HEAT-UP 11.2枇杷島大会 田村&岩本vs.ビリケン&織部、第2の新人・兼平大介が長井満也を相手にデビュー

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Keep on Dream in 名古屋
日時:2014年11月2日(日)
開始:12:30
会場:愛知・枇杷島スポーツセンター
観衆:114名

▼第1試合 ”燃えろ名古屋!〜オープニングヒートアップ〜”タッグマッチ 20分1本勝負
○柴山貴哉(フリー)/小仲=ペールワン(666/GUYZ!)
8分31秒 ロックオンタイム→片エビ固め
アミーゴ鈴木(フリー)/●近藤洋史

▼第2試合 ”特別試合〜ココロモエル〜”タッグマッチ 60分1本勝負
ダイスケ(ガッツワールド)/○吉野達彦(ガッツワールド)
14分52秒 アスリート・ジャーマンスープレックスホールド
●佐藤泰(スポルティーバ)/ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)

▼第3試合 ”HEAT-UP第2の新人・兼平大介デビュー戦!”シングルマッチ 30分1本勝負
○長井満也(ドラディション)
7分27秒 逆エビ固め
●兼平大介

▼第4試合 ”石田慎也アメリカ凱旋試合”シングルマッチ 30分1本勝負
○新井健一郎(無宿/DARGON GATE)
18分22秒 急所打ち→横入り式エビ固め
●石田慎也(スポルティーバ)

▼第5試合 ”熱狂Chubu!東西ヒートアップ合戦”タッグマッチ 60分1本勝負
○田村和宏/岩本煌史(スポルティーバ)
13分34秒 ミノルスペシャル
ビリーケン・キッド(フリー)/●織部克己(フリー)

枇杷島初進出のHEAT-UPが大阪大会開催を発表!
二人目の新人兼平大介デビュー、石田慎也が無宿入りを表明!

オープニング

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_オープニング正午の開場と共に、リング上ではこの日の解説を務める事となった渡辺宏志が一人汗を流している。
試合開始前には去る10月28日に逝去された故・木村浩一郎さんを偲び一分間の黙祷が捧げられた。リング上にはリングスマットで激闘を繰り広げ、木村さんが一躍注目されるきっかけとなった長井満也。そしてデビュー間もない頃に対戦経験が有り、ラストライドを食らってプロレス人生初の失神を体感した田村和宏。
試合後長井に話を聞いてみると、「俺よりも若くして亡くなっちゃったからね……寂しくなるよ。」とポツリと呟いた。
選手入場式、挨拶は田村和宏。手に持ったマイクがいきなりハウリングしてしまうというハプニング。
「(ハウリングするマイク音に対して)危険信号ではないので皆さん安心して今日は見ていって下さい。名古屋、初めて枇杷島でやります!
今日も名古屋、熱くさせますんで、皆さん熱い声援宜しくお願いします!」
本部席にマイクが無かった為、田村が「退場〜!」と入場式を終わらせる。

第1試合

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_第1試合入場式からやたらとテンションが高かった小仲、近藤洋史とは初顔合わせとなる。小仲と同じく地元名古屋を主戦場にしている柴山、HEAT-UPの近藤、復帰間もないアミーゴと第1試合から紙テープが乱れ飛ぶ。
観客の柴山コールに「うっせぇオラっ!」で返す柴山、この日は血気盛んに突っ込んでくる近藤をすかすという動きに。地元名古屋での大会なので当然だが、東京のHEAT-UPマットでも知名度がどんどん上がっている柴山である。
小仲、柴山共にキャリアの浅い近藤を攻めていく。その場飛びのドロップキックで小仲に一矢報いた近藤がアミーゴと交代。小仲とアミーゴによる丸め込み技合戦は、枇杷島に来場した通なファンを唸らせる。
柴山のエルボーで劣勢に立った近藤だが、ロープに走った柴山にド根性ホームランを叩き込んで逆襲。得意のブレーンバスターで追撃するがそこまで。
ブルドッキングヘッドロック、みちのくドライバーⅡ、小仲とのダブルブレーンバスターと畳み掛けた柴山。最後はHEAT-UPマットで二度目となる必殺ロックオンタイムを爆発させて3カウント。地元勢が幸先の良い勝利を挙げた。

第2試合

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_第2試合10月12日、ガッツワールド初の後楽園ホール大会で新井健一郎を破り見事第8代GWC認定シングル王者となった吉野達彦。同日”永遠のライバル”である田村和宏を破ったダイスケと共に名古屋マットに登場。
アマレスの猛者である佐藤泰のパートナーはNOBODY KNOWSのノリ・ダ・ファンキーシビレサス。ノリはHEAT-UPマット初登場。
余談ではあるが、今大会の解説を務めた夢名塾・渡辺宏志もノリの試合を見たかったという話を当人から聞いている。長身から繰り出される一つ一つの技はとにかくダイナミックであり、注目を集めるレスラーの一人であるノリ。
じっくりとしたグラウンドの攻防を見せた達彦と佐藤、両軍交代してダイスケとノリの局面。最初はキャリアの一番浅いノリを軽視していたようなガッツ勢であったが、一発のチョップでダイスケの表情が一変する。
加えて団体対抗戦のような形になると俄然テクニックが光る佐藤泰。ノリのダイナミックな攻撃と上手くスイングしてダイスケを攻め込んでいく。
ノリのチョップにダイスケはエルボーで迎撃。ここからガッツ勢はノリを標的にしていく。王者としての風格か、ノリの反撃を許さないように連続攻撃を仕掛けていく達彦。ダイスケはエルボーでノリのチョップを封殺。
ダイスケのボディープレスをかわし、捨て身技で流れを変えたノリは佐藤とタッチ。身体能力の高い佐藤はいきなりスワンダイブ式のボディーアタック。一度はガッツ勢の連携で分断されてしまうが、逆手に取った佐藤はダイスケ→達彦の順で鋭いスピアーを放ち逆転。
そのまま達彦にベリィ・トゥ・ベリィからカレリンズ・リフト。スタンドで上体が崩れてしまうが、そのままグラウンドでの卍固めで達彦を絞り上げる。カットに入ったダイスケはノリが場外にたたき出す。
名古屋勢の攻勢。ダブルエルボーから佐藤のかわず落とし、ノリのギロチンドロップ、佐藤のその場飛びムーンサルト。カウント2で跳ね返す達彦。追い打ちのジャンプ式かわず落としも懸命のキックアウト。
攻め込まれた達彦だが、佐藤の水車落とし狙いを阻止すると怒涛の波状攻撃。ロープに走った佐藤をカウンターのみちドラⅡ、ソバットからの延髄斬りで佐藤を前のめりにさせると一気にアスリートジャーマンで勝負をつけた。
勝ち名乗りを受ける前、達彦は舌を出して正座していた。それ程名古屋勢の攻撃が厳しかった事を物語る。再戦を誓い合う両軍、特にノリのチョップは思いっきり響いたのか、受けたダイスケの表情は泣き顔になってしまったのであった。

第3試合

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_第3試合近藤洋史に次ぐHEAT-UP第2の新人レスラーである兼平大介が遂にこの日デビュー戦を戦う。第3試合での30分1本勝負、対戦相手は長井満也と破格のデビュー戦となった。入場、コール時には黒+白+青の紙テープが舞う。
長井入場、リングに上がるなり兼平の胸をドン!と突き飛ばす。そのまま額を突きつけてにらみ合う両者。デビュー