【会見】再戦が決定したイケメンと近藤が前代未聞のルールについて珍問答!「Twitterでも期待されている」「エゴサーチしてるヒマがあるなら練習しろ」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 次回6.6後楽園大会での再戦が決定した黒潮“イケメン”二郎と近藤修司が会見に登場。再び近藤が勝てば、イケメンはジャケットを脱ぎ、イケメンが勝てば近藤はファンサービスをする「ジャケット・コントラ・ファンサービス」という前代未聞のルールで行われることになったこの試合。相容れぬ2人の珍問答記者会見の様子をお送りする。

イケメン「俺、絶対負けませんよ!」
近藤「違う違う、まず意気込みつってるからさ。そのあとだろ、俺に噛み付くのは」
イケメン「楽しかったですか、昨日? 復帰したばかりの俺に噛み付いて、グッチャグチャにして」
近藤「噛み付いたのはお前のほうだろ(笑)。俺は普通に試合しただけだよ」
イケメン「確かに……。とにかく昨日久しぶりに試合をしました。試合の感じがつかめなかったですね、全然。ただ、1カ月あればこんなものあっちゅうまに身体に入ってきます。あと、僕、闘ってどうでしたか? 体重とか増えて技とかもちょっと重みとか出てきてないですか?」
近藤「そういうの次闘う相手に聞く? 6月に試合すんだよ、俺と」
イケメン「とにかく次負けたら俺はこのジャケットを脱がなきゃいけないです。そんなことは絶対に嫌です。このジャケットは俺は自信をもって着ていますから。だから、勝ってこのジャケットを……」
近藤「(イケメンの言葉を遮って)な、なんの自信なの? 自信をもってって、なんの自信なの?」
黒潮「俺に自信をもっているんです」
近藤「それ着ないとないっていうこと?」
イケメン「そんなことはないですね。練習の時に脱ぐんで」
近藤「じゃあ、脱いでやってみればいいじゃん」
イケメン「それはまた違うんですよ」
近藤「なんで?」
イケメン「わからないです。わかんないからプロレスはおもしろいんだと思います」
近藤「じゃあ、脱いでやってみたら? もしかしたらいいかもしんないじゃん」
イケメン「いや……そんなことはないです、そんなことはないです。とにかく次もう賭けてるんですから今脱いだら、何賭けるんですか、俺」
近藤「じゃあ髪の毛でも賭ける?」
イケメン「ふざけんじゃねえよ! 俺はとにかくこのジャケットを守り抜いて、近藤さんが負けたらこのジャケットを着て……」
近藤「(再びイケメンの言葉を遮って)ちょっと待った、ちょっと待った。そういえばファンサービスって、昨日聞いてなかったけど、何したらいいの?」
イケメン「う~ん……。じゃあ、まず最初、なぜ僕が近藤さんにファンサービスをしてほしいか。こんな無愛想な人間見たことないですよ、生きてて。1年に1回しか笑いません。その笑顔すら見たことないけど、そんな人が副社長でいいいのか? 動物園のゴリラが笑ってるのを見たことありますか?  ないですよね。あのゴリラが副社長として俺たちの上に立っていると言っても過言ではない! 俺はそんな奴の下にはつきたくない。だから、この人の笑顔を俺が勝って、お客さんの前で引き出します。あとファンサービスがいかに気持ち良くて、お客さんが楽しんでくれるかっていうのを肌で感じてほしいです。だから俺はなんとしてでもジャケットを勝って守って、勝ったら近藤さんが着ますから!」
近藤「いや、俺、笑ってるって。お前がつまんねから笑ってねえだけだよ。だから、お前が俺の笑顔を見てねえんだよ。お前がつまんないからじゃない?」
イケメン「はあ?」
近藤「ジャケットを着せるとか言ってたけど、あれはなんなの?」
イケメン「あれは個人的に俺が見たいだけです。近藤さんにとってファンサービスっていうのがパッと思いつかなかっただけで」
近藤「何したらいいの、ファンサービスって?」
イケメン「俺が試合に勝ったら、まずこのジャケットを着てもらいます。そして勝ったときのためにこのかつらを買っておくんで、(自分の髪を指でさして)この長さの。で、音響さんに言って、『HELLO』を流してもらいます。するとイケメンコールが起こります、近藤さんに」
近藤「なんで俺だよ(笑)。イケメンじゃねえし」
イケメン「僕は横で『イケメン! イケメン!』ってやるので、近藤さんは客席をグルっと。笑顔で、1回もふてぶてしい態度は出さずに回る。ファンサービスを振りまいてください。そして、そのあとに大会のチケット、グッズ、なんでもいいです。二人で売店にジャケットを着てロン毛で立ちます。そこでもお客さんに笑顔を振りまいてください。それが副社長の本来のあるべき姿だと思います」
近藤「いや、副社長の本来の姿じゃねえだろう。おかしいだろ、それ」
イケメン「まあ、ああだこうだって言ってますけど、俺がこの人のサービス精神を引き出します。フィニッシュ!」
近藤「いや、俺が本当に見たいのは、俺だけじゃないと思うけど、裸のイケメンというレスラーだよ。結局ジャケットを何度も言ってますけど、マスクマンのアンディがMAZADAさんに言われたようにその中の表情が見えないと。イケメンもたぶんそうだと思うんだよね。ジャケットを着ている限りイケメンのレスラーとしての本来の表情が見えてこない。俺はそれを変えてもらいたい。そこが抜けてこそイケメンというレスラーが完成されるのかなと。僕は若い頃の飯伏とかそれこそ本当に若い時のオカダ・カズチカとか見ていますけど、彼のポテンシャルはそれに近いものがある。もしくはそれを超えているかもしれない。でも、そこを越えるために俺はジャケットを脱いだほうがいいかもしれないという提言をしている。それをたぶん彼が理解してくれていないだけですね」

