【試合結果】12・31 RIZINさいたまスーパーアリーナ大会 那須川天心vsカウイカ・オリージョ  堀田祐美子vsギャビ・ガルシア RENAvsハンナ・タイソン

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『Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND』
日程:2016年12月31日
開始:15:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
観衆:19357人

▼RIZIN MMA特別ルール 3分3R インターバル60秒 56.7kg契約
○那須川天心(チーム天心)
2R 37秒 アームトライアングルチョーク
●カウイカ・オリージョ(Childs Play Fight&Fitness Gym/Team MMAchine)

▼RIZIN トーナメントルール 5分2R インターバル60秒 延長5分1R 無差別級トーナメント準決勝
○ミルコ・クロコップ(Cro Cop Top Team)
1R 49秒 KO
●バルト(TEAM BARUTO)

▼RIZIN トーナメントルール 5分2R インターバル60秒 延長5分1R 無差別級トーナメント準決勝
○アミール・アリアックバリ(AKA Thailand)
2R判定 2-1
●ワレンティン・モルダフスキー(Russia MMA UNION)

▼RIZIN MMAルール 1R10分 2R5分 インターバル60秒 82.0kg契約
○桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
2R 2分37秒 TKO
●坂田亘(フリー)

▼RIZIN 女子MMAルール 5分3R インターバル60秒
○ギャビ・ガルシア(KINGS MMA/TEAM ALLIANCE)
1R 41秒 TKO
●堀田祐美子(フリー)

▼RIZIN MMAルール 1R10分 2R5分 インターバル60秒 58.0kg契約
○才賀紀左衛門(Me,We)
1R 2分3秒 TKO
●ディラン・ウエスト(Gym 01)

▼RIZIN 女子MMAルール 5分3R インターバル60秒 49.0kg契約
○アンディ・ウィン(KARATE MAFIA)
1R 4分42秒 腕ひしぎ十字固め
●山本美憂(KRYZE BEE)

▼RIZIN 女子MMAルール 5分3R インターバル60秒 49.0kg契約
○RENA(シーザージム)
3R 2分47秒 KO
●ハンナ・タイソン(Muay Thai Millenium Rzeszów)

▼RIZIN MMAルール 1R10分 2R5分 インターバル60秒 62.0kg契約
○所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
1R 1分19秒 腕十字固め
●山本アーセン(KRAZY BEE)

▼RIZIN MMA特別ルール 1R10分 2・3R5分 インターバル60秒 65.8kg契約
●川尻達也(T-BLOOD)
2R 2分4秒 リアネイキッドチョーク
○クロン・グレイシー(クロン・グレイシー柔術アカデミー)

▼RIZIN トーナメントルール 5分3R インターバル60秒 延長5分1R 無差別級トーナメント決勝
○ミルコ・クロコップ(Cro Cop Top Team)
1R 2分2秒 KO
●アミール・アリアックバリ(AKA Thailand)

ミルコがRIZINトーナメント優勝!RENAが女子格の魅力を全開に!堀田祐美子はロープワークからの秒殺KO負けも、神取とフィーメルが仇討ちに名乗り!

オープニング

20161231rizin_op 和楽器の鼓笛隊が登場しリングを囲むと、リングを囲む幕が降ろされその中から炎のように光る袴を履いた高田延彦本部長が登場。巨大な和太鼓を叩き選手を呼び込むと、袴を脱いでふんどしへ。四方にアピールし和太鼓を叩いて2016年の大晦日格闘技がスタート!

第1試合

20161231rizin_1st 那須川がローで牽制。カウイカが前に出ると那須川がジャブとミドルキックで動きを止め、右ストレートで殴っていき、怯んだカウイカのキックをキャッチしていくダウンを奪うと強烈な左右の鉄槌を乱打。これは一度距離を取りスタンドへ戻す。

 那須川がロー。カウイカが前に出てくると左フックで巻き込んで、一度カウイカは距離を取る。カウイカが前に出てパンチも、スリップした瞬間に那須川が回し蹴り。カウイカは飛びこんでフロントチョーク。那須川は上半身を上げ抜けると、立ち上がりざま顔面を殴り膝。更に首相撲から膝を入れ、カウイカは膝をつき、那須川はサッカーボールキックから立ち上がりぎわに左ストレート。カウイカは必死にタックルで食いついてテイクダウンを奪う。那須川は下になるもここで1R終了。

 2R、カウイカが前蹴りも那須川がローキックで返す。カウイカが前に出て右ストレートを避けてバックブロー。那須川がこれに左フックを合わせカウイカは膝をつく。那須川は追撃しようとするもカウイカはタックル。しかし那須川はニンジャチョークで絞め上げ、これでカウイカはギブアップ!

那須川「こんばんは!2試合、こんな舞台に立ててほんとに嬉しいです!極められそうになって不安だったんですけど、皆さんの応援のお陰でしっかり倒して勝つことが出来ました!しっかりKOで勝てていい一年になったと思います。来年もどんどん僕活躍して、キックボクシング界、MMA、両方格闘技背負って僕が頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました!RIZINで、キックボクシング、組んでいただけないかと思うんですけど、是非、僕、誰でもいいんで試合してもいいんで誰でも挑戦待ってます」

<試合後コメント>
那須川天心
――今の率直な感想をお願いします。
「いやあ、そうですね。絞めて勝てたんでよかったです。作戦では今日は打撃でいこうと思っていたんですけど、調度相手もパンチで効いてくれて、そのあとタックル来たんで、そこガブッて絞めるっていう練習をしていたのでその練習どうりに極まってよかったです」

──ケガのほうは大丈夫ですか?
「まあ、この2日間は大丈夫でしたけど…正直ほんとに右腕これぐらいしか動かず、それが本当に不安で試合にも影響出るかなと思ってちょっと不安だったんですけど、でもまあ試合となって気持ち出せたんで結果オーライかなって」

──寝技はあんまり予想していなかった展開でしたが咄嗟だったということですか?
「咄嗟ですねほんとに。今日は一昨日極められたというのもあったので、打撃でいこうと思っていたので。そこを絞めで、絞めも練習していたんですけどまさか出ると思わなかったんで、良かったです」

──やったことないことをやるとおっしゃられてましたが、これでやれたと思うんですが
「そうですね、1試合目はKO、2試合目は絞めてってできたんで、いい正月を迎えられそうかなと思います」

──今後の目標は?
「目標はそうですね、MMAもそうですけど、RIZINでキック部門も作ってもらいたいなというのもあって、そこでボクがキックでもMMAでも両方出ていって、勝って、真のチャンピオンになっていきたいなと思います」

──RIZINで立ち技となると武尊選手と闘うことを望まれると思うんですけど興味は?
「ファンが望むならどこでもやるんで。別に自分から今やりたいと言う必要はないなと思うんで。ほんとにファンの方が望んでくださるなら誰とでもやると思いますね」

──最後はニンジャチョークだったと思うんですけど、練習はされていたんですか?
「練習していました。そっからほんとは回って絞めるっていう、スピニングチョークみたいなカタチをやっていたんですけど、回らなくても前に入り込めたんで、そこで極めちゃおうかなと」

──距離がいつもより近かったと思うんですが?
「一昨日が遠かったのは初めてだったというのもあるんですけど、今日は距離も掴んだし、今日は打撃でいこうと思っていたので詰めようかなと思って沢山出しました。いつものスタイルで、でもちょっと力みすぎちゃってブンブン振っちゃったところもあって、そこはまあ反省するところはあると思います」

──総合格闘技転身する際に、賛成意見もあれば反対意見もあるとおっしゃってましたが、二試合を終えて反対された方を納得させられたと思いますか?
「そうですね。そこはあんま考えないようにしてたんですけど、でも、反対意見の人は今日の試合や昨日の試合を見ればわかってもらえたんじゃないかなと思いますね。ボクの名前が上がればキックの名前も上がるだろうし、MMAの、RIZINの名前も上がると思うんで。ボクはほんとに挑戦していくだけなんで、誰がなんと言おうと自分の決めた道を歩むだけですね」

カウイカ・オリージョ
──試合の感想をお願いします
「本当に日本で闘うということで、今までと違う感覚だなと思っていたんですけど、とても楽しませてもらいました。タフな試合でしたけど、日本の皆さんに楽しんでいただけたたら良かったなと思います」

──那須川選手の印象をお願いします
「素晴らしいファイターだなと思います。タフでもあるし、とても強い方です。立ち技、寝技も強かったと思います。私自身も色々とゲームプランを持って来ましたが、スタンディング、絞め技等々プランを立ててきたんですけどやられてしまったなという感じです」

──準備期間がかなり急だったと思いますが、また準備してRIZINの舞台に出たいですか?
「ぜひ呼んでいただければやりたいなと思います。ほんとに今回こうして呼んでいただけて闘わせていただいたことは私にとってとてもすごく名誉なことでした。日本のファンの皆さんはとても素晴らしいし、イベントのエンターテインメント性もとても素敵な試合だったと思います。格闘技を始めさせていただいた時に、やっぱり世界の中で格闘技の首都と呼ばれているのは日本でしたから、この日本で闘えるのは私にとって名誉なことであります。日本のファンに評価してもらえるような、ファンに期待されるようなそんな試合ができるようになっていければと思います」

──那須川選手の寝技に関して伺いたいんですが、一般的な形とは違う形で入ったと思うんですけど、外すのは難しかったですか?
「実際、どうなっていくのかっていうのが自分の中で見えなかったというのはありました。寝技に持ち込まれた時形を変えていこうと自分の中でわかっていたつもりだったんですけど、次の瞬間気がついたら目を覚ましていたということで、たしかに違う形であったと思います。今回はこのような結果になりましたけど、また戻ってきて、練習期間をちゃんと撮り、プランを立てキャンプもおこなったうえで試合を行いたいなと思います」

──最後の絞め技以外で那須川選手の攻撃に脅威を感じた部分を教えてください。
「始まる前にゲームプランを立てていく時に、彼の前回の試合を見て、カウンターを打ち出してくるタイプだと思っていたので、そういう形で動いてくるのかと思ったら最初から動きが速かったということで、自分の中でもこれからどのように動いていくるかわからないうちに終わってしまったという感じがします」

