【試合詳細】3・26 PANCRASE港区ニューピアホール大会(夜)【小川徹 引退試合】小川 徹vs清水清隆 遠藤来生vs高木 凌 髙橋攻誠vs長岡弘樹 

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『PANCRASE 332』
2023年3月26日(日)
東京・港区 ニューピアホール
開始:17:00
観衆:未発表

▼第1試合 フライ級 5分3R
○大塚智貴(CAVE)
2R 0分27秒、フロントチョーク(タップアウト)
●赤﨑 清志朗(香取道場)

▼第2試合 バンタム級 5分3R
●鬼神光司(CAVE)
判定0-3
○川北晏生(TRIBE TOKYO M.M.A)

▼第3試合 フライ級 5分3R
●佐々木 亮太(蒼天塾あざみ野道場)
3R 3分18秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○松井斗輝(パラエストラ柏/57.0kg)

▼第4試合 ストロー級 5分3R
△植松洋貴(NEVER QUIT)
判定1-1、ドロー
△リトル(HIDE’S KICK!)

▼第5試合 ライト級 5分3R
○平 信一(綱島柔術)
判定3-0
●余 勇利(マッハ道場)

▼第6試合 小川徹 引退試合 IMMAF国際ルール バンタム級 3分1R
△小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A)
1R 3分00秒、時間切れ
△清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)

▼第7試合 コーメイン ウェルター級 5分3R
○髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
判定3-0
●長岡弘樹(DOBUITA)

▼第8試合 メインイベント フェザー級 5分3R
●遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
2R 4分29秒、KO(スタンドのパンチ)
○高木 凌(パラエストラ八王子)

小川徹が引退試合で昨年引退の清水清隆と対決も決着つかず!引退試合とは思えない、濃密な3分間に笑顔でケージを後にした!

第1試合


 2020年から参戦している大塚は、2021年NBTストロー級優勝。翌年からフライ級に転向している。転向直後は谷村泰嘉にフロントチョークで一本負けを喫するも、同年7月には前田浩平に判定勝ち。連勝して波に乗りたい。
 対する赤﨑は2017年よりパンクラスに参戦。現在6勝7敗と黒星が先行しているため、五分に戻したいところ。

 1R。大塚がパンチ。赤﨑はローを返す。大塚が赤﨑の蹴り足をつかもうとするが、取れず組んでケージへ。さらにバックに回り蹴る。ヒザ、肩パンチと攻める赤﨑。お互い入れ替え合うが、正対した赤﨑がテイクダウン!大塚が立ち上がったところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9で赤﨑を支持。

 2R。開始直後から打ち合う。そして赤﨑が両足をかかえテイクダウン! しかし、大塚がカウンターのギロチン。そのまま締めると赤﨑がタップアウト。

第2試合


 鬼神は2021年よりパンクラスに参戦。昨年は2勝を挙げたが、現在2連敗中で崖っぷちに。連敗を止めたい。
 対する川北は2020年より参戦。2021年NBTで準優勝したが、そのあとは修斗に上がり、5戦2勝3敗の戦績を残した。今回は約2年ぶりのパンクラス。進化した姿を見せられるか。

 1R。川北が左右ジャブ。鬼神がパンチで出ると距離を取りロー。一気に打ち合うが、川北の右パンチで鬼神がダウン! ケージへ押し込み、ヒザ、パンチ連打。
 鬼神も殴り離れる。パンチからタックルに入るも、川北がケージへ。ボディ連打。パンチで離れた鬼神。川北は片足タックルからケージへ押し込む。鬼神ヒジ。終了。
 ジャッジは3名とも 10-9川北。

 2R。鬼神が左フック。組みたい鬼神だが、川北がケージへ押し込んだ。ヒザ、パンチ、肩パンチで猛攻。川北がバックを取る。さらに背中に乗りギロチン! 鬼神が下に落として頭を抜き、ヒジを落としたところで終了。
 ジャッジは3名とも10-9川北。

 3R。両者打ち合う。川北が組んでケージへ押し込む。入れ替えた鬼神がパンチを入れ離れる。再び川北が組むが、鬼神がケージへ。バックに回った鬼神。殴る。しかし川北がフロントチョーク!
 残り1分で鬼神が外し上に。さらに立ってケージへ。残り20秒、再び打ち合って終了。
 ジャッジは3名29-28、3-0で川北が勝利を挙げた。

第3試合


 佐々木は2009年NBTバンタム級覇者。2011年以降はパンクラスを離れていたが、昨年行われた清水清隆のパンクラス引退試合の相手として記憶しているファンも多いだろう。
 ベテランの佐々木は「今後に希望が持てる、夢のある闘いがしたい」と語っていた。どのような闘いを見せるのか。
 一方、松井はこれがパンクラスデビュー戦。インパクトを残すことができるか。

