【試合結果】12・3 九州プロレス福岡大会 【九州プロレスタッグ王座】玄海&HUBvs佐々木日田丸&阿蘇山 【九州プロレスタッグ王座】玄海&HUBvs首里ジョー&ウルトラソーキ めんたい☆キッド&桜島なおきvs佐々木日田丸&阿蘇山

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『博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント 筋肉せいもん払い’17』
日時:2017年12月3日(日)
開始:16:00
会場:福岡県福岡市・アクロス福岡イベントホール
観衆:639人(超満員札止め)

▼博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント一回戦
●筑前りょう太/白くま
9分16秒 スピアー→片エビ固め
○首里ジョー(琉球ドラゴン)/ウルトラソーキ(琉球ドラゴン)

▼博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント一回戦
●田中純二/ばってん×ぶらぶら
1分45秒 片エビ固め
○佐々木日田丸/阿蘇山

▼博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント準決勝 九州プロレスタッグ選手権試合
【王者組】玄海/○HUB(フリー)
12分25秒 猛毒波布空爆→片エビ固め
【挑戦者組】首里ジョー/●ウルトラソーキ
※初代王者組が4度目の防衛に成功

▼博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント準決勝 
めんたい☆キッド/●桜島なおき
13分44秒 マグマスプラッシュ→体固め
佐々木日田丸/○阿蘇山

▼スペシャルシングルマッチ
●野崎広大
5分43秒 Fucking Bomb→体固め
○火野裕士(フリー)

▼博多華味鳥杯1DAYタッグトーナメント決勝戦 九州プロレスタッグ選手権試合  
【王者組】●玄海/HUB(フリー)
17分19秒 マグマスプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者組】佐々木日田丸/○阿蘇山
※初代王者組が5度目の防衛に失敗。挑戦者組が第2代王者組に

日田丸&阿蘇山組が玄海&HUB組を破り九州プロレスタッグ王者に!火野、三原が王座戦線に参戦表明!

第1試合


 筑前は、ゆるキャラながら猛獣パワーを秘めている白くまを指名し薩筑同盟を結成。対するは、琉球ドラゴンプロレスから殴り込みをかけた首里ジョー&ウルトラソーキ組。
 ソーキは筑前をしきりに挑発するも、白くまに制され、ソーキと白くまでゴング。
 序盤は白くまのゆるさに戸惑いを隠せない琉ドラコンビも筑前が登場するや、Wタックル。合体プレスと息のあった連携で筑前を攻撃。「九州プロレスそんなもんか!?」その言葉に、筑前、二人相手に大逆襲。筑前がパワーで圧倒すると、白くまも触発され獣の本性を剝きだす。
 5分過ぎ、ソーキは白くまにかわず落とし、全体重を浴びせるボディプレスと畳み掛けるが、引っ掻き攻撃からの豪快なブレーンバスターで形勢逆転。ソーキはラリアットをかわすと逆にカチ上げラリアット。ジョーの串刺しスピア、走り込みラリアット、ダイビングヘッドバッドはかわされる。チャンスと見た薩筑同盟は、ふらつくジョーを相手に豪快なクロスボンバー!さらに串刺しニールキックからのスピア。
 まっすぐ飛ぶばい!は、読んでいたジョーが剣山からの丸め込み。飛び込んできた筑前に、ジョーのパンチがカウンターで決まり、朦朧とする筑前。そこへスピアーから丸め込み3カウント!まさかの筑前から大金星を奪う!

第2試合


 博多の伝統的なお祭り、どんたくと山笠が一度にやってきた。
 お祭りコンビが挑むのは、9月に玄武會入りを果たした日田丸と阿蘇山の
NEO玄武會・山水鬼。ばってんは山笠に寄せに寄せ、笑撃の締め込みスタイル!対する日田丸&阿蘇山は、黒と紫ベースのニューコスチュームで登場!
 試合は祭コンビの奇襲でゴング。阿蘇山にサンドイッチ式Wヒップアタック。日田丸にはかわされ、生尻の同士討ち。短期決戦を宣言していた阿蘇山は、串刺しプレス、純二へWアームスープレックス。日田丸は純二へカカト落としからの日田丸式パイルドライバーで、2分かからず秒殺で仕留めた。日田丸&阿蘇山が余力をたっぷり残し準決勝進出!

