曙の王道が開始!旗揚げ戦で勝利した曙は「このメインが俺らがめざしていた王道プロレスなんです」
4月20日(水)、東京・後楽園ホールで、曙が立ち上げた新団体「王道」の旗揚げ興行が行なわれた。
オープニングでは曙と太陽ケアのあとから、馬場元子さんも登場。元子さんが2人に記念品を贈り、3人での記念撮影に収まった。
第4試合は、メキシコAAA(トリプレア)の提供試合。いかにもメキシコのシングルマッチらしい、関節技と空中戦を織り交ぜた展開となり、最後は17分41秒、パッケージドライバーでペンタゴンJrがフェニックスを下した。
第6試合がメインイベントで、6人タッグマッチ。曙はケア、浜亮太と組んで登場。相手は田中将斗、岡林裕ニ、関本大介。6人とも逃げない真っ向勝負でしのぎを削る。最後は16分28秒、ヨコヅナファイナルインパクトからの対固めで、曙が田中を押さえ込んだ。
曙はマイクで「このメインが俺らがめざしていた王道プロレスなんです。お客さんにわかりやすい、そして激しい試合をしたいと思います」。
5月には山口県内で開催。8月8日には青森・弘前で、マスカラスも参戦する大会を開催するとのこと。
なお試合後のインタビュースペースでの取材中、保坂が大仁田からの手紙を持参。手紙の内容を曙が読み上げた。
「王道プロレスの旗揚げを、心よりお祝い申し上げます。いつも日か王道のリングで、電流爆破で対戦するつもりでおります。心からのお祝いと、王道の今後の繁栄を望みます。邪道・大仁田厚」
曙は「まあお祝いとして、心から嬉しい限りです。これから考えます」。
続けて曙が「ケアさん、電流爆破やる?」と聞くと、ケアは首を横に振った。「浜ちゃんは?」と尋ねると、「いえいえ、焼き豚になっちゃうんで」と気乗りしないようす。
でも曙は「真剣な話、やりましょう」と締めた。
平日の夜ということもあり、観客数は会場の半分を埋める程度だったが、曙は試合内容には自信を持てた様子。曙の「王道」は始まったばかりだ。
(写真・文/安西伸一=フリーライター〉