第2試合

20161231rizin_2nd バルトが前に出てパンチをラッシュ。ミルコは下っていくが、バルトはコーナーに押し込む。
 膠着状態になるが、ミルコはボディに膝を叩き込み、お腹を抑えてくの字に曲がったバルトに左ストレートで追撃するが、バルトは前のめりにリングに倒れ込む。ミルコはバルトへ追撃しようとするがレフェリーが試合を止めた。

<試合後コメント>
バルト
──試合の感想をお願いします。
「やっぱりちょっと、一昨日の試合が終わってから、緊張感があって、怖かったんですよね今日の試合。向こうもそうだったかもしれないけど、リングに上がるのが怖かったんですね」

──リングに上がるのが怖かったのか、ミルコ選手が怖かったんですか?
「どうなんですかね?とにかくミルコのハイキックが怖かった。24時間ミルコのハイキックだったからね」

──膝蹴りが入った形だったが効きました?
「みぞおちに入ったから。食らったことがないひざ蹴りだったので、一気に息が止まったから、ビックリしたんですよね」

──想定通りに試合を運べなかった?
「ん~自分がダウンさせたんですけど、それがそれなりに良かったんじゃないかと思うんですけど」

──今後の目標は?
「とりあえず1月終わる頃に息子さんも生まれる予定で、それが一番来年大事なことかなと思いますけど、RIZINに関して1年間やってて、これで丸一年ですね。ぼちぼち格闘家として動きもちょっとずつ良くなっているし、まだ相撲のテクニックも多いけど、それなりにシュートボクシングの練習をやって、将来もう一回ミルコと試合をくみたいなと思います」

──RIZINの試合を振り返っていかがですか?
「私もほんと相撲の時から格闘技のイベントの大ファンだったんですよ。31日は絶対お酒を飲みながら格闘技イベント観てましたから。やっぱりその、今回結構いろんな強い選手がいっぱい集まって、楽しいっていうか、観るほうも楽しいけど、やるほうもどんどん楽しくなってきています」

──日本の相撲文化の中で相撲取りもたくさんいます。横綱とかもいますけど、ぜひ格闘技のほうに来ていただきたいと思っていますか?
「たくさん相撲界からも格闘技界に入っている方々がいましたし、あまり成績が良くないから(苦笑)紹介したいというわけじゃなくて、ここから私もなりたいという方がいればね、やっぱりその格闘家の気持ちはそれぞれ違うから。やりたい人が手を挙げたら、やってもいいと思うんですけど、自分から紹介はしないな」

第3試合

20161231rizin_3rd アミールは左右のストレートをラッシュし前に出るが、一度クリンチし距離を取る。
 ワレンティンは右フックで牽制し、アミールも右ストレートで牽制。前に出ようとするがワレンティンがうまくジャブを打ち距離を取る。
 
 アミールがタックルで倒すが、ワレンティンがフロントチョークで動きを止める。なんとか抜けたアミールがサイドポジションへ抜けようとするが、ワレンティンは足を絡めていく。回転しアミールがバックを取ると、ワレンティンは腰を落としてコーナーに行くとクリンチ。ロープ際で膝の打ち合いから両者距離を取る。アミールがワンツーで前に出るが、ワレンティンもフックで牽制。アミールが前に出てクリンチしコーナーに押し込んだ所で1R終了。

 2R、ワレンティンがワンツーで牽制していきヒットアンドアウェイ。アミールが下がるとワレンテインがワンツーで前に出て行くが、アミールががっちり組み合うもワレンティンが下がり抜けるとワンツーを顔面に打ち込む。距離をとったアミールのボディにストレートを打ち込むが、アミールはタックルで組み付きバックを取る。ワレンティンはロープを掴み耐え、さらにロープを掴んで立ち上がると、上半身をロープから出し耐える。これはリング内に戻され、アミールががぶったままコーナーに押し込み膝。これはブレイク。

 アミールはワレンティンのストレートをヘッドスリップで交わしていく。ワレンティンはワンツーのストレートで前に出てコーナーに押し込む。これはアミールが膝を打ち込み一度距離を取る。

 ワレンティンガ右フックで前に出て行きがぶっていくも、アミールはコーナーに押し込み足を刈ってテイクダウンを奪う。上からアミールが殴っていくが、レフェリーがタイムストップ。これはアミールが肘を打ち込んだため口頭注意。スタンドから再開。

 ワレンティンが左右のストレートからハイキックで牽制。前に前に出て打っていくが、アミールもフックやアッパーで牽制し有効打にならず。ワレンティンがスーパーマンパンチから前に前に出てストレートも、お互い決めきれず2R終了。

判定2-1でアミールが勝利。

<試合後コメント>
ワレンティン・モルダフスキー
──試合の感想をお願いします
「本当は勝利を収めたかったんですけど、残念ながらこういう結果になってしまいました」

──判定でスプリットで惜しい試合だったと思うんですけど、アミール選手は強かったですか?
「確かに体重的にも私より重かったですし、そしてパワーもありました。だからこういう結果に繋がったんだと思います」

──今後もトーナメントがあったら出場したいですか?
「もちろん招待いただければいつでも参戦します」

──アミールのスキルについてどう思いますか? パンチから寝技に持ち込まれた一連の流れについては? また、優勝するのはどっちですか?
「その件に関してはコメントは控えさせていただきます。優勝はミルコ選手のほうに分があるんじゃないかと思います。だいたい55%の割合でミルコ選手、45%でアミール選手だと思います」

第4試合

20161231rizin_4th 坂田が右フックもマッハが前に出てテイクダウンを奪う。マッハはガードポジションも、坂田はマッハの両腕を掴み離さない。マッハはなんとか引き抜きパウンドも、坂田はすぐに腕をつかむ。ガードポジションでマッハはコツコツとパウンドをボディに打ち込み、坂田はマッハの上半身を抱えていくがこれはブレイク。坂田のグローブを直しスタンドから試合再開。

 マッハがローで牽制も坂田が突っ込みがぶっていき、ロープへ押し込むとボディにコツコツと入れていく。マッハが身体を回転させると、坂田はそのまま前につんのめり、そこをマッハが鉄槌を落としていきグラウンドへ。マッハがマウントポジションをとり、パウンドを落としていくが坂田はなんとか抜けようと身を捩っていく。抜けたかに思われたがマッハはサイドポジションからボディに肘を打ち込んでいく。マッハはマウントを取り直すが、坂田は身体を跳ね上げマッハをガードポジションへ。マッハは肘を打ち込んでいき坂田はマッハの上半身に抱きつき離さない。マッハはコツコツと顔面を殴っていくが、マウントを取り直し、鉄槌を狙うも坂田は必死にガード。ここで1R終了。

 2R、マッハがローも坂田は前に出ていく。そのままがぶるもマッハは膝。マッハはフロントチョークでとらえ頭頂部に膝を連打。さらに亀になろうとした坂田の顔面にフックを叩き込んで、仰向けになった坂田をサイドポジションで潰し、マウントへ移行すると顔面をコツコツ殴っていく。マッハは抜けようとする坂田に容赦ない鉄槌を打ち込みマウントを離さない。そのまま左右のパウンドを連打していきレフェリーが試合を止めた。

マッハ「ありがとうございました。愛の力感じさせてもらいました。小池さん!亘選手はほんといい旦那ですよ。どれぐらい愛の力強いのかなと思ってずっと殴ったんですよ。普通外人でも嫌がって下むいちゃうんですけど彼はずっと立ち向かう姿勢がずっと感じられて、リスペクトできる旦那だと思います。まだまだ、僕も50歳までダン・ヘンダーソンと同じ誕生日なんですけどそれぐらいまでは僕も頑張りたいと思ってるんで応援よろしくお願いします」

 坂田はマイクを拒否し、四方に頭を下げてリングから去っていった。

<試合後コメント>
桜井“マッハ”速人
──試合の感想をお願いします
「いや、試合自体は凄い良かったです。展開的にすべて。まあ、100点に近いですね(笑)思ったことは全てできてます」

――全てコントロールできたと
「そうですね」

──久し振りのさいたまスーパーアリーナはどうでした?
「ボクの家みたいなもんなんで。ここしか感覚がないんで、別に戻ってきたなっていう。いつもと一緒です」

──RIZINはどうでしたか?
「盛り上がっていて凄い良かったですね」

──試合後に坂田選手を褒める場面がありましたけど
「いやー凄かったですね彼。終始気持ちが折れず、あんだけ殴っても向かってきてたんで。気持ちがすごい強かったですね」

──やってて感じましたか?
「感じましたね。だから自分もなんか、極めたりとかしたら、それでなんか終わっちゃうっていうか、しょぼけちゃうと思ったんで、終始殴って、気持ちに応えるような。彼も言っていたじゃないですか?試合の前にも、死ぬか食われるか、そういう感じの試合がしたいって言ってたんで、それに答える感じにしました」

──今後も続けていきますか?
「それを望んでいます」

──ブランクは感じましたか?
「ないですね。見ての通りだと思いましたけど。RIZINのルールでやってる。まあ、PRIDEとほぼ同じなので身体に染み付いているものがあるんで、自然に考えなくても身体が動いてくれるので。あんまりブランクは。ホームタウンみたいなイメージなんで」

──50歳までやるという言葉もありました
「ダン・ヘンダーソンも47までやっていたので、全然できると思います。あと6〜7年、世界のトップでいけるんじゃないかと思っているんですけど」

坂田亘
──試合の感想をお願いします
「単純にボコボコにされたなと。それに尽きるかなと思います」

──マッハ選手は気持ちが伝わってきたとおっしゃっていました
「まあ、当人同士のあれはあれなんで、あとはまあ、見ている人がいい悪いを判断すると思うんで、僕が言えることじゃなくて。ただ、最後に彼とやれてよかったと闘ってみて思いました」

──この試合が最後に?
「はい」

──最後に出し尽くしましたか?
「それを言い出したら悔いが残るみたいな言い方になっちゃうんで、言い訳無用です。もちろんやれることいっぱいありましたけど、そうさせないマッハ選手の強さに負けたので、ボクがまだいろんなことをやれたとかそういうこと言ったって何も始まらないので。一言、言い訳無用です」

