【試合結果】3・20 DDTさいたまスーパーアリーナ大会 【KO-D】HARASHIMAvs竹下 【EXTREME】佐々木vs葛西 【KO-Dタッグ】船木&坂口vs石川&遠藤 【KO-D6人】樋口&岩崎&渡瀬vs高尾&彰人&ヤスvs大石&勝俣&MAO

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『Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~』
日程:2017年3月20日
開始:14:00
会場:埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
観衆:10702人(超満員)

▼第一アンダーマッチ DNA提供試合 20分1本勝負
レッカ/下村大樹/●上野勇希
8分8秒 投げっ放しパワーボム→体固め
○吉村直巳/鈴木大/島谷常寛

▼第二アンダーマッチ 東京女子プロレス提供試合 20分1本勝負
優宇/○ミル・クラウン/伊藤麻希
10分23秒 ミルクラッチα
才木玲佳/辰巳リカ/●滝川あずさ

▼ダークマッチ アイアンマンヘビーメタル級&キング・オブ・ダーク両選手権時間差入場バトルロイヤル「祝・DDTプロレス旗揚げ20周年記念ドラマティック・ランボー」時間無制限勝負
<一人目>
○橋本友彦(A-TEAM)
3分56秒 チョークスラム→体固め
●美月凛音(歌舞伎町)

<二人目>
○ポイズン澤田JULIE
5分17秒 オーバー・ザ・トップロープ
●柿本大地

<三・四人目>
○ポイズン澤田JULIE
5分27秒 オーバー・ザ・トップロープ
●GENTARO&●バンビ

<五人目>
○ポイズン澤田JULIE
5分35秒 オーバー・ザ・トップロープ
●MIKAMI(フリー)

<六人目>
○ポイズン澤田JULIE
5分53秒 オーバー・ザ・トップロープ
●橋本友彦(A-TEAM)

<七人目>
○ゴージャス松野
6分45秒 乱入したDJニラに傘で刺された弾みに倒れ込む→体固め
●ポイズン澤田JULIE

<八人目>
○ヨシヒコ
11分21秒 オーバー・ザ・トップロープ
●松永智充

<九人目>
○ヨシヒコ
11分23秒 オーバー・ザ・トップロープ
●星誕期

<十人目>
○ヨシヒコ
11分27秒 輪廻転生
●ゴージャス松野

<十一人目>
○トランザム★ヒロシ(BASARA)
12分20秒 ファルコンアロー→体固め
●ヨシヒコ

<十二人目>
○マッド・ポーリー
13分30秒 リバース・スプラッシュ→体固め
【KOD王者】●伊橋剛太
※第19代キング・オブ・ダーク王者が初防衛に成功

<十三人目>
【アイアンマン王者】○こたつ
14分37秒 クロスカウンターで倒れ込んだところを押さえ込む→体固め
●トランザム★ヒロシ(BASARA)&●マッド・ポーリー

<十四人目>
○ワンチューロ(DNA)
15分8秒 澤の伊良部パンチで倒れ込む→体固め
【アイアンマン王者】●コタツ
※ワンチューロが第1209代アイアンマンヘビーメタル級王者へ

<十五人目>
【アイアンマン王者】○ワンチューロ(DNA)
17分6秒 オーバー・ザ・トップロープ
●大家健(ガンバレ)&●澤宗紀(フリー)

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
【王者】●ワンチューロ
13時43分 ステージ上からのスーパーフライ→体固め
○ヨシヒコ
※ヨシヒコが第1210代王者へ

▼KO-D6人タッグ選手権3WAYマッチ 60分1本勝負
【挑戦者組/スマイルスカッシュ】高尾蒼馬/彰人/●ヤス・ウラノ
8分11秒 キャノンボール450°→片エビ固め
【挑戦者組/NωA】大石真翔/勝俣瞬馬(DNA)/○MAO(DNA)
※もう一組は【王者組】樋口和貞(DNA)&岩崎孝樹(DNA)&渡瀬瑞基(DNA)
※樋口組が2度目の防衛に失敗。NωAが第29代王者へ

▼スペシャル8人タッグマッチ 30分1本勝負
大鷲透(フリー)/●平田一喜/アントーニオ本多(フリー)/レディビアード
10分9秒 ウラカンラナ・インベルティダ
ジャガー横田(ディアナ)/石井慧介/高梨将弘/○ゆに

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
【王者】●ヨシヒコ
14時41分 体固め
○こたつ
※こたつが第1211代王者へ

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
【王者】●こたつ
14時42分 チ●コ投げ→体固め
○ジョーイ・ライアン
※ライアンが第1212代王者へ

▼入江茂弘凱旋スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○入江茂弘
8分44秒 タズミッション
●マイク・ベイリー(フリー)

▼スーパー女子プロ大戦2017 30分1本勝負
○里村明衣子(仙女)/赤井沙希/中島翔子(東女)
7分56秒 デスバレーボム→片エビ固め
アジャ・コング(OZアカデミー)/チェリー/●山下実優(東女)

▼大山峻護プロレスチャレンジマッチ 30分1本勝負
○高山善廣(高山堂)/ディック東郷(フリー)
13分15秒 エベレスト・ジャーマン・スープレックス・ホールド
KUDO/●大山峻護(フリー)

▼PRO WRESTLING TEES presents「DDTがDDTであるために」20年のエンタメ集大成!ワールドワイド世界一ヤバいヤツ決定戦~アイアンマンヘビーメタル級選手権アナルエクスプロージョンデスマッチ 30分1本勝負
【王者】●ジョーイ・ライアン(フリー)
12分3秒 男色ドライバー→漢固め
【挑戦者】○男色ディーノ
※ライアンが防衛に失敗。ディーノが第1213代王者へ

▼ウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】船木誠勝(フリー)/○坂口征夫
12分16秒 コーナー最上段からの神の右膝→片エビ固め
【挑戦者組/DAMNATION】●石川修司(フリー)/遠藤哲哉
※第59代王者組が2度目の防衛に成功

▼シブサワ・コウ35周年記念「信長の野望~俺たちの戦国~」戦国武将マッチ 30分1本勝負
●高木三四郎<豊臣秀吉>/武藤敬司(W-1)<武田信玄>/木高イサミ(BASARA)<真田幸村>with徳田公華<松姫>
14分57秒 フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
○飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)<織田信長>/秋山準(全日本)<上杉謙信>/関本大介(大日本)<柴田勝家>with入矢麻衣<お市の方>

▼セキチューpresents DDT EXTREME級選手権ハードコアマッチ 60分1本勝負
【王者】●葛西純(FREEDOMS)
19分7秒 特大ラダーの上からのダイビング・エルボードロップ→体固め
【挑戦者】○佐々木大輔
※葛西が4度目の防衛に失敗。佐々木が第39代王者へ

▼グッドコムアセットpresents KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●HARASHIMA
31分28秒 クロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド
【挑戦者】○竹下幸之介
※HARASHIMAが4度目の防衛に失敗。竹下が第61代王者へ

竹下がDDT20週年のメインで新王者へ!船木&坂口がタッグ防衛もディーノが次期挑戦者へ!佐々木が葛西とのハードコアEXTREMEを制する

アンダーマッチ1

 先発は島谷と上野。グラウンドの攻防から島谷がコーナーに押し込むと、その背中に下村がタッチ。下村が走り込むも島谷がアームホイップで叩きつけ腕固め。島谷はフロントネックから自軍コーナーに下がり鈴木にタッチ。

 鈴木はボディスラムで投げようとするが、下村が着地しエルボースマッシュからボディスラム。下村がレッカにタッチ。
 レッカはボディスラムからフォールも2。レッカはエルボーから串刺しバックエルボー。さらに串刺しラリアットから串刺しレッグラリアート。レッカはバックドロップを狙うが、耐えた鈴木がエルボーからロープに飛んでラリアット。避けたレッカがバックドロップから下村にタッチ。

 下村がランニングエルボーで倒してフォールも2。チョップ合戦から下村がトーキック。ロープに振ってラリアットも鈴木が避けてラリアットでなぎ倒す。鈴木は吉村にタッチ。

 吉村は次々ショルダータックルで倒すが、レッカと上野がダブル攻撃を狙うも吉村は貫いてダブルラリアット。

 下村はエルボー連打から走り込むが、吉村はキャッチしボディスラムからギロチンドロップ。フォールも2。吉村は島谷にタッチ。

 島谷を吉村がデッドリードライブで下村に叩きつけ、島谷はその場飛びムーンサルトを投下しフォールも2。
 下村がエルボー連打も受けきった島谷がエルボー。島谷は走り込むも、下村は避けてランニングエルボースマッシュ。両者タッチ。

 吉村が上野をショルダー・タックルで倒し、チョップからコーナーに押し込むと、逆コーナーに振って走り込む。だが上野はウラカンラナも2。
 上野はドロップキックからフォールも2。上野はエルボーから投げようとするが、耐えた吉村は逆水平チョップ。上野のエルボーと吉村のチョップの打ち合い。吉村は逆水平チョップで倒し、串刺し攻撃を狙うが上野は足を伸ばす。その足をキャッチし投げ捨てた吉村は串刺しラリアット連発からフォールもレッカと下村がカット。
 吉村はラリアットでなぎ倒しフォールも2。吉村はパワーボムで叩きつけて3カウント。

アンダーマッチ2

 先発は優宇とあずさ。あずさが優宇をグラウンドに引き込むも優宇はフロントネックで捕らえ、バックを取ると潰していく。そのまま自軍コーナーに下がりクラウンにタッチ。あずさもリカにタッチ。

 クラウンはサミングから両手刈りで倒し、ヘッドロックからショルダータックルで倒す。クラウンはロープに飛ぶとアームホイップからリカを飛び越えてからのドロップキック。クラウンはフロントネックで捕らえ伊藤にタッチ。伊藤は才木を要求し、リカは才木にタッチ。

 額をこすりつけ睨み合うと、伊藤のエルボーに才木がミドルキックで返し伊藤は倒れる。伊藤は「全然痛くなーい!」とエルボーも、才木のミドルキックで豪快に倒れる。
 才木はロープに振ってバックエルボーで倒すとサッカーボールキック。才木はボディスラムからフォールも2。才木はリカにタッチ。

 リカは首投げから前から後ろからエンジェルアタック。リカはエルボードロップを投下しフォールも2。
 リカはスリーパーも伊藤は暴れてロープへ足を伸ばす。リカはあずさにタッチ。

 あずさはストンピングから首投げで倒し、ストンピングから頭を叩いていく。伊藤はエルボーもあずさは前蹴りで倒す。伊藤は発狂しながらエルボー連打。あずさのラリアットを避けて一本足頭突きを叩き込むと、ドロップキックで倒し優宇にタッチ。

 優宇はショルダータックルからチョップ連打。更にオクラホマスタンピードからフォールも2。
 優宇はコーナーに叩きつけると串刺し攻撃。あずさは避けて才木にタッチ。

 才木はラリアットを避けてミドルキック。優宇のチョップと才木のミドルキックの打ち合い。優宇がチョップ連打で倒し走り込むが、才木はリープフロッグからドロップキックで倒しリカにタッチ。優宇もクラウンにタッチ。

 リカはドラゴンリングインもクラウンがトーキック。リカはロープに振ると低空ドロップキックで迎撃しドラゴンスクリュー。さらにバックブリーカーからフォールも2。
 クラウンはコーナーに振って走り込むも、リカはショルダースルーでエプロンに落とす。だがクラウンがエルボーからコーナーに登り、側転してリングに戻ると走り込むがリカはエンジェルアタックで迎撃。リカはあずさにタッチ。

 あずさは縦のエルボーからベールを被りダイビング空手チョップ。フォールも2。
 あずさはコーナーに振るも、クラウンはコーナーで回転しミサイルキック。クラウンは投げようとするが、あずさは放送コードブレイカーからXファクター。これでクラウンの仮面が外れてしまい、素顔があらわになったクラウンをあずさがスクールボーイも伊藤がカット。
 伊藤と才木がエルボー合戦。才木が蹴り飛ばし走り込むが、優宇が出てきて腰投げで叩きつける。あずさが優宇にトラースキックから、クラウンとエルボー合戦を行おうとするが、クラウンが延髄斬りからマジカルメリーゴーランド。さらにミルクラッチαで3カウント。

ダークマッチ

 MIKAMIとGENTAROの二人で試合が開始。リストの取り合いからGENTAROがグラウンドに引き込みグラウンドの攻防。ここで美月凛音が入場。
 GENTAROがMIKAMIにOTRを狙うも、凛音がミサイルキックでGENTAROを吹っ飛ばす。GENTAROは走り込むが、凛音が避けてロープに飛ぶもGENTAROはボディブロー。GENTAROが走り込むも凛音はドロップキック。MIKAMIのミッキーブーメランと凛音のドロップキックのサンドイッチを叩き込んだところで柿本大地が入場。

 大地がランニングエルボーで凛音を倒すが、凛音を大地が蹴り上げフォール。そこへ橋本が入場。
 橋本が次々ショルダータックルからGENTAROに串刺しラリアット。さらにラリアットでなぎ倒すが、凛音が橋本にエルボー連打。橋本はチョークスラムを狙うも、着地した凛音をショートレンジラリアットでなぎ倒す。改めてチョークスラムからフォールし3カウント。凛音は失格。ここでバンビが入場。

 橋本とGENTAROがエルボーを撃ち合うが、バンビが入場しは次々ムチ攻撃。GENTAROがムチを奪おうとするが、バンビはそのままホイップしムチ攻撃からフォールも2。
 バンビはGENTAROにムチを使ったチョーク攻撃。ここでポイズン澤田JULIEが入場。