 1R。松井が左右ジャブ。佐々木はタックルに入るが、松井が上に。しかし佐々木立った。細かく動いて翻弄するが、松井は落ち着いてパンチ、ローを繰り出す。
 松井がパンチで尻もちをつかせるが、佐々木すぐに立った。しかし松井がパンチからテイクダウン。肩パンチを落とす。返したい佐々木、帰させない松井。
 回って立ち上がった佐々木。タックルに入るが切られる。松井は佐々木のタックルを全て切り、パンチを放つ。佐々木は右スーパーマンパンチ。しかし松井がパンチ、ローを返して終了。
 ジャッジは3名10-9で松井。

 2R。いきなり突っ込んだ佐々木。しかし松井は切って左ハイキック、パンチ。佐々木は再びタックルに入るが、松井は付き合わない。ここでタイムストップがかかり、佐々木がドクターチェック。
 再開。松井のパンチをくぐりタックルに入った佐々木。ケージへ押し込むが、松井が返して上に。パウンドを落とすが、立って距離をとりパンチ。
 佐々木はなおもタックルを試みるが、松井は付き合わない。組んだ佐々木が尻もちをつかせケージへ押し込むが、松井は殴りながらケージを使い立ち上がった。佐々木タックル。下から引き込むが、松井はヒジを落として終了。
 ジャッジは3名10-9松井。

 3R。松井がパンチ。組んで引き込んだ佐々木だが、松井が上になりヒジ、パウンド。佐々木を立たせない。佐々木の息遣いが荒くなる。松井が肩硬めに入るが、自ら外してスタンドに戻る。
 佐々木はパンチが届いていない。タックルに入るも松井は付き合わない。そして、松井の右パンチがヒット、佐々木ダウン! パウンドに入ると、レフェリーが試合を止めた。
 松井が鮮烈なKO勝ちでデビュー戦を飾った。

第4試合


 植松は2021年より参戦。2022年NBT同級優勝後は同じ年10月、江崎壽に2R 一本負けを喫した。
 対するリトルは2014年より参戦。2021年10月の高島俊哉戦以来、1年半年ぶりの試合。今回はGUTSMANから移籍後、初の試合となる。

 1R、いきなり打ち合う両者。植松のアッパーがヒット、リトルがダウン! すかさず首を狙う。しかし外したリトル。植松は再び首を狙うが、これも外れる。極まらないまま植松がキープして終了。
 ジャッジは2名が10-9、1名が10-8で植松。

 2R。お互いパンチ、ローを出していく。強めに出るリトル。植松はややスタミナ切れか? しかし両者打ち合う。リトルがタックルに入るが、植松はフロントチョークにとっている。リトルが外して終了。
 ジャッジは3名10-9でリトル。

 3R。このラウンドも打ち合う両者。お互い退かない。植松が蹴り足を取ったが、リトルがケージへ押し込む。植松が入れ替えるが、離れた。植松は「来い!」とジェスチャー。両者の顔に一瞬だが笑みが浮かんだ。
 蹴り足を取った植松が首を狙うが、頭を抜いたリトル。立ち上がり、打ち合いに! 激しい意地のぶつかり合いに会場はヒートアップ! 大興奮のうちにタイムアップ。
 ジャッジは29-28リトル、29-28植松、28-28ドロー! 1-1のドローとなった。

第5試合


 「暴走柔術」こと平は2019年より参戦。昨年は、4月、粕谷優介にチョークで一本負けしたが、10月には同年NBT覇者の西尾真輔をチョークスリーパーできっちり葬った。現在6位。
 対する余は2021年より参戦している。昨年は7月に望月貴史、10月にDARANIと2連勝中し7位につけている。

 1R。いきなり突っ込んでいく平。尻もちをついて足をとる。さらにバックに回って余に尻もちをつかせる。すぐに立ち上がる余だが、平はバックを取ったまま離さない。ヒザを入れる平、ヒジを打つ余。
 投げは崩れたものの、余に尻もちをつかせた平。なんとか立ち上がり正対した余。お互い入れ替え合う。余が投げるが、平はすぐに立ち、ケージへ押し込む平。振りほどく余。
 平は間を置かずパンチで前に出る。ケージ際でバックを取り殴って終了。
 ジャッジは3名とも10-9平。