──入場には田村選手と髙阪選手と入られましたが
「もう心強かったですし、凄い懐かしいなと。それは控え室ですけどね。でも、励みになりましたよ」

──小池栄子さんとは試合後話しましたか?
「さっき控え室に来ましたね」

──どんな会話を?
「いやあ、そりゃ妻ですからよかったよとは言ってくれましたけど、こっちは全然いいと思ってないんで。ただ、格闘家、レスラーとしては今日で死にましたけど………なんか言葉にするのは難しいですけど…大げさかもしれないですけど、なんだろう、レスラーや格闘家としては死にましたけど、まあ命があってよかったなと。それは妻の顔を見た時にね」

第5試合

20161231rizin_5th 堀田祐美子には神取忍と井上貴子がセコンドへ。ギャビはさいたまスーパーアリーナの公式キャラクターたまーりんを連れて入場。

 堀田はロープワークをみせるが、ギャビは捕まえ左右のフック。そのままパンチから、掴んで膝。堀田は背中を見せて逃げると、ギャビが膝を打ち込み堀田はパンチを出すが、リーチが違いすぎて当たらずギャビがパンチをラッシュし堀田はうずくまるとパウンドを落とされ試合終了。
20161231rizin_5th2
 ギャビは堀田に握手を要求。神取は振り払うが、堀田は握手し抱き合う。堀田は「すいません、代わりがこんな結果で。次は是非、神取さんにこの仇を取ってもらいたいと思います。おねがいします!」と頭を下げる。
 これを聞いた神取は「みなさん、今日はごめんなさい。でも、堀田選手の闘う姿勢は伝わったと思います。必ずこの仇は私がとります。榊原社長おねがいします!」とアピールするが、そこへ突然アルファ・フィーメルがリング上に乱入し「私はスターダムの元チャンピオンだ。あなたに挑戦したい」と睨みつけ挑戦表明。ギャビは「今からやるか!?」と睨み合うが、神取が「何だよオイ!誰だよお前!」と割って入りリング上が乱闘寸前の混沌とした空気に。
 不穏な遺恨を残したまま各々リングを後にした。

<試合後コメント>
ギャビ・ガルシア
──試合の感想をお願いします
「私の4度目の試合で、勝つとは正直思っていました。ただし、相手が最初にプロレスの動きをしてきたことには驚きました。それは想像していませんでしたので。ただ、自分は一生懸命練習してきましたし、その成果が出て打撃が当たったので勝利を収めたのは満足しています。考え方を切り替えて、次の試合に向かいます」

──試合後の入り乱れた状況はどう思っていましたか?
「まず最初に思ったのはいい度胸しているなと思いました。ただし、私はずっと練習し続けていますし、1年間ずっと休みも取っていません。RIZINのために減量しましたし、一生懸命練習してきましたので、私はいつでも戦うことができます。彼女にこの場で戦わないかと挑戦したら彼女はビビってしまいました。まあ、半年の期間を与えてあげてもいいかもしれません。私はいつでも試合に出ることができますので、かかってこい!彼女をボコボコにしてやります」

──いきなり女性がリングに上がって、挑戦表明したりしてどう思いましたか?
「あまりにも失礼な態度だと思います。私はこの大会のために一生懸命万全の準備をしてきました。私は真剣なプロです。リングに上って私に挑戦するだけなら誰でもできます。彼女の場合は半年間の準備期間が必要だと言ってたと思いますけど、その半年間与えてあげてもいいと思いますけど、まあいつでもいいから私にかかってこい。私はいつでもあの人と試合をすることができるので待っています」

──ギャビ選手の試合は世界中で注目されておりました。歳上の選手との対戦で、良い意味でも悪い意味でも凄く注目されていましたが、どう思いましたか?
「私はここ数年アメリカにずっと住んでおりましてアメリカでトレーニングしています。私が道で歩いていると身体がデカいので、MMAの好きな人たちは『あなたは日本で試合をしているんだよね』と言ってくれます。インターネットでは確かに私の悪口を言う人が沢山います。なぜ歳上ではるかに軽い選手と試合をすることになったのかと結構非難されました。ただし、私はこのイベントのために一生懸命練習していますし、私は榊原さんを信じています。彼が対戦相手を選んでくれたら、私は喜んで対戦相手といつでも戦います。榊原さんはアンデウソン・シウバ、ミノタウロ(アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ)、ミルコ・クロコップ、色んな優秀な選手を日本に連れてきて彼らに試合をさせました。私はこういった人を疑うわけはありません。私は彼を信じています。彼がこの選手とやりなさいと命じたら、私は喜んでその選手と闘ってその試合のために一生懸命準備をします。私はいつでも準備万全で、喜んで日本に行って試合をします」

堀田祐美子
──試合の感想をお願いします
「やっぱりギャビ選手のパンチは、私が受けた中で一番でした。今までのプロレスとか総合を含め」

──早めに捕まってしまったんですけど、やりたいことはできなかったですか?
「そうですね。やっぱり、蹴りが打てなかったことが、まあそこは自分の…悔しいですね。一番得意なの蹴りだったので、その蹴りが入れられなかったことが悔い残っているというか」

──ギャビ選手は強かったですか?
「圧力が凄かったですね。威圧を凄く感じたんですが、パンチはもらいましたが、そこで怖いとか痛いとかそういうことはまったくなかったです」

──準備期間が少なかったと思うんですけど、今後はどうしたいですか?
「このチャンスというものを神取選手にいただき、本当に今後もこの総合格闘技という凄く、なんですかね、プロレスと違ったリアル感というか、鳥肌が立つようなリングに立てて、もう一度ちょっとトレーニングを再開しようかなという気持ちにはなっています」

──入場の時に今日はRIZINのリングですけど、チェーンを持ってこられましたけど、その意図と、試合が始まってすぐにロープワークをした意味を教えてください
「チェーンは私のアイテムであって、私のお守りでもある。プロレスラーというものをアピールしたかったので、そこはもう、チェーンは絶対に持っていこうとは思っていました。あとロープワークですね。プロレスというものを背負ってリングに立ったので、プロレスラーっぽくロープワークをやってみようと思ってやりました」

──試合後あのような大乱闘になりましたけど、アルファ・フィーメルだったり、神取さんが仇を討つと言葉もありましたが堀田さんは今後の展開をどのようにお考えでしょうか?
「なんか女子プロレスというものがもう一度いろいろと脚光を浴びるチャンスだと思っているし、やっぱり私が出たことで神取さんも怪我を治して、絶対その仇を取ると思う気持ちが強くなったと私は思うので、絶対この私の仇を神取さんが怪我が治った時に必ず仇をとってくれると信じているし、やっぱりプロレスラーというものは気持ちは誰にも負けない。たとえ私が50歳であろうと、たとえ準備期間が短かったであろうと、リングに上がったらやらなくてはいけないというこのプロレス魂というものを!今後もアピールできるように頑張っていきたいなと思います。神取さん、来てください!(神取がインタビュースペースへ)このチャンスをいただいたのも神取さんであって、ほんとにこれからの女子プロレスをもっともっとアピールしていきたいです。そしてギャビには、神取さんに来年、闘ってもらいたいと。私の仇を討ってもらいたいと、バトンを渡したいと思います」
神取「ありがとう。いやあの、今回はほんとに準備期間が短い中、ギャビっていう相手を見て引き受けてくれた堀田選手の心意気にほんとに感謝しています。結果はどうであれ、やっぱり向かっていく姿勢とか、どんな事があっても前に行くのがプロレスラーの強さ、メッセージだと思うんで、今日それが伝わったなと思います。ただな、あのわけわかんねーやつ、あいつ誰だよ!関係ねえよお前っていう所があるんで、あいつはちょっと差し置いて、自分が必ずギャビと闘いたいと思います。今日はお疲れ様でした」

第6試合

20161231rizin_6th 才賀がストレートで牽制。ディランが左右のストレートで前に出ていき、才賀のミドルキックをキャッチし自分の距離へ。
 才賀がストレートで自分の距離を見合うが、ディランのフックが顔面を捉えると才賀がタックルを狙うがディランが距離を取る。
 才賀が前に出て膝からがぶるとテイクダウンを奪うが、ディランは下から押し上げ立ち上がる。

 才賀が突っ込んでアッパーもディランは下がり、才賀がワンツーで顔面を捉えるが浅い。ディランがワンツーで前に出るが、才賀が左右のフックを連打し、コーナに仰向けになったディランに鉄槌連打から膝を入れていき、立ち上がろうとしたディランの顔面に右ストレートを叩き込んでディランは膝をつく。そのまま才賀がパンチを乱打しレフェリーが試合を止めた。

才賀「このフライ級って階級すげー強い選手いっぱいいて、俺打撃には自信あるんですけど、俺この階級で日本一になるんで応援よろしくお願いします」

20161231rizin_abiruyuu
<試合後コメント>
才賀紀左衛門
──試合の感想をお願いします
「グラブってます(笑)いやーそうっすね、めっちゃ力んじゃいましたよ、倒したろ倒したろと思って(笑)。自分は力んじゃダメなところがかなり出ちゃうんで。でも、ダメなりに階級が一緒なので、修正が効くっていうか、パワーの差があまり感じなかったので楽だったです」

──いつもと違うテンションだったような気がしましたが
「いつもThe Black Eyed Peas – Let’s Get It Startedにしてたんですけど、あれはK-1の時のずっと入場曲だったんで、二敗してるし入場曲変えようと思って。僕アンディ・フグが好きやったんでめちゃめちゃ昔から。格闘技を始めたきっかけがアンディ・フグやったんで、アンディ・フグのやつに変えようと思って変えました」

──最後下におりていってあびる優さんに抱きつきましたけど
「いやね、ホンマにね、なんていうんですか?試合も勝ってなくて、あんま連敗っていう経験がなかったんで、連敗した時に、やっぱ結構家で優ちゃんに強く当たってたりとか、俺の周りのことを全部やってくれてたんで。格闘技やってられるのもチームメイトだったり応援してくれる方だったり、なにより家族のサポートあってなんで、本当にうれしかったですね」