 澤田は蛇文で大地をOTRさせ、バンビとGENTAROもOTRさせる。MIKAMIもトルニージョをさせOTRさせると、橋本もなんとか蛇文でOTRさせる。だがこれで力を使い果たしたかリングに大の字に。

 ゴージャス松野が入場するが、背後からニラが松野を傘で突き刺し、その反動で松野が澤田の上に倒れフォール。これで澤田は失格。
 ニラは松野にカサ攻撃連発も松野はローリングエルボーで倒し、そこへトランザム★ヒロシが入場。

 松野はヒロシをロープに振りラリアットも、避けたヒロシが美声攻撃からラリアット。松野もラリアットを避けて美声攻撃からラリアット。ヒロシはこれを避けて『春が来た』を歌い始める。耳をふさいだ松野にトーキックからOTRを狙うが、そこへ松永が入場し次々ショルダータックル。

 ヒロシが松永は背後からエルボー。松野がフライングクロスチョップも届かず自爆。松永はヒロシにラリアットから「マツ・ナガ・トモミツー!」ポーズを決めヒロシにOTRを狙う。ひろしが耐えていると星誕期が入場。

 松永は松野とヒロシをコーナー下にセットすると、星誕期がブエノスアイレス午前零時を投下。松永はヒロシを、星誕期は松野をOTRさせようとするが、ここでワンチューロが入場。

 ワンチューロは松永にラリアット。星誕期のラリアットも避けて地獄突きも、松永がトーキック。ワンチューロは松永をコーナーに振って串刺しエルボーから、星誕期のボディスプラッシュを松永に当てて星誕期にスクールボーイ。これは松永がカット。松永と星誕期がワンチューロを場外に投げ捨てようとしたところでヨシヒコが入場。

 リング上の全選手がヨシヒコを警戒する中、ヨシヒコが松野に飛びつき大旋回。その勢いで星誕期と松永をOTRさせ松野に輪廻転生。これで松野も失格。

 伊橋がベルトを持ち入場すると、ワンチューロとヒロシに次々ミドルキックからヒロシにレッグラリアート。ヨシヒコをセットしコーナーに登るとムーンサルトも、ヨシヒコはこれを避ける。ヒロシはワンチューロにエルボーからヨシヒコを担いで伊橋を踏み台にしてのファルコンアロー。これでヨシヒコはフォールされ3カウント。

 マッド・ポーリーが入場し、次々ベイダーハンマー。伊橋がポーリーにエルボー連打も、コーナーに振ってワンチューロもろとも串刺しボディスプラッシュ。伊橋を逆コーナーに振り串刺しボディスプラッシュからワンチューロと伊橋に往復串刺しヒッププレス。伊橋にリバーススプラッシュを投下しフォール。これで伊橋は失格。伊橋がキングオブダーク防衛に成功した。

 こたつが入場。ポーリーがこたつを担ぐがヒロシがカット。こたつがポーリーとヒロシの足を極める中、ヒロシとポーリーはエルボー合戦。打ち合って倒れた所をこたつがフォールし、ポーリーとヒロシが退場。

 ワンチューロがこたつを背負ったところで澤宗紀が登場。
 澤は伊良部パンチもこたつがカット。澤はワンチューロにコンビネーションキックから改めて伊良部パンチ。これでワンチューロが後ろに倒れるが、こたつが下敷きになりフォール。これでワンチューロがアイアンマン王者へ。

 大家健が入場すると、リング上でワンチューロと澤も踊る。澤とワンチューロと肩を組んでBAD COMMUNICATIONを叫びロープにのってポーズをキメるが、そこをワンチューロが突き飛ばし澤と大家が転落。
 これによりワンチューロが残り勝者となった。

 ワンチューロが喜び会場を後にしようとするも、そこをヨシヒコが襲撃し3カウント。アイアンマン王者はヨシヒコとなった。

オープニング

 MCを務めるスーパーササダンゴマシンと南海キャンディーズの山里亮太がリングへ現れ前説。
  
 煽りVでは今までの歴史が流され、高木三四郎がさいたまスーパーアリーナの屋上から「今日は全選手、影像班を含めて裸一貫で頑張ります」と高田延彦ばりにふんどし一丁でメッセージを送る。
 カード発表となり、メインの前に高木三四郎が「男の中の男、出てこいや」と叫ぶとふんどし姿のHARASHIMAと竹下幸之介がステージへ。

第1試合

 NωAがさいたまスーパーアリーナの公式キャラ・たまーりんと一緒に入場し『Going my ωay!!!!~キミはひとりじゃない~』を熱唱。

 先発は彰人と勝俣と渡瀬。バックの取り合いからグラウンドの攻防。勝俣がアームホイップで渡瀬を投げるも、彰人が勝俣を捕らえるが、勝俣は渡瀬もまとめてアームホイップで投げ捨て大石にタッチ。全員タッチ。

 大石は高尾と岩崎をまとめてホイップし、岩崎を踏み台にしてスイングDDTを高尾に叩き込む。そのままエプロンの選手たちが出てきて乱戦になると、NωAを中央に振るが、腕を組んで回転したNωAはドロップキックで全選手を場外に叩き出しトペ・スイシーダ。だが樋口は大石をキャッチし担ぐとそのままエプロンに上がりリフトアップ。リングに投げ捨てると、岩崎が待ち構えてロープに振ってニーリフト。さらにサッカーボールキックからバックドロップ。ゼロ距離で膝蹴りを叩き込んでフォールもヤスがカット。
 渡瀬のエルボーと岩崎の前蹴りを交互に打ち込み、岩崎のソバットから渡瀬が串刺しニー。渡瀬がヤスにカーフブランディングを打ち込んでフォールも2。

 ヤスと渡瀬がエルボー合戦。渡瀬のランニングエルボーを避けたヤスがランニングエルボー。タスは高尾にタッチ。

 高尾に渡瀬がガットショットから、高尾のドロップキックを避けてロープに飛ぶも高尾はドロップキックで迎撃。
 高尾はコーナーに登ると渡瀬の背中にダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 高尾は左右のエルボーも渡瀬はエルボー。高尾はロープに振るとリープフロッグも渡瀬はドロップキックでふっ飛ばしDDT。フォールも2。
 樋口が彰人にチョップから走り込むも、彰人は巻き込んでリバースゴリー。彰人はサソリ固めも樋口は力づくで切り返し、強引にシットダウンパワーボム。フォールもNωAがトリプルミサイルキックでカット。
 ヤスが勝俣を、岩崎がMAOを場外に投げ捨て、ヤスと岩崎がエルボー合戦。ヤスがトーキックからロープに振るとマンハッタンドロップから低空ドロップキックで動きをとめDDT。フォールも2。

 NωAがリングに上がるも、スマイルスカッシュが各々ブレーンバスターなどで叩き込んでフォールも岩崎がカット。次々選手が入れ代わり立ち代わりスイッチすると、渡瀬が彰人にドロップキックからバックドロップを狙う。彰人が耐えると延髄斬りから走り込むが、高尾と彰人がダブルのニーアッパー。そこを樋口がダブルラリアットからヤスにラリアットを狙うも、ヤスが引き込み腕ひしぎ。これを力づくで持ち上げた樋口をフランケンで投げ捨てたヤスが低空延髄斬り。
 ヤスは大石を投げようとするが、大石は着地しMAOが旋風脚。さらに勝俣がファイヤーバードもヤスは回転して避ける。そこへMAOがキャノンボール450°を投下し3カウント。

<試合後コメント>
樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基
岩崎「見ての通り、こっちは無傷。なんもやってねぇよ。オイ。なんだあの糞アイドル。1対3でもやってやるよ。あんな糞。認めねぇつってんだよあんなもん。クソッタレ!1対3でやってやるよ、次。あぁ?」
樋口「まあこの、大きな舞台でベルト賭けて戦うっていうのはすごく喜ばしいことだったんですけど、結果的にはNωAに獲られた。それは認める。なんか、すげぇ悔しいですね」
渡瀬「すげぇ悔しいです。まあ、俺たちみんなピンピンしてるけど、まあルールはルールなんで、今回は負けっていう形になるけど、別に同じメンバーじゃなくていいし、誰が行ったっていいし、もう一回チャンスが有ったっていいんじゃないかって」
岩崎「一人でいいよ」
渡瀬「誰だっていいよ、逆に」
岩崎「1対3だってやってやるわ……」

大石真翔&勝俣瞬馬&MAO
――見事さいたまスーパーアリーナのオープニングマッチで6人タッグ王座戴冠しましたが、試合を終えられて如何でしたか
大石「ついに、俺らに足りなかった唯一のものが、このベルトという形に残る実績でした。この3人で、このベルトが獲れたことは本当に嬉しくて……しかもこんな大きな大会で……(大石が嬉し泣きで言葉を詰まらせる)本当に俺、なんの約にも立たないかもしれないけど、本当に嬉しくて……これさえあれば、俺達はなんでも出来るんですよ。もっとでかいことを会社にも言えるし、ファンのみんなにも言えるし、このベルト引っさげてもっとでかいことやってやるよ」
勝俣「今、大石くんが言った通り、でかいことをやっていきたいし、個人的な感想なんですけど、僕がプロレスラーを目指そうと思ったきっかけが、初めてプロレスを見た会場がこの場所で、その会場に立てるってことがすごく楽しみで、しかもタイトルマッチで!いつも組んできた大石くんと、MAOと、試合ができるのがすごく嬉しくて……。僕達、今年の目標がNωAでベルトを巻くってことを目標にやってきて、しかもこのビッグマッチで出来たのはすごくうれしいです。そして、夢は諦めなければ叶うってことは、改めて実感できたし、みんなで力を合わせれば、こうやって小さくても強くなれる。これがプロレスだと思いました。だから、僕はこの3人でベルトを守っていきたいと思います」
MAO「結果、チームとして3人でずっとやってきた分、一番最後の最後まで誰一人孤立させなかったのは僕達だけなんですよ。全員で、最後の最後までかばい合って手に入れたベルトなので。ベルトを獲るっていう目標はひとまず達成したけど、やっぱり次の目標がないと頑張れない。というわけで、今年はこのベルトの防衛を重ねて、アルバムを出すという目標!何曲入りかはわからないけど、まずは形にして、全国に流通させられるアルバムを出すことを目標にしたいと思います!」
大石「あとは単独ライブだ!」
勝俣「ベルトを巻いて、ライブしたいからね!どっかで!」

――勝俣選手の地元でのライブも対バンという形で組まれていると聞きましたが、ベルトを持って歌うというのは前代未聞なのかなと
勝俣「そうですね、アイドルがベルトを持ってライブをするというのは絶対ないですからね」
大石「ないね!」
勝俣「僕達しか出来ない。プロレスラーとして、プロレスラーアイドルとしてできること……ベルトを持ってライブすること!これは絶対僕達にしか出来ないし、また凱旋したいし、まだまだ頑張るんで!」

――新しいファンをさらに獲得していくということですね
勝俣「そうですね!」
大石「ライブハウスしか来ないようなお客さんを、プロレスの会場に連れてきますよ!」
勝俣「僕たちは、この目標を達成したから終わりでなく、これからも、もっともっと新しい目標を作って、NωA三人で、もっともっとDNA、DDT、暴れていきたいと思います!以上、僕たちはプロレスリングアイドル、NωAでした!ありがとうございました!」

高尾蒼馬&彰人&ヤス・ウラノ
――さいたまスーパーアリーナのオープニングマッチで惜しくも敗れてしまいましたが、お気持ち如何でしょうか
ヤス「チームで負けたっていうのは、自分個人の実力が足りなくて負けたっていうのを、すごい体感したので、ずっと組んできた彰人くんにも申し訳ないし、上を目指したくてやってきた高尾にもすごく申し訳ないと思っています」
高尾「まあ今日負けてしまったんですけど、今日の対戦チームの中では3人で組むキャリアが一番短いといえば短いんですけど、個々の実力で言ったらうちら負けてないと思うので。まあ、次、絶対獲るって気持ちで。今日はしょうがないんで、また3人でやっていきましょ。ね?」
彰人「まあ、僕個人としては、ずっとスマイルスカッシュってユニットを組んで、タッグなり6人タッグなりでユニットとしての実績をずっと残せてなかったってのが、やっぱりちょっと引っかかってるってことがあって。やっぱユニットを組んでいる以上、何か実績を残したいし。人気はもちろん、一位獲ったこともあるんですけど、そうじゃなくて実力として何か残したいってのはあったんですけど、まあ割とずっと色んな所で挑戦して、獲れなくて、今日に賭けてたところがホント僕の中では大きくて、まあちょっと……獲れなかったっていうのは、想定もしてなかったし、獲れるもんだと思ってたところがあったんで、ショックが大きくて、今はあんまり言葉が出ないですね」

第2試合

 平田が踊りながら最終入場も無視して試合開始。
 リング上で乱戦になるが平田が「俺まだ!」と叫ぶが無視。平田がリングに入ると全員で平田にストンピング。平田が「お前は味方だろ!」と叫ぶが、無視して平田を場外に投げ捨て試合は続行。

 リングはアントンとジャガー。アントンのラリアットを避けたジャガーがコブラツイストを狙うも、アントンはリバースしバックブリーカーからエルボードロップ。これを避けたジャガーが浴びせ蹴りを投下しゆににタッチ。

