木谷高明vs内藤哲也の30分1本勝負が開催!“全世界に通用するプロレスゲームを作る”と『新日本プロレス愛を持ったパレハ』を募集!

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 2日、都内・新日本プロレスリング株式会社内にて、ブシモ×新日本プロレスリング記者会見が行われた。
 突如発表されたこの会見では 株式会社ブシロードの取締役・木谷高明氏と内藤哲也の“30分1本勝負”と題され、常に木谷氏に要望や糾弾を行っていた内藤と木谷氏という因縁浅からぬ二人が対面するこの会見には注目が集まっていた。
 


 かつてBeginningに所属していた元・女子プロレスラーであり、現在は声優事務所『響』に所属する声優の相羽あいな(播磨佑紀)をMCに迎え、会見がスタート。
 

 最初に登壇したのは木谷オーナー。
 木谷オーナーは相羽がL.I.Jの帽子とパーカーを身に着けていることに気付き、「今日のメンツ的にもう2対1になっている気がする」と不安を漏らす。

 続いて、木谷オーナーから今日の会見の趣旨が発表される。
 2018年1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会には35,000人の動員を記録し、Twitterトレンド世界一となったこと、アメリカ・ロングビーチで開催される『STRONG STYLE EVOLVED』のチケットが10分で4,500枚完売したという結果を受け、2020年1月4日に合わせて世界中で通用するスマートフォンでのプロレスゲームをリリースすることを発表。

木谷「2020年の1月4日に合わせて、日本のみならず世界で通用するスマホのゲームを開発したいと思います。ということで、世界展開を一緒にやってくれる会社、パートナーを公に募集したいなというのが今回の会見の趣旨になります。是非応募して欲しいと思っています」


 ここで突如内藤哲也が会見会場に登場。

内藤「いやいやいやいや。木谷オーナー、勝手に呼び出しておいて、そして勝手に始めてしまうとは……こんなに失礼なことありますか?」
木谷「いや、だって……さっきいらっしゃらなかった……」
内藤「やるならやるって言って食ってくださいよ。僕達新日本プロレスがどこで試合してたか知ってますか?北海道で試合して、青森、岩手、宮城と試合してきたわけですよ。昨日仙台大会でしたよ。このオクパードでカンサードな中、わざわざこの会見に来たわけですよ。勝手に呼ばれたからわざわざ来たんですよ。何か無いんですか?言葉は?」
木谷「おつかれさまでした。ありがとうございました。助かりましたホントに~」
内藤「……だけですか?僕のコメントとか会見とか見てます?いつも言ってるじゃないですか。思ってることは口に出さないと誰にも何も伝わらないんですよ。『ありがとう』とか無いんですか?」
木谷「ありがとう!感謝してます」
内藤「この会見に俺が呼ばれたってことは、俺が必要ってことでしょ?このプロジェクトに俺が必要ってことでしょ?」
木谷「そういうことになりますね」
内藤「でしょうね。だって、今、プロレス界で最も輝いているユニット、どのユニットか分かってます?」
木谷「……MCの方も(グッズを)身に着けている、ロスインゴ」
(内藤が相羽の服装をまじまじと見つめ、Tシャツだけ正規軍のライオンマークのものであることに目をつける)
内藤「この本隊なのか、L.I.Jなのかどっちかにしていただきたいですねぇ?」
相羽「今日の相羽の魂はロスインゴにあります!」
内藤「じゃ、パーカー閉めてもらっていいですか。ライオンマークは必要ないと思いますので」

 困惑する相羽に木谷オーナーが「とりあえず閉めたほうが良いんじゃないですか」と助け船を出し、話は本題に戻る。
 パートナーの募集条件として、【新日本プロレスへの愛】【ゲーム制作への熱意】の二点であると解説。