──試合前に焼肉屋を予約した所全部行けそうですね
「いやもうたらふく食うたろ思ってますよ(笑)」

──フライ級トーナメント来年もしかしたらという話が出てるが興味はありますか?
「あります。ボクとしては再来年にやってくれたら嬉しいですけどね。まだ自分の中で、立ち技に関してはすごい自信あって58kgトーナメントRIZINでやってくれるんやったら世界一なれる自信あるんですけど、総合格闘技になったらまたそのちょっと変わってくるんで。まあ来年あってもしっかり結果残せるようにもっともっと練習しようと思ってんですけど、来年はしっかり練習して、僕としてた再来年しっかり取りにいける自信はあるんで、今はもっと試合数を2ヶ月に1回、1ヶ月に1回は怪我がなかったらやりたいなというか、総合の経験がまだまだ、今回もやったんですけど力んじゃった時の修正があんまり効かないというのがすごいまだあるんで、それをやっぱり今後しっかり課題として練習していこうと思います」

ジェロム・レ・バンナ挨拶

20161231rizin_banna リングにジェロム・レ・バンナが登場し「みなさん、去年は本当にごめんなさい。でも日本の皆さんにこの場を借りて約束をさせてください。2017年、ぜひこのRIZINのリングに戻ってきたいです。そして150%の戦いをみなさんに見てもらいたいです。よろしくお願いします」と謝罪し、参戦をアピール。

第7試合

20161231rizin_7th お互いのジャブが交差し、お互い軽くローで牽制。山本の左ストレートがかすり、アンディの右フックはガードされる。アンディのローキックに合わせて山本がタックル。これでテイクダウンを奪い、ガードポジションからパウンドを打とうとするがアンディはがっちり腕を掴み離さない。これは展開無くブレイク。
 アンディのローに山本がフックを合わせていくが、アンディも前に出ていくが下がりお互い距離を見合う。
 山本がタックルでテイクダウンを奪い、アンディは下から三角を狙うが山本は潰していく。アンディは下から腕ひしぎ。これで山本はギブアップしアンディの勝利。

アンディ「お元気ですか?あけましておめでとうございます。ありがとうございました。この場を借りてトレーニングをしてくれた皆、絶対テイクダウン来ると思って練習してきて、それが功を奏しましたありがとうございました」

<試合後コメント>
山本美憂
──試合の感想をお願いします
「悔しいだけですね。やっぱ2連敗。今回こそはもう勝とうと思ってたので、やっぱり2連敗は悔しいです」

──テイクダウンは何回かちゃんと取れていたと思うんですけど、相手にコントロールされてしまったという感じですか?
「今回もテイクダウンしてから、相手にプレッシャーをかけたりしてたんですけど、右手ですか?最初とられてたし、そこでちゃんと次は取られないように対処すればいいんですけど、やっぱり倒した時に取られて。そこからすぐに対処すればいいんですけど、やっぱりここからアームバー来るっていう危機感をそんなに持たないままグイグイ攻めてしまって。セコンドの声も聞こえたんですけど、やっぱりまだまだ寝技とかの対処の仕方ができてないですね」

──悔しさがあると思いますが、またMMAをさらにドンドンやっていきたいですか?
「自分にとってまだ2戦目なので、これで自分自身を評価したくないので。やっぱり前回よりも自分で気持ちも落ち着いていたし、相手もよく見えていたし、苦手だった立ち技も今回すごく自信がついたじゃないですけど、闘っていて平気で落ち着けていたので。タックルももう前回のRENA選手の時のタックルは結構、ちょっと来たのをカウンターというより焦って入った感じだったんですけど、今回は自分で好きな時に入れたので。カウンターにしろ入れたので、目が慣れてきたかなと」

──今回、打撃で成長の度合いを見せられたと思うんですけど、ご自身の手応えと、それと相手はKOTCのチャンピオンということで、もっとキャリアが積み上げられるような相手のほうがいいとかありますか?
「打撃成長してました?(笑)自分でもそう思っています。ずっと練習してきてよかったなと思うし、皆さんにそう思っていただけるのはうれしいです。相手ですけど、別に、やっぱりチャンピオン、チャンピオンって言ってた方が自分でもやりがいがあるし、強い選手とやれば成長する幅も大きいと思うしスピードも早いと思うので、私は強い選手を用意してくれるRIZINにすごく感謝しているというか、私をよくわかってくれてるなと思うので、次はチャンピオンでも全然私は構いません」

──腕をかんぬきで巻かれたコムロックみたいなのは練習では想定していましたか?
「練習ではちゃんとこういうふうに手を抜いているので、そういうところも寝技も課題ですね」

アンディ・ウィン
──試合の感想をお願いします
「いい試合になったと思います。美憂さんも前回よりボクシングの腕を上げていて、かなり強くなっているだろうなという期待はしていました」

──テイクダウンを警戒していると言っていましたけど作戦通りでしたか?
「後ろ側から自分でガードできるような形にもっていければと思っていたのでそういう形に持っていった」

──RIZINという舞台はどうでした?
「すっごくよかったですね!すごく大きいし!ワタシハシアワセデス、ベリーハッピー!(笑)」

──今後も日本でやりたいですか?
「もちろん!ぜひ呼んでください!」

──美憂選手のパウンドにオーバーフックからヒジを極めるあのパターンは練習を重ねていたんですか?
「グラウンドからのパンチのほうが実はすごかったんですね。思っていたほどパンチは強くなかった。三角絞めを極めようと考えていたんですけど、アームバーができる状態になっていたので、そのタイミングであの形が極められたんだと思います」

第8試合

20161231rizin_8th ハンナがロー。RENAはリングを回るハンナにプレッシャーを与えていく。ハンナがフックのラッシュもRENAは手を伸ばして牽制からハイキックで牽制。ハンナはワンツーローもRENAは冷静に下がりプレッシャーを与えてロープ際にだんだんと追い込んでいく。RENAのローにハンナはワンツーをあわせ顔面を捕らえる。RENAが前蹴りやハイキックで牽制。RENAがスーパーマンパンチもこれはガードされ、展開がない中残り30秒で首相撲に。お互い膝からRENAがテイクダウンを奪うがここで1R終了。

 2R、RENAがワンツーで前に出て行くが、ハンナもストレートで牽制。RENAのパンチにハンナが合わせて前に出ていく。RENAはタックルもハンナはこれを切っていくが、RENAがヘッドロックからグラウンドへ引き込むがハンナはバックを取りスタンドへ戻す。RENAは膝を入れ一度距離を取る。

 RENAはワンツーでコーナーに押し込んで行こうとするが、ハンナは上手くリングを回る。RENAがタックルでテイクダウンを奪い。サイドポジション。ハンナが体勢を変えガードポジション。ハンナは立ち上がり一度スタンドへ。

 お互いパンチが空を切り、RENAの前蹴りをハンナがキャッチすると首相撲となりRENAが膝を打ち込んでいく。そのままグラウンドになるが、RENAがバックを取るとスタンドへ。RENAがスリーパーを狙うがハンナがコーナーへ押し込む。一度距離を取る。
 RENAがワンツーで前に出ていきハンナがクリンチ。お互い首相撲からハンナがコーナーに押し込んでいくがここで2R終了。

 3R、前に出てパンチの打ち合い。RENAがプレッシャーかけてミドルからストレート。
 RENAは右フックをあて、ワンツーをあてていくと首相撲から膝蹴り。RENAは首相撲から膝。ダウンを奪うと鉄槌からサッカーボールキックも、ハンナは転がって避けるとタックル。RENAはフロントチョークで動きを止め膝を連打。ハンナは突き飛ばし距離をとる。RENAが前に出ようとしたハンナのパンチを避け三日月蹴りを叩き込み、これがボディにヒットしハンナが蹲り勝利。

RENA「ほんとに、この度RIZIN3戦目で試合させていただき選手としてすごく誇りに思ってます。シーザー代表、榊原代表、応援してくださった皆さんありがとうございます!2試合とも一本で勝てて、今回は一本したかったですけど打撃で勝ててすごく嬉しいです!いいお正月をむかえられそうです皆さんありがとうございます!MMA選手としてはまだまだダメな欠点がいっぱいな私ですが、来年もシュートボクシング、RIZINさんで共に成長できたらいいなと思います。よろしくお願いします。では皆様お待たせしました!1.2.3シュート!ちょっと早いけどハッピーニューイヤー!」

<試合後コメント>
RENA
──試合の感想をお願いします
「ちょっと今回やりたいことが凄く多すぎて、その展開にいくまでにちょっといろいろできすぎちゃった部分ができなくなったというか。まあでも、いい経験になったと思います。今まで3ラウンド戦ったことがなかったので、MMAファイターとしてはいい経験になりました」

──落ち着いて色々やれていましたがやりたいことを具体的には?
「寝技の部分でやりたい技があったんですけど、そこに行く前にいい打撃も入っていたので、打撃でいこうかな寝技でいこうかな、この入りにしようかなとか思ってる間に腰投げで投げれちゃったりというのもあったので、考えと動きが一致しなかったというか。よかったんですけど、やりたいことはもう一歩先だったなという感じです。

──前回、前々回もように必殺技を用意されていたと思いますが
「ちょっとその入りをやりたかったんですけど、次回に持ち越しで(笑)」

――今は言わない?
「内緒です(笑)」

──MMA連勝して、女子格闘技の顔になってきたかと思いますがご自身では
「そうですね、率直にうれしいというか、うれしいですね。女子格闘技を、シュートボクシングを盛り上げたいという気持ちでずっとやってきたので、そう言っていただけるのはほんとにありがたいしうれしいです。ただ、自分で納得のいくレベルにはいけてないので、もっともっと練習しなきゃなと思います」

──最後決めた三日月蹴りは狙っていたんですか?
「そうですね、今回シーザー会長から『三日月蹴りがいいんじゃないか』と教えていただいたりとかもあったので、狙っていた部分はあります」

