【試合詳細】9・27 PANCRASE無観客試合 【ライト級暫定KOP】林源平vs雑賀"ヤン坊"達也 中島太一vs堀江圭功 中島太一vs堀江圭功 前山哲兵vs尾崎龍紀

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『PANCRASE 318 -Beyond317-』
日程:2020年9月27日(日)
開始:14:45分
会場:新木場スタジオコースト
観衆:無観客試合

[第1部プレリミナリーファイト]
▼第1試合 フライ級 5分3R
○川北晏生(TRIBE TOKYO M.M.A)
3R 3分20秒、チョークスリーパー
●橋上壮馬(ZOOMER)

▼第2試合 バンタム級 5分3R
●工藤修久(禅道会 小金井道場)
判定0-3
○粥川吏稀(マーシャルアーツクラブ中津川)

▼第3試合 フェザー級 5分3R
○風間敏臣(リバーサルジム横浜グランドスラム)
3R 0分57秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)

▼第4試合 ミドル級 5分3R
○内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)
1R 1分02秒、TKO(チョークスリーパー)
●村元佑成(ハイブリッドレスリング鹿児島)

[第1部 第26回ネオブラッド・トーナメント]
▼第1試合 ストロー級準決勝 5分3R
○谷村泰嘉(禅道会)
判定3-0
●大貴(BRAVE GYM)

▼第2試合 フライ級2回戦 5分3R
○梅川 毒一郎(総合格闘技道場コブラ会)
3R 4分37秒、チョークスリーパー
●谷村愛翔(P’sLAB札幌)

▼第3試合 バンタム級2回戦 5分3R
○井村 塁(Nexusense)
2R 2分31秒、チョークスリーパー
●田中スネ夫ハヤト(ASH)

▼第4試合 バンタム級準決勝 5分3R
●宮島 夢都希(KRAZY BEE)
判定1-2
○修我(総合格闘技スタジオSTYLE)

▼第5試合 フェザー級2回戦 5分3R
○岩本達彦(BLOWS)
1R 1分51秒、TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
●齋藤拓矢(ALLIANCE)

▼第6試合 ライト級決勝戦 5分3R
●中田大貴(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3
○狩野 優(TRIBE TOKYO M.M.A)
※狩野がライト級優勝。

▼第7試合 ミドル級決勝戦 5分3R
○荒井勇二(GUTSMAN)
1R 4分30秒、TKO(タオル投入)
●廣野雄大(パンクラスイズム横浜)
※荒井がライト級優勝。

[メインカード]
▼第1試合 ストロー級 5分3R
−リトル(GUTSMAN)
※試合中止
−永井 美自戒(総合格闘技道場コブラ会)

▼第2試合 フェザー級 5分3R
●小森真誉(GRABAKA)
判定0-3
○林 優作(ZOOMER)

▼第3試合 ライト級 5分3R
○葛西和希(マッハ道場)
判定3-0
●小川道的(柔術兄弟/ALIVE伊勢支部)

▼第4試合 ストロー級 5分3R
●前山哲兵(フリー)
1R 4分52秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○尾崎龍紀(総合格闘技道場コブラ会)

▼第5試合 ウェルター級 5分3R
●髙木健太(リバーサルジム川口REDIPS)
判定0-3
○菊入正行(NEVER QUIT)

▼第6試合 セミファイナル フェザー級 次期挑戦者決定戦 5分3R
○中島太一(Lotus世田谷)
判定2-1
●堀江圭功(ALLIANCE)

▼第7試合 メインイベント ライト級暫定キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
●林 源平(和術慧舟會Iggy-Hands Gym)
1R 1分55秒、KO(スタンドのパンチ)
○雑賀 ヤン坊 達也(総合格闘技道場DOBUITA)

PANCRASEがコロナ対策を万全に無観客試合で復活!ヤン坊が1RKOでライト級暫定KOP戴冠!中島がISAOの持つフェザー級KOPへの挑戦権獲得!

第2試合


 2019年よりパンクラスに参戦している小森は2戦2敗2連敗。ここで勝って連敗を脱するとともに白星を先行させていところ。
 対する林はパンクラス初参戦。北海道で山本喧一が主宰する格闘技大会PFCのフェザー級王者だ。
 1R。プレッシャーをかける林。小森は右ハイキックからタックルに入り。潰してサイドからバックを奪う。脱出できない林は、ケージ際へ移動していく。小森は逃さずボディにヒザ。パンチを入れる。なんとか立った林だが、小森がパンチを入れて終了。
 ジャッジは三者10-9で小森。