第3試合

 
 王者としての参戦が決まるや否や、初代王者・玄海&HUB組は、トーナメント全てにベルトを賭けタイトルマッチにすると宣言!一回戦で筑前組を破った琉ドラコンビは王座挑戦となる。
 試合はHUBとジョーの腕、首の取り合いでゴング。玄海とソーキに替わると、パワー合戦へ。玄海になんとかパワーで対抗するも、壁はなかなか崩せず。HUBはジョーへナックル、後頭部でドロップキック、ニー、さらにライトニングロックベータ。玄海もジョーへ、強烈なチョップ、ヘッドバッド、投げっぱなしフロントスープレックスと畳み掛ける。
 琉ドラコンビも逆襲。HUBにスピアをかますと、ソーキは玄海にドロップキック。HUBにブロックバスター。エメリウムスプラッシュはかわされ、HUBのシャイニングウィザードを食らう。玄海はソーキをジョンウーで吹き飛ばす。
代わったジョーは、玄海と激しいチョップ合戦。スピアー、ダイビングヘッドバッドを決めるもカウント2。
 10分。ジョーは得意のパンチを放つが、逆に玄海の超人拳の餌食に。ソーキは、HUBに串刺し攻撃。さらにソーキの河津がけとジョーのスピアーの合体技が決まる。玄海は、琉ドラ二人相手にWのラリアット。HUBもラリアットから、とぐろ巻き式ラリアット。玄海はジョーを投げっぱなしジャーマンで分断すると、ソーキへペディグリー。そこへHUBの猛毒波布空爆が決まり、琉ドラコンビの勢いを止め、決勝戦進出を決めた。

第4試合


 玄武會を卒業し、めんたいと「めん桜」を結成した桜島。ついに、NEO玄武會と直接対決!
 先発はめんたいと阿蘇山。体格差に苦戦するもドロップキックを決め、桜島へスイッチ。桜島と日田丸はじっくりグランドの攻防。激しいエルボー合戦、日田丸のフロントキック、桜島のジャンピングニー、日田丸の強烈な打撃と一進一退。玄武會は早いタッチワークでスタミナをキープしながら桜島に集中攻撃。
 5分過ぎ、ようやくめんたいに替わると阿蘇山へフライングボディアタック、スリングブレイド、さらには巨体を持ち上げめんたいバスター。しかしバッグエルボーはキャッチされバックドロップを食らう。日田丸はめんたいへ様々なバリエーションのキックを叩き込む。めんたいも日田丸へ串刺し顔面ニーを叩き込み、めん桜のWドロップキック、さらには桜島のダイビングニーとめんたいのフットスタンプの合体技を披露。チャンスと見ためんたいはめんたいスプラッシュを放つもかわされる。
 10分、桜島は阿蘇山へ武藤公認シャイニングウィザード。阿蘇山はかわしWアームで放り投げる。諦めない桜島はドロップキックを決めると、再びシャイニングウィザード成功!グランドコブラで丸め込むがカウント2。
 試合は目まぐるしい展開へ。めんたいは日田丸にバク宙キックを放つと、阿蘇山へラナを狙う。しかし阿蘇山はキャッチして投げっぱなしパワーボム!桜島へ阿蘇山のラリアットと日田丸レッグラリアートのサンドイッチ攻撃。
 ダウンする桜島に、阿蘇山のマグマスプラッシュが炸裂し見事3カウント。
 この結果により、決勝戦は玄海&HUBvs日田丸&阿蘇山の玄武會対決に決定した!!

第5試合


 9年前の九州プロレス旗揚げ戦以来の参戦となる火野。「俺とシングルマッチできる勇気のある奴はいるか?」その問いかけに名乗りを上げたのは、怖いもの知らずの野崎!
 野崎は喧嘩腰でスタートダッシュをかけるが、火野には効かず。しかし怖いもの知らずの野崎は怯まずぶつかっていく。筑前vs火野を彷彿とさせる強烈なチョップ合戦を繰り広げる二人。ようやく野崎にチャンス到来。
 ロープに飛んだ火野にカウンターで一本背負いを決め逆襲。強引にブレーンバスターで引っこ抜くと、コーナーへ登り、重量級のダイビングギロチンを決める。勢いに乗る野崎を、火野はラリアット二発で止め、強烈なFucking Bombで仕留めた。
 試合後、マイクをとった火野は野崎を絶賛。


火野「のざ?野崎か、、若造のくせにすげえわ!これからだよ!」

 さらに、九州への愛を語った。

火野「九州にはいい思い出しかないんですよ。うまい飯、暖かい人たち、いい女、そして九州プロレス! 大好きな大好きな九州を盛り上げる九州プロレスに感謝します! そこで思いつきました。今日はタッグのトーナメントをやってるな。 その優勝チームに、俺が挑戦したろやないけ。パートナーだよな?パートナーは九州大好きなあの男!一回戦で負けた筑前はそんなもんじゃないんですよ」

 そこで筑前をリングに呼び込む火野。

火野「いや筑前さん久しぶりですね! 九州好きなもん同士、タッグ組んで盛り上げましょうや!」

 筑前も握手に応じ、火野とのタッグ結成を決意。


 火野が退場すると、それと入れ替わるように、なんと三原一晃が登場!

