パンクラス・ストロー級タイトルマッチの調印式がシバターがMCを務める『パンクラスTV』内で開催!

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 12月15日夜、LINE LIVEで放送されている番組「パンクラスTV」内で、パンクラス・ストロー級タイトルマッチの調印式があった。この試合は「PANCRASE 283」(18日、ディファ有明)のメインイベント。王者・砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)と挑戦者・北方大地(パンクラス大阪稲垣組)が揃って出席、廣瀬隆司・パンクラスコミッショナー立ち会いのもと、出場誓約書にサインした。

 砂辺は1979年生まれの37歳。パンクラス旗揚げ戦の鈴木みのるに衝撃を受けてパンクラシストを志し、2001年よりパンクラス参戦。フライ級、スーパーフライ級、ストロー級と3階級を全て初代で制覇し、パンクラスの軽量級を切り拓いて来た鉄人だ。

 対する北方は1991年生まれの25歳。パンクラス旗揚げメンバーである稲垣克臣の指導のもと、2010年にパンクラスデビュー。地元・大阪の大会でコツコツと力をつけてきた。昨年は3試合のうち2試合がノーコンテストになるなど不運に泣いたが、今年は2連勝している。特に、3月には第4代修斗世界フライ級王者・室伏シンヤに判定3−0で勝った成長株だ。

 両選手は調印式終了後、記者と質疑応答し、さらに続く番組内のコーナーでも質問に答えた。

——現在のコンディションは?
北方「過去最高。チャンピオンになれる気しかしない」
砂辺「いつも通り」

——チームの結束の固さを誇る2人。この試合は、個人だけでなく、お互いのチーム同士の大一番でもあると思うが
北方「砂辺選手は、僕の先輩と3人ぐらい試合をしていて、僕もずっと見てきた。縁のある選手だと思っている。稲垣組と砂辺選手が闘うのは、僕が最後にしたい。僕が勝って終わろうと思う」
砂辺「もう10年以上前になるが、稲垣組の選手とは前田吉朗(2003年5月・判定負け)、藤本直治(2007年2月・ドロー)、藤原大地(同9月・KO負け)と試合をしているけど、1勝もできていない。約10年経って、稲垣組の最高傑作と闘える、稲垣組に挑戦できることが嬉しい。今度こそ、稲垣組から1勝を挙げたい」

——お互いの印象はいかがですか。
北方「パンクラスで長い間、軽量級を引っ張ってきてくれた存在。尊敬している。尊敬しているからこそ、他の奴に倒されるのを見たくない。だから俺が倒します」
砂辺「先ほど言ったように、稲垣組の最高傑作だと思う。修斗の元王者にもしっかり勝っているし、いい試合ができると思っている。今、自分の14連勝は前田吉朗と同じ。稲垣組の選手と闘って、その記録を塗り替えるのが楽しみ」

——自分が相手より優っていると思うところは?
北方「パワー、スタミナ、一瞬のスピード、どれを取っても自分の方が上だと思う。経験以外、僕が勝っている」
砂辺「パンクラス愛です」

——何ラウンドで、どう倒したい?
北方「パンチでも蹴りでも関節でも、何でも可能性があると思っている。全てにおいて、自分の方が勝っている。僕は3ラウンドで仕留めます。もし5ラウンドまでいったとしても、長くなる方が自分には有利じゃないかと思う。僕が5ラウンドやるということは、砂辺選手も5ラウンドやるということ。スタミナには120%自信がある」
砂辺「そんなに甘かったら、俺チャンピオンじゃないから(笑)。何ラウンドで終わるとかは別に決まってないけど、相手は3ラウンドしかやったことがない。でも、俺は5ラウンドを何回もやって来ている。何ラウンドかはわからないけど、倒す試合をしたい。判定でもいいから勝ちたいとは、俺は言えない。なぜなら、試合を見た人が、格闘技やパンクラスに憧れるような試合をしなくてはならないと思っているから」

——砂辺選手は、14連勝の記録を塗り替えたら、今後はどこを目指していきますか
砂辺「目標は、パンクラス王になること。連勝記録を伸ばすとか、20勝を目指すとかじゃなくて、目の前の相手をやっつけていくこと」

——北方選手は、以前は最年少王者やUFCを目指し苦しんでいましたが、ある時期から吹っ切れたように見えます。なぜだったのでしょうか
北方「それは、説明がすごく難しい。でも、端的に言えば「覚悟ができた」ということかなと思う。すごくシンプルに」

——今日、お互い会ってみての感想は?
砂辺「『あ、スウェットだ』(笑)」
北方「一応、過去の調印式をネットで調べて勉強して、わりとラフなんだなと思った。なので、一番着心地のいい、かっこいいパーカーで来た。砂辺選手は10年前から見ている。今日初めて思ったのは「いつまで経っても変われへん(老けない)な」ということ」

——事前に、お互いのことをSNSやネットで調べたりする?
北方「SNSとかあんまりやらないけど、調印式の服装だけは調べた。相手のことは、もともと知っているし、調べる必要はなかった」
砂辺「自分は、相手を研究したりするのはチームに任せているので、自分が何度も映像を見たりすることはない。ここで言いたいが、今回、メインでタイトルマッチなのに、セミファイナルやセミ前ばかり推し過ぎだという気がすごくする。俺は必死でチャンピオンになって防衛戦に臨む。相手も必死で闘ってここまできた。それなのに、パンクラスダービー試合にもなっていないし、注目されにくい。パンクラスにもっとプッシュしてもらいたい」

——さて、勝ったあとに考えている展開は?
北方「UFCを目指していたが、現在のUFCにはこの階級がない。ということは、パンクラスの52kgが世界一になる舞台に持って行けるということだと思う.僕の成長とともに、パンクラスのこの階級をもっと大きくしていきたい」
砂辺「アジアのMMAランキングで、俺の上に1人だけいる(※内藤のび太)。前々から言っているが、そいつをぶっ倒したい」

——最後に、お互いの好きなところを
北方「僕はパンクラス大阪稲垣組の所属で、パンクラスの血を直接受け継いでいる道場で育ってきた。だから、パンクラスには強い思いがある。砂辺選手は、道場は違うけど、パンクラス愛を感じる。パンクラスを大切にしているところが好きです」
砂辺「地元を愛しているところかな。俺も沖縄から出て来て、東京で大きい夢をつかんでやると思って闘ってきた。北方選手も、大阪にベルトを、という気持ちが強いと思う。そこが好きなところ」

 歴戦の強者・砂辺の貫禄と、自信に溢れた若い北方は、好対照だった。
 苦しみも悲しみも喜びも、すべて内包し、力に変えてきたチャンピオン。そして、闘いを経て成長し、大人の男になった挑戦者。何より素晴らしいのは、ともにパンクラスを愛し、パンクラスという魂でつながっていることだ。パンクラス愛を掲げて闘ってきたザ・パンクラシストと、稲垣師匠にパンクラス魂を注入されてきた生粋のパンクラシスト。パンクラスという団体を愛する者にとって、これ以上ない対戦ではないだろうか。
 今大会は、格闘技的に非常に興味深く、楽しみなカードが揃っている。しかし、「格闘技的に」だけでなく、ぜひとも「パンクラス的」という角度からも楽しんでもらいたい。メインを見れば、パンクラスがどのような歴史を辿ってきたのか、どのような精神をもって闘いを続けてきたのかが伝わるはずだ。
 メインイベントこそ「これぞパンクラス!!」と大向こうを唸らせる試合になるに違いない。2人の勇者には、パンクラス魂を思う存分見せつけてもらいたい。

(写真・文/佐佐木 澪)

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