──イケメン選手、今近藤選手が言われた脱げばポテンシャルが引き出されるんじゃないかという考えについてはどのように思われますか?
イケメン「正直に言うとそれについてはニヤニヤしてます。ただ昨日の今日なんでちょっと……。あと一個驚いたのは僕と近藤さんの話、お客さんがノリノリなんですよ。ジャケットを賭けて闘うイケメン、ファンサービスを賭けて闘うイケメン……あ、イケメンじゃない。イケメンじゃないっていうのも失礼ですけど、近藤さん。これにお客さんがノリノリなんですよ。Twitterで見ましたか ?この試合を見に6月も行こうという意見がけっこうありましたよ」
近藤「え、どれぐらい?」
イケメン「僕が見た中で20はありました。本当に本当に! 俺のところに返信もあったし、エゴサーチでも。『W-1 イケメン』、『イケメン 二』ってエゴサ。『黒潮 イケメン』って書いてエゴサ、『黒潮選手』、『イケメン選手』全部エゴサして20件ありました」
近藤「そんなことしているヒマがあるなら練習しろっていう話だよ。俺から言わせるとな。そこなんだよ、そこ。そこを意識しすぎているんだよ、お前は」

──イケメン選手は自分の中でジャケットを着るメリットってどのように考えてますか?
イケメン「新しい。新しさですね。今までジャケットを着て……まあコブラ選手はジャケットにマスクというなんとも奇抜なスタイルですけども、ジャケットを着て試合をする。鏡を持ってナルシスト……。今までプロレス界にいないですよね。今やジャケットプレーとまで言われていますから、俺はこれを貫き通したい。W-1に今必要なのは新しさです。イコール俺、イケメン」

──近藤選手にお聞きしたいんですけど、このジャケットは初めて見るお客さんには「なんだこの人は」って思われて興味を引くものだと思うんですけど、まったくメリットはないでしょうか?
近藤「ないですね」
イケメン「なんでですか!」
近藤「おもしろいとは思いますよ? おもしろいとは思いますけど、でもそこまでなんですよ。そっからさらに上に行くためにはまあ格闘技ですからね、プロレスは一応ね。そこを自分で否定してはいけないと思うんですよ。闘うっていうことが大前提。それがプロレス。そこを逸れてほしくないっていうのはありますよね。そこがまず大前提だよと。たぶん彼の場合は入場8割ぐらいが頭にあると思うんですよ。これはこれまではいいと思うんですよ。でも、こっから先に進むためには闘いこそ比重を8割にしないと上にいけないんじゃないかと思いますね」

──近藤選手、では昨日のシングルマッチではそういう手応えはあまり感じられなかったということですか?
近藤「いや、元々持っているものは僕はわかるんで。でも、自分でそれに制限をかけて、俺はこれがあるからいいと、自分でストップをかけちゃっている気がするんですよね。お客さんを沸かせれば、それでいいんだということですね。それも大事です。それもわかってます。それが大事だということはわかってる。それがあるから他はいいんだという考えですよね。結局、勝たないと意味がないというところでしょうね」

──あと近藤選手、副社長としてファンサービスという部分に関してはどのような考えをお持ちでしょうか?
近藤「まあまあそうやって言われて、昨日もマイクでこいつにファンサービスどうこうって言われて、お客さんの反応が凄かったんで、俺、全然ファンサービスしてんだって感じました。ただ、まあレスラーって生まれ持ったものがあると思うんですよ。生まれ持ったヒールと生まれ持ったベビーと。僕は生まれもってのヒールなんですよ。彼は生まれ持ってのベビーフェイスなんですよね。それを逆にやれって言ってもできない。逆にイケメンがお客さんに憎まれなきゃいけないと言ったら絶対に無理ですね。そこの違いだけで、あとは何をもってファンサービスかというのは副社長として考えなきゃいけない部分かなと思うんですけど」

 もはやその代名詞ともなっているジャケットをイケメンが脱ぐのか? それともジャケットとロン毛のかつらを着用した近藤を見ることができるのか? この前代未聞の「ジャケット・コントラ・ファンサービス」、一見くだらなそうなネーミングに聞こえるが、お互いのレスラーとしての存在意義が問われる一戦になりそうだ。

『WRESTLE-1 TOUR 2017 OUTBREAK』
日時:2017年6月6日(火)
開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第11代王者】芦野祥太郎
vs
【挑戦者】土肥孝司
※第11代王者、3度目の防衛戦。

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第9代王者】MAZADA(東京愚連隊)
vs
【挑戦者】カズ・ハヤシ
※第9代王者、初の防衛戦。

▼ジャケット コントラ ファンサービス シングルマッチ
黒潮“イケメン”二郎
vs
近藤修司

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

月別

ページ上部へ戻る