 ゆにはジャガーに肩車した状態で入場するが、アントンは「チョット待ってくれ、ひとまずそのお子さんを下におろしなさい。ひとまず人の話しを聞く時は子供を下におろす。ジャガー!ものすごい攻撃だった。お前の蹴りで今俺のお尻は2つに割れてしまった。もうダメージが大きすぎて試合続行不可能です。ギブア、やっぱギブアップするのは早すぎるんで、代わりに、自分が昨日徹夜で考えてきた昔話聞いてくれないですか?それ聞いてくれたら速やかにギブアップします。いくぞ!ごんぎつね!…ごんぎつーねー、押忍、俺の名前はごんぎつね。最近ちょっとムラムラすると大きなお猿さんに変身してしまって困っている。今は7つ集めると願い事が叶うと言われているボールを集めているが、これまで5つのボールを集める事に成功しました。あと2つ、必殺のドラゴンレーダー。ぴょーんぴょーん、あと2つ、あと2つ、ぴょーん!探そうぜ、いなり寿司!」とドラゴンレーダーで次々サミング。味方もサミングし始めたため、大鷲がとめてアントンと一緒にケブラーダを発射しようとするが、これは二人共足を滑らせ落下。

 リングには平田とゆに。ゆにがエルボー連打も、平田は受けきって頭を撫でて「いいパンチだ」といながら顔面にナックル。平田はゆにを踏みつけると「大人の力見せてやるよ!」とコーナーに叩き込み、逆コーナーに振ると串刺し攻撃。これをジャガーが助けに入り盾になると「邪魔してんじゃねーよ!」と平田はジャガーをロープに振るが、ジャガーはエルボーで迎撃し、ゆにを肩車するとゆには平田にスイングDDT。ジャガーは石井にタッチ。

 石井はミサイルキックからアントンにローリングセントーン。大鷲にもウラカン・ラナからビアードにラリアット。ビアードは避けて前蹴りも、高梨が鼻を掴んでからのヘアーホイップ。ビアードは側転して耐えると高梨にハイキックも、高梨は避けてはネックブリーカードロップ。
 大鷲が次々ビッグブーツから石井と高梨をまとめてホイップ。大鷲は投げようとするも、数珠つなぎブレーンバスターの体勢。平田が松井レフェリーを自分側に混ぜて投げようとするが、ゆにが平田だけをブレーンバスターで投げ捨て一同呆然。

 平田は高梨の串刺し攻撃を避けて手刀。石井、大鷲、アントン、ビアードと手刀で倒し「ジャガー、残るは貴様だ」と手刀。だがジャガーはガードし、手刀を避けるとラリアット。平田はこれを避けると走り込んで手刀もこれは相撃ち。平田が倒れるが、ジャガーも時間差で倒れる。

 ゆにがここでGOメガネを装着するが、平田が背後から手刀を叩き込んでメガネを奪う。
 平田が装着し次々殴り倒していくが石井、高梨、ジャガーがトリプルドロップキックからゆにがウラカン・ラナで叩きつけて3カウント。

 モニターにはヨシヒコがこたつでくつろいでいる姿が。こたつがヨシヒコをフォールしこたつがアイアンマン王者に返り咲いた。そこへライアンが「お前は素晴らしい王者だ、握手しよう」とこたつに握手を要求し、その手をつかむと股間投げからフォール。ライアンが新王者となった。

<試合後コメント>
大鷲透&平田一喜&アントーニオ本多&レディビアード&ジャガー横田&石井慧介&高梨将弘&ゆに
(平田以外の一段が和気藹々とインタビュールームに登場)
アントン「やっぱりね、子供とか弱い者だけに強く行くっていうアイツ(平田)は許せなかったんだよね」
大鷲「許せないね」
アントン「やっぱり、敵・味方を超越した人類としての怒りが爆発しましたね!」
ジャガー「訳わかんないねー、ゆに君。この人達」
アントン「いやー、良い技だったよ最後(ゆにに向かって)!」
(一同、口々にゆにを褒め称える)
アントン「これからね、多分ね、平田と、このゆにの、名勝負数え歌が平田の寿命が続く限り繰り広げられると思うんだよね!どうだろうねー面白いと思うんだけどねー」
(置き去りを食らっていた平田が登場)
平田「おいおいおい!!おかしいでしょ?!」
アントン「何しに来たんだよお前よ!!」
平田「最初に蹴るわ、最後に喜ぶわさ……おかしいでしょアンタら?!」
アントン「……なにがおかしい?もう一回言ってみろ!」
平田「おかしいでしょ?!味方攻撃するって?!」
アントン「もう一回ちゃんと言ってみろ!」
ジャガー「お前は嫌われてるんだよ」
平田「嫌われてる……?!うっせー!なんだよコノヤロー!」
(平田がジャガーに掴みかかろうとすると、平田以外の全員が平田を袋叩きにする)
平田「ああああああ!!だから!!アンタ達は!!味方だろっ!!っと(ダチョウ倶楽部のジャンプ芸をやるが誰も乗っからない)」
ジャガー「…………帰るよ」
(平田だけを残して全員が退場)
平田「…………失礼しまーす」
(数十秒呆然とした後一人で退場)

第3試合

 お互いラリアットとハイキックを避けて、ベイリーが左右のミドルキック連打。これで入江は場外へ転がり逃げる。だがベイリーは三角飛びケブラーダを発射。

 リングに戻り。ベイリーは走り込むも入江はブラックホールスラム。入江はパワーボムからヒッププレスを投下しフォールも2。
 入江がエルボーで倒し、ブレーンバスターを狙うが着地したベイリーがハイキック。ベイリーは串刺しキック連発も、入江が避けて串刺し攻撃。避けたベイリーが串刺し後ろ回し蹴りを叩き込んでフォールも2。
 
 ベイリーは入江を踏み台にコーナーに登るとバク宙式ダイビングフットスタンプ。避けた入江がビーストボンバーからフォールも2。
 入江はスライディングエルボーから走り込もうとするが、ベイリーが旋風脚からその場飛びカンクーントルネード。フォールも2。
 ベイリーはコーナーに登るが、入江が掌底を叩き込み担いでタズミッション。ベイリーが後ろに反りそのままフォールも2。ベイリーはその場飛びバク宙式ダブルニードロップ。
 ベイリーはバズソーキックを叩き込んでフォールも2。

 エルボー合戦からベイリーが左右のビンタ。ベイリーはミドルキックも入江がエルボー。ベイリーがハイキックを狙うも、入江はそのままプッシュアップし場外へ投げ捨てる。
 ベイリーはステージに登ると、入江に向かってトペ・スイシーダ。

 リングに戻り、ベイリーがエプロンからの延髄斬りを叩き込み、ベイリーがバク宙式ダイビングダブルニードロップ。入江がこれを避けキャノンボールからフォールも2。
 入江はタズミッション。暴れるベイリーをキャメルクラッチ式タズミッション。これでベイリーはギブアップ。 

<試合後コメント>
入江茂弘
「えー、凱旋一発目と言っていますが、まだまだ僕の武者修行、僕の冒険はまだまだ終わっていません。そして今日、アメリカでやってきたことを、無駄じゃなかったことを証明できる相手だったので全力でぶつかりました。マイク・ベイリーは本当に素晴らしい選手でした。もちろんスピードもすごいですが、やっぱりテコンドーの打撃がすごくて、今日何回も頭が真っ白になったんですけど、たくさんの声援と、緑色のペンライト、力をもらって僕は立ち上がることが出来ました。ありがとうございました」

――海外で修行した成果、技などは出せたのでしょうか
「もしかしたら僕が、向こうでの自身がなければ僕は勝つことができなかったかもしれないです。何より、一番は、向こうで生活していくということで生まれた自信。そして、なんにも言葉が通じないところで、プロレスだけで生きてきたその自信が、今回勝利に繋がったのだと思います。そして、今回、アメリカでずっと憧れていたRockstar Pro Wrestlingという団体があるんですけど、そのOI4Kのメンバーとして迎え入れてもらえて、今回のアメリカ修行、自分にとって特別なものになりました」

――さいたまスーパーアリーナの会場は初めてだと思うのですが、戦ってみて如何でしたか
「入場したときにすごく気持ちいいってのはありますけどベイリーと向かい合った時、ベイリーの一発一発を食らった後、目の前の相手しか見えなくなりました」

マイク・ベイリー
――試合をやってみた感想はいかがでしたか
「今日、さいたまスーパーアリーナで試合が出来てすごく嬉しい。しかし、負けてしまったのはすごく悔しい。でも、人生の中で初めてこんなにたくさんのお客さんの前で試合が出来たことを光栄に思う。入江は竹下、HARASHIMAに匹敵するすごい選手。次は彼らを破り、いつかベルトを獲るために頑張っていきたい」

第4試合

 モニターでは「DDTニュース」として、グレース観光と業務提携して選手バスを2台提供していただいた事を発表された。

 先発はアジャと中島。中島がラリアットを避けてフランケンを狙うも、アジャはそのまま担ぐ。中島は着地しブルドッキングヘッドロックでコーナーに叩きつけ、619からフォールもすぐにアジャは返す。
 アジャはビンタからバックドロップで叩きつけ、フォールも赤井がカット。アジャは赤井にラリアットも、赤井が避けてそこを中島がウラカンラナ。アジャは返して、中島は赤井にタッチ。

 赤井はダイビングクロスボディアタックからフォールも2。赤井は新人賞を狙うが、避けたアジャの後頭部にローキック。赤井はエルボー連打からロープに飛ぶがアジャは追走ラリアットからチェリーにタッチ。

 チェリーはネックブリーカードロップから裏投げで叩きつけフォールも2。
 チェリーと山下はダブル攻撃からサンドイッチドロップキック。ダブルのエルボードロップからフォールも里村がカット。チェリーがこれを避けて里村を赤井の上にのせると、中島をシーソーホイップでのせて3人まとめてフットスタンプ。
 アジャが里村を、チェリーが赤井を、山下が中島をロープに振ってハンマーブローで倒し3人でポーズを決める。

 チェリーはストンピングから走り込むが、赤井はサッキーカッターを狙うもチェリーは耐えてサミングからブレーンバスターの体勢。赤井が逆にブレーンバスターで叩きつけて里村にタッチ。

 里村はチェリーをコーナーに振りトレイン攻撃からラリアット。避けたチェリーがコケせると春夜恋も赤井がカット。

 チェリーは里村の顔面に膝蹴りから引き込み腕ひしぎ。ダイヤル固め式腕ひしぎも返した里村がアンクルホールド。これはアジャが一斗缶攻撃でカット。チェリーは次々アジャにタッチ。

 アジャは里村に一斗缶攻撃も里村はハイキックでカットしソバットからエルボースマッシュ。担ごうとするが着地したアジャがビンタも里村はオーバーヘッドキック。両者ダウンしタッチ。

 山下のハイキックを避けた中島がバックを取るが、バックを取り返した山下をヨーロピアンクラッチも2。中島が走り込むが山下はバックブリーカーで迎撃しロープに飛ぶが、中島はドロップキックで迎撃。中島は里村にタッチ。

 山下がエルボーからミドルキック連打も、里村はミドルキック一発でなぎ倒す。ミドルキックの打ち合いから里村がミドルキック連打。膝をついても倒れない山下は、その足をキャッチし膝蹴りからエルボー。里村をロープに振るも里村はニールキックを叩き込んで倒すとコーナーに登る。里村はダイビングボディプレスからフォールもアジャがカット。

 山下はハイキックから後ろ回し蹴り。フォールも2。山下はロープに飛ぶも、里村はハイキックでカットし顔面にバズソーキック。さらに担ぐがチェリーが熟女でドーンでカット、中島がチェリーにドロップキックもアジャが裏拳。赤井がアジャにハイキック、里村が山下をセットし側転ニーを叩き込むと、デスバレーボムを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
里村明衣子&赤井沙希&中島翔子
――さいたまスーパーアリーナで試合した感想をお願いします
里村「東京女子プロレス、本気出せば本当にやるじゃねーかって思いますね。今日のあの、山下のアレ、忘れませんよ。すぐにでも1対1でやりたいくらいです。今日の赤井選手にしても、中島選手にしても、すごく一体感を感じましたね。本当にこっち側のチームの危機だったときも、ちゃんとカットに来てくれたし、そこはやっぱり本当に場数こなして彼女たちは前を向いて上を向いてるんだってのがわかりました」
赤井「客席を見て、これだけのたくさんのお客様にDDTを20年間を愛していただいたことを光栄に思って、男子の団体でこんなに純粋な女子だけのカードを組んで頂けたことも、すごく感謝しています。アジャ選手の首を獲ると言っていたのですが、逆に最初私がガッツリやられてしまって、その時自分の甘さを感じました。そして、中島選手、山下選手、すごく近くで見ていて、同期ではあるんですが、頑張ったなと思う反面、里村選手にここまで言って頂いている山下選手にちょっと嫉妬しています。自分はやっぱりその気持を忘れてはいないので、試合でもっと出していけるように経験と練習を積んでいきます」
中島「まずは勝てて嬉しいです。ただ、私は、負けた山下を見て、隣にいる里村さんがすごく大きく感じました。そこの差も大きかったです。こういう言い方はアレですけど、私はまだまだ知らないことがたくさんあって、自分の未熟さっていうのをすごく痛感できて、私はもっともっとプロレス頑張りたいなって思えたんで、もし次、アジャ・コングさんと戦うことがあれば、今度は自分の手で勝ちたいと思いました」