木谷「これはね、デベロッパーの方でもパブリッシャーの方でも問いません。条件は、新日本プロレスへの愛、ゲーム制作への熱意。特に新日本プロレス愛。なぜこのような形を取ったかというと、色んなゲーム会社さん、アプリ会社さんありますけど、どこの人が新日本プロレス愛を持っているかというのは分からないというのと、上司が持っていても部下が持っていないとか、その逆だと良いゲームが作れないので、チームぐるみ、会社ぐるみで新日本プロレス愛がある会社を大募集したいなと思っています。必須条件は新日本プロレス愛です。国内でも海外でも問わないし、もしかしたら国内の会社でやりつつも海外の会社にはライセンスして『そっちでやって下さい』というパターンもあるかもしれない。全世界から募集します!今回はなぜ内藤選手に来てほしいなと思ったかというと、新日本プロレス愛のところで引っかかるんですよね。悔しいんですけど、ホント言いたくないんですけど、中学三年生からファンクラブに入ってたっていうのはね。中学三年生には5,000円の会費は高いですよ」
内藤「つまり、このプロジェクト、このゲームの主役はL.I.J、そして内藤哲也ということでよろしいんでしょうか?」
木谷「……まあ、悔しいですけどその通りです」
内藤「ちょっとその一言邪魔ですね」
木谷「悔しくないけどその通りです」
内藤「俺ほど新日本プロレスを愛してる……って表現は好きじゃないですけど、大好きなレスラーいないですよ。内藤哲也というレスラーを新日本プロレスはもっと大事にした方がいいですよ。俺がどんないいい提案をしても一回も通ったこと無いですから」
木谷「一回も?」
内藤「一回も通ったこと無いですよ」
木谷「おかしいな。現場に確認します」
内藤「それは現場の判断なのか、それとも木谷オーナーの命令で内藤の提案は却下することになっているのか、僕は疑っていますよ。俺ほど新日本プロレスのこと考えてるレスラーいませんから大事にした方がいいですよ」
木谷「大事にしてねっ!(カメラに向かって)……今現場に指示しました」
内藤「先程もちらっと言ってましたが、もう一度説明していただいてよろしいですか。今回の会見、なぜオカダじゃないのか、なぜ棚橋じゃないのか、なぜ真壁じゃないのか、なぜ内藤なのか……皆様に説明してもらってもいいですか?」
木谷「このプロジェクト、我々ブシロード、ブシモのパートナーになっていただくのに一番必要なのは新日本プロレス愛だと思いますので、他のレスラーのみなさんも当然新日本プロレス愛は高いと思うんですけど、ホント子供の頃からっていうところでね、一番来ていただくのにふさわしいのは内藤選手かなっていう風に判断した次第で……」
内藤「『新日本プロレス愛を一番感じるレスラーが内藤哲也だ』と、オーナー公認ということですかね?」
木谷「……まあ、そういうことですね。(こういうことを言うと)面白おかしく東スポに書かれるから(笑)」

 そして、今回のプロジェクトで制作されるゲームについてアイディアを問われた内藤と木谷オーナーはそれぞれ理想のプロレスゲーム像を語る。

内藤「俺は入場シーンがとても好きなので、入場シーンを自分の好きなように動けるとか。ここで止まって、ちょっと戻って、とか。なんなら客席に一回入りたいとか、入場シーンをいじれたら面白いなと思います。一番大事なのは、やっている方がまさに自分自身がその場にいるような感覚に落ち入れるようなリアリティかなと思うので、そういうのをゲームを通してプレイして下さる方々に感じて頂けたらと思います」
木谷「せっかくこれだけ世界に広まっているので、世界中の人に楽しんでもらえるゲームが出来たら良いなと。オプションとして過去の日本人レスラー外国人レスラーのOBとかが出てきて、時空を超えた夢の対戦が追加で出来るようになればかなり面白いかなと思います」

 最後に、木谷オーナー、内藤哲也それぞれ締めの挨拶を行った。

木谷「2020年の1・4に向けてですね、パートナーを大募集したいと思っています。本気でいいゲームを作りたいと思っていますので、ぜひ奮ってご応募のほどお願いします。本日はありがとうございました!」
内藤「木谷オーナー、最近暇なんですか?」
木谷「いやいや、忙しいですよ(笑)」
内藤「日本と海外を行き来しているようで大変なのはわかりますが、今日オフということは明日もやっぱり日本にいるということですか?ということは、明日の新日本プロレス茅野大会ももしかして来ちゃったりするんですか?」
木谷「いやいや、予定が……(笑)」
内藤「大きい会場の試合を見ている姿はリング上から拝見してますよ。でも、ビッグマッチ以外の普段の小規模な大会を見てこそ、今現在の新日本プロレスが分かるんじゃないですか?今現在、全国どの会場に行ってもL.I.Jのグッズを身に着けたお客さんで溢れかえってますよ。『デ・ハポン!』の大合唱を楽しみに会場に来ているわけですよ。大会場ももちろん大事ですけども、小規模の会場にも是非来ていただいて、皆様が今何を求めているのか、木谷オーナーの目と、木谷オーナーの耳で確認していただきたいなと」
木谷「僕3月で日本に帰国しますんで、4月からは地方も周ります」
内藤「全戦参戦ってことですか?」
木谷「いやいや、それは無理ですけど(笑)」
内藤「大好きなオカダ選手のセコンドに付けば良いんじゃないですか?もう推し変ですか?」
木谷「僕一回もそんなこと言ったことないですよ(笑)東スポが書いただけですよ!」
内藤「悪いのは岡本記者ってことですか?あとでファミレスで説教しておきます。まあ、今回のプロジェクト、木谷オーナーの推薦で僕が色々と提案もさせていただきますし、これからどのように作られていくのかしっかり見ていきたいと思います。皆様、2020年1月4日を目標に一体どのようなゲームが出来るのか、色々なことを想像しながら楽しみに待っていて下さい。2020年1月4日まで!トランキーロ!あっせんなよ!……じゃあ僕、オクパードなんでカンサードなんで、そろそろいいですか?僕の目を見て下さい。充血してるんですよ。連戦の中、わざわざこんな早い時間に呼び出されて寝不足ですよ。そしてテンゴ・アンブレ!腹ペコなんですよ。じゃあ僕はご飯食べに行くんでこのへんで失礼します。木谷オーナー、アスタレーゴ!アディオス!」
(内藤は木谷オーナーに拳を突き上げ別れの挨拶。木谷オーナーは渋々それに応じて拳を上げる)

