシエル)』に所属するゆきむらゆきおさんは「クリスマスイブなんで、勝った方の美女とめっちゃイチャイチャできんの楽しみにしてます」とさわやかな笑顔で悩殺する。
YAKO以外が悶絶しながら発奮して試合に臨み、必要以上にホストたちにアピールしながら打撃戦を展開。夏と山下が「私がハグされたい!」と欲望を隠さないエルボー合戦を行い、雪妃のアシストを受けて夏が腰振りブロンコバスターから妖乱で突き刺しフォールも2でYAKOがカット。YAKOがジャーマンからのヒップアタックで夏をフラフラにすると、最後は山下がインプラントからスプラッシュ・マウンテンで叩きつけて3カウントを奪った。
山下は照れながら身体の汗をタオルで拭き「私名前が山下りなというのですが、あの、『りなお疲れ様』と言ってハグしてもらえたらあの嬉しいのですがよろしいでしょうか?」と訛って口ごもりながらお願いする。成瀬さんが頭を撫でながら「りなお疲れ様」と囁いてハグをおこなうと、山下は「いい匂いがする」と顔を手で覆って照れながら崩れ落ちてしまう。
だがYAKOは「無理なんだって」と嫌がるそぶりをみせ、これを見た山下が「何が無理なんだよ!せっかく来てくれたのに待たせんじゃねーよ!イケメンなんて命はみじけーんだ早くしろ」とキレる。だがYAKOは「うるせーんだよテメーら!私はこう見えても既婚者なんだよ!しかも明日結婚記念日だし。愛する旦那さんが待ってるから、もう今日はこれで帰るわ」とマイクを置いてリングを後に。
リング上の4人の中で最年少の25歳であるYAKOに先を越された3人は愕然としてうなだれるが、夏がホストたちの前に出ると「一人、余ってる・・・なっちゃんって、呼んでください」と甘え始める。だがゆきむらさんは「ごめんちょっとシャンパン入れてからじゃないとキツイ」と吐き捨て、成瀬さんも「歌舞伎町のお店で待ってまーす」とリングを去ってしまった。
フラれた形になった夏は「今日の売上握りしめてシャンパンおろしに行ってやるからな!首洗って待ってろよ!」と啖呵をきり、来年迎える10周年イヤーを同期の石黒淳士レフェリー、小林香萌、YAKOとともにガンガン攻めて盛り上げていくと宣言した。
マッチングアプリやコスチュームで歌舞伎町を徘徊する他者にはマネできない営業で超満員の成功を収めた夏興行。唯一無二の女子レスラーとして、今後も夏すみれの行動から目が離せない。