アジャ・コング&チェリー&山下実優
――さいたまスーパーアリーナで試合した感想をお願いします
アジャ「スーパーアリーナという場所で久しぶりに試合が出来たことが何よりの楽しみで喜びでした。やっぱりたくさんのお客さんにアジャ・コングを見せつけるということが私の一番の目標だったんで、そこはキッチリ出来たかなと思うし。まあ試合に関してはね、里村がいるからってちょっと、どうしてもそこが出てくると感情的にちょっと、中々突っ走ってしまうところもあったんですけど。ただ、今日は初めての東京女子の選手との絡みということで、まあ組む方で山下選手が居て、相手に中島選手がいて、ちっちゃいんでね、大丈夫かなーと思ったんだけどね、最初ね勢い良く出てきてね、どんな不思議ちゃんなのかと思ったら、なかなかどうして。面白い物を持ってたなと。記者会見のときにも言いましたけど、きちんとどこで生まれ育っていようが、どこでやっていようが何をしていようが、プロレスという共通言語があるのであれば、それさえ理解をしていればリングの上ではきちんとした会話ができるでしょう。そういう意味ではきちんとした会話はできたかなと思いますので、また何かがあったときには今日組む方だったんですけど、今日の里村とのやり合いを見てても、山下とやってみるのもちょっとおもしろいかなとも思いました。あと、何にせよチームとして負けたのは非常に悔しいです」
チェリー「DDT20周年記念興行で、私はDDTに入って13年で、今日は本当にたくさんのお客さんの前で試合できたのを本当に嬉しく思います。記者会見でも言ったんですけど、この3人で組んで力を合わせて戦って、結果は負けてしまって本当に悔しいんですけど、私のターニングポイントでいつも試合に関わってくださるアジャさんと山下と3人で、アジャさんのポーズをあんなに沢山のお客さんの前で披露することが出来たことも本当に嬉しいですし、私もDDTって女子が居なくて、ずっと一人だったので……(感極まり涙ぐむ)その中で沢山女子団体に出させてもらって、アジャさんにも本当にいろんな女子団体でお世話になって面倒見ていただいて……今日、この女子の試合を組んでいただいて、本当にうれしいです……ありがとうございました……!」
山下「(悔し泣きをしながら)本当に……アジャさんとチェリーさん、本当にありがとうございました……!自分のせいで負けてしまって……、もうなんか悔しいっていうだけじゃなくて、もう全部が大きくて……。東京女子プロレスで、ここで、やってきたものは絶対に間違ってないと思うし、東京女子プロレスに入って、本当に良かったなって。こんな経験もさせていただいてるんで、よかったですけど、自分がまだまだ、まだまだだったなっていうのを、痛感させられました。でも、この先、また里村さんと、また組ませていただくのかはわからないですけど、また組ませていただけるように、また頑張っていきたいと思うし、その次は絶対に、勝ちます……!次は絶対に負けません!ありがとうございました!」

第5試合

 先発は東郷と大山。ローキックで牽制した大山がバックを取るも東郷はこれを抜けてグラウンドの攻防へ。大山が圧倒するが東郷がロープに足を伸ばしブレイク。
 東郷がカニばさみで倒しヘッドロックも大山はすぐに抜けてヘッドロック。東郷が足を刈ってグラウンドに引き込むも大山はヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。

 KUDOはローキックも高山はミドルキックで返し、キックの打ち合いからKUDOが走り込むも高山はビッグブーツで迎撃し東郷にタッチ。
 東郷はエルボーからKUDOがミドルキック。東郷はサミングからロープに振りエルボーも、避けたKUDOが延髄斬り。KUDOは大山にタッチ。

 大山とKUDOはダブルのミドルキックからフォールも2。大山がグラウンドに引き込みアキレス腱固め。これは高山がカット。
 高山はハンマーブローからエルボーを叩き込み、花道に投げ捨てると花道で大山にエルボー。東郷がイスを大山の頭頂部に叩き込み高山とともに踏みつける。

 リングに戻り、東郷がストンピング連打からスリーパー。大山はバックエルボーで逃れロープに飛ぶが、東郷はショルダータックルで倒し高山にタッチ。
 高山はハンマーブロー。エルボーの打ち合いから高山が首投げで倒し正面からサッカーボールキック。踏みつけフォールも2。
 高山は自軍コーナーに叩きつけ東郷とともに大山の顔面を踏み受ける。

 大山はミドルキック連打も東郷はナックルパート。大山は避けて投げすてる。大山はKUDOにタッチ。

 KUDOはミドルキック連打からロープに振るが、東郷が飛び込み前方回転エビ固め。お互い切り返しあうとKUDOがダブルニーアタックからフォールも2。
 KUDOは8×4からダイビングダブルニーアタック。フォールも2。KUDOがハイキックも、避けた東郷がナックル。KUDOのエルボーと東郷のナックルの打ち合いからKUDOがコンビネーションキック。だが東郷もコンビネーションキック。KUDOは負けじとコンビネーションキックからラリアットも、避けた東郷が首投げから横十字固め。返したKUDOにクロスフェイス。カットしようとした大山を東郷が場外に投げ捨てる。だがなんとかリングに戻った大山がカット。
 東郷はペディグリーを狙うも、着地したKUDOがハイキックを叩き込み大山にタッチ。

 大山はカッキーカッターからフォールも2。大山はスリーパーも高山がカット。高山はバックドロップで大山を叩きつけ、東郷は高山にタッチ。

 大山は近づいてきた高山に腰投げ二連発からボディスラムで叩きつけ、そこへKUDOがダイビングダブルニードロップ。フォールも東郷がドロップキックでカット。
 東郷は大山に垂直落下式ブレーンバスターから高山が肩車し東郷がダブルインパクト。フォールもKUDOがカット。
 高山と大山がエルボー合戦からお互いドン・フライ戦のようにゼロ距離でエルボーの打ち合い。高山がニーリフトからフォールも2。
 高山はエベレストジャーマンスープレックスホールド。これで大山を沈めた。

 緊急発表として、8・20両国大会に丸藤正道の参戦が発表された。

<試合後コメント>
ディック東郷&高山善廣
東郷「ありがとうございました!やっぱ頼もしいっすね!」
高山「へへへ……!まあ、先輩と組んでたんで」
東郷「いやいやいやそんなことないです!」
高山「怖いもん無しだよ」
東郷「いや、多分これでね、大山選手もプロレスの怖さ、奥深さってのはわかったと思う。今までね、こうやって1対1の対決じゃない、こうやってタッグもある6人タッグもある。今まで一人で関節が極ったものが、こうやってタッグマッチだと極まらないんですよ。で、あれだけ身体に力入ってずっと動いてたら、これが多分、無制限や60分一本勝負、保たないよ。これからどんどんどんどん試合やっていく内に分かっていくと思うけどね。まあ、いい勉強になったと思うよ」
高山「まあ、本人にやるかどうかは分かんないけどね」
東郷「これからね、続ける気があれば。本人次第だよ」
高山「デビュー戦がレスリングマスターにさ、教わったからね」
東郷「いやいやあなたも帝王でしょう(笑)」
高山「それでもう嫌だったらしょうがないですね」

――高山選手はこの会場に思い入れがあると思うのですが如何でしょうか
高山「どこでもいっしょだよ(笑)新木場だろうが。たまたまさ、裏を通るとさ懐かしい雰囲気があるだけだよ(笑)」

KUDO&大山峻護
――大山選手のプロレスチャレンジマッチという一戦でしたが、やってみて如何だったでしょうか
大山「いやぁ、もう、想像以上に苦しかったですね。自分の想像を超えてました。今日はもうホント、色んな思いを胸にリングに上ったので、なんか一つ一ついろんなものを味わってみようかなと思ってたんですけど、正直そんな余裕はなかったですね」
KUDO「ホントに、大山さんの緊張感っていうのが、すごい伝わってきて、ホントになんか一緒にPRIDEのリングに上っているような気分になりましたね。でもデビュー戦でここまであの二人とやりあえたっていうのは本当にすごいことだと思うし、大山さんの気持ちはわからないですけど、もしプロレスを続けたい気持ちがあるんだったら僕はまだまだ一緒にやりたいし、まだこれからもプロレスから離れるかもしれないですけど、一緒に練習とかしていきたいなと思いますね」

――大山選手、今KUDO選手から今後もプロレスを続けるかという言葉がありましたが
大山「そうですね、気持ちは……まだ、本当に覚悟を決めてリングに上ったので、答えはまだホント今回KUDOさんの存在は心強くて、ホントに殺されそうなくらいプレッシャーがあったんですけど、ホント助けられました。ホントにタッグパートナーにも恵まれましたし、対戦相手にも恵まれました。苦しかったですけど、すごい幸せな時間でした」

――大山選手はさいたまスーパーアリーナという会場に思い入れがあると思うのですが如何でしょうか
大山「そうですね、もっとね、「ただいま」っていう感じになるかと思ったんですけど、余裕なかったですね。いやあ、やっぱりホントに何年経っても、何回やってもリングに立つと緊張するんだなって思いました」

第6試合

 ドナルド・トランプによる煽りパワーポイントが行われるとアナウンスがあり、マッ●ル坂井風のドナルド・トランプが登場。

 「エラー!」と叫びモニターにパワポが映らないが、「OK!」とプレゼンが開始。
 プレゼンは『松井レフェリーという権力者がDDTのトップに君臨し、彼はシモネタが嫌いなためシモネタオンリーになりそうなこの二人の試合は早く終わらせなければならない。だがDDTが誇る最も危険な試合である肛門爆破が今回の試合にふさわしく、肛門爆破はシモネタじゃないので大丈夫。SWOT分析をした結果、ANALは世界平和の略した言葉であり、この試合で世界は一つになる』というような形でまとめられ試合は開始。

 ライアン「男色ディーノ、アイアム、アイアンマンヘビーメタルチャンピオン。アイアム グレイテストアイアンマンヘビーメタルチャンピオン。いつでもどこでもベルトを守る、そしてこのベルトを賭ける。お前は何を賭ける?それはもう決まっている」とモニターには山里亮太の控室が映され、山ちゃんが黒服に連行される。
ライアン「お前が負けたらお前の友達の尻が爆発する!20分以内にボタンを押して解除しないと爆発するぞ!」
ディーノ「山ちゃんのアナルが20分後に爆発してしまう!もう始まってる!私には負ける理由がなくなったわとっとと初めましょう」

 だが国歌斉唱が入るとアナウンスされ、さらに英語中国語スペイン語で同時通訳が入るためシモネタが禁止される。
 国歌斉唱が終わり試合が始まると、ナックルの打ち合いからディーノがナックル連打。自らの股間に相手の手を押し付け合うと、ライアンが股間投げを狙うが、松井レフェリーがモニターに写りこれはセーフ。
 お互いバックから腰を打ち付けあうと、ディーノが倒れフォールも2。

 ライアンがキャンディーをディーノの口に突っ込むが、ディーノがフロントスープレックスからナイトメア。松井レフェリーがモニターに映ると、ディーノは急いでパンツを履いて、ライアンがそこへドロップキック。
 ライアンは花道を走り込んでからディーノの手を握り股間投げで場外に投げ捨てる。

 リングに戻りフォールも2。再度フォールも2。ライアンは股間投げを狙いそのまま場外へ雪崩式股間投げ。
 あまりの行為に止めに入ったワンチューロも股間投げで投げようとするが、レッカがこれを阻止、レッカもろとも投げようとするが、星誕期がこれを阻止、だがライアンは3人まとめて投げ捨てる。

 ディーノは「大和魂」とライアンの股間投げを止めて男色スクリュー。大石がコーナーに登り尻を出すと、レッカ、ワンチューロ、星誕期もコーナーに乗せて尻を出させる。
 モニターに松井さんが映ると楽しそうな松井さんが映るが、ライアンはディーノにスクールボーイ。返したディーノはリップロック。なぜかこれに松井レフェリーが激怒。
ササダンゴ「俺が控室に止めに行くからここで決着をつけろ」

 モニターには会場に向かう松井レフェリーが写り、NωAやDNA勢が松井レフェリーの気を引き時間稼ぎ、たまりんが立ちはだかるが松井レフェリーは正拳突きで倒す。松井レフェリーは女子控室を覗くがチェリーが恥ずかしがり、そっとドアを閉める。
 ササダンゴと松井レフェリーがダブルチョップの打ち合いからロックアップ。ゼロ距離でナックルの打ち合いからお互い見つめ合い優しいキス。そのままモニターはホワイトアウト。

 ディーノがライアンをフォールも2。ディーノはファイト一発も、ライアンはこらえてキャンディーを口に突っ込もうとするが、そのキャンディーはワンチューロの尻へ。さらに星誕期の尻にも突っ込まれ、ディーノはそのキャンディーをライアンの口の中に突っ込む。フラつくライアンに男色ドライバーを叩き込んで3カウント。ディーノがDDTの威信をかけた闘いに勝利した。