 内藤の退場後、木谷オーナーへの質疑応答の時間へ。

――今回の募集は会社さんへの募集ということで、個人の募集ではない?
木谷「それは難しいですね。会社さんはデベロッパーさんでもパブリッシャーさんでもどっちも大丈夫です。プロレス好きというか、新日本プロレス好きの人じゃないと作るのがなかなか難しいと思うんですよ。どこに好きな人が多いのかっていうのが分からないんですよね。部下が好きでも上司が好きじゃなかったり、上司が好きでも部下が好きじゃなかったり知識がなかったりするといいものが作れないんで、好きな同志が声を上げてくれって。だから会社に限定してるんですね。役員レベルで『いいからやれ!』って言ってくれないと」

――パートナーを選ぶにあたり最終的に面接などは行われるのですか
木谷「面接っていうよりは来た方の中から個別で相談させていただいて、パートナーを決めるという形ですね。材料としてはTwitterトレンド世界一とか、日本だけでなく海外にも展開できる宣伝力がありますよという部分があるので」

――2020年の1・4に照準を合わせた理由は
木谷「今回のドームの動員数は35,000人だったんですけど、外野席まで入れてフルフルに出来るのは2020年じゃないかなって。あと開発には2年近くかかりますから、そこをターゲットにして、リリースはもしかしたら1・4の後になるかもしれないですけど、少なくとも事前募集期間には入ると思うんで、そこをターゲットにして煽っていくのが一番いいかなと考えています。その頃には新日本プロレスワールドの会員数もかなり増えているでしょうから、世界的なプロモーションが出来るんじゃないかなと思っています」

――プラットフォームはあくまでもスマートフォン?
木谷「基本スマートフォンに置いてますけど、違った話があればそれはそれで是非。他のプラットフォームでも個別に対応する可能性はあります」

――パートナーとなる会社次第では色々と形が変わっていく可能性もあるということでしょうか
木谷「先程ちょこっと話しましたけど、日本のパートナーが見つかって、海外でもやりたいというところが見つかったらそこはもうライセンスを卸して『好きなようにやって下さい』と言う可能性はありますよ。そういう提案も含めて話をいただければ。あと、スマートフォンゲームの中ではコラボとかタイアップとか非常に盛んじゃないですか。別の世界から話が来ても良いんじゃないかと思っています。ちょっと若干マニアックな話になるんですけど、WWEと新日本プロレスの売上で大きく差がついているところっていうのは、もう残っているのはブランドをお金にするところっていうのが一つあります。スポンサーをもっとナショナルクライアントを付けるという部分と、あとは海外の部分と、あと大事なのはマーチャンダイジングの部分なんですね。商品売上はすごくあるんです。会場での売上はかなり差が無くなってきているんです。例えば、『フィギュアになりました』『ゲームになりました』ってところのロイヤリティ収入っていうのはWWEではものすごくあるんです。年間40億50億あるんですね。新日本プロレスはそこがほとんど無いに等しい。だからここから手を伸ばすならそこだろうなと」

――現状でやっているマネタイズの手順で上限が見えてきたから他の部分に手を伸ばすということでしょうか
木谷「そうですね。マーチャンダイジングとかブランドとかグローバルとか、そういったところを伸ばすべきだろうということで」

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