ハードヒット12.29新宿大会 佐藤光留vsジョシュア・ロビンソン、ロッキー川村vs太田駿平、髙山善廣vs和田拓也、青木篤志vs平直行

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ニコプロpresentsハードヒット
「月になる男達in新宿」
日時:2016年12月29日(木)
開場:18:00 本戦開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:RIZINよりちょっと少ないくらい(主催者発表)

▼ダークマッチ① 5分1本勝負
●シバター(フリー)
4分55秒 TKO(レフェリーストップ)
○唐澤志陽(花鳥風月/M16ムエタイスタイル)

▼ダークマッチ② 5分1本勝負
△関友紀子(花鳥風月)
時間切れ引き分け
△ジェットイズミ(花鳥風月)

▼ダークマッチ③ 5分1本勝負
△服部健太(花鳥風月)
時間切れ引き分け
△田馬場貴裕(ねわざワールド品川)

▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
△野村卓矢(大日本プロレス)
時間切れ引き分け(残りポイント1-1)
△小林裕(U-FILE)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●岩本煌史(スポルティーバ)
4分34秒 腕ひしぎ逆十字固め
○松井大二郎(フリー)

▼第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
中村大介(夕月堂本舗)/●安藤雅生(フリー)
7分44秒 アキレス腱固め
○鶴巻伸洋(フリー)/政宗(フリー)

▼第4試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○鈴木秀樹(フリー)
6分08秒 人間風車固め
●松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)

▼第5試合 エキシビジョンマッチ 5分
青木篤志(全日本プロレス)
エキシビジョンのため勝敗なし
平直行(ストライプル)

▼第6試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○高山善廣(高山堂)
10分24秒 KO
●和田拓也(フリー)

▼第7試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○ロッキー川村(パンクラスism)
9分51秒 TKO
●太田駿平(PsLAB世田谷)

▼第8試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
3分07秒 ヒールホールド
●ジョシュア・ロビンソン(ロデオスタイル)

秒殺勝利した光留「プロレスに命預けてます! 人生預けてます! 大好きなんですよプロレス!」
川村がグラップリングトーナメント優勝者の松本に逆転勝利!“リアル刃牙”平直行が青木とバチバチ!

オープニング

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29日、東京・新宿FACEでおこなわれたニコプロpresentsハードヒット「月になる男達in新宿」。ダークマッチ終了後、リングに上がった大会主催者の佐藤光留は「本日は年末のお忙しい中、ご来場ありがとうございます! チケットの値段設定を決め、『5000円の席でいこう!』『6000円はちょっと高いんじゃないか』って川村と話して発表した次の日に、埼玉でRIZINが決定するという……。今年の厄をそこで一気に落として発売したわけですが、RIZINのほうもこっちのハードヒットのほうもたくさんのお客さんで、最終的にはいっぱいになりそうな勢いだと聞いております。いつぞやの年は年間に6興行やって、『よし来年は8(大会)だ』『よし次はディファ(有明)だ』いろんな話をしたんですが、次々と興行数が減り、ディファはそろそろ閉まると……厄を落としてやってきたのですが、それでも、どんなときでもハードヒットが見たい、どんなに僕が批判に晒されていてもやはりUWF、Uのプロレス、格闘技としてのプロレスを残してほしい、続けてほしいという方がいらっしゃいました。そして選手も『ぜひハードヒットに出させてください』『普段は覆面被っているけど、俺もそのルールで試合してみたい』大阪からFacebookで『ハードヒットに出してください』『ギャラ少ないですよ』『全然大丈夫です』すぐ(出場が)決定する選手とか出てきました。皆様の応援と、そして本当にたくさんの協力で、いま自分はここに立てている、そんなことをここ何日間か本当に強く感じております。ですが! 試合は試合ですので。全員、赤コーナー、青コーナー、10人ずつ選手いますが、相当焚きつけておきました。メインイベントではあまりプロレス界馴染みのない選手と自分が闘いますが、それもひとつの佐藤光留のプロレスだと思っています。ここに立つ人間の格闘技人生っていうのは、もしかしたら3秒で終わってしまうかもしれません。一発も、何も自分のカラーが出ないこともあるかもしれません。でもそれを受け入れることが、プロレスラー、格闘家としての、プロとしての責任だと思います。勝った選手、負けた選手、いろいろいると思います。思ったことはすべて皆様の思いで発信してください。胸の中でも大丈夫です。携帯電話でもどんな発信でも大丈夫です。全て受け止める覚悟で僕たちは好きになる、そういう気持ちで今日ここに集まりました。全8試合です。よろしくお願いします!」と挨拶。

