【試合詳細】9・28 HERO新木場大会 【WBCタッグ】ガッツ石島&マスクドミステリーvs友龍&維新力 洞口義浩&UTAMARO&黒潮”イケメン”二郎vs藤田峰雄&田中稔&リッキー・フジ 朱里vsマドレーヌ

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バリアフリープロレスHERO「HERO23」
日程:2019年9月28日(土)
開始:19:30
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表

▼海和択弥練習生エキシビションマッチ 3分
田中稔
勝敗なし
海和択弥

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
小坪弘良/空手マミー/○ワイルド・ベアーwithワイルド・バニー
9分31秒 バックドロップ→体固め
趙雲子龍/藤原ライオン/●瀧澤晃頼

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○朱里
8分22秒 胴絞めスリーパー
●マドレーヌ

▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
洞口義浩/UTAMARO/黒潮”イケメン”二郎
15分12秒 無効試合
藤田峰雄/田中稔/リッキー・フジ

▼初代WBCタッグ王座争奪トーナメント決勝 60分1本勝負
[真GUTS軍]ガッツ石島/○マスクド・ミステリー
11分3秒 チョークスラム→片エビ固め
友龍/●維新力
※石島&ミステリー組が初代王者組となる

“真GUTS軍”ガッツ石島&マスクドミステリーが敗者復活で初代WBCタッグ王座を戴冠!朱里が元UFCの実力を見せ格闘戦で勝利!女子聾レスラーの矢神葵の引退セレモニーが実施

オープニング


 豊島修二会長が所属するお笑いコンビ「低体温」(シュウジ&ジャック)が登場してあいさつ。オープニングACTではラッキィ池田の化身・振付仮面がプロレス体操を披露した。

第1試合


 GPS練習生の海和択弥が師匠の田中稔を相手に3分間のエキシビションを行い、上々の動きを見せた。「11月に5分くらいのエキシビションをやらせて、よかったらGrowth12・25新木場でデビューさせられたらいい」(豊島会長)

第2試合


 WBC決勝を棄権したベアー、マネジャーのバニーが大奮闘。バニーのトップロープからの場外ダイブのアシストを受け、ベアーがデスバレーボム、バックドロップへとつなぎ、瀧澤をフォール。

第3試合


 プロレスと総合格闘技を両立するマドレーヌ(ディアナ)が元UFCの朱里に挑戦するも、グラウンドでは終始、朱里に圧倒される。マドレーヌは丸め込みで活路を求めるも、フォールは奪えず。最後は朱里の胴絞めスリーパーで無念のタップ。

矢神葵引退セレモニー


 第3試合終了後、闘聾門ジャパン、JWP、HEROマットで活躍した女子聾レスラーの矢神葵の引退セレモニーが行われ、師匠のコマンド・ボリショイ社長、KAZUKIも来場し、ねぎらった。矢神はHEROでの復帰を目指したが、体調不良のため念願がかなわなかった。

第4試合


 キャラの濃い6人によるタッグマッチは、藤田峰雄ワールドに染まって試合が進む。6者全員、レフェリーまでもが急所攻撃を食って悶絶。たまらず豊島会長がリングに上がるも、稔の急所打ちでダウン。収拾がつかない状況に、レフェリーが無効試合の裁定を下した。

第5試合


 国籍、年齢、性別、障害の有無などあらゆるバリアを取り払った、世界で類を見ないタイトルである、WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座争奪トーナメント決勝戦が9月28日、「バリアフリープロレスHERO」の東京・新木場1stRING大会で行われ、真GUTS軍のガッツ石島、マスクド・ミステリー組が初代王座に就いた。
 本来、決勝戦は友龍(聴覚障害プロレスラー)、維新力組と、ワイルド軍のワイルド・ベアー、ワイルド・シューター組との間で争われる予定だったが、シューターが体調不良により欠場となり、ワイルド軍が棄権。このため、準決勝でワイルド軍に反則負けを喫していた真GUTS軍が敗者復活で繰り上げ出場となった。
 真GUTS軍はのっけから場外戦に持ち込み、HERO軍にペースを握らせず。友龍も水平チョップなどで反撃するも、要所要所でセコンドのTORUが介入し、真GUTS軍が終始優勢に進めた。それでも勝負をかけた維新力が小股すくいスープレックスからスモウラリアットをミステリーにたたき込むも、TORUがレフェリーの足を引っ張りカット。最後はミステリーが強烈なチョークスラムを繰り出して、維新力から3カウントを奪い、初代王座に戴冠。“インディー統一”を掲げる真GUTS軍が力でHEROマットを制圧した。

 試合後、ベアーが現れ、「敗者復活チャンピオン! 次の大会(11・9川崎25Dスタジオ)で秘密兵器を連れてくるから、挑戦させろ。今度こそ勝って這いつくばらせてやる」とアピール。真GUTS軍も、しぶしぶ認め、11・9川崎でのタイトル戦が緊急決定した。
 バックステージに戻った石島は「敗者復活? 準決勝でワイルド軍をKOしただろ! それなのに豊島(修二会長)が入ってきて反則負けにしたんだから。天が味方した。オレたちが優勝すべきだったということ。(セコンド介入は?)これもプロレス。勝って結果出したんだから。向こうだって、ワイルド軍がセコンドについてたんだから。(次戦は?)言ったもん勝ちかよ? 挑戦は聞いてねぇ。誰であろうと来てみろ。HERO内だけではなく、真GUTS軍でも防衛戦やって、権威を高めてやる。それから次の大会でTORUの試合を組め!」と怪気炎。
 敗れた維新力は「スモウラリアットで勝ったと思ったけど、レフェリーがいなかった。いつの間にかやられてた感じ。友龍さんと初代のベルトを獲りたかったけど。でも決勝までいけて、次につながるかと。友龍さんには新しいパートナーと、ベルトを取り返してほしい」と話し、ひとまず友龍とのタッグに区切りをつける意向を示した。
 友龍は「ベルトを獲れなくてお客さまに申し訳ない。もう1度挑戦するチャンスがほしい。パートナーは維新力さんでも別の人でもいいから」と雪辱を期していた。

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