──今まで自分からタックルにいくことはなかったと思うんですけど、タックルも見せたかった?
「MMAファイターのRENAという感じで。ほんとに試合を楽しむのが総合格闘技のRENAなので、すごくいっぱいいろんなことにトライしたいと思っていて、それが今回出せたので、ちょっと倒す展開まではいけてないですけど入りのタイミングとしては掴めたところもあるんで、一歩一歩ですけど成長してるかなと思います」

──3R行った時にこのまま判定になっちゃうんじゃという怖さはありましたか?
「そこまで考えてはいなかったですね。その考えはなかったな。なんか倒したいという気持ちが上回りすぎて、判定いったらどうしようという考えはなかったです」

──山本美憂選手がアンディ・ウィン選手に敗れましたが、アンディ選手とやりたいという気持ちありますか?
「全然組まれればやります。まあ、寝技ができる選手なのでおもしろいかなとは思いますけど、その状況で組まれたら誰とでも組まれたらやります」

──1月の予定はどうなっていますか?
「ハワイに行きます!行ってきま~す(笑)」

──タックルにいって倒してという展開が続いたんですが、相手の体幹が強いのか崩しきれない部分もあったと思うんですけど、試合中にプランを変えようとか考えたりはしましたか?
「倒しきれなかった展開を想像していたので、全然それはよかったんですけど、ちょっと浜崎さんと練習していてそれが出せなかったのが今回悔やむ部分なんですけど、それは次回でまたがんばろうかなと」

──テイクダウンの途中嫌がっているのを見て三日月蹴りを
「セコンドがずっと『腹に効いてる』と言っていたので、ヒザ蹴りは耐えられるなと思ったので、三日月でいきました」

ハンナ・タイソン
──試合の感想をお願いします
「結果的に負けてしまいました。相手の技がキレイに入って、お腹を効かされました。しかし、この試合をすることによって私も凄く進化してきたことを感じました。そして練習してきたことをすべて試合で出しきりましたので、そのぶん満足しています」

──RENA選手の印象は?
「RENA選手は経験のある、強い技を持っている選手です。パンチも強いし、キックも強かったです。ヒザも入って、最後に蹴りも入りました。強かったと思いました。寝技の方で相手がかけようとした技を私が先に読んでうまくかわしました」

──最後に決定打のキックを食らったのはお腹ですか?
「肋骨のところに技が入りました。それで息が苦しくなりました」

──RIZINの舞台はどうでしたか?
「RIZINは本当に素晴らしいと思います。主催者からの準備もそうですし、ファンの暖かさに驚かされました。ぜひまたRIZINで試合をさせていただきたいと思います」

──ご自分から見て、今日の闘いはどのような印象をお持ちになりましたか?
「先程言いましたけども、これまで練習してきたことをこの試合で出しきりました。ファンのほうからも喜んだ声が聞こえました。それはうれしかったです。RIZINの主催者も私の試合を見て喜んでくれたでしょう。試合を一回ビデオで観てみたいと思います。それで今後の試合につなげて、自分のできてないことをビデオで見て練習にもっていきたいと思います。最後に一言いいですか? このたび、RIZINに出場させていただいてありがとうございました。主催者が私を選んでくれてうれしかったです。それからこの試合までサポートしてくれたコーチたち、スポンサーにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました」

第9試合

20161231rizin_9th アーセンがジャブで牽制し距離を詰めようとするが所はロー。アーセンはワンツーローで距離を詰めようとするが、下がって動きを止めようとした所にワンツーが顔面を捕らえ所が後ろに倒れる。そこへ追撃しようとするが所が下から蹴り上げる。アーセンはこれに怯まず鉄槌を落とすが、所はその腕をとり腕ひしぎ。これでアーセンはギブアップ。

所「KIDさん、このRIZINで、このRIZINで僕と試合してください。日本の格闘技界を一緒に盛り上げましょう。KIDさんよろしくお願いします。僕はずっと追い続けます。志半ばで亡くなったレミギウス、弱い僕ですがレミギウスに居るよって伝えたいです。格闘技長くやってると、頑張る理由がいっぱい増えてきてなかなか辞められない。これからも応援よろしくお願いします」

<試合後コメント>
所英男
「そうっすね、無事に勝てて本当にホッとしてるっていうのが一番です」

――最初にパンチ食らって、あの時はあせらなかったですか?
「パンチ食らったのもよくわかんないぐらい、早くて。気がついたら倒れてたんで。もう、ヤバいかなと思いました」

――そこからは所選手の一方的な攻めで終えたが
「そこは経験の差で多分。そこで経験の差が出たという感じですかね。あそこで跨いで、パウンドやられてたらどうなってたのかなと思います」
やっぱすごいなと思いました。ほんとに、長く試合してたらこんなことも
――経験の差だと
「ほんとにそれだけです」

――アーセン選手はどんな選手でした?
「そうっすね、思っていたのがスピードが早い。力が強い。バックがあるだったんですけど、スピードの速さはついていけずに終わっちゃったんで、やっぱすごいなと思いましたね。長く試合してればこういうこともあるんだなと。ほんとに良かったなという感じです」

――試合前経験値の差だけは絶対にそれだけととの言葉がありましたがその通りになりました
「この試合に関しては、経験値の差だけだったと思います」

――山本KID選手ともあらためてとリング上でおっしゃってましたが
「そうっすね、もう実際KIDさんが日本に、RIZINに上がるってことは、上がってほしいって皆思ってると思うんですけど、なんとかして、引っ張り出して試合をしたいっていうのは、ほんとに、ストーカー呼ばわりされてたんでとことん行こうかなという考えです。はい」

――改めて所英男強いなと皆さん思ったと思います
「今日のはほんとにたまたまっていうか、ほんとにこういうことがあるんだなと言うだけで」

――経験でってお話でしたが下からを意識したりは
「テイクダウンされたらされたで、まあいいやじゃないですけど、やりあえる自信はあったんで」

――試合後も語られてましたが、去年は29日で宮下(トモヤ)さん亡くなられてから大晦日で勝つのは初めてだと思うが
「やっぱり、宮下さん5年前亡くなったのが調度自分の試合を見た後で、ホント自分にとってもチームの仲間にとっても特別な日になって、試合近づくとお祈りしたりだとか、宮下さんの分までといつも思ってるので、その気持ちが強くて、あとレミギウスの、原因がわかんないんですけど、そうなってしまったのは亡くなってしまって、ほんとにレミギウスもリトアニアで試合しに行った仲間が練習頑張ってるって聞いてたんでまた日本で会えるんだろうなって楽しみにしてたんですけど、そういうことになっちゃって。こういう大きい部隊が大好きだった人だったんで、その分頑張んないとなと思います」

――川尻とクロンの試合はみました?
「試合から戻って2R目ぐらいからちゃんと見れた感じなんですけど、試合終わった時に川尻さんが鼻血や口から血を出してて、チョークとられてて、そうっすね、とんでもないのと試合してたんだなと思いましたね。川尻さんですからね相手」

――実際にクロン選手と闘って下からの引きつけの強さは他の選手と違いますか?
「上手く言えないですけど吸い込まれると言うか、吸い取られるというか、気がついたらバテてて、気がついたらやられてるって感じですね」

山本アーセン
──試合の感想をお願いします
「試合やった感がないのと…いい経験になりました。本当にそれしか言葉が見つからないというか、本当にいい経験になりました。次のステップにいけるいいヒントをいただいたので、それを無駄にしないように。本当に悔しくて……悔しすぎるっす正直」

──腕はどういう状態ですか?
「わかんないです関係ないです。何が起きてるかとかどうでもいいし、悔しいです。本当に悔しいです。それしかほんとに頭になくて、すみません」

──最初アーセン選手のパンチで一回尻もちをつかせて詰め寄ったと思いますが
「それがダメだったっすね。キレイに入って、自分的にもちょっと気は飛んでたんですよ、相手の。で、そこで自分が焦ってじゃないけど、興奮してすぐいこうとしたのがほんとにミステイクだったんで、あそここそ冷静にいっとけば、試合の流れは変わっていたと思うし、終わってなかったと思う。本当にそれだけです」

──蹴り上げは
「あれは全然効いてなかったっす。自分でナチュラルハイというか、テンション、テンションというかやべえ倒れたって。急いじゃったっすね、全てを」

──所選手はどういう選手でしたか?
「素晴らしい選手だと思います。もし、できればすぐにリベンジさせていただきたいなというのがすごくあって、是非リベンジさせてほしい。次の試合でも、できれば早くやらせてもらえればというのが強いです、自分の中で」

── 一本負けという結果でしたけど、スタンドでは左からスイッチしての右を見事に当ててダウンを奪ったわけですが、スタンドの自分の成長は実戦の中で感じましたか?
「そうですね、平仲ジムだったり、ノリさんに教わったことを全て全部見せたつもりじゃないですけど、いいところ出たし、身体に染みてるなと思たんですけど、総合格闘技はすべてができてないと意味がないし、習った意味もないし。できた意味もないし、全てをしないといけない。悔しいです」

第10試合

20161231rizin_10th 川尻が左フックで顔面を捉えると、クロンが距離を詰めるが川尻が右のボディブローをコツコツ当てていく。
 クロンは突き飛ばすと川尻は右アッパーもこれは空を切る。クロンは前に出て首相撲も、川尻が右アッパーをボディや顔面に入れていく。お互いゼロ距離での膝。一度距離をとると、川尻が左右のフック気味のアッパーからロー。そのまま前に出て首を掴むと右のアッパーをボディと顔面にちらしていく。クロンは距離を取ると川尻はロー。クロンが前に出れば組み付いて右アッパーと膝に徹底。
 クロンは右アッパーの打ち終わりに合わせてとりついてグラウンドに引き込むと、ガードポジションとなった川尻が大ぶりのパウンド。クロンは避けて下からコツコツ殴っていく。川尻は立ち上がり踏みつけもクロンがその足をキャッチしヒールホールドを狙うが川尻は足を抜いてスタンドへ。