 2R。小森が右ハイ。林は距離を詰めてパンチを打つが、小森は組んでケージへ押し込みヒザを打ち込む。離れた小森はタックルに入るが、林が切る。離れた小森は再度タックル。しかしまたも切られてしまう。林がヒザ。小森は組むが、林にケージへ押し込まれる。小森は入れ替えるが離れる。
 タックルを潰される小森だが、離れて両足タックル。これを潰した林はバックを取りヒザ連打。残り40秒。小森が入れ替え、離れたところで終了。
 ジャッジは三者10-9で林。

 3R。小森が片足タックル。林は投げて外し、パンチ連打。しかし立つ。小森は再びタックルに入るが、切られてしまう。小森が抱えるが、離れてパンチを打ち合う。スリップか、体勢を崩した林田が、すぐに立つ。疲労の色が濃い。
 こちらも疲れが見えるが、組んでケージへ押し込む小森。片足を抱えている。残り2分。極めるかハッキリ攻めなければ勝てない。バックを取った小森。バックマウントへ。絶体絶命の林。このままゴングを聞くのかと思われたが、残り5秒でリバースした林が渾身のパウンドラッシュ! 試合終了。
 ジャッジは三者29-28で林が逆転勝利を掴んだ。

第3試合


 葛西は昨年のNBTでパンクラスに参戦、準優勝となった。今年7月の平信一戦はTKO勝ちしたが、平が試合中に肩を痛めての勝利。今回はしっかり力を発揮したいところ。
 対する小川はDEEPやHEATに参戦、パンクラスには2016年から大阪大会に参戦している。今年8月の大阪大会では、豪快な試合運びで木村俊也に1ラウンドTKO勝ち。初めての東京大会進出となる。

 1R。パンチを振っていく小川。さらに左ミドル、右ハイ。葛西は組むが、小川がケージへ押し込む。お互い入れ替え合うが、葛西がテイクダウン。ガードを取った小川にパンチ、鉄槌、ヒジを落とす。小川はなんとか立ってケージへ押すが、入れ替えた葛西。足をかけて倒そうとするが、小川こらえる。小川が入れ替えるが、葛西がすぐ戻し、ヒザ、肩パンチを打つ。小川がようやく突き放したところで終了。
 ジャッジは三者10-9で葛西。

 2R。お互いパンチを振っていく。葛西が組んでゆっくりケージへ。足をかけてテイクダウンし、サイドからハーフマウント。肩パンチを連打する。小川はガードに戻すが、葛西は細かくパンチを落としていく。脱出できない小川。葛西はヒジ連打、肩パンチと攻め続ける。残り1分。葛西がそのまま攻め続け、顔面をカットし出血。ここで終了。
 ジャッジは三者10-9で葛西。

 3R。ロー、ジャブと距離を取りながら攻める葛西。小川もパンチを返すが、葛西が注意深く距離を保って打撃を出し続ける。残り1分。葛西が同じペースでコツコツ当てていく。終了。小川は距離を詰められないまま終わってしまった。
 ジャッジは三者30-27、葛西が3-0で勝利。

葛西ケージ上コメント
「ジャブだけになってしまいました。次の試合までに修正して、また戻って来たいです」

第4試合


 前山は2016年よりパンクラスに参戦。2連敗中だったが、前戦(2019年12月)リトルにTKO勝ちで連敗を止めている。新参の芽を潰し、さらに存在感をアピールしたいところだ。

 一方の尾崎は昨年のNBT優勝者。パンクラスには2013年から参戦しており、主に大阪大会で活躍してきた。2018年は2連勝し、満を持してのNBT参戦。現在9位に食い込んでおり、さらに上を目指す。
 この試合は中止となった8月大会からスライドしたもの。前山25歳、尾崎26歳のフレッシュな対決となる。

 1R。両者プレッシャーをかけ合う。尾崎がパンチを振って出るが、前山はもらわない。前山が非常に勢いのあるストレートかつ美しいタックルでケージへ押し込む。尾崎はギロチンに取っている。しかし前山が投げて上に。ボデイを殴る。尾崎は下からヒジ、パンチの応酬。
 立とうとする尾崎だが、前山はバックを取ったまま。さらに投げて上に! 尾崎はガードだが、ケージを使い立ち上がる。
 お互いパンチを振る。前山がタックルに入るが、尾崎のヒザがヒット! 膝をついた前山に尾崎がパウンドラッシュ。レフェリーが試合を止めた。

尾崎ケージ上コメント
「先輩の試合がなくなって、その人の分も闘おうと思いました。フィニッシュできたらなと思っていたので、できて嬉しかったです。今回KOしたので、もっと上の選手とやらせてください」

第5試合


 髙木は2011年よりパンクラスに参戦。豪快なパンチで、佐藤天や現王者・手塚裕之らを倒してきた。昨年6月には、ついにタイトルマッチに挑戦。どちらかがKOする試合になると予想されたが、意外にも手塚のチョークスリーパーに敗退。さらに同年10月にはアレキサンダー・ラカスに同じくチョークスリーパーで敗退している。しかし5位。まだまだ若手には負けていられない。