三原「九州プロレスファンの皆さん、初めまして。自分は、道頓堀プロレスWDW現チャンピオン、三原一晃と申します。自分は九州プロレスに全く縁がないわけではありません。ずっと見てきました!アツい団体を!俺はこんな団体を見逃すわけにはいきません!俺は、ある方に用事があって来ました。めんたいさん!手短に言います。あなたが持つシングルのベルトに挑戦させていただけませんか?」

 入場ゲートに現れためんたいは親指をあげる。

三原「1月14日に北九州でやるんですよね?よかったらそこでお願いします!」
めんたい「1月14日、北九州。このベルトを賭けてやりましょう!」
三原「OKが出たということは、この日から、めんたい⭐︎キッドは、敵とみなす。 来年の北九州大会!一発でベルトとってやるからよ! しっかりと目に焼き付けてくださいよ! バリバリアツい試合するから、ヨロシク!ほな!」

 まさかの三原一晃のアピールで、1.14北九州芸術劇場大会での王座挑戦が電撃決定!

第6試合


 優勝決定戦は、阿蘇山&日田丸の宣言通り、玄武會対決へ。
 クリーンに握手を求めるも、日田丸は拒否し背を向ける。ならばと玄海は、投げっぱなしジャーマンで奇襲をかけゴング!HUBが日田丸へとぐろ巻き式ラリアットを放つと、HUBの昇天+玄海のスピアの合体技「海蛇」を決める!
 玄海は阿蘇山へ投げっ放しジャーマン。玄海と日田丸は交互に蹴りの我慢比べ。張り手からの投げっ放しフロントスープレックス。王者組は日田丸をターゲットに代わる代わる集中攻撃。
 ようやくスイッチした阿蘇山は、王者組を千切っては投げ千切っては投げ。
HUBにラリアット、玄海に払い腰を決め、HUBを打撃で苦しめる。息を吹き返した日田丸は、HUBに打撃のラッシュ。フロントネックチャンスリーで投げ、さらにミドルキック連発。
 代わった玄海は、コーナーからダイビングエルボードロップ。さらにペディグリーから博多一本絞め。日田丸は玄海のジャーマンを切り返すとヒザ十字固め、カカト落とし、キャプチュードでピンチ脱出。
 10分。阿蘇山が玄海へ万トーンからのマグマドライバー。さらにコーナーへ上がると、HUBがムチ攻撃で阻止。HUBの雪崩式ブレーンバスターと玄海のパワーボムの合体技で、阿蘇山を強烈にマットに叩き付ける。大ダメージの阿蘇山へ、玄海の滞空時間の長い玄海灘炸裂!決まったと思いきや日田丸がカット。
 HUBは日田丸の顔面へニーを叩き込み、阿蘇山を日田丸の上にセット。そこへHUBのダイビングセントーン!さらに場外に落ちた日田丸にトペを放つ。そこから、試合は目まぐるしい一進一退の攻防へ。玄海は再び阿蘇山へ玄海灘を狙うも、逆に垂直落下式ブレーンバスターを食らう。阿蘇山は玄海にマグマドライバーを狙うが、フランケンシュタイナーで切り返される。そこへ日田丸がハイキック。玄海と阿蘇山はラリアット相打ち。日田丸は玄海へハリ手ラッシュからハイキック。日田丸式レッグラリアートは阿蘇山に誤爆。玄海と阿蘇山は、ラリアットの打ち合い、実に8発。


 決まらないと見た玄海は強烈なアッパーから超人拳2連発。阿蘇山はチョークスラムからマグマスプラッシュもカウント2。
 チャンスと見た日田丸は玄海へハイキック3連打から強烈な日田丸式パイルドライバー。完全にダウンする玄海へ、阿蘇山のマグマスプラッシュが炸裂し、絶対王者・玄海から完全な3カウント奪取!
 日田丸&阿蘇山が1DAYタッグトーナメントを制した。

日田丸「優勝したぞー!一番ちっちゃい体の俺がよ、諦めなきゃ優勝できるんだよ。正直言ってきついよ!死にそうだったよ、玄海!だけどな、ここに来るまでにたくさんの修羅場をくぐってきたんだよ!今日、持ち堪えられる気持ちを作ってくれたのは、ここにいるお客さんのおかげです!玄武會入って上を目指すと言ったけど、今日から本当のスタートです。新生・玄武會、新生・佐々木日田丸のスタート!このベルト、勲章をとりました!もちろん防衛して、その先にあるシングル!シングルを目指してます!誰でもいいよ、火野なんとかって言ってたよな?俺と阿蘇山でこのベルトかけて1.14北九州でやりましょう!筑前、火野、またデカイけど、皆さんの応援が力になります!」

 日田丸が玄武會流の「九州ば元気にするバイ!」で大会を締めくくった。

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