 首相撲から川尻が膝。クロンが距離をとって再度前に出ようとすると川尻が右アッパー。クロンは組み付いて後ろに倒れながらグラウンドに引き込む。クロンは腕ひしぎ。ロープから上半身を出す形になったため、これを離してリング際に戻り、ボディシザースからスリーパー。クロンは後ろから殴りながら絞め上げていく。そのまま川尻が耐え1R終了。

 2R、川尻がローもクロンが走り込み飛びつくとグラウンドに引き込む。クロンは下からコツコツ殴っていくが、川尻は強烈な鉄槌から踏みつけも、クロンはその足を掴んでヒールホールドから抜けようとした川尻のバックを取り胴締めスリーパー。これで川尻がタップアウト。

クロン「川尻選手強かった。川尻選手の攻撃がじわじわ効いてる。チームのみんなに心から感謝する。最後は自分の力、誰のせいにも出来ない。やり遂げられるのは自分の力にかかっていると実感した。そして皆さんの応援は力になり、最終的にファイター個人の力と一緒になって勝利を手にすることが出来た。最後に一言、皆さん愛を感じていただきたい。世界を見渡すと人々を分割する動きが沢山ある。人種や宗教の争い、是非そういったものをなくしていこうじゃありませんか。それは私達のラブ、愛から生まれるものだと思う。今日はありがとうございました」

<試合後コメント>
クロン・グレイシー
「川尻はとてもタフな選手で、キャリアを積んでいくとどんどん相手が強くなっていくというのもあるけど、ドンドン強い相手と対戦していきたいという気持ちはある。川尻は非常にビッグネームだし強い選手でパンチも強いし経験値も豊富な選手。絶対ギブアップしない粘り強い選手なので相手にとって不足はなかった。自分にとってやるべきことを決めて試合運びをしていて、非常にいい内容だった。試合に臨む前に勝ち負け関係なく自分のいいところをなるべく引き出して全面に打ち出していきたいと思っていて、強い対戦相手に自分の力試しをしていくという感じ」

――クロン選手が全てコントロールしていくような試合だったが、
川尻選手の攻撃は想定内でしたか?
「試合の前に戦略を立てるタイプじゃないが、試合で自分の力も試したいという気持ちで試合に臨んでいる。川尻選手もヘビーヒッターなので手強い相手ではあったが、ニックやネイト・ディアス、ジェイクやフェルナンデスなど色々なパートナーに恵まれていて経験豊富な彼らと練習してきたので、ハードヒッターだったが自分にダメージはそんなになかったのかもしれない。ボディにもパンチをくらったが、2Rも十分に相手のパウンドもあったが十分にリスクも受けたから相手をテイクダウンさせてダメージを与えようという気持ちで試合をしました」

――2R早々に引き込んでガードに入りましたが、ヒクソンさんやクロンさんが提唱するバーリトゥードガードの真髄を見せられたという形でしょうか
「子供の頃から父には教えてもらってますけど、自分が17歳になった時は父はブラジルに戻ってしまったので、それ以外は自分で学んできたというのがある。柔術やMMAの戦い方やニックやネントなどトレーニングパートナーにも恵まれていたので、かなり自分自身で学んでトレーニングを受ける時も自分でどこかに移動して受けたし、朝のランニングも自力で起きて行ってますし、誰からも手取り足取り教えてもらった覚えはなくて、自分で学んできた。父からも色んなことを多く学んできて、それが私のこれからの人生の礎になっていくと思う。自立をしたということで学びを持って色々取り組んできたんですけど、今日の試合パフォーマンスとしては非常に満足している。川尻は体格も大きいし強いし、はじめ見た時これはどうかなと手強いと思ったけど、強いパンチも来たし、簡単に勝つのではなく、相手のパンチをどのように対応するか、反応するかを自分で試してみたいという気持ちで良い試合が出来たと思う」

川尻達也
「いやクロン強かったですね。さすが、持ってないな俺クソだなと思います」

――強かったですか
「そうですね、リングで向かい合った時スゲー不気味でしたね。蛇みたいな感じでした」

――何回か引き込まれたと思いますが強さは
「強さっていうよりもあれは想定内で、引き込んでくるだろうからってセコンドにも言ってたんで、強さとかわかんないけどあそこから押さえ込んでコツコツ行ってもいいんだけど、それだと今までの俺となんも変わんないなと思ったし、とにかくクロンという最高のグレイシー相手に守りに入らず自分を変えて思いっきり挑みたかった結果がこうなりました。俺よりクロンのほうが強かった」

――飛び込んでいくシーンを見てそういうのはすごく伝わってきたが
「あれはまあ、踏みつけ、ジャンピン踏みつけ飛び込んで、足絡めてきたの抜いてサッカーボールキックまで練習までやっていたんですけど、上手く足抜けなかったですね。無理にあんなことする必要なかったのかもしれないけど、それでも、なんだろう、自分を変えたかったし、みんなの期待に答えたかったし、みんなの笑顔見たかったんですけど、結局沢山の人にお世話になって、日本に戻ってこれて、結局何の力にもなれなかったというのが正直な今の気持ちです」

――気分的にはフラストレーションがたまっていると
「フラストレーションというよりはどうすればいいのか、もうこれ以上(泣きながら)期待される事もないだろうし、期待を裏切るのも怖いかなっていう気持ちは今もあります」

――次の試合は今のところは考えられない感じですか?_
「そうですねなんか、試合前は勝って、みんなに伝えたい事もあったし、4月の横浜の大会も出るつもりだったけど、もちろん試合はしたいし、RIZINを盛り上げたいけど、俺じゃ力不足なのかなっていうのもあるし。その辺は、俺はこれからもファイターでい続けたいけど、周りが許してくれるのかなって。委ねるしかない。おまえいらないって言われたらそれまでなんで、そのへんはわかんないっすね」

――ファイトスタイルですが、PRIDE時代殴り合いを楽しむ川尻さんがいて、そのあとスタイルを変えましたが今回戻したというか先に勧めたというのはどのような理由が
「10分の試合時間というのもあって、UFCの広いオクタゴンで回れるのと、コーナーがあるリングの違いもあるし、そういうのも含めて10分間動き続けるのは無理だなと思ったのと、クロンに逆にプレッシャーを与えたいと思って、昔のスタイルというかどっしり構えて打つスタイルをずっと練習してたんですけど、それもクロンには通用しなかったなと」

――1Rのクリンチアッパーやボディは
「ボディ効いてたかなと。1Rはとにかくボディで攻めて、2R顔狙おうかなと思ってたんですけど、それも上手くいかなかったですね」

――久しぶりの日本のリング、PRIDE直系のリングはいかがでしたか
「どうすかね、とにかく、日本に帰ってきて、いつまでできるかわからないし、あの、いつ終わってもいいようにとにかく後悔だけはしないように毎日、出来ることは全てやろう、練習以外にもね、出来ることは全てやって試合に挑もうと思って、きつい部分もあったけど、それ自分が望んで日本に帰ってきたんで、後悔ないし、とにかくけど、いちばん大事な試合の部分で、結果が出なかったんで、まあ、もうちょっとどうしていいかわかんないですね」

第11試合

20161231rizin_11th アミールがリングを周りミルコにプレッシャーをかけて距離を詰めていく。大ぶりのフックをミルコが避けてリングを回るが、アミールが前に出てクリンチ。ミルコは膝を入れていき、アミールは距離を取る。
 アミールは右フックが顔面をとらえたが浅い。アミールが前に出ようとしたところをミルコの左ストレートがとらえ、膝をついたところをラッシュをかけようとするがアミールは立ち上がる。だがミルコは距離を詰めて左ストレート。これでアミールが倒れミルコがパウンドラッシュ。これでレフェリーが試合を止めた。

<試合後コメント>
アミール・アリアックバリ
「嬉しい結果ではなかったが、仕方ない」

――ミルコの印象を
「自分の試合に満足してないので、疲れもあったしMMAの経験も少ないので、満足はしてない」

――準決勝の疲れはどれぐらい負担になった?
「今日のモルダフスキー選手の相手は厳しい試合だった。それに比べるとミルコの試合はすぐに終わって、スタミナが削られていたなとは思う」

――ミルコと体力が同じ状態でやりたいと思う?
「来年もしRIZINがマッチメイクしてくれるなら同等な状況で戦わせて欲しい。日本のファンの皆さんの前でミルコと試合をしたい」

――MMAファイターとしてのアミールさんに今一番足りないものは何だと思いますか?
「もちろん経験が少ないので、試合に出るのにもっと練習しないといけないと思ってます」

――ミルコ戦はどのような作戦だったのでしょうか?
「だいぶ計画はしてきたが、前の試合で足を怪我したので計画どおりにはいかなかった」

――優勝賞金1000万の使いみちは
「まだ考えてないです」

――今年の一年はどんな年でしたか
「今年一年はいい年だったが終わりがよくなかったので来年はいい年にしたい。来年もRIZINに出てすべての試合に勝って優勝までもっていきたいと思っている」

ミルコ・クロコップ
――無差別級トーナメント全体の感想を
「キング・モー、二回世界チャンピオンなってるアミール、バルト、みんなそれぞれに特徴があってタフでした。とくにバルトが重かった。まだMMAのスキルがあるということではないが、難敵、体重が難敵だった。アミールは将来有望だ」

――日本のファンにミルコ健在を見せられたと思う
「とにかくハッピーという以外に形容のしようがない」

――三試合こういう形で全てフィニッシュで終えたが予想していたか?
「結果的に全てフィニッシュにもっていけたいい流れのトーナメントだった」

――今後RIZINでどういった選手と闘っていきたいか
「今はひたすら休みたい。早くクロアチアに帰って家族に会いたい。それだけ。将来的なプランは何もないです」

エンディング

20161231rizin_ed 勝利者への授賞式へ。
ミルコ「皆さんこんばんは。とても厳しくハードな戦いを全て戦い終えました。途中で対戦相手が変わったり、怪我をしたりキャンプは長く過酷なものでしたが、今日この場に立ってみてすべてが報われたと思ってます。今から10年前、同じように本当に過酷なグランプリを戦い抜きました。それからの事が頭の中を走馬灯のように駆け巡っています。ここまでこれたのもチームのサポートメンバーのおかげ。そして日本のファンの皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございます」