 対する菊入は2017年より参戦。4連勝の後は粕谷優介、岸本泰昭といった実力者と対戦するも、粕谷にTKO負け、岸本とはドロー。しかし、引退を懸けて臨んだ今年7月、中村勇太にTKO勝ち。タイトルマッチ経験者との対戦に臨む。

1R。プレッシャーをかけていく髙木。回りながらローを打ち込んでいく。菊入が前蹴りの蹴り足を取るが、すぐに離す。髙木が一気に連打。菊入のジャブを入れるが、髙木がさらに打ち込む。
 プレッシャーをかける菊入。ジャブを打つが、髙木は冷静にパンチを返していく。髙木は以前のようなイケイケの雰囲気ではなく、静かに、しかし気を抜かず獲物を狙う獣のようだ。菊入は終盤あまり手が出ないまま終了。
 ジャッジは二者10-9髙木、1人が10-9菊入を支持。

 2R。飛び出した菊入だが、慎重に構える。髙木が菊入の前蹴りの足を取るが、菊入はすぐに抜く。菊入がジャブ。髙木もパンチ、ローを出すが、右目がやや腫れているようだ。菊入はパンチを出しながら間合いを詰めていく。高木は下がってしまうが、左右パンチ、ローを返す。菊入はパンチやローを出すが、あと一つ入りきれない。髙木がプレッシャーをかける。お互いあまり手を出せずに終了。
 ジャッジは三者10-9で菊入。

 3R。髙木はKOするしかない。パンチを出すものの、ペースを掴めない。菊入は様子を見ながらのロー、ジャブ。菊入のパンチが顔面にヒットするも、倒すには至らない。髙木も左ジャブをヒットさせる、菊入効いたか。しかし、スッキリしないまま残り2分。お互いあまり手が出ないまま終了。
 ジャッジは三者29-28、3-0で菊入が首の皮一枚で勝利。お互いに攻めきれない印象で、打ち合いを期待していたファンには肩透かしだったのでは。

菊入ケージ上コメント
「反省だらけです。ちょっと、この試合は全然納得のいかない展開になってしまいました。次は一本、KOを狙いたいです」

第6試合


 2012年NBT優勝の中島は、2016年以降ロシアの大会に参戦し経験を積んできた。2018年9月にパンクラス復帰し、元王者・田村一聖に判定勝ちを収めている。しかし、昨年は4月にカイル・アグオン、7月にユータ&ロックに判定負けを喫している。
 今回は、昨年のアグオン戦に続き、二度目の次期挑戦者決定戦となる。

 一方の堀江は2016年よりパンクラスに参戦。2017年のNBTで優勝を飾り、パンクラスではここまで9勝1敗という成績を残している。堀江はUFC参戦経験も持つ。

 この試合は、8月大会でメインとして行われる予定だったカード。大会中止となったため、今大会で組まれた。再び海外へ乗り出すチャンスを狙う両者にとって、パンクラスのベルトを巻くことは必須だ。夢に向けて一歩先んじるのはどちらか。

 1R。プレッシャーをかけていく中島。堀江はローで様子を見る。中島はタックルのタイミングをうかがうが入れない。お互いにプレッシャーをかける。堀江が右ハイ、そして速い左ジャブ! しかし、中島はタックルからケージへ押し込む。いったん離れるが、組んで中島がケージへ。ボディを殴る堀江。中島もパンチ。離れた堀江がパンチを振るが、中島はくぐって組む。離れた堀江はロー。下がるが、中島が追っていきパンチを出したところで終了。
 ジャッジは三者10-9で堀江。

 2R。中島のタックルを切る堀江。お互いにプレッシャーをかける。中島が片足タックルからケージへ押し込む。堀江は足を抜いた。中島は大きい左右パンチを打つ。堀江が巧みなボディ! 中島は片足タックルからケージへ押し込むが、堀江はヒジで離れパンチ。中島は片足をつかみケージへ押し込む。投げて離れる堀江。中島は粘り強く組みにいく。投げようとするが、堀江が立て直し、スタンドに戻った。
 堀江はロー。中島は入ってパンチ、蹴りを出したところで終了。
 ジャッジは二者10-9で中島、1人が10-9堀江。

 3R。ポイントで先行する堀江か、勢いが出てきた中島か。
 中島はローから片足タックルに入るが、堀江は切る。中島はパンチを振るが、鼻から出血し、荒い息遣い。しかし、さらにタックル。切る堀江。堀江が左パンチ。中島が組んでケージへ押し込む。堀江も息が荒くなっている。
 ローを蹴る中島に堀江が飛び膝! しかし、中島はくぐって果敢に組みに行きケージへ押し込む。残り2分。離れた堀江に中島がパンチ。さらに片足タックルからケージへ押し込みヒザ連打。
 何とか逃れた堀江は再び飛び膝。中島はもらわず片足タックル。執念を感じる。離れる堀江だが、中島は左右パンチからケージへ。ここで終了。
 ジャッジは二者29-28中島、1人が29-28堀江、2-1で中島が辛くも勝利。同じくらい消耗していた両者だったが、中島の執念が勝利をもぎ取った。

