初のPANCRASEスタジオ・コースト大会前日計量は波乱!計量オーバー選手が続出し2試合が中止へ

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 4日、会場を「スタジオ・コースト」に移し、新たなスタートを切るパンクラス。
最初の計量は波乱含みだった。計量オーバーする選手が続出、また体調不良により欠場する選手も現れ、コンバ王子vsイズマエル・ボンフィンの試合がイズマエルの体重超過により、網潤太郎vs丸山数馬の試合が丸山の体調不良により中止となった。

 一度、計量オーバーの経験がある三浦彩佳は、前夜、師匠の長南亮の自宅で減量を敢行、髪も短く切って合わせてきた。前回、完封負けしているだけに負けられない試合。パスした三浦は、ホッとした笑顔を見せた。

主な選手のコメントは以下。
▼若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)
「世代交代ですね。僕がチャンピオンになります。師匠になぞらえて、リトル・ピラニアと呼ばれるのはうれしいです。その名に恥じないような試合をしなければと思っています。体調は万全です。好調な理由ですか? うーん、最高の舞台ということと、今度の試合はこれまでの集大成だと思っているんですよ。もちろんまだゴールではないですけど、今までやってきたことを明日出すために全てを懸けてきました。体重調整や体力作りも、全部この日のためにやって来ました。試合はやってみないと分かりませんけど、とにかく全てをぶつけます」

▼仙三(FREEDOM@OZ)
「体重はちょっと誤算でしたね(初回オーバー、2回目でパス)。今回、仕上がりもですが、メンタル面、闘志は過去最高です。アップダウンなくやり続けてきたので、試合で見せたいです。今回は特に相手を想定した練習はしていません。強いて言えば、打撃のスパーリングを多めにやったくらい。出稽古にも行っていません。試合では、もし極めるチャンスがあったら寝技であっても極めます。寝技も全然できないわけではないので、チャンスがあれば寝技に入ることもあるかも知れません。とは言え、やはり中心は打撃でしょうね。僕はKOは少ないですけど、倒せるものは持っています。この相手だと、1R、2Rで決着がついておかしくない。もし5Rまでいったら面白いですよね。そうなったら大変なことになっていると思います。そこまでいける試合を若松選手とやれたらいいなと思いますけど、そこまではいかないかな。初防衛戦ということで、プレッシャーは感じていないつもりでしたが、1ヶ月前くらいから、いつもとちょっと違うなという感じがあって。知らず知らずのうちにプレッシャーを感じていたのかも知れません。でも、それももう抜けたので、いつも通り挑戦者の気持ちでいきます。自分は結構しぶといので、ボクシング時代からKO負けしたことがないんです。そして、絶対に自分が勝つと信じています。若松選手は、おそらくもう、UFCが目をつけているんじゃないかなと思います。その若松選手に勝ったら、自分も海外での闘いをアピールしていきたいです」


▼三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)
「長南さんの家に行って、ここまで落としました。長南さんと、支えてくれた周りの人たちに感謝しています。
前回はゴメスにボコボコに負けてしまったので、それを取り返すように、パンクラス(今年)第1戦、頑張ります。
明日はメインで同門の若松選手が闘うので、つなげられるよう盛り上げていきたいです」

▼翔兵(升水組)
「家の体重計と違っていたので焦りましたが、すぐパスできて良かったです。僕にとって大切なのは、強くなること。普段、連敗とかあまり意識しない方なんです。勝ちっていうのは出したパフォーマンスの結果。あまり勝ちにこだわり過ぎて判定狙いやカウンター狙いみたいな試合をしたら面白くないし、負けた試合も、相手のおかげで自分に足りないところん気づかせてもらったということだと思うんです。でも、今回は勝ちに対する欲求が高まっています。なぜなら、応援してくれる人がいるから。通常、2敗くらいすると、ビックリするくらい人が離れていくんですよ。でも僕には、去らずに応援し続けてくれる人がいるんです。メールをくれたり、チケットを買ってくれたり。自分はただ好きなことをしているだけなのに、どれだけ幸せなことなんだろうと思います。
 人とのつながりには本当に感謝しています。なぜか銀座の有名なクラブのママさんが応援してくださったり、偶然知り合ったカシアス内藤さんの息子さんのおかげで、ジムで練習させていただいたり。前回、若松(佑弥)選手には、ボクシングの技術、それも近場の技術が完全に負けていました。それを、この四ヶ月みっちりやって来ました。自分でも変わったと思います。これも、気づかせてくれた若松選手と、ジムを紹介してくれた内藤さん、練習に付き合ってくれたカシアスジムの人たちのおかげです。去年から言っていることなんですけど、タイトルを狙っています。今、これまで以上にタイトルがほしい。それはやはり、応援してくれている人のためです。自分の自己満足だけでなく、誰かのためにという気持ちは、100%以上の力を出してくれます。みんなのことを思うと、絶対に勝つ、刺し違えてでも勝って来ようという気持ちになりました。
 体調もいいです。気持ちが入っています。いいパフォーマンスをお見せします」

ちなみに、升水組では仲間を募集中だそう。翔兵選手と一緒に激しい練習をしたい選手はぜひ! とのこと。

(写真・文/佐佐木 澪)

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