榊原代表
「2年目のRIZINということで、無差別級グランプリを開催させていただきました。29日31日と2日間にわたって、多くのファンの皆さんが足を運んでくださったこと本当に感謝しております。ありがとうございました。まだRIZINは始まったばかりで、もう一度僕らがファンと一緒に作り出したPRIDEの熱まで届くにはまだまだだと思いますけど、ほんとにこの日本の格闘技を愛するファンと、今日、そして29日戦ってくれた熱い選手達が居れば、必ずPRIDEの熱を超えられるものが作れると信じています。皆さんとともに、未来に向けてまた2017年も頑張りたいと思います。どうもありがとうございました」

榊原信行実行委員長総括

20161231rizin_sakakibara榊原委員長
「29日に引き続き31日、長いのか短いのか、終わってみればあっという間の3日間だったんですけど、2年目のRIZINを終えることが出来ました。本当にありがとうございました。

 総括としてはほんとに選手たちの、それぞれ熱い思いがあり、テーマがあり、色んなドラマが生み出せた。僕はあの、格闘技を競技として担保していくこと、UFCやベラトールとか含めてどんどんどんどん競技化していく波に果たしてそれでいいのかなと思って一石を投じるつもりで、昨年RIZINを立ち上げて、ユニファイドなルールだ。誰が決めたんだってことも含めて、カテゴリ、階級も、僕ら日本人キログラムが慣れてるのに何故UFCとかのパウンドに合わせなきゃいけないのかってそこはちょっと違和感があるんですね。世界標準で考えるなら柔道も柔術もレスリングもキログラム。色んな意味でどんどん日本であんなにたくさんあったリングの格闘技の舞台が、世界を含めてかもしれないけどどんどんケージに変わっていく。それが世界の潮流で流れだ。それもそうかもしれない。でも去年もいいましたけど、誰かが、総合格闘技が進化していく中でまだ20年。1993年がUFCの誕生とするならば、20数年で一つのユニファイドという形に固まることが、僕はこのスポーツを小さくまとめてしまう気がして、おこがましいですけど何か一石が投じられればと思ってチャレンジをしました。そういう側面もあります。レスリングにしても柔道にしてもオリンピックの度にルールが代わります。常にそのタイミングタイミングでより競技化するにしても公平にする。見る人達にもっとわかりやすくするというのは常に皆がルールをブラッシュアップすることで、競技の進化はあると思うんですね。だから色んな意味でのチャレンジをさせていただいて。賛否両論だと思います。我々のようなPRIDEの頃には知らなかったキャッチウェイトって言葉も覚えたんですけど、キャッチウェイトな試合が多いですねって。

 PRIDEの時代は桜庭なんて階級関わらず、そんなこと言ったらヴァンダレイ・シウバとドラマは生まれてないわけですから。元々高田ヒクソン戦なんて成立しなかった。そういうことじゃない、ほんとに果し合いとか決闘とか、この男にこの自分の前の敵に戦いたい、こいつを倒さなくちゃいけないという戦う動機や原点て競技化してないところに実はあって。そういうものをなるべくクローズアップして、マスコミの皆さんにも協力していただきながら磨いて、色んな戦うことの、なんのために戦うのか。ファイト・フォー・何々、ここにキチッとテーマを持って、皆さん見る人達にも届けられれば。PRIDEの時代もそうだったと思いますけど、単純に競技化じゃない所でのね、ドラマを見せていけたところが一つ多くのファンに愛された方法だと思いますので、これでも高田延彦が一つ面白いこと言いましたけど、古舘伊知郎からとったんだよと言ってましたが、RIZINは闘いのワンダーランドだと言ってました。ほんとにそれでいいと思ってるんです。RIZINの中でまとまりきらなくて、いろんなものが、神取ギャビ劇場みたいな、これにはこれで一つテーマがあったと思うんですね。クロン・グレイシー、川尻達也っていうやっぱりこう超えていかなくちゃいけない。男がこだわって戻ってきて何かテーマがあって、レベルの高い試合があって、、中井りん村田、それでいて坂田亘のような試合もあった。ほんとに色んなものが皆さん見ていただけたと思うし、総合格闘技って色んな引き出しが引き出せますから。サブミッションで終わった試合がればKOで終わったものもある。中にはブーイングを浴びた試合もある。それが格闘技だと思おうので、トータルをして大会として、プロモーターとしては満足行く大会が作り出せたかなと。
 二年目にして、ファンの皆さんにも、一年目はおっかなびっくりだったと思います。始める前にも多くのファンにもスタッフにも言いましたけど、一回だけだったら誰でもできる。それを継続していく事の大変さをこの一年痛感しましたし、その中で2017年も続けていけるような、続けていけるなって手応えを感じられる。その力をもらえる大会だったと、格闘技EXPOも通じてです。昨年以上にアマチュア選手の参加も増えました。格闘技ってものをもっと広い意味でとらえて、楽しんでもらえる格闘技の祭典としての進化を見せられたらなと。そういうものが感じられたなと、そういう思いでいます。

 個々の試合に関して言うと色んな事があるんであれですが、グランプリのことだけ伝えて言いますと、最も我々というか、日本のファンにとっては一番ドラマチックな選手がドラマチックな勝ち方で優勝した。色んな見方があると思います。若い選手の進化とか、代替わりが出来てないじゃないかとかね。今となって考えると一回戦というかセカンドラウンドでミルコはキング・モーにきちっとKOで勝ってるということは、このチャンピオンベルトの価値をさらに僕は高めたものになってると思う。その後のバルト、新進気鋭でどこまで強いんだろうと思われていたアミール。当然アミールなんかはアメリカのビッグプロモーションもずっと興味持ってた選手だし、コナン・マクレガーと同じマネージメントがついて最終的には海外でのチャレンジを見据えてる選手に何もさせなかった。そのミルコの準備と、やっぱりこのグランプリにかける思いが他の人よりも勝っていたのかなとそんな風に思いました。総評としてはそんな感じです」

――ジェロム・レ・バンナはリングに上げて挨拶させたということは去年の事は水に流して来年から参戦させようと?
「そうですね、今回もヴァンダレイの怪我のタイミングで、そのヴァンダレイの怪我の前からほんとにあの、僕ら東京地裁だったかで、ほんとに裁判で訴えますよというアクションを進めてましたんで、ジェロムから手書きで自らの直筆でレターをもらって、ほんとにお詫びしたいというこというレターを貰ったりしてたんですね。ヴァンダレイの怪我を受けて、ジェロム・レ・バンナも是非自分がグランプリに出たいというような事も言ってきてくれて、我々としてはでも今回僕らがギャランティしたわけでもないし、交通費を払ったわけでもないし宿泊代も払ったわけでもないし、とにかくファンに、僕らの姿勢は変わらなくて、まず自分のお金で飛んで来て謝るのが筋でしょって。そこからじゃないとグランプリにいきなり出るとか、いやいやこっち訴えるって言ってるじゃん。去年彼が空けた穴っていうのはそんな簡単なものじゃなくて、だから我々の、彼が起こしたミステイクというのをまずキチッとケジメを付けてくれという事で話しをして、実際自費で飛んできて今回。今日の午前中に僕とミーティングをして、お詫びもし、真摯な思いでRIZINに出たいという気持ちも伝えてもらい、今の時点で契約があるわけじゃないですけど、その時点できっちり約束出来るんであれば、お詫びしてくれたんであればファンにもきちっと伝えて受け入れる準備はありますよと。ということでミーティングは持ちました。この先の方向性としては参戦は十分考えられるのかなと思います」

――二連戦で見事に勝利した那須川天心は、来年どう育てていきたいか
「ほんとにあっぱれな、有言実行することってほんとに大変だと思うんですけどね。今日もとはいえ右の肘にはテーピングしてでてきましてね。本人はやると言ってるんですけど、普通であればドクターもOKですもちろん。でも、本人以外の中ではゆっくり休んだほうがいいんじゃないかって意見もあったと思うんですね。けど本人の気持ちが止まらないから。その中で出てきて、オリージョ選手も思った以上に強くてですね、去年のRENAの再来かなと思うような。総合ちょっとやってますという程度じゃなくて、しっかり準備をして天心は上がってきてくれたんだなというフィニッシュでしたし、ほんとにあっぱれな結果だったと思います。そして総合格闘技、日本の総合格闘技界のニュースターとして技術的にはまだまだ総合を学ばないといけない部分はあると思うんですけど、本人が二刀流を目指すのであれば、2017年のRIZINでも我々としても那須川天心もそのカテゴリーに入りますけどフライ級をしっかり磨いていきたいと思いますから、紀左衛門もいれば和田もいれば元谷も居れば、他のシュート系のところにも沢山いいフライ級の選手いますから。ここの階級は世界狙えると思うんですね。その中に天心も入ってきていいんじゃないかなと。今18歳、5年かけて育てて、UFCとかに行っても逆にいいんじゃないかなと思いますけどね。彼の目標の先にはね。当然RIZINでもフライ級でトーナメントが開けたりする時が来ると思いますし、僕らの中で独占的に何かを縛るという事じゃなくて、当然RIZINともコンスタントに契約は続けていきますけど、その枠に、無理やり形にハメちゃうのは酷だと思うし、キックでも総合でも、舞台は色んな所に夢は大きく、今だったらどんな絵でも描けるんでね。その後押しをしっかりしていきたいなと思います」

――女子格闘技に関しては
「女子格闘技に関しても、今回5試合組ませていただいて、ドラマ性とか、一般の人たちへの訴求力は実は男子の選手の試合よりも女子の選手に絡んだほうが、地上波の力なんかを使うと届きやすかったりする。それと画面の中の華やかさを含めて、女子の試合には女子の試合の魅力がやっぱりある。キチッとビジュアルだけじゃなくて、それに技術的なものが裏打ちできてるRENAを中心としたアスリート、日本人が左側なら左側に並んで、その右側の外国人は世界中沢山いますから、世界と対峙できる日本のトップスターが日本の格闘技の中にいますからね。積極的に2017年も女子格を展開していきたいと思いますし、できることであれば2017年を世界初のグランプリを。女子も男子と平行してやるとかね。1月の中旬ぐらいには発表したいと思いますけども、階級を決めてグランプリ男女同時開催みたいな事もあっていいのかなと。アイディアとして考えてます。女子にスポットライト当てて、当ててというか、もうあのUFCもそうみたいですけど、FOXの視聴率見ても女子の回の方が視聴率良かったりとかね。男子の選手はうかうかしてられない。取って代わるかもしれないですね。それぐらい僕らの方向性というかファンの求めるものなので、そこに一番アンテナ張って敏感にいきますから、そこのニーズが強ければ女子のウエイトがもっともっと増えるし、女子のチャンスが増えるんじゃないかなと思います」

