原学が兄弟子・日高郁人にバチバチで敗退も7・15新木場での師・石川雄規超えを宣言!

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 「筋肉を使って街を活性化」をキャッチフレーズに近い将来、新団体「ソウルモード・プロレスリング」の旗揚げを視野に入れる原学が、7月15日、東京・新木場1stRING大会で、師匠・石川雄規超えを果たすことを宣言した。

 同志を集めるべく、ワンマッチの無料興行を行っている原。4月13日の東京・北沢タウンホールでは佐藤光留(パンクラスMISSION)、5月25日の新木場では宮本裕向(666)と激闘を展開するも惜敗した。
 主催興行第3弾となった6月21日、新木場では“生まれ故郷”であるバトラーツ時代に、いちばん共に汗を流した先輩・日高郁人(ZERO1)と対戦した。
 両者は13年にZERO1マットで、タッグマッチで対戦しているが、シングルとなると、原の新人時代の04年以来となった。

 通常のプロレスルールだったが、2人はバトラーツスタイルをほうふつさせる激しいバチバチファイトを展開。まさに、かつてのバトラーツが蘇ったかのように、殴る、蹴る、そして関節を極め合い、一進一退の攻防が続いた。最後は日高が必殺のショーンキャプチャーで、原の足を絞り上げてギブアップを奪った。

 マイクを持った日高は「『ソウルモード』というのをやり出したと聞いて、『コイツ狂ったか?』と思ったけど、うれしかった。コイツはオレがプロレス界に導いた男。石川雄規も喜んでいると思います。何かあればまた来ます!」と話して退場。
 健闘むなしく、これで3連敗をなった原は「日高さんは全然さびていなかっった。10年後、ボクもああいう選手になれるよう、トレーニングしなきゃいけない。今日はお客さんも15人くらい増えてると思う。日高さんがいなければ、ボクはプロレス界にいないし、ソウルモードもない。デビュー前、悩みも多かったけど、日高さんが顔とか雰囲気で察してくれて、ミスタードーナツで、2人で氷コーヒーを飲みながら、励ましてくれた」とマイク。
 そして、原は「バトラーツ復活がメインテーマじゃないけど、切り離せない。次回、7月15日、ここ新木場で石川雄規とシングルをやります。タイミングが合って偶然か、必然か。ボクはいまだ石川さんに勝っていない、今はカナダで教えてるけど、ぬるま湯に浸かってるんじゃない? 次は師匠を倒します!」と宣言した。

 バックステージに戻った原は「超えられなかったのは圧倒的な経験の差だと思う。ボクは月に1回とか、何ヵ月に1回とかしか試合ができないときもあった。日高さんはいろんな団体に必要とされて、その差。悔しいけど、楽しかった。ボクに足りないものを見つけて、またやりたい。ZERO1でやってる日高さんとは違う感覚で懐かしかった。全然さびついていなかった」と振り返った。
 さらに、次戦のことに触れた原は「バトラーツが活動休止して、ボクと石川さん、臼田(勝美)さん、大場(貴弘)だけで続けていたときがあった。臼田さん、大場がいなくなって、石川さんと2人だけになった。イベントプロレスとかでは、試合が組まれることが多かった。ビッグマウス・ラウドに移籍してからは、対バトラーツで、何度もやったりしたけど、シングルでもタッグでも勝利したことがない。タイミングが合って、快くオファーを受けてくれた」と師との約7年ぶりの対戦に思いをはせた。

 日高は「シングルは04年にバトラーツでやって以来。彼はバトラーツジムのただの会員だった。ボクがプロレスラーにしようと思って入れた。活動休止になって、アイツを連れて、養っていくこともできない時代だった。バトラーツに残してきて、申し訳ない気持ちもあった。13年にここで、ZERO1でやったときは1人の敵だった。時がたって、オジサンになった。殴って、蹴って、倒してやろうと思った。石川さんは、いつもそう言ってた。彼は旧バトラーツ最後の男。(対戦できて)うれしさもあった」とコメントした。

 第3弾まで、平日の昼、夕方の開催だったが、第4弾となる次回興行(7・15新木場)は初の「休日」開催となり、これまでより集客が見込める可能性が大。そこで、原が師匠超えを果たせるかどうか注目が集まる。

原学主催興行『ソウルモード・プロレスリング STEP3』
日時:2018年6月21日(木)
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表

▼30分1本勝負
○日高郁人
19分39秒 ショーンキャプチャー
●原学

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