第1試合

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第1試合は大日本プロレスの野村卓矢vsU-FILEの小林裕。小林がミドルを出す中、野村もミドルを返すが、キャッチした小林がテイクダウン。上になった小林だが、野村のガードが硬くそこから展開できない。スタンドとなり、野村のミドルが飛んでいく。組み付いた小林だが、突き放した野村は右ミドル。小林も左ミドルを連打で返すが、野村は掌底からのミドル。野村のハイキックをキャッチしてテイクダウンした小林はマウントからボディにパンチ。さらにジワジワと腕十字を狙うが、野村はクラッチ。じっくりとクラッチを切りにいった小林。腕が伸びきった瞬間、野村はロープエスケープ。左右の掌底を叩き込んでいった野村。ガードしながらも後退した小林だが、いいのをもらってしまいダウン。カウント6で立ち上がった小林は左ミドルを連打するが、距離を詰めた野村は逆に左ミドルを叩き込む。脇を差した小林はロープに押し込んでから両足を刈ってテイクダウン。サイドを取った小林だが、ここで残り時間2分。野村はうまく立ち上がって逃れると、組み付いてきた小林を引き込んで腕十字。小林はここでエスケープ。あとがない小林は飛び付き腕十字を極めて野村もエスケープ。これで両者残り1ポイントで残り時間1分。野村は掌底、小林はミドルを打ち合う中、小林はビクトル投げからヒザ十字を極めたが、野村はアキレス腱固めを逆に極めていく。お互いに決めきれずここで時間切れ引き分けのゴング。

第2試合

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第2試合はスポルティーバの岩本煌史vsフリーの松井大二郎。2017年1月1日から全日本プロレス所属となる岩本にとっては、この試合がスポルティーバ所属としては最後の試合。岩本は開始早々払い腰を狙ったが、松井がカニ挟みで切り返してヒザ十字固めへ。たまらずエスケープした岩本だが、その直後に鮮やかなな払い腰を決める。そこからグラウンドの展開になると、上になった岩本はアームロックを狙う。だが、スイープした松井は逆にアームロックを狙う。クラッチした岩本に対し、松井は袈裟固め。しかし回転しながら腕十字で切り返した岩本。クラッチが切れた瞬間、松井はロープエスケープ。またもカニ挟みからヒザ十字を極めた松井だが、岩本は回転しながら脱出。だが、コーナーに追い詰めた松井はヒザ蹴りから一本背負いで投げると、一気に腕十字を極めて岩本からタップを奪ってみせた。