――女子の話で、ギャビ・ガルシアと堀田祐美子選手の試合後ハプニング的にアルファ・フィーメルが対戦をアピールして大混乱になったが、会場は盛り上がった感じはあるがその事態をどう受け止めているのか?またギャビ・ガルシアの次の相手をどう考えているか
「そうですね、さっきも神取さんと会ったら『なんであの子が上がってんのよ』とか言ってましたけど、僕らどうのこうのと言うよりはジャジーが、日本の女子プロレスの試合とかにも出てますよね?飯伏選手とも一緒になった事があるとか言ってましたよ。日本語もちょっと喋れるのは日本のプロレスにも精通してるんで、僕は常にギャビ・ガルシアにチャレンジしたいという選手、世界中に網をかけてますから。その中に引っかかってきた選手の一人です。今回も飛んできて見に来たいと言うことなんで来てもらって、ああいう形での参戦表明になったんですけど、これも堀田選手の流れを受けて、神取選手が行く、これも一つだと思います。なので神取選手がいつ怪我が治って、準備が間に合うのかというのにもよると思うし、ジャジーは多分相当トレーニングを積んで、そうは言ってもギャビ・ガルシアと互角に戦えるポテンシャルというかね、肉体や技術を持った選手って沢山オファーを、参戦要求はあるけども、とはいえ世界中に網をかけてもいても居るわけではないので、両方可能性があると思いますね。どっちが先だとはわからない」

――先日高田さんの方から我々はUFCと同じスタイルでやるわけではないという言葉もありましたが、二年目やってきてRIZINのスタイルは見えてきたでしょうか?
「そうですね、逆にUFCがやってないことをやったらいいんじゃないですかね。ほんとに画一的な、金太郎飴で、多分システム的にそうしないと回らないんだと思っていて、その中で個々の選手、コナン・マクレガーのようにあれだけプロモーターに要求が出来るだけの実績とか人気を手に入れちゃうと、プロモーターと選手って逆転するんですパワーバランス。これ過去にも僕も何度もありました。いつのまにか出してくれ出してくれ榊原ーって言ってたのが出てくださいヒョードルさんってなっちゃいますから。今だったらコナン・マクレガーに株までよこせって言われちゃう。屈辱的ですよ。それもらわなかったら試合してやらねーよって言われちゃうと、コナン・マクレガー殿お願いしますって言われないといけなくなる。これはバランスでう。だから僕らはやっぱりこう、何か先程も言いましたように、色んなテーマでレベルはいいんですよ。それぞれのレベルの中で、サカーだって野球だって草野球を見てる、ちびっこ野球を見てるリトルリーグを見てるお母さんたちの熱狂ぶりってすごいですよ。自分の息子が戦ってるから。プロ野球で知らないチームが戦ってるのに何の感動もないけど自分の子供が出てる野球には熱狂できるわけじゃん。だから、そういうことに僕はヒントがあると思っていて、皆が感情移入できるようなスポーツコンテンツを、もっと世界的なレベルで作りたいと思っている。それには単純な実力測定の場ということに限定する必要はないと思っていて、それに3本の矢が息吹と完結と、ただやっぱり世界の人たちに認識してもらえるような格闘技のチャンピオンズリーグのようなものはもっともっと、ここはレベルアップしていきたいと思っていますね。世界のプロモーションが参加して、プロモーションの代表たちがこのRIZINのトーナメントにチャレンジしてくれるような。そこは競技性としてキチッと担保出来たらと思ってますし、確実なる手応え、こういう部分はファンは受け入れてくれるな、ノッてくれるな、こういう選手のファイティングスタイルがPRIDEの時代とは違って、受け入れられる求められてるんだなと見えてきてますから。またそれをドンドンいい部分は伸ばして、ファンに受け入れられない部分に関しては少しずつアレンジをしていけたらなと思います」

――2日間に渡って沢山の試合がありましたが特に印象に残った試合をあげると
「やっぱり那須川天心選手。過去PRIDEを通して、こういう形で一日おきで大会をやってるRIZINのユニークなスタイルだから提案できたことではあるんだけど、そういうところを逆手に取って、二試合やってのけるっていう、ひょっとしたら矢地にもそういう機会はあったと思うけど、そういう発想がないんですね矢地には。『僕もそうやって二試合やればよかったです』って言うんですけど、そういう貪欲さみたいなのは天心にはあるんだなと思って、そこは驚いたし、それを平然とやってのけたことに圧倒的に驚かせられた。村田夏南子が言ってたんですけど、やっぱり格闘技ってフィジカルとかそういうことを準備することよりもメンタルをつくるのがとっても大変だと。ほんとにガチンコの試合に行くために、何日か前からメンタルを高めていって、試合に臨んでその試合で決着がついたら一旦はやっぱりリセットされるわけじゃないですか。だから天心はその辺どうだったのかなと思って。グランプリの選手は計算の中にそういうことが入ってると思うんですけど、ワンマッチで組まれた選手は一試合やってほっとして
、普通だったらデビュー戦勝ったで終わると思うんですけど、その先にもう一試合おかわりって言っちゃうこの欲求不満さっていうのは好きだなと思いましたけど」

――2日を通して勝負論としての期待が高かった北岡と川尻の試合だったと思うが、クロンにどんな相手を今後?それと川尻が会見で期待に答えるために殻を破ってスタイルを変えたと、それが結果にともなわなくてこれから必要とされないんじゃないかと落胆していたが、そこの評価を
「さっきもヒクソンとも話しましたけど、ヒクソンも驚いてる。自分以上だと、クロンは。ほんとに進化してる。グレイシーという自分が継承して伝承したものに、クロン・グレイシーというオリジナリティを、彼のパーソナリティをミックスして、今の時代、ニック・ディアスやネイト・ディアスから学んだことかもしれない。色んなものをミックスしたスタイルを作り出してることにヒクソンが驚いてたんで、驚きしかないですね。ある部分、川尻にもチャンスはあったと思います。前半は打撃に付き合ってたっていうか、僕はクロン・グレイシーの横綱相撲だった。横綱でもないけど実績で言えば圧倒的に川尻じゃないですか?ただ川尻に何もさせなかった。ほんとに恐るべし。ニュータイプのグレイシーですね。戦う相手、戦いたい相手はたくさんいると思います。ただやっぱり、グレイシーハンターを日本から、日本人選手に是非行って欲しい。川尻とられ、所とられ、その前にアーセンとられ、その中でね、次にクロン・グレイシーの首を取りに行こうと、そしてファンの期待を込めてそれにのっかれる選手を早急に見つけたいなと。
 それとさっき川尻もファンの前で泣いてましたけど、新しい選手でいい選手が居る。こうやって戻ってきたけどファンの期待に答えられなくてって謙虚なこと言ってましたけど、何言ってんのって感じですよね。このまま負けて帰れるのかって、そういう話をしましたが、そんなおセンチなこと言ってる場合じゃなくて、また有酸素運動すぐ明日から初めて復帰しろと。4月も連戦するぐらいで、川尻には明日から早速乳酸がたまる運動をするように司令をしたいと思いますけども、そんなメランコリーになってる場合じゃなくて、負けてんだから、それもいいとこ無く。だったら何かが足らないわけなんで、だったらRIZINに必要ですし、RIZINで負けからスタートした高田延彦に習って、テーマを持って挑んで欲しいなと思います」

――印象に残ったのは天心選手とおっしゃってましたが、MVPは天心選手でよろしいですか?
「難しいこと言うね。印象に残ったのは天心ですけど、そういう意味でのね、皆一試合ずつじゃないですか?彼はニ試合の評価なんで、でもそういう意味ではRENAかな。RENAも捨てがたいというか、テレビの視聴率とりたいんですよ。皆もとりたいと思いますけど、メディアのみなさんも。そう思って一緒の思いだと思ってますが、五味魔裟斗もドローでしたし。しまんない感じでしたね」

――なぜRENA
「3Rで、アントニオ猪木の風車の理論見ましたね。最初ちょっとハラハラさせて、大丈夫かなと思わせつつ、1R終え2R終え、3Rで三日月蹴りですかねあれ。効いてたんですね前蹴りで倒す。延髄斬りを見るようでしたね。猪木さんの。ほんとにすごいテレビ向きな試合です。Vも大トリは私っていうね。ニ年連続持ってる女はRENAだったという感じですけどね(笑)それぐらい、作品として、高田さんがよく言う、作品としての出来栄えは天心のニ連戦も素晴らしいです。ほんとにこの二人じゃないですか。マン・オブ・ザ・イベントとして。それぞれの光はありますけど、もちろんグランプリでとったミルコとあわせて3人でこの中で、ミルコ、RENA、天心、この三人が2016年の年末のニ大会のMVPとしてあげたい選手です」

――三日月蹴りは予告していたんですか?
「直接三日月蹴り蹴りますよと言われてはいないですけど、前蹴りで行くと聞いてました。でもあれはシーザーが託したんですよ。シーザー武志がそれが有効だということで、北岡の試合もそうだけど、伝家の宝刀切るなら一撃で切る。ミルコもそうだと思いますけど、北岡も多分ずっと打撃に付き合う、肉を斬らせて骨を断つじゃないけど、そういう試合だったと思うんですよ。グラウンドに行った時は必ず仕留めると思って、削るための打撃に付き合った、自分の血まみれになりながら相手のスタミナをロスさせて、今日は打撃戦というふうに思わせて思わせて、RENAにも同じ感がしました。すごいなと」

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