PANCRASE初参戦の華DATEが公開練習!華蓮&直とともに鍛錬を積み「全世界の人に『何なんだこれは?!』と言わせる」と自信

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 7月24日午後、都内北区の中央公園文化センターにおいて、「PANCRASE 298」(8月5日、スタジオコースト)でローマ・ルックブンミー(ルックブンミージム/タイガー・ムエタイ)と対戦する華DATE(Team DATE)が公開練習をおこなった。
 華DATEはキックボクシングやプロレスで活躍しながら、2015年、総合格闘技でもプロデビュー。DEEP JEWELS、Road FCを経て今回パンクラスに初参戦する。

 華DATEは同門の選手たちが見守る中、「武術4姉妹」の華蓮DATE、直DATEとともに練習風景を披露した。その内容は、通常の公開練習とは一風変わっており、ヨーガから始まり、呼吸法と開脚、ミット打ちと組手というもの。これらは全て「マハーラージャカルーリカ」と呼ばれるインド王族武術によるものだという。回転系の動きが特徴で、よく伸びる蹴りが印象的だった。
 普段は、いわゆる普通のスパーリングをすることもあるが、基本的にはこの「マハーラージャカルーリカ」の練習が中心で、出稽古などはしていない。

――パンクラス初参戦、どんな気持ちですか。
「チームからは(Team DATE)男子部のDARANI DATE がネオブラッド・トーナメントの決勝に進んでいます。私もしっかり結果を出したいです。女子部の代表として、(武術)4姉妹の長女としてしっかり勝ちます」

――パンクラスに対してはどのようなイメージがありますか?
「ずっと、チャンスがあれば出たい、絶対出るんだと思っていたので、参戦させていただけてすごく嬉しいです。感謝しています」

――ルールなどに関してはいかがですか?
「ケージは初めてではないんですけど、肘ありのルールには初挑戦です。でも、マハーラージャカルーリカは蹴りと肘が中心なので、1発1発しっかり当てて仕留めていきたいですね。マハーラージャカルーリカは全世界の格闘技のルーツといわれる武術です。説明をするのは難しいんですけど、8月5日、実際に見ていただければわかると思います。

――マハーラージャカルーリカはどのくらい習得されているのでしょうか?
「11歳の時に始めたので、もう10年以上やっています。でも、まだ完璧ではありません。100%習得できているとは言えないです。でも、少しでもみなさんに知っていただくため、いつも以上に練習してきました。しっかりインド武術のいいところを出したいです」

――相手に対する印象はいかがですか?
「ムエタイの世界王者なんですよね。ムエタイは立ち技が最強だと思うので、私も今回は寝技ではなく、立ち技で闘いたいと思います。インド武術は蹴りや肘が最強なので、絶対に負けません」

――どんなところに注目して欲しいですか?
「全部です! 入場から終わりまで、まばたきせずに全部見ていただきたいです。テレビ中継もされるので、全世界の人に『何なんだこれは!?』と言わせる試合にします! 特に回転系の技がたくさんあるので、タイミングを見て出して行きます」

――さて、以前は人見知りだったという華DATE選手ですが、格闘技をやることによって変わりましたか?
「はい! 人見知りがなくなりました。前は人といるよりも1人でいたい方だったんですけど、Team DATEに出会ってからは、チームのみんなとずっと一緒にいるので、人見知りは全くなくなりました。いまは1人でいるより、みんなと一緒にいたいですね」

――チームと出会ったきっかけは?
「お笑いのコンテストに出た時にスカウトされたんです。その時は、お笑いでスカウトされたと思っていたんですけど、レッスンの中にマハーラージャカルーリカがあって、格闘技も楽しくなって、お笑いと格闘技を両立することになりました。
 お笑いの方は、漫才やコント、それから1人での活動もしています。ライブもやっていますよ。なので、人見知りがなくなったのは、格闘技とお笑い、2つのおかげですね」

――さて、普段の練習はどのようにされているのでしょうか。
「先ほどご覧いただいた練習ですね。スパーリングをすることもありますけど」

――部外者からは、かなり風変わりな練習のようにも見えます。
「自分にとっては、ごく普通のことなんです。他の人は、こういう練習をあまり見たことがなかったりして分かりにくいかもしれませんね。練習は、出稽古などもせず、チームだけでやっています」

――プロレスでも活躍していらっしゃいますが、MMAとの違いはどう感じていますか?
「今回はケージで、プロレスはロープ(リング)というところから全然違いますね。最近、プロレスで私が天然だということがバレてしまったんですけど、MMAでも勝って、マイクを持ちたいです。そこではプロレスから学んだものを出したいですね」

――今後の目標を教えてください。
「エンターテイナーとして、お笑いも格闘技も、すべてやって行くことです。格闘技では、もちろんベルトも狙いたいですし、海外でも活躍したいです。夢は大きく持って、全てに挑戦して行きたいですね」

――では、最後に意気込みをお願いします。
「相手はムエタイの世界王者ですが、私もプロデビュー戦はムエタイ王者との異種格闘技戦でした。インド武術は、蹴り技や肘が攻撃の中心です。デビューした17歳のころよりも確実に成長した姿を見てください」

 21歳の華DATE。何にでも挑戦していきたいと語る瞳は強く輝き、まさにこれからというエネルギーとパワーを感じさせた。待望のパンクラスデビュー、どのような闘いを見せるか注目だ。


(写真・文/佐佐木 澪)

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