中島 ケージ上コメント
「1ラウンドは勝ち取るという作戦で、取られてスゲー焦りましたけど、絶対に勝つという気持ちで最後まで闘いました。タイトルマッチは、王者よりメチャクチャ練習して、メチャクチャ考えて、勝つために全ての時間を使います。チャンピオン(ISAO)、待っててください。獲りに行きます!」

第7試合


 林は2013年よりパンクラスに参戦。絶対に諦めず、最後まで闘い抜く精神力が買われ、同年6月に開催されたパンクラスVSシュートボクシングで宍戸大樹の対戦相手に抜擢された。否定的な空気が漂う中、最後はシュートボクシングファンに「やるじゃないか」と認めさせる空気に変えた。
 そのファイトスタイルは変わらず、しばき合いを演じ続けてきた。昨年は阿部右京、冨樫健一郎に連勝し、タイトルマッチへの切符をつかんだ。

 対するヤン坊は昨年7月より参戦。彗星のように現れ、小林裕、トム・サントスを豪快なパンチで1ラウンド勝利している。今回も2ラウンド目を見ることはないのか。
 もともとは3月に組まれていたが、コロナの影響で二度にわたり延期になっていた試合。調印式を行ってから7ヶ月、ようやく実現した。どちらが勝ってもKO必至、注目のメインだ。

 1R。いきなり打ち合う両者。林が素早く組むとヤン坊は尻餅をついたがすぐに立つ。ケージへ押し込んでいく林。入れ替え合うが離れる。
 林が飛び込んでパンチを打つと、ヤン坊もパンチを返し打ち合いに。ヤン坊のパンチがヒット、林がダウン! ヤン坊がタイトルマッチも1ラウンドKOで決めた。

ヤン坊 ケージ上コメント
「今日まで怖くて怖くて、長い間怖い思いをしましたけど、報われたので良かったです。
 タイトルマッチなので、5分5ラウンドしっかり闘えるようにやってきました。でも、ボスが指摘してくれた相手の癖があって、2回くらい狙いました。それが当たってよかったです」

総括


 大会当日、コロナの陽性反応が出たために、開場10分前に中止となった『PANCRASE 317』。フェザー級次期挑戦者決定戦をメインに据え、見応えのあるラインナップとなっていたが、安全第一を考え、酒井正和代表が中止に踏み切った。
 すでに3大会が中止となっているパンクラス。今回は、パンクラス史上初の無観客での大会開催となった。また、317の教訓を生かし、当日の検査を室内でなく会場外に設置したテントにて行い、万が一陽性が出た場合も会場内にウィルスを持ち込まないよう配慮。選手をはじめ、レフェリーやスタッフ総勢130名の検査を実施した。通常は会場内にある関係者受付も室外に置き、水際での守りを重視した。

 観客席のない会場はガランとして感じたが、少しでも盛り上げようと熱の入ったリハーサルが続いた。
 始まると、当然ながら拍手も歓声もない。ラウンドガールもマスクを着用と、いつもとはあまりに違う雰囲気に戸惑ったが、選手たちは、自宅のモニターでYouTube観戦するファンに届けと熱戦を繰り広げた。

 プレリミナリーファイトでは、第4試合でパンクラス初参戦の内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)が1ラウンド1分で一本勝ち。内藤は、パンクラスのキッズラボでレスリングを学んだ。キッズラボ卒業後もレスリングを続け、このたびついにパンクラスデビュー。豪快な闘いぶりで堂々の一本勝ちを挙げた。
 キッズラボ卒業生には、ONEで活躍中の松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)がいる。そしてまた一人、頼もしい若手選手が誕生した。

 ネオブラッド・トーナメントでは一本勝ちが続出し、見応えある内容となった。また、ライト級では狩野優(TRIBE TOKYO M.M.A)、ミドル級では荒井勇二(GUTSMAN)が一足早く優勝を決めた。
 荒井は、2014年からパンクラスに参戦しており、パンクラス歴は短くない。デビュー戦ではエディ・ジョシュアにチョークスリーパーで勝っているが、翌2015年のNBTでは惜しくも準優勝。ミドル級は選手が少なく、その後はなかなか試合が組まれない状況が続いていた。2018年11月に一慶と対戦し一本負け。その後さらにブランクが空いたが、このNBT優勝でついに存在感を表した。諦めず、コツコツ続けて来た苦労人。今後の活躍に期待したい。

(写真・文/佐佐木 澪)

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