 忘れ去られた山ちゃんの尻にはロケット花火が3本突っ込まれ、肛門が見事爆破された。

<試合後コメント>
男色ディーノ&ジョーイ・ライアン
――さいたまスーパーアリーナという大舞台で、戦ってみた感想をお願いします
ディーノ「感想も何も、こうやってジョーイとやれたことが嬉しいわよね。DDT20週年とか、実は私そんなに気にしてなくて、みんなが言うから「あっ、そうなんだろーな」って、「なんかそれっぽい感じにしなきゃいけないんだろーな」って思ってるけど、全然そんなことなくて。ただ、さいたまスーパーアリーナってことは事実なんで、そこでなんか、こう、世界に向けて。世界に向けてっていうのが、20周年ってこう後ろ向きなんじゃなくて20年から、もっと違う世界に行こーよってことで、今回ジョーイに……」
ライアン「ディーノ、ジョーイ、フレンズ!(お互いを指差しながら)」
ディーノ「うん!どっちが世界一ヤバいかとかもう関係ない!」
ライアン「ディーノ、ジョーイ、フレンズ!イエア!(ディーノが持っていたアイアンマンヘビーメタル級を手元に引き寄せる)」
ディーノ「は?いやいや、フレンズだからってそんな……」
ライアン「フレンズ!フレンズ!」
ディーノ「フレンズ、はいフレンズね、フレンズ(ライアンと握手をしながらディーノがベルトを自分の手元へ取り戻す)」
ライアン「フレンズ、フレンズ(再びディーノのベルトに手を伸ばす)」
ディーノ「NO!!!!!」
ライアン「YES!!!!!」
ディーノ「イッツマイン!!」
ライアン「NO! It's mine!!!」
ディーノ「ノー!ノー!ノー!イッツマイン!!」
(ライアンが椅子を蹴飛ばして立ち上がり、机をひっくり返す)
ディーノ「え?!これ狙ってんのアンタ?!」
(ライアンが悪態をつきながら控室へ引き上げていく)
ディーノ「アメリカへ帰れ!!日本に来るな!!ここは日本の地だ!!……えー、見ての通り、私は戦後70年で仇を取りました。今、たった今を以て、太平洋戦争は終結しました。皆さん、ご苦労様でした!(日本陸軍式敬礼)」

――そんな壮大なテーマがあったんですね
ディーノ「その通りです。まだでも、次の戦争が始まる。そうやってプロレスリングという業界は血なまぐさい争いをやめる気配はありません。皆さんはせいぜいそれに一喜一憂して楽しんで下さい。私はなるべく対戦相手を殴らず話し合いで解決していきたいと思います。では皆さん、万歳三唱で締めたいと思います!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!(日本陸軍式万歳)」

第7試合

 遠藤と石川が急襲し試合開始。場外乱闘の後石川が坂口をエプロンに叩きつけてリングへ。
 石川はチョップ一発で膝をつかせると、そのままチョップでロープに押し込みエルボー。坂口は膝をつくがそこへ石川はニーリフト。石川は遠藤にタッチ。

 遠藤はコーナに叩きつけ背中にエルボー連打。遠藤はストンピング連打から石川にタッチ。
 石川はボディにエルボー連打からボディスラム。フォールも2。石川はチョップ連発から遠藤にタッチ。

 遠藤はチョップ連打からボディスラムで叩きつけキャメルクラッチ。フォールも2。
 坂口のミドルキックを遠藤がキャッチも、坂口はエルボーからミドルキックを叩き込んで船木にタッチしようとするが、遠藤はその後頭部にドロップキック。石川とダブルのショルダータックルから石川がフットスタンプ。遠藤がその場飛びシューティング・スタープレスを投下しフォールも2。遠藤は石川にタッチ。

 エルボー合戦から石川がコーナーに振って走り込むが坂口がドロップキックで迎撃し船木にタッチ。
 船木はミドルキック連発からロープに振ろうとするが、耐えた石川を蹴り倒しフォールも2。
 船木はスリーパーから投げようとするが、石川がボディスラムで叩きつけ遠藤にタッチ。

 遠藤はコーナーに振って串刺し攻撃も、船木は避けてミドルキック連打。船木は首投げからPKを叩き込んでフォールも2。
 船木と坂口はロープに振ってダブルのミドルキックも、遠藤は避けて二人まとめてドロップキックからノータッチトペ。

 遠藤はスワンダイブエルボーからフォールも2。
 チョップ合戦から船木がローキック連打。遠藤はキャッチも船木は顔面を張り浴びせ蹴り。フォールも2。船木は坂口にタッチ。

 坂口はミドルキックから膝蹴り、ロープに振ってアームホイップからPKも、遠藤は避けてトーキックからハンドスプリングオーバーヘッドキック。遠藤は石川にタッチ。

 石川は串刺しラリアットからバックドロップ。セカンドロープからのフットスタンプを投下しフォールも2。
 石川は投げようとするが坂口がスリーパーで捕らえ、船木も遠藤をスリーパーで捕らえる。石川はロープへ。

 坂口は膝蹴り連発からロープに振って腰投げで叩きつけるとスリーパー。これは遠藤がスワンダイブファイヤーバードスプラッシュを投下しカット。
 船木が遠藤にミドルキック連打も遠藤はドラゴン・スクリューで場外に叩き出しケブラーダを発射。
 石川は坂口にエルボーも坂口はミドルキック。エルボーとミドルキックの打ち合いから石川が膝蹴り。さらにランニングニーも避けた坂口がスリーパー。だが石川が切り返し強引にリングに叩きつけるとランニングニー。フォールも2。
 石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、坂口は着地し二段蹴り式の膝蹴り2連発からフォールも遠藤がカット。

 坂口は神の右膝も石川はキャッチし投げ捨てる。だが改めて神の右膝からフォールも1。
 坂口はハイキックから神の右膝。さらにダイビング神の右膝を後頭部に叩き込みフォール。これで3カウント。

 ディーノが勝利者賞を渡しに来たアルティメット総研の大友さんをリップロックで排除。
ディーノ「船木ちゃん、長いキャリアの中で色んな相手いたわよね。でもまだこのハイブリッドボディと闘ったことないでしょ?私ね、あいにく、ドラマチックドリームチームの男なのよ。あんたが今まで闘ったことのない、そんな闘いを提供するのが私のお仕事なの~。GM、次決まってんだっけ?」
亜門GM「次はお前4月29日後楽園大会を予定してるけど相手はまだ決まってないよ」
ディーノ「あらあらあら偶然!さぁ、私たちはやることは言いました。どうなんですかねー?」
坂口「ナメんな。お前らよ、せっかく船木さんと一緒に気持ちよく勝利の余韻に浸ってたら邪魔しやがって、あんた(高山)もあんただ、いつからこんな落ちぶれたんだ?上等だよ、やるなら来い。4月でもなんでも相手してやるよ。殺してやる」
ディーノ「勘違いしないで私は正々堂々とナメるのよ。征夫ちゃん、あんたの決め台詞私も言わせてよ。ヤッてやりますよ。ねぇよっちゃん」
高山「征夫、差別はよくねーぞ。このリングであれば、誰でも闘えるはずだ。わかったか?よーし、今度は後楽園、俺たちがそのベルトを取りに行くぞ!ノーフィアー!」
(ディーノと高山はリングを後にする)
坂口「何がノーフィアーだいい歳こいた男がバカ野郎。オレ達のほうがノーフィアーなんだよ。4月、船木さん、殺ってやりましょう」
船木「ちょっと待て、ちょっとね、俺苦手なタイプかもしれない(苦笑)だけど、だけどもう皆さんの前で言われたから仕方ないよね。もうどうなるつもりでもいい覚悟でやるよ。その代わり、絶対勝つ。絶対勝つ。よろしくお願いします」
坂口「兄弟、兄弟達上がってきてください。今日無事にこの20周年記念大会で防衛することできました。まださらに面白い試合いっぱいあるんで、面白い試合楽しんでいってください。さいたまスーパーアリーナの皆さんと酒盛りだ~!」

<試合後コメント>
石川修司&遠藤哲哉
遠藤「試合前、会見で俺は船木誠勝は過去のものだと言った。ただ、俺自身もまだまだハイブリッドには届いていなかった。今日はそれを認めるしかない」
石川「復帰一戦目で坂口に勝って、ちょっと自分自身がもう余裕って思っていた部分があったかもしれない。まあもう一回、もう一回チャンスが欲しい。やっぱりまだ100までいってないんで。100までもう一回仕上げて、もう一回タッグでもいいし、もう一回シングルでもいいから坂口と。船木でもいいからやらせてほしい。それだけです」

男色ディーノ&高山善廣
ディーノ「まあそういうことよね。プロレス界にもまだまだ夢のカードは転がっているってことよ」
高山「せっかくDDTに来たんだからね」
ディーノ「ねーそうよ」
高山「あんな試合してもつまんないじゃん!」
ディーノ「ほんとそう。ちゃんとね、おもてなししなきゃね」
高山「ね!」
ディーノ「もうそれ以外に言うことはないわね。普通にDDTスタイルでやれば、DDTのタッグベルトなんだから当然のように私達に来ますよ。ここからノーフィアーがちゃんと快進撃が続くわけだから、ちゃんとその感じを、もう今からスタートだからね!先に言っておくわよ、この時点でちゃんと目をつけておかなきゃおくれちゃうわよ!」
高山「もうさっきのやり取りでわかるでしょ?もうこっちのものだったじゃん」
ディーノ「もう全然」
高山「何を言っても全然ダメだよ」
ディーノ「もうシンプル。なぜかって言ったら、もう私には怖いものが一切ないもの」
高山「本当にない」
ディーノ「もうこれはイージーワークです。イージーワークのように、じゃあよっちゃんお願いするわよ」
高山「じゃあ次はお絶対俺たちがベルトを取りに行くぞ!」
二人「ノーフィアー!」

坂口征夫&船木誠勝
――対戦相手はいかがでしたか?
坂口「いや強かったですよ、石川選手。遠藤も強いけど、やっぱり石川選手の身体の強さは…ただ自分ひとりじゃ敵わない部分もあったわけで。そこは船木さんに助けていただいて、改めてなんて頼もしい人なんだって思いました」
船木「だけどみるみる征夫がすごく強くなっているのが見てわかるので、一回一回オウごとに必殺技も増えてきて、なんか今一番上がっているような気がしますね。だからこそ次のあのホモは絶対止めたいです。どういう作戦かわからないですけど、キスとかしてくるんでしょ?」
坂口「しますね」
船木「されたことあるの?
坂口「あります」
船木「あるんだ。そこが一個ポイントですよね。そこを気持ち悪がって避けているうちにやられてしまうのか、もしくはそれも受け入れた上で仕留めるか、そのへんになんとなく勝つか負けるかのポイントがかかっているような気がしますね」

――坂口選手はあの二人の印象は
坂口「まあリング上で言ったとおりです。ディーノ選手に関してはあのまんまだし。船木さんが言ってたあのまんまだし。ただ横にいる金髪のおっさんが何を考えているかわからないし、あの人あんなだったの?自分が追いかけていた高山選手あれ?どこでどう変わっちゃったの?って。本当に骨抜かれちゃったんじゃないのかなって思って。その牙を戻しておかないと、自分と船木さんには勝てないっすよ。ケツ出してウチラに勝とうなんざ100年早いっすよ。以上です!」
船木「じゃあ後楽園で」

第8試合

 シブサワ・コウさんがリングへ。
シブサワ「皆さんこんにちわ、シブサワ・コウです!シブサワ・コウ35周年と、DDTさん20週年の記念のコラボということで戦国武将マッチ、これから始まります。ゲームもプロレスも皆さん楽しんでください。去年ちょうど真田丸というドラマで、3Dマップを監修してましたんで、幸村になったつもりでこれから掛け声かけます、狙うは家康の首ただ一つ!全軍進め!」

 先発は関本と三四郎。ロックアップからショルダータックルの打ち合い。三四郎がガットショットからボディスラムで叩きつけ、ハンマーからイスの城に振るが、関本は耐えてそこへ三四郎が突撃。関本は避けて三四郎が城にツッコミ城は崩壊。両者タッチ。

 飯伏と武藤となり、ロックアップから飯伏がロープに押し込むもクリーンブレイク。
 飯伏はローキックも武藤がエルボーで返しエルボー合戦から飯伏がソバットからサッカーボールキック。避けた武藤にその場飛びムーンサルトでフォールも2。飯伏のミドルキックを武藤はドラゴンスクリューで迎撃。武藤は首投げからフラッシングエルボーを投下しイサミにタッチ。

 イサミはダイビングクロスボディアタックから二段蹴り式のバズソーキック。イサミは投げようとするも、飯伏は着地しバックを取る。イサミはバックエルボーで逃れ走り込むが飯伏はドロップキックで迎撃。場外に落下したイサミへ飯伏はバミューダトライアングルを発射。飯伏は関本にタッチ。

 関本はストンピング連発からボディスラムで叩きつけエルボードロップを投下。関本は秋山にタッチ。
 秋山と関本はダブルのショルダータックルから、イサミの上半身を場外に出して後頭部にニードロップ。

 リングに戻り秋山は首投げからランイングニー。フォールも2。秋山は飯伏にタッチ。
 飯伏はミドルキック。エルボー合戦からミドルキックで倒しフォールも2。飯伏はスリーパーもイサミがロープへ。飯伏はストンピングから関本にタッチ。

 関本はストンピング連打。イサミのエルボーをエルボー一発で吹っ飛ばすも、イサミは負けじとエルボー。だが関本はドロップキックでふっ飛ばし、フォールも2。関本は秋山にタッチ。

 秋山はボディスラムからゼロ距離で膝蹴り。イサミは膝立ちでボディブローも、秋山はエルボー。だがイサミはトラースキックで倒し武藤にタッチ。

 武藤が低空ドロップキックからドラゴンスクリュー。さらに足4の字で捕らえるが、飯伏が武藤にその場飛びシューティングスターを叩き込んでカット。
 武藤は串刺しシャイニングウィザードからドラゴンスクリュー。改めてシャイニングウィザードもガードした秋山がランニングニー。秋山は関本にタッチ。