第3試合

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第3試合は夕月堂本舗の中村大介&フリーの安藤雅生vsフリーの鶴巻伸洋&フリーの政宗。安藤は腰に小太刀を差し、着流し姿で入場。鶴巻と安藤の先発で試合開始。すると鶴巻が「借りがあるんだよ」と中村を指名。安藤のタッチを受けた中村はいきなりタックルでテイクダウンを奪うと必殺の腕十字を狙う。鶴巻がうまくガードすると立ち上がった中村。猪木-アリ状態で挑発する鶴巻に対し、中村は側転パスガードから腕十字を狙うが、鶴巻は極めさせず政宗にタッチ。しかし、いきなり中村が腕十字を極めていき、政宗はロープエスケープ。さらにもう一度腕十字を狙う中村だが、政宗はこれも前転してロープに足を伸ばしてエスケープ。ガブっていった政宗はネックチャンスリーからセントーンを落とすと、ボディシザースの状態から中村の両足をフックするジャベ。ここで中村は手を伸ばして安藤にタッチ。脇を差した安藤はフロントスープレックスで投げ捨てる。これで政宗はダウン。カウント6まで待ってゆっくり立ち上がった政宗だが、コーナーに押し込んだ安藤。しかしガブった政宗は、そのままコーナーを登ってスイングDDTで叩き付ける。モロにくらった安藤はダウン。カウント8で立ち上がった安藤に鶴巻がミドルキックからタックルでテイクダウン。一気に腕十字を狙うが、安藤も必死にクラッチすると、そのまま持ち上げてマットに投げつける。これで鶴巻がダウン。カウント7で立ち上がった鶴巻は張り手からビクトル投げ。そこからヒザ十字を極めると、アキレス腱固めにスイッチしたところで安藤がタップ。鶴巻&政宗は残り1ポイントからの逆転勝利となった。

第4試合

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第4試合はフリーの鈴木秀樹vsリバーサルジム立川ALPHAの松本崇寿。額に「IGF」と書かれた黒覆面に先導されて入場した鈴木。カシンTシャツを着ているが、体格からすると恐らく別人と思われる。グラウンドに引き込もうとする松本だが、鈴木は上四方から首を捻っていく。どうにか逃れた松本は三角絞めを狙うが、鈴木はこれも極めさせない。逆にアキレス腱固めに捉えた鈴木だが、松本もアキレス腱固めで応戦。一旦両者離れてスタンドになると、自ら寝転んで引き込もうとする松本。だが、鈴木は敢えて両ヒザをついてグラウンド勝負を挑む。ハンマーロックに捉えた状態からリバースフルネルソンに捉えた鈴木だが、下から足関節を狙う松本。鈴木が防御に回ると、バックを取った松本。前転して上になった鈴木に対し、松本はヒールホールドに捉える。鈴木は苦痛に顔を歪ませると、回転してロープにエスケープ。鈴木はガブって潰すとリバースフルネルソンに捉える。さらにそのまま立ち上がってダブルアーム・スープレックスで投げると、そのままブリッジしてリバースチキンウイングで絞め上げてギブアップを奪った。勝ったにもかかわらず鈴木はセコンドの黒覆面を客席や壁に叩き付けながら引き揚げていった。

第5試合

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第5試合は全日本プロレスの青木篤志vsストライプルの平直行のエキシビションマッチ。“リアルグラップラー刃牙”平のセコンドにはキャプチャー代表の北原光騎がついた。平は序盤から小気味いい掌底と蹴りを繰り出す。さらにバックスピンキックも出していくが、かわした青木はタックルを狙う。だが、テイクダウンを許さない平はカウンター気味の掌底。思わず片膝をついた青木だが、タックルでコーナー付近まで押し込んでテイクダウンを奪うとアキレス腱固め。だが、平もアンクルホールドを極める。お互いに決めきれずブレイクになり、スタンドで再開直後、平はいきなり掌底を叩き込んでダウンを奪う。どうにか立ち上がった青木だが、残り時間1分。掌底とローのコンビネーションから回し蹴りを狙った平。かわした青木は鯖折りに捉える。苦痛に顔を歪める平を寝かせた青木だが、ヘッドシザースでスイープしてサイドを取った平。下からアームロックを狙った青木だが、逆に平が腕十字を狙おうとしたところで5分時間切れのゴング。試合後、両者が健闘を称えうと北原もリングに上がって、青木と笑顔で握手を交わした。