 平がパンチから投げて上に。ボディ連打からハーフマウント、ボディにヒザを打ち込む。平はさらにヒジ、鉄槌を打ち込む。逃れたい余、逃さない平。サイドポジションに移行し、ボディにヒザ連打と猛攻! 返せない余にマウント!
 なんとか立った余。平はケージへ押し込む。入れ替えた余。ヒザ連打の平。しかし離れる。
 残り1分。平がパンチで出てテイクダウン! サイドからボディにヒザ。さらにマウントからパウンド連打で終了。
 ジャッジは3名10-9で平。

 3R。疲れた表情の余。しかし平はすぐに組みに行き、バックからマウント! パウンドを落としまくる。消耗している余を逃がさない。ハーフマウント、サイドとポジションを変えながらパウンド、ボディブロー。
 余もパンチを返しているが、動けない。平はパウンド、ヒジ、ボディ連打。終了間際、立ちそうになる余を潰し、平がケージへ押し込んだところで終了。
 ジャッジは3名30-27で平。一瞬も休まない猛攻で、平が泥くさく叩き潰した。

第6試合


 小川は陸上自衛隊に7年勤務したあと、MMAの道に入り、2014年パンクラスでプロデビュー。翌2015年、NBT優勝。2021年、第6代フライ級キング・オブ・パンクラシストとなった。しかし、2022年3月、猿飛流に判定で敗れ、ベルトを失ってしまう。
 そのあとは心機一転、DEEPに闘いの場を移したが、8月に安谷屋智弘、12月に原虎徹に敗れ、引退を決意、発表していた。
 パンクラスの興行が3月に決まっていたため、引退発表から間隔が空いたが、TRIBE TOKYO M.M.A長南亮代表の、けじめをつけるべきという考えから、今回、引退試合を行うことに。さらに「清水とやれよ」と長南代表の鶴の一声で、先に引退していた清水清隆が一夜限り復帰することに決定した。
 清水は、小川がその背中を追い続けた大先輩。これ以上ない花道が用意された。
 ルールはIMMAF国際ルール。アマチュアのルールでヒジやヒールホールドはなし。しかしレガースは着けず、OFGのみで闘う。前日の計量では、「TRIBEらしい試合をしたい」と小川が言えば、清水も「俺もそう思います。小川くん、明日はマジで覚悟しろよ!」と答え、期待が高まった。

 走って入場した清水、ゆっくりと噛み締めるように登場した小川。対峙した両者に緊張感が走る。
 パンチを打ち込む清水。小川は蹴り。小川が組んでケージへ押し込むと、扉が開いてしまうとうアクシデントが。
 しかしすぐに再開。お互いパンチを打ち込んでいく。ケージへ押し込んだ小川。清水は回って立つ。再び小川がタックル、テイクダウン! しかし立ち上がる清水。
 小川はバックを取り倒すと、清水は回って立ち上がる。さらにバックを取る小川。殴って尻もちをつかせる。立った清水のバックを取る。離れた清水が「オラ、来い!!」と吠える。ボディを打ち込んで終了。引退試合とは思えない、濃密な3分間だった。
 判定はなし。試合終了後、小川の引退セレモニーが行われた。
小川のあいさつのあと、10 カウントゴング。会場に大きく手を振り、歓声と拍手に包まれながら笑顔でケージを後にした。

【小川あいさつ】
「TRIBE TOKYO M.M.Aの小川徹です。まずは、このような場を設けてくださったパンクラス関係者の皆さま、どうもありがとうございます。
 そして、闘ってくださった清水さん、僕がTRIBEに入ったのも、当時、清水さんがベルトを持っていて、その背中を追うためでした。清水さん、最後まで本当にありがとうございました。
 格闘家として約11年間やってきました。僕は格闘家として才能があったわけではありません。でも、アマチュアの時から勝っても負けても、ずっと僕の背中を押してくださった、応援をしてくださる皆さまがいて、2021年にパンクラスのベルトを獲流こともでき、このような場を設けていただき、感謝しています。本当にありがとうございました。
 最後に、僕から1つお願いがあります。長南さんのもと、TRIBE TOKYO M.M.A、いま若い選手が増えています。気持ちの入った選手ばかりで、皆さんの魂を是非そういった選手に預け、これから応援して欲しいと思います。選手も必ず応えて勝つと思うので、皆さんの応援をよろしくお願いします。
 このリングで闘えなくなるのは、正直、寂しい気持ちがありますが、次のステージで今まで以上に頑張ってやっていきたいと思います。本日はありがとうございました」

第7試合


 髙橋は昨年3月、初参戦。中村勇太をリアネイキッド・チョークで下してパンクラスデビュー。続く9月は押忍マン洸太にKO負け。どちらも1ラウンド決着だった。今回、ベテランを相手にどのような闘いを見せるのか。
 長岡は2001年よりパンクラスに参戦。三崎和雄、北岡悟、和田拓也、近藤有己ら名だたる選手と激闘を繰り広げてきた。しかし、2016年11月のクリスMAN戦を最後に、闘いの場を移し、2021年にはGRACHANでタイトルを獲得した。
 しかし、昨年12月大会でパンクラスに電撃復帰。村山暁洋と闘い判定負けを喫した。今回は背水の陣で臨む。

 1R。髙橋がジャブ。長岡はプレッシャーをかける。長岡は組みにいくが、髙橋がケージへ押し込んだ。細かく殴る長岡。ヒザも打ち込んでいく。
 引っこ抜きたい髙橋だが、長岡は腰が重い。髙橋はケージへ押し込み、お互いヒザを打つ。両者入れ替え合うが、髙橋が離れてパンチ。長岡、タックルは届かない。長岡がパンチからタックルに入ったところで終了。
 ジャッジは3名10-9で髙橋。

 2R。パンチで出る長岡。髙橋は組んでケージへ押し込む。入れ替え合うが、髙橋が足を引いて尻もちをつかせた。長岡が立ち上がる。髙橋はケージへ押すが、いったん離れた。
 長岡がパンチからタックル、ケージへ押し込む。髙橋は首を狙うが、長岡が立って外した。髙橋パンチ。長岡がタックル、引き込んでテイクダウン! しかし髙橋立った。バックをとる長岡。髙橋が正対したところで終了。
 ジャッジは3名10-9で髙橋。長岡に疲労の色が見える。

 3R。両者ジャブを出し合う。長岡がケージへ押し込むが、髙橋がヒザを打ち込んで入れ替える。片足をかかえるが、長岡は倒れない。髙橋は両足を引くが、背中まではつけられない。長岡蹴り上げ。髙橋はバックを取って殴り、ヒザを打ち込む。
 残り1分。ケージへ押し込んだ髙橋。長岡は細かく殴る。残り30秒で離れ、長岡はパンチからケージへ押し込む。お互いパンチを打って終了。
 ジャッジは3名30-27、3-0で髙橋が勝利。

【髙橋 ケージ上コメント】
「今日は応援してくれて、どうもありがとうございました。プレッシャーもあったんですけど、勝ててよかったです。デビュー戦も2戦目もほぼ打撃の展開で、今日の試合はもともとの自分のスタイルというか、ちょっとうまくはいかなかったですけど、こういう試合がやりたくて組みの練習とかしていたので、今日はそれを見せられてよかったです。
 先週、大学を卒業したばかりで、身の回りの環境とかが変わって、将来の不安とかもあるんですけど、とりあえず今日、しっかり勝ててよかったです。ありがとうございました」

第8試合


 2021年より参戦している遠藤は、ここまで2勝2敗。前戦は昨年7月、RyoにKO勝ち。メインでもあり、連勝して勢いをつけたいところ。
 高木も同じく2021年パンクラスデビュー。デビューから4連勝していたが、昨年12月の前戦では新居すぐるにアームロックで一本負け、プロ初の黒星をつけられた。今回は復帰戦。持ち味の打撃で倒したいところだ。

 お互いローで距離をとり、様子を見る。高木がジャブ。前蹴りから右パンチがヒット、遠藤がダウン! 高木はすぐにバックに回りパウンド! 仰向けにしてチョークを狙うが、遠藤は防ぐ。バックをキープし、高木がパウンド、ヒジを落として終了。
 ジャッジは3名10-9で高木。

 2R。高木がジャブ、ローで攻める。遠藤はなかなか入れない。高木は距離をとってジャブを打ち込んでいく。遠藤はプレッシャーをかけるが、高木はパンチをヒットさせていく。
 距離を詰めてくる遠藤に高木のパンチがヒット! 遠藤は前のめりにダウン! 高木が追撃のパウンドを1発落としたところでレフェリーが止めた。

【高木 ケージ上コメント】
「パラエストラ八王子の高木凌です。前回、試合に負けて、正直、バンテージを巻く時に手が震えるくらい試合が怖くて。でも、昨日、自分の先輩や後輩が頑張ってくれて、自分に勝利をつないでくれて。自分もここで(次に)つながないと男じゃないと思って、必死に取り組みました。
 4月に自分の先輩の亀井(晨佑)さんが試合をするので、自分もパラエストラ八王子のプロの一員として死ぬ気でつなぎました。
 自分はまだまだですが、応援してくれると嬉しいです。必死に頑張るので、試合を見にきてください。ありがとうございました!」

(写真・文/佐佐木 澪)

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