 関本はロープに振ってラリアットも、避けた武藤が低空ドロップキックから三四郎にタッチ。

 三四郎はドラゴンリングインも関本がトーキックで迎撃しアトミックドロップ。そのまま逆エビ固めへ。これはイサミがエルボー連打でカットしようとするが、動じないため後頭部にバズソーキック。関本はイサミをラリアットでなぎ倒し飯伏にタッチ。

 飯伏はミサイルキックからコーナーに振って走り込む。だが三四郎はエルボーで迎撃し走り込むが、飯伏はパワースラムからセカンドロープからのムーンサルトを投下しフォールも2。
 飯伏はコーナーに登るも、三四郎はドロップキックでエプロンに落としぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。飯伏へイサミと武藤がサンドイッチシャイニングウィザードから三四郎がラリアット。フォールも秋山と関本がカット。
 三四郎は飯伏を担ぐが、飯伏は着地しバックを取る。そのバックに関本がつき眉山で投げ捨てる。イサミが関本にエルボー連打からロープに飛ぶ、関本は追走エルボーから走り込む。だがイサミはロープをたゆませ場外に落下させるとトペ・スイシーダ。秋山が武藤に串刺しニーからエクスプロイダーを狙うも、イサミがカットし秋山にDDT。イサミはイスを持ち込みリングで武藤を座らせると、軍配を持たせイサミが刀を持ち出し秋山に斬りかかる。だが秋山はトーキックで刀を奪うと、武藤に斬りかかるが軍配で武藤はガード。秋山は刀を投げ捨てエクスプロイダーも武藤はシャイニングウィザード。両者タッチ。

 三四郎は飯伏にエルボー。飯伏はミドルキック連打で返すが三四郎はラリアットも避けた飯伏がオーバーヘッドキック。
 飯伏はパワーボムからフェニックス・スプラッシュ。これで秀吉の首を討ち取った。

三四郎「DDT、20年ありがとうございました!昔ここで、戦国武将祭りというイベントがあって、そこでコーエーさんにスポンサードしていただき、そのご縁でまたさいたまスーパーアリーナやりたいなと思って、今日無事に開催することができました!満員の客さんじゃ~ん!ありがとう!これだけの大勢に見送ってもらいたいと思います。引退します。もう思い残すことは何もないです。今日これだけ大勢のお客さんがDDTに集まったじゃないですか?俺がいなくてもDDTはもっともっと、もっともっと、大きな団体になっていく、そう思ってます。だから、全く悔いはありません。いや、ないって言ったら嘘になります。5年前の武道館である場所に進出したいと言いました。そのある場所である選手と闘いたいと思ってます。でも!ある場所に、連絡しても、返事が来ないんです!もう、思い残すことなんかないんだよ!だから!進藤!引退の10カウントゴングを鳴らせ。進藤!ためらうな!おいためらえ!進藤、ためらうな、ならせ、引退の10カウントゴングを皆さん、長い間(ゴングが鳴る)まだだ!皆さん、長い間ありがとうございました。苦労をかけた選手スタッフ、そして松井さん今林さん、そして、支えてくれた家族の皆ありがとう。高木三四郎のプロレス人生は幸せでいっぱいでした。それでは皆さんありがとうございました」
亜門GM「(10カウントの途中で)高木さんちょっと待ってください、たった今OKもらいました」
三四郎「え?あと2つだったのに」
亜門GM「今連絡があってOKですってやっていいんですって高木さんがやりたかったこと」
三四郎「だからどこでだよ!」
亜門GM「これですよこれ!」
三四郎「(モニターに東京ドームが映る)東京ドームで路上プロレスやるぞ~!ほんとに東京ドームからOKが出たのか!」
亜門GM「すっげぇ時間かかりましたけど、今OKの連絡来ました。でも色々規制が厳しいみたいで最悪早朝とか深夜になるかもしれないですけど、とりあえずやれるみたいです」
三四郎「東京ドームさんどうかしてるぜありがとう!」
亜門GM「高木さん引退なんかしないですよね!?」
三四郎「もちろん撤回だ、引退なんかするわけねーだろ俺にはまだまだまだまだこの団体をでっかくするっていう夢と野望があるんだよ。お前ら諦めちゃ絶対ダメだぞ。20年前お前らなんかすぐ潰れるって言われた団体がさいたまスーパーアリーナを満員にしたんだ。これだけは覚えておけ、DDTはまだまだまだまだまだまだでかくなってやる!東京ドームで路上プロレスやるぞ!俺たちだけのミュージックスタート!」

<試合後コメント>
飯伏幸太&秋山準&関本大介
――さいたまスーパーアリーナで行われた戦国武将マッチ、やってみて如何だったでしょうか
秋山「楽しかったですね。まあ、これ(鎧)着てどこまで出来るか心配はありましたけど、僕の動きそんなに関係ないなと。彼が一番、信長様が……」
関本「やっぱり、織田信長様はカッコよかったです。コーナーで見てて、見とれました。ありがとうございました!」
飯伏「僕は以前、一応戦国武将の試合をやらせていただいたんですけど、そのときはこういう甲冑とか何も着けない状態でやったので、普段と変わらない状態だったんですけど、今日はこの、ほぼフル装備と言うか。それでいつもの動きはちょっとしんどかったですね。でも、非常に楽しく、秋山さんと関本さんと組めて本当に嬉しかったです」

――対戦相手には高木選手、武藤選手がいましたが、やってみて如何だったでしょうか
秋山「高木選手とやるのは初めてなので、新鮮でしたね」
関本「やっぱり、秀吉ですか、恨みがあるので、勝家は(笑)それが少しでも、椅子の城にぶつけられて少しでもかつ家の怨念が晴らせたことを嬉しく思っています。武藤さんはやっぱりすごいですね……あの、空気が違いました」
飯伏「普段とは違う恰好なんですけど、初対決ということで。非常に緊張感があるというか、久々に刺激のある試合が出来ました。武藤さんももちろんなんですけど、秋山さんとも関本さんともシングルマッチがやってみたいと思いました」

――飯伏選手からシングルマッチをやりたいという言葉がありましたが
秋山「動ける内にお願いします(笑)」
関本「私も、喜んで!」

高木三四郎&武藤敬司&木髙イサミ
(高木三四郎がリング挨拶中につき、武藤敬司&小髙イサミの2人でインタビュー開始)
武藤「えー……実は、甲冑を着てたらよ、小便しに行けねぇんだよ(笑)小便我慢しながらやったのが敗北の原因かなと」
イサミ「当時の戦国武将は甲冑着てた時どうしてたんですかね」
武藤「そのまま垂れ流しだよ」
イサミ「垂れ流しですか!じゃあ垂れ流しながらやってたら、もしかしたら勝利もあったかもしれないですね」
武藤「ただ、これでやってたら……上がズルズル脱げてきちゃうんだよ」
イサミ「そうですね(笑)色々と改善するところはありましたね」
武藤「まあ、ただ、やってて楽しかったよ」
イサミ「楽しかったですね」
武藤「心はちょっとだけ童心に帰ったような。面白かったですね。俺のところは以上です!」
イサミ「実際に武藤さんと戦うことも初めてですし、その方をお館様として自分の忠誠を誓う方としてここに迎えられて、そのDDTの20周年という舞台にこういう6人タッグで出られたのも一つのあれかなと思いますね。嬉しいところはあります」

――武藤選手、対戦相手に久々に秋山選手も居ましたし、飯伏選手とは初対決だったと思いますが
武藤「あと、多分、関本もやったことないんじゃないかな。記憶に無いですね。そういう部分で言ったら新鮮だったっていうか、その空間自体が非常に良い空間だったっていうか。楽しかったですね」

――イサミ選手も久々に飯伏選手と対決しましたが
イサミ「やっぱあの、DDTチルドレンって言葉がありますけど、自分もDDTチルドレンなので。その中で自分の団体、BASARAをもっともっと盛り上げて、こうやって親方様と組んだりとかも、もっともっと会社、自分のところを大きくすれば出来るのかなってのも思いますし、対戦するのも夢じゃないのかなって思いますので。こういう一つの出逢いみたいなものを一回こっきりのお祭りだけにするんじゃなくて……一期一会っていうんですか、こういうの?一期一会にしたいと思います。楽しかったですね、ホント……」

――武藤選手、久々にこういった大きな会場での試合ですが
武藤「久々に大きな会場か……そうか。俺もいろんな修羅場をくぐってきてさ。もしかしたら、こういうことを嫌がるプロレスファンって入る中で、DDTのファンの人っていい形で迎え入れてくれてるというか。それは多分、彼らが築き上げたものなんだろうね。そういう部分でもやりやすかったですね」

――今日は非常に動きがキレていましたね
武藤「実はこれ(鎧)着てたら動けないんだけどね(笑)いやぁ……」

(高木三四郎がリング挨拶を終えインタビュールームへ登場)

高木「信玄殿!!幸村殿!!」
武藤「太閤ォ、歴史と違って天下取れないじゃないか」
高木「すみません……(笑)これもまた、武田信玄殿曰く、点と点が、線になって繋がるというやつではないでござるでしょうか」
イサミ「線にするという話を今ちょうどしていたところなんですよ」
高木「すみません、失礼致しました……」

――高木選手、率直な感想を
高木「あのね、前にさいたまスーパーアリーナでやった戦国武将祭り、さいたまスーパーアリーナにいつかは進出したいなと思ってたんですけど、その時とほぼ同じシチュエーションで、秋山さんとも、WRESTLE-1の方でお世話になって、イサミもそうだし、飯伏もそうだし、関本選手も大日本プロレス。秋山選手は同い年で尊敬できる社長なので、最高の舞台でできたと思います。だからもう引退してもいいかなと思ってます」
武藤「引退すればいいじゃん。俺と一緒に引退マッチする?」
高木「いやいやいやいや……まだ。東京ドームで路上プロレスやることが正式に決定しまして」
イサミ「東京ドームで路上プロレス?!」
武藤「意味わかんないよ。東京ドームの中で路上プロレスやるの?」
高木「リング上ではあまり言えなかったけど、もしやるなら、呼ばなくちゃいけない人間もいるんで」

――では、高木選手は引退はないということで……
高木「ないですね。ちょっと負けて錯乱しました」
武藤「引退しても戻ってこれんだからさ」
高木「そうですよね。確かに……それもアリですね!」
イサミ「そんな簡単に……(笑)」
高木「信玄公の言われる通り……」
イサミ「いや、親方様も引退されてませんよね?」
武藤「俺今からもう一試合しなきゃならないんだよ?ということで早くはけないと……」
高木「ありがとうございました!」
イサミ「ありがとうございました!」

第9試合

 お互いイスを持ちチャンバラから佐々木が脳天にイスを叩き込む。葛西が場外に出て佐々木がトペ・スイシーダも葛西は脚立で迎撃。
 場外乱闘になり、葛西が机に佐々木を叩きつけて寝かせると、コーナーに登ると佐々木ヘ場外ダイビングボディプレス。葛西は割れた机の破片を佐々木の脳天に叩き込み、さらにバリケードを持ち出してリングに戻る。

 佐々木は膝立ちでエルボーも葛西もエルボーで返し、頭突きからほうきを取り出し背中をひっかく。さらにそこへ佐々木を叩きつけようとするが、逆に佐々木がボディスラムで叩き込む。
 佐々木はダイビングラリアットからイスを持ち出し首にかけるとイスごとスタナー。ポーリーがバケツを佐々木に渡し、バケツ攻撃から首にかぶせてそのままイス攻撃。トーキックからバケツを顔面に押し当ててのコーナーtoコーナーを叩き込んでフォールも2。
 佐々木はクロスフェイスも葛西は担ぎ上げてバケツへ向かってのデスバレーボム。葛西は脚立でボディブローから脚立に向かってのブレーンバスター。脚立に寝たままの佐々木ヘダイビングヘッドバッドを投下しフォールも2。

 葛西は脚立を立ててボディスラムから脚立に登る。だが佐々木が正面に登りボディブローから雪崩式ブレーンバスター。すぐに立ち上がり葛西が走り込むも、佐々木はトラースキック。だが葛西はバックドロップ。すぐに走り込むも佐々木はトラースキック。だが葛西はバックドロップから走り込んでラリアットも、佐々木は避けてイスを投げるとキャッチした葛西にトラースキック。
 佐々木は場外でバリケードを椅子の上にセットすると、エプロンからの河津落とし。

 リングに戻り、佐々木が机をコーナーに立てかけるが葛西がエルボー。エルボー合戦から佐々木が葛西の脳天を机に叩き込み、脚立を首にかけ回転し葛西を殴るが、これを避けた葛西が投げ捨てジャーマン。その反動で脚立がバウンドし佐々木の上に落下。葛西はラリアットで一回転させフォールも2。
 葛西はリバースタイガードライバーからフォールも2。
 葛西はパールハーバースプラッシュを脚立から投下するが、避けた佐々木がボディスラムから脚立を葛西の上にのせ、別の脚立に登る。葛西は起き上がりその脚立の上にバリケードを設置すると、佐々木の正面に登り雪崩式ブレーンバスターの体勢。佐々木はナックルで逃れると、前方回転し雪崩式パワーボムでバリケードに叩き込む。
 佐々木は脚立に登るとバリケードに寝たままの葛西へダイビングエルボードロップ。フォールも2。

 佐々木は葛西をNOW OR NEVERでバリケードに叩き込むが2。
 佐々木は巨大な脚立を持ち出し、葛西を机の上に寝かせると巨大脚立の上からダイビングエルボードロップ。これでフォールし3カウント。