第6試合

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第6試合は高山堂の高山善廣vsフリーの和田拓也。ゴングと同時にスライディングしてカニ挟みを狙った和田だが、高山は冷静に押し潰すとガブっていく。サイドを取った高山はヒザ十字を狙ったが、スッポ抜けてしまう。立ち上がった和田は「立ってこい!」と挑発。お互いに牽制乗ろーから組み付いた高山。バックに回った和田だが、高山は転がしてグラウンドに持ち込む。どちらも極められずスタンドになると、組み付いた和田はバックドロップで投げて腕十字を狙う。しかし極めさせない高山は逆にフェイスロック。これで和田はロープ素エスケープ。和田はジャンピングスピンキックを返して高山をダウンさせたが、立ち上がった高山は首相撲からヒザ蹴りを叩き込む。ダウンした和田はカウント9でどうにか立ち上がると、背後から飛び付いてオンブ式スリーパー。高山はヒザから崩れ落ちたが、どうにかロープエスケープ。ポイントが3ー3で並ぶと、和田は飛び付き腕十字を狙ったが、高山は極めさせない。組み付いていった和田は両足を刈ってテイクダウン。ヒザ十字を狙う和田だが、逆にアキレス腱固めに捉えた高山。ならばと和田はクロスヒールホールドで切り返すと、高山はエスケープ。高山は掌底で和田をコーナーに追い詰めるとヒザ蹴りでダウンを奪う。レフェリーをつかんでカウント6で立ち上がった和田。高山は首相撲からヒザを入れると、棒立ちになった和田をジャーマンで投げ捨てる。和田はカウント10以内に立ち上がることが出来ず、高山のKO勝ち。勝った高山は和田を抱き起こすと、健闘を称えながら握手をした。

第7試合

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セミファイナルはパンクラスismのロッキー川村vsPsLAB世田谷の太田駿平。第三回NEXT CONTENDERS 1DAY Tournamentで優勝した太田が希望して実現した川村との“ご褒美マッチ”。太田のセコンドには高橋義生がつく。キング・オブ・パンクラスのベルトにかけて登場した川村は観客からリンゴを受け取ってリングイン。ボクシンググローブは試合前に外した川村だが、セコンドの高橋は太田に「殺せ」と指示。両腕を下げてノーガードで挑発する川村に対し、攻めあぐねる太田。セコンドの高橋から「弱気になるな!」と指示が飛ぶと、組み付いた太田はスロイダーで投げてから肩固めを狙う。どうにか防御した川村だが、太田は俵返しで投げるとアームロックの体勢に。クラッチしながら亀になる川村に対し、上四方となった太田はそこから袈裟固めへ。川村の左足も抱え込んで絞め上げる太田だが、川村はどうにか脱出しようとする。しかし太田はそこを強引にジャーマンで投げてダウンを奪う。カウント9でどうにか立ち上がった川村に対し、左右の掌底で一気に前に出る太田。2度目のダウンとなった川村は、どうにか立ち上がるとボディブローを連打してダウンを奪い返す。立ち上がった太田は掌底を連打するが、川村は掌底からのボディブローで2度目のダウンを奪うと、それでも立ち上がる太田にボディブローを叩き込んでダウンを奪う。カウント9で立ち上がった太田の掌底をかいくぐって顔面へ左右の掌底を叩き込んだ川村。これで太田は前のめりにダウン。それでもカウント9で立ち上がった太田だが、川村は左右の掌底で一気にラッシュをかけ、太田はダウン。5度目のダウンとなり、川村が劇的な逆転勝利! 「エイドリアーン!」と絶叫した川村は大の字に倒れた太田に、立ち上がるように促すとお互いに一発ずつ頬を張ってから抱き合って健闘を称え合った。さらに高橋にもリングにあがるよに促して三人で記念撮影に収まると、最後に「エイドリアーン!」と勝利の雄叫び。