佐々木「EXTREME取ったぞおい、でもな、今は、こんなベルトいらねぇ。おい、葛西純!葛西さんよ、生放送じゃ言えない言葉だけど、あなたは、最高に、狂ってたよ。かーさーい、かーさーい(かーさーい!)うるせー今日勝ったのは俺だ。改めてよく見ろ、ここにEXTREMEのベルトがある。俺たち、ダムネーションの、反撃の始まりだよおい。また、このDDT、俺たちが、制圧してやるよ。いいか!よく聞け、俺たちが、ダムネーション、俺たちは、群れない、媚びない、結婚しない、そして!この俺が!カリスマ!佐々木大輔だ!」

<試合後コメント>
佐々木大輔
「男なら有言実行!葛西純~!葛西純!これ生放送じゃねぇよな?殺す気か!あのキ○ガイ!!!完全に気が触れちまってるよ。俺もちょっとだけ気が触れてたかも知れねぇ。なんか聞いてくれよ」

――葛西選手は4月に第2子が生まれるということで「まだまだこれからも生き続ける」と言っていましたが、ブレない・媚びない・結婚しないの佐々木選手としては如何でしょうか
「おめでとうございます。俺は変わらず、いつ死んでもいい。今日はきっと、酒のんじゃいけないけど、明日まで飲むよ俺は。だから明日になったら死んでるかもしれない。そしたら、棺桶にこれ(ベルト)を入れてくれ。遺影は、キャンディスとのツーショットにしてくれ。俺の遺言だ……」

――その棺桶に入れるベルトを今後、どういう相手と防衛戦をやっていきたいとお考えでしょうか
「防衛戦なんてしねぇよ!あんなキ○ガイから獲ったベルト、誰にも渡さねぇよ。どうやったら渡さねぇか分かるか?」

――防衛戦をやらない……
「そう!防衛戦をやらない!そういうことだオイ」

――それは会社的に許されないのでは
「大丈夫。防衛戦組まれても、行かないから。あぁ、最後にもう一つ!このDDT、今、アイドルとか作り笑顔の野郎どもとか、未来がどうとかって言ってる奴いるよな。俺はこのリングにうんざりしててよ。本当に、刺激の全くないプロレスライフを送ってたんだよ。その中で葛西純、葛西順に感謝するよ。俺のプロレスインポが治ったよ。ビンビンだよ!!それだけだよ」

葛西純
「3つ取られたな。それぐらいわかってるよ。もうね、カリスマがどうこうっていうのは別にいいんだよオレっちは。カリスマ云々っていうのは自分で言うもんじゃねぇ。他人が決めるもんだよ。そんなちっぽけなもんどうでもいいんだよ。こうやって!あんな狂った試合して、今こうして生きてる!それで十分だ。でもまだ佐々木大輔に3つ取られたってだけで、俺っちは今日やってみてあいつよりよえぇとかつえぇとか思っちゃいねぇ。こうやって生きている限り、またあいつにリベンジすればいいことだし、生きているだけで儲けものだよ。生きてウだけで素晴らしいんだよ。まあ、こうして生きている限り、あいつにリベンジするよもし、また他の人間がベルト巻いたら挑戦するもよし、これからも生きるからオレっちは!9月に息子だか娘だかわからないけど、第二子が生まれるんで死んではいられないんだよ。まだまだ生き続けなきゃいけないんだよオレっちは!以上だ。これで終わりじゃねぇ!」

第10試合

 ロックアップから竹下がロープに押し込むもHARASHIMAが体勢を変えクリーンブレイク。
 再度ロックアップから竹下がロープに押し込みエルボー。
 エルボー合戦となり、竹下がヘッドロックからショルダータックルも受けきったHARASHIMAがショルダータックル。竹下が走り込むもビッグブーツで迎撃した竹下。竹下がリープフロッグもHARASHIMAがビッグブーツ。両者距離を取る。

 HARASHIMAがグラウンドに引き込み潰していき腕ひしぎ。竹下が抜けてサイドポジションもHARASHIMAは回転して抜けると亀になった竹下を潰していく。竹下はこれを抜けるとリストを取っていくが、抜けようとしたHARASHIMAにエルボー。HARASHIMAはエプロンに出るが、竹下はエプロンに向かってのDDTを叩き込む。
 場外で竹下がエプロンに向かってのブレーンバスターを狙うが、耐えたHARASHIMAが逆に叩きつけようとするも竹下は垂直落下式ブレーンバスターで場外に突き刺す。

 リングに戻り、竹下がネックブリーカードロップからエルボーを首に叩き込んでいく。
 竹下はコーナーにHARASHIMAを叩き込むと、チョップからバックブリーカー。逆エビ固めからSTFへ。HARASHIMAはロープを掴む。

 竹下は花道にHARASHIMAを投げ捨て、花道で投げようとするも、耐えたHARASHIMAが足横須賀で叩きつける。HARASHIMAはリングに投げ入れるとスワンダイブストンピング。HARASHIMAはローキックも、竹下は膝立ちでエルボー。HARASHIMAは容赦ないローキック連打で倒し、太ももの上に膝を押し付けヒールホールド。竹下は髪を掴んで逃れようとするが当然反則カウント。竹下は必死にロープへ這ってブレイク。

 HARASHIMAはミドルキック連打も竹下はキャッチ。だがHARASHIMAは竹下の足を掴みアキレス腱固め。竹下はロープへ。
 HARASHIMAは串刺しビッグブーツから竹下の足をセカンドロープにかけてその足へ串刺しドロップキック。
 エルボーの打ち合いからHARASHIMAがロープに振ろうとするも、竹下が逆に振りゼロ戦キック。これをHARASHIMAがキャッチしアキレス腱固め。そのまま回転し逆エビ固めも竹下はロープへ。

 HARASHIMAは竹下のミドルキックをキャッチし、ローキックから走り込むも竹下がカウンターのフロントスープレックス。
 竹下が走り込むも、HARASHIMAはバックエルボーで迎撃。竹下はチョップからトラースキックを叩き込み、投げようとするが耐えたHARASHIMAのハイキックを避けて高速ドラゴンスープレックス。場外に出たHARASHIMAへ竹下はトペ・コンヒーロ。

 HARASHIMAがリングに戻り、竹下がエプロンに登るとロープを挟んでエルボーの打ち合い。HARASHIMAが水面蹴りで倒すと場外に向かってスワンダイブギロチンドロップ。
 竹下がリングに戻るとHARASHIMAはライダーキックでふっ飛ばし、串刺しビッグブーツからコーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスター。

 HARASHIMAは左右のミドルキックから担ごうとするが着地した竹下の足を取りヒールホールド。竹下はロープを掴む。
 HARASHIMAはファルコンアローからフォールも2。HARASHIMAは山折りを狙うが竹下はDDTで切り返す。
 竹下は担ぐがHARASHIMAは膝蹴り。竹下はビッグブーツからブルーサンダーを叩き込みフォールも2。
 竹下はバックを取ると、HARASHIMAは足を取ろうとするも強引にぶっこ抜きジャーマン。竹下が走り込むがHARASHIMAは延髄斬りで迎撃し蒼魔刀を狙う。竹下は飛び越えて丸め込むとぶっこ抜いてパワーボムを狙うが、HARASHIMAはフランケンでコーナーに投げ捨て後頭部に蒼魔刀。改めて蒼魔刀を狙うが竹下はラリアットで迎撃。両者ダウン。

 竹下はブレーンバスターボムでフォールも2。竹下はショートレンジラリアットでフォールも2。
 竹下は膝立ちのHARASHIMAにチョップを叩き込んでいきフォールも2。
竹下はバックを取るが、耐えたHARASHIMAがショートレンジラリアット。避けた竹下にトラースキックからリバースフランケンで投げ捨てスタンディング串刺し蒼魔刀。改めて逆コーナーから走り込もうとするが、竹下が追走ビッグブーツからコーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスターを狙う。だがエプロンに着地したHARASHIMAが延髄斬りから雪崩式リバースフランケンで投げ捨て蒼魔刀。フォールも2。
 HARASHIMAはスワンダイブ式蒼魔刀を狙うgあ、これを竹下がロープ状でキャッチし投げようとするも、HARASHIMAが着地しリバースフランケンの体勢。これを力づくで止めた竹下が肩車し二段階式ジャーマンスープレックスホールド。
 改めてジャーマンを狙うが、耐えたHARASHIMAが竹下の顔面を蹴り上げダウンさせる。HARASHIMAはつるべ落としで突き刺しフォールも2。
 HARASHIMAはスワンダイブ式蒼魔刀を発射も竹下は足を伸ばし迎撃。

 HARASHIMAは膝立ちの竹下にミドルキック連打。その足をキャッチした竹下が山折りから蒼魔刀を狙うが、HARASHIMAはその場飛び蒼魔刀で迎撃。
 HARASHIMAは足にしがみつく竹下の後頭部を踏みつけ、竹下が立ち上がるとエルボー合戦。お互い顔面を張り合うとHARASHIMAが打ち勝ち左右から張っていくと竹下がバイオニックエルボー。竹下はラリアットを避けたHARASHIMAにリバースインプラントからジャーマン・スープレックスホールド。返したHARASHIMAにクロスアーム式ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪った。

エンディング

竹下「(涙声で)闘っていただいたHARASHIMA選手、ありがとうございました。DDT、20周年、僕は、DDTが大好きです。DDTを見て、プロレスラーになりたいと思い、そして今20週年のメインイベントのリングに立ちました。DDTの、レスラー、スタッフ、皆プロレスを愛してます。命がけで愛しています。自分がデビューした時から、期待の新人、プロレス界の未来って皆さんに言っていただいて、正直プレッシャーになっているところもあって、未来を見せる、そう言い続けてきました。でも、もう、そんなこと言いません。21年目からも、DDT、全員で、プロレス界の未来を見せていきます。HARASHIMAさん、ほんとにありがとうございました(HARASHIMAは握手せずリングを後にする)」
(ダムネーションがリングへ)
佐々木「おい竹下、今日はお前が勝つと思ってたよ。コングラッチュレーション、おめでとう。お前こそDDTの未来、いや、プロレス界の未来だよ。なんて言うと思ったかおい!泣いてんじゃねーよ糞ガキがおい。テメーみて~なやつがDDTのチャンピオンだとおい、ここに居る、お客さん、そして神様が許しても、この俺がゆるさねー!次だ!テメーを終わりにしてやる。次の挑戦者は、哲哉だ」
遠藤「竹下、いや、竹ちゃん、感動のマイクの後にすまんな。竹ちゃんさ、未来って何かわかる?俺はさ、未来が何かわかんないし、興味もまったくないんだよね。竹ちゃんさ、俺のこと目障りだと思ってるよね?俺もさ、お前のこと正直目障りだと思ってんだよ。だから、せっかくそのKO-Dのベルト取ったし、それをかけて、最高の、潰し合いを、しようぜ。どうだ竹ちゃん、いい返事してくれるかな?」
亜門GM「4月29日後楽園ホール大会を予定しておりましたが」
竹下「お客さんが決めてください!竹下対遠藤のKO-D無差別見たいですか?こんなに拍手があるってことは、次の後楽園ホール超満員札止めで間違いないですね。遠藤、いや、哲ちゃん、次の4月の後楽園、KO-Dかけてやりましょう」
遠藤「竹ちゃんずるいな、こんな大勢のお客さん味方に付けて。まあ、せいぜいトレーニングお互いに頑張ろうな」
竹下「さっそく、次のタイトルマッチ決まったんで、ちょっと首も足も痛いんですけど、明日からもゴールドジムでトレーニング頑張りたいと思います。ほんとに、ほんとにさいたまスーパーアリーナ、DDT、20周年興行、ありがとうございました!」

(全選手がリングへ)
竹下「これはどういう状況ですか?」
三四郎「皆さん今日はありがとうございました。もう何も言いますまい。ああ言って?ああそう。DDTはこれからもっともっといろんなことにチャレンジして大きくなっていきたいと思います。DDTの未来だけじゃなくプロレス界の未来も見せていきたいと思います。じゃあ今日メインイベントで勝利した竹下。この場をシメてくれ!一本締めかなんかで」
竹下「一本締めって?拍手のやつね?えー、皆さんご起立ください!DDT21年目以降もよろしくお願いします!お手を拝借!(一本締め)ありがとうございました!」

<試合後コメント>
HARASHIMA
――さいたまスーパーアリーナのメインイベントで竹下選手敗れてしまいましたが
「はい。今日、この試合に関しては竹下のほうが強かったっていう。それだけですよ」

――次、後楽園で竹下と遠藤のタイトルマッチが決まりましたが、時代が少しずつ動いているようなきがするのですが
「まあ、それはそれで。とりあえず僕はもう一度やりたいよ。負けてすぐだけど。まだ一回負けただけなんで。一度と言わず何度でもやろうとリング上で言って、そんな感じですね。まあ、竹下はスゴイやつですよ。改めてやっぱり感心することが多いですね。でも、今日僕は勝てなかったけど、それは僕はまだたまたま負けたけど、次やったらわからないと思ってるし、僕もまだまだDDTの未来作っていくし。そんな感じです」

――改めて、さいたまスーパーアリーナ20周年でたくさんのお客さんが入っていましたが、改めてこの興行を終えた心境を
「まあ、良かったです。良かったっていうのは、20周年というこういう大きい試合を出来て、昔の仲間だったり色んな人だったり。これだけ沢山のお客さんに集まっていただいて。DDTの面白さを色々伝えられたのかなと思います。まあ全試合見てないですけど」

遠藤哲哉
――試合後に挑戦表明を行い4月の後楽園でタイトルマッチが決まりました
「何か逆に聞くことないんじゃないですか?僕と竹下の関係と言うかそういうことについて」

――ココ最近はシングルで当たる機会もあまりありませんでした
「最後にシングルをやったのはダムネーションに入って9月の大阪で。あれが最後じゃないですかね。あの時は自分があいつから3つ取って、ただ正直、やりたらないっす。向こうも同じ気持ちだと思う。どっちかが潰れるまでやらなきゃ。この気持ちはおさまらないっすね」

――今日のメインを見た印象は
「やっぱあいつは嫌がるかもしれないけど、天才だと思いましたね。何がすごいかって、別に運動神経とかそういうのじゃないと俺は思ってるんですよ。ずっと思っていたんですけど、あいつのすごいところは周りの期待に絶対に答える。周りの期待を裏切らない、そのメンタルの強さだと思っているんですよ。多分俺と竹下に圧倒的な違いがあるとしたら、そこだったんじゃないかなって思ってます僕は」

――そのメンタルの強さをわかったうえで後楽園では勝つと
「もう言ったからにはね。勝たないと。もう大恥でしょ、ダムネーション追い出されちゃいますよ、そんなんで負けたら。またハッピーモーテルに入れさせられちゃいますよ、カリスマに。それだけは避けたいんで、まあ勝つとか負けるとかじゃなく、潰し合いですよね。潰します」

――ファンの間から20周年のメインは竹下対円動画見たいという声も結構ありました
「まあ正直20周年、自分ずっといたわけじゃないし、しかもトーナメントでKUDOさんに負けてるから、そこはもう文句は言えないです。立てなかったとしても、それはもう自分の中では完全に割り切ってます」

竹下幸之介
――DDT20周年、さいたまスーパーアリーナ興行でHARASHIMA選手からKO-D無差別級を奪取しました。その感想を
「やりきりましたし、出し尽くしたし、頑張れたと思います。HARASHIMAさんとタイトルマッチ出来る喜びももちろんあったし、20周年の、さいたまスーパーアリーナのメイン張れるっていうのも良かったし、なんか、なんでしょうね。皆さんのDDTの選手・スタッフの期待を感じたし、対戦相手であるHARASHIMAさんも、竹下がどこまで着いてこられるかっていうのがあったと僕は思って試合してたんで。すごくプレッシャーにもなりましたけど、それは自分がデビューしてから5年間背負い続けていたプレッシャーなので。ようやくなんかDDTのみんなにもお客さんたちにも、一つなんかこう、期待し続けてくれた恩返しできたようなそんな気持ちです」

――みんなでDDTの未来を作っていくという発言がありましたが、早速次、4月の後楽園で遠藤選手と決まりました。かつてタッグパートナーでライバルだとは思うのですが、王者として思うところはありますか
「佐々木選手が、「次の挑戦者は遠藤哲哉だ」って言ったときに、その時の気持ちは断ろうと思いましたね。GMが決めようが何しようが、今日タッグ選手権もモニターで見てましたけど、負けたわけですよね。石川修司という最強のパートナーが居ながら、タッグのベルト巻けなかったわけで。で、まあ、自分は去年チャンピオンだったときに、遠藤選手とタイトルマッチやってまだ1年も経ってないし、なんか僕の中では竹下対遠藤っていうのは、取っておきたいカードなんですよ。だから、そんなすぐやりたくないっていう気持ちで断ろうと思ってたんですけど、でも、遠藤選手がマイクで色々コメントしてましたけど、何か変わったなと。遠藤哲哉、変わったなと。これからまた前回とは違う試合になると確信したので。で、お客さんの反応もすごかったんで、ならやろうっていう気持ちです」

――改めて、DDT20周年さいたまスーパーアリーナ興行のメインに立った心境は
「感謝しか無いですね。DDTをやっていくには、お客さんがこうやって応援してくれる力が必要ですし、こんなに沢山のお客さんが集まって祝ってくれて。その感謝がまず一つ。DDTという会社・団体に感謝。じゃないと自分もこうしてこんな大きな舞台に立ててなかったかもしれないですし、本当に。最近は、なんかこうトレーニングとかしてても、良い奴ぶるとかじゃなくて、感謝の気持ちとかが大きいんですよね。なんか、差し入れしていただくサプリメントとか、そんな、他の人が中々得られないもので、なんか自分も一生懸命頑張って恩返ししたいという気持ちが一番強かったですね。ホント感謝です。ありがとうございます」

――リング上で感極まるようなシーンがありましたが
「ははは(笑)あのー、プレッシャーからの解放とかあったかもしれないですけど、まず……言い訳なんですけど、煽りVでグッとくるものがあって、今成さんが作ったんですけどね、メインの煽りV。なんか、やっぱり自分は夢の中にいるみたいだなって。DDT20年の歴史を感じてぐっとくるものがあって。一番感極まった理由は、試合後真っ先に駆け寄ってきてくれたアントーニオ本多選手がですね、泣いてたことです(笑)泣きながら自分を抱きしめてくれたこと。それに感極まってしまいました」

――30分過ぎの勝負どころで、バイオニックエルボーを出していましたが、その気持というのは
「なんか、本能っていうのがまず一つ。で、やっぱりHARASHIMAさんとは、技のぶつかり合いというよりは、気持ちのぶつかり合い。張り手で完全に記憶も飛んだし。その前の、なんかよくわからない技で首がもげそうになりましたけど、やっぱり最後は技じゃないんだなって。気持ちのぶつかり合いなんだなって。それは自分が去年タイトルマッチ経験して、その時のチャンピオンのときの、チャンピオンの在り方っていう経験が大きかったかなと思うんですけど、でもやっぱり、僕はバイオニックエルボーはDDTを象徴する技だと思ってます。だから、咄嗟に出ました」

――今日のHARASHIMA選手の攻めはいつにもなく激しいものがあったと思うのですが、HARASHIMA選手の攻撃から20周年の重みというのを感じることは出来ましたか
「僕がずっと言い続けてた、今までで一番強いHARASHIMAさんで来てほしいっていう。その通りに来てくれたのが嬉しかったし、単純に嬉しかったですね。やっぱり、今も進化し続けてるんだって。プロレスラースゴイなっていうのがありましたし。そこで勝てたってのは嬉しいことだし。これで僕は「超えた」とは思ってないんで。「並んだ」です。僕の歴史は僕で作っていくし、HARASHIMAさんの歴史を塗り替えるわけじゃなくて、その横に並んで、自分がそれをもう一つ高い大きな何か、ものにしていけたらいいですね」

――HARASHIMA選手はまたベルトを目指すというコメントが有りました
「しばらくやりたくないですけどね(笑)もうホントに身を削りましたんで。でもHARASHIMAさんが「また必ず挑戦するから」って最後声かけてくださったんで、僕はその時は絶対来ると信じて待っています」

――最後リングから降りるときにHARASHIMAさんを呼び止めて二人で花道を歩いていきましたが
「今言った通り、「自分が歴史を変えるんだ」っていうんじゃないんで。自分も並びたい。自分も繋いでいきたい。その20年培ってきた歴史を自分の繋いで行きたいっていう気持ちを……あれで僕が一人で花道歩いたら、またちょっと違ってくると思うんですよ。「21年目からは俺の時代にする」っていう訳じゃないですよ。僕がやりたいのは。だから、みんなでもっと面白く、激しく、熱いプロレスをして、お客さんが満足してくれたらなって思っています」

高木三四郎総括

「いや、ホントにね、さいたまスーパーアリーナはキャパも大きいし、どうかなーと思ってたんですけどね、なんとかホントにね、格好がつくというか、満員幕出してもいいんじゃないかなっってくらいお客さんが入っていただいたんで、ホントに感謝してますね。20年という節目だったんですけど、ホントによく団体続けてこれたなぁって思って。戦国武将マッチのときにも言ったんですけど、ホントいろんなご縁に助けられてる団体だなって思ってるんですね。やっぱり今回戦国武将マッチの方に出ていただいた、武藤社長、秋山社長。関本選手、飯伏、イサミとね。やっぱりDDTの20年を語る上では外せない人達ですし、まあ秋山社長も、武藤社長もね、最近の人生の中ではやっぱり秋山社長は同い年で、会社も経営しているということですごく刺激になりますし、武藤社長もWRESTLE-1で色々お仕事をさせていただいてるんで。そういうご縁がギュッと詰まった、ホントにあの、コーエーさんの戦国武将祭りでさいたまスーパーアリーナやろうと思ってたんで、コーエーさんとのコラボが出来て。そして『信長の野望』というね、中学生の時から遊んでたゲームでコラボさせてもらえるなんて、本当に幸せで、このまま引退していいやって思ったんですけども、なんか、東京ドームさんが快く路上プロレスのOKが出たので、引退の首の皮一枚繋がりましたね。やっぱり、5年前の日本武道館で、東京ドームでどうしてもやらなきゃいけない人がいるんですけど、敢えて名前は言わないですけど、どうしても戦わなきゃいけない人間がいるんで。今日、ホント東京ドームさんからOK出たっていうのを知ったんで、やっぱりちょっと交渉をしたり、色々やっていきたいなと思っています。でも本当にいろんなご縁で助けていただいて。ジャガーさんも昔DDTが全然人気ない頃に出場していただいたりとか、今日ダークで出てきた人間たちも、MIKAMIを始めとした、GENTARO、橋本とそれなりに思い入れもありますし、今、現在進行系のDDTと、図らずしも竹下幸之介が勝ったことによってDDTの未来というものが、彼が見せる光景というのがあるんだろうなっていうのがあると思います。彼がどういう光景を見せてくれるのか、僕自信も楽しみですし。彼自身もプレッシャーだったと思うんですよ。5年前の日本武道館でデビュー戦でいきなりエル・ジェネリコとシングルマッチって、なんだと思ったと思うんですよね、彼も。5年間、彼は一生懸命頑張ったと思ってますし、もちろんHARASHIMAもね、やっぱりDDTをひっぱてくれたっていう、彼自身もこのままじゃっていうのはあるだろうし、そして今日メインイベントを見た人間たちも思うところはあるでしょうし、やっぱりそうやってDDTの未来が作られていくのかなと思うと、その風景を見てみたいなと言う気持ちはありますね。ホントにホント、ホント、ホッとしました。気が気じゃなかったですもんね。これで入んなかったらどうしようって。週プロさんの天龍さんの連載のやつで、「お前これでカッコつかなかったらどうお詫びするんだ」ってめちゃくちゃプレッシャー与えられて、「この野郎!」って思ったんですけども……あ、いや、「この野郎!」とは思ってないですよ。ホントに……「この頑固親父!」と思ったんですけど、天龍さんとかも気にかけてくれたりして、ご縁だなぁって。やっぱりいろんなご縁で助けられてるので、DDTのこれからもそういうご縁でずっとやってこれればいいなと思ってます。やっぱり20年をきっかけに、僕自身もどうしたらいいのかなぁって思ってる部分もあるんですけど、このまま好きなことをやっていく楽しいクリエイター集団でいた方がいいのか、それとも、事業化して、もっとカチカチやったほうがいいの勝った迷うことはあるんですけど、今日終わった段階では、どっちにも取れなかったなぁって。どっちでもいいかなぁってところがあったんで。もちろん海外戦略とか色々詰めていかなきゃいけない部分とかはあると思うんで、今日もジョーイ・ライアンとマイク・ベイリーがいい試合をして、それがDDT UNIVERSEに載って、海外がわーってなって……DDT UNIVERSEのハッシュタグ見たら「AWESOME」っていうね。すごいブワーっと。そう、デンマークでトレンドになったりしててね。なんでデンマークなのかはわからないですけど。やっぱり世界を見ていくっていうのはいいことだと思います。そうやってね、ちょっと20年越して、もっともっと色んな世界中をDDT一色に染めたいなぁっていうのが僕の考えです」

――東京ドームの件は、いわゆる東京ドーム興行とは違う形でやるということですか?
「いやー、僕もリング上で聞いたんで分からん無いんですよね(笑)まあでも、前から東京ドームで路上プロレスみたいなものが出来ないのかな―ってのは思ってはいて、打診して履いたんですけど、返事が来なかったんであれだったんですけど。これから詰めたいと思っています。でも一つ前進したと思っているので、年内に必ずやりたいと思ってます」

――DDTという団体は、その名の通りチームとして20年やってきたと思うのですが、はからずも竹下選手の口から「自分ではなくみんなで夢を作っていきたい」という言葉がありました
「嬉しいですねぇ。そんなこと言ったんですか、アイツ?やっぱり21歳にしては考えることがスゴイですね。僕は21の時何してたかって、六本木とか渋谷とかでブイブイ言わせてましたからね。でも、彼はやっぱりそうやってプロレス界の未来を想って考えてくれてるってのはすごく伝わりますし。期待したいですね」

――東京ドームは敢えて「路上」と打ったということは、原則リングがないということですか?
「まあ、元々そのつもりで居ましたけどね。でも東京ドームって広いんで、駐車場だけとかリング組んだら面白いのかなって」

――「東京ドームシティ興行」ではなく「東京ドーム」ですか
「ではないですね。一応、東京ドームに絞ってたつもりではあったんで、その返事だと僕は思ってます。まあでも、これからになると思うんで、また詳しいことが決まり次第……年内には。色々やりたいですね、東京ドームで」

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