第8試合

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メインイベントはパンクラスMISSIONの佐藤光留vsロデオスタイルのジョシュア・ロビンソン。体格で勝るジョシュアが上になる中、光留は体をもぐらせる。ぶっこ抜こうとするジョシュアだが、重心を落として防御した光留。ジョシュアはバックを取った状態から押し潰していくが、さらに中にもぐった光留は電光石火のヒールホールドを極めてギブアップを奪った。

エンディング

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秒殺勝利で2016年最後のハードヒットを締めくくった光留は「力つよっ!」と、ジョシュアのパワーに顔を歪ませると、「腕パンパンです! でも今年はこれで最後なんで、最悪! どうなってもいいと思ってました。でもそれは2016年、いや2015年も、その前も、そしてこれからも全部です! 例えそれがどんな小さな大会でも……1回、TANAKA Timeっていうので入場しながら(観客を)数えたら12人でした! それでもいいです! 僕はもうプロレスに命預けてます! 人生預けてます! だってもう大好きなんですよプロレス!(観客拍手)そのプロレスの形が時代と共にいろんな方向に変わってきました。でも変わったものを戻すのもプロレスの力だと思います。ちょっと今日はセミのエンディングにやられた感がないことはないんですけど、それも勝負だ。僕らの上はそうやって教えてくれました。絶対、実はもうハードヒット来年はどうしようかなって思ってました。だって本当にシンドイんですよ。しかも! あんまり川村がね『やる』って言ったことをね、違う方向でやってくれるんですよ。その彼の対策ですよ、あのロストポイントは! だけどやっぱり僕の肩と、そして見てくれる皆さんと、仲間の背中・肩・胸・足・眉毛・まつげ、いろんなものにこのスタイルのプロレスが乗っていると思うので、2日ぐらい休んで、ちょっと横浜アイランドクルーズで釣りに行って、気持ちを整えて、もう一度! 2017年もハードヒット、頑張ってやっていこうと思いますので、また来年も見て下さい! 今日はどうもありがとうございましたっ!」と挨拶すると、四方の客席に深々と一礼をしてからリングを降りた。

【試合後のコメント】
光留 もう腕パンパンです。あー、もう絶対やらねぇ(苦笑)。毎回思いますけどね。
ーーそれでも試合後、また来年やると。
光留 言っちゃった。じゃあ止めます。
ーーえっ?
光留 やります。次は川村を中心にして、僕は前半戦で(苦笑)。ダークマッチで服部健太とでもいいです。
ーー具体的にまだ開催時期とかは決まっていない?
光留 予定は立ったんですけど、全日本プロレスがいろいろ忙しくなってくるんで。合間を縫って。別に青木さんじゃなくてもいいですよ。『俺を出せ』っていう奴、どこのチームだっていいから出てくりゃいいんだよ。全部そう! 今日だってそう! 俺、『出してくれ』って言って出さなかった奴、いままで何人もいないよ。人が相当いっぱいで出来なかったことはありましたけど。でもあとは全員出してるから、言って来いよ誰でも。ルールさえ守れば何でもいいですよ。ルールの盲点を突いて、今日セントーンやった奴がいたけど。いや、あれでもいいんですよ。ルールの範囲内だから。自由だもん! 何で決められたことを破っちゃいけない前提で…もちろん守らなきゃいけないけど、その前提でみんなやるんですかね? なきゃ作ればいいじゃん。自分でやればいいじゃん。それだけの話ですよ。プロレスは型じゃない、人生生き方。生きる方向。
ーー今年ハードヒットを通して、佐藤光留がやりたいプロレスは表現できた?
光留 よく分からないっすね。表現出来たかどうかっていうのは、僕がやることだけがハードヒットじゃないですから。UWFスタイルだって急に始めた時からUWFじゃなかったですから。やっていくうちにああなったんですよ。ハードヒットもそうです。謎の外国人と急に硬い試合やるとか、それもハードヒット。
ーーまだまだハードヒットは変化して、形を変えながらやっていくと。
光留 はい、そうですね。

(文・写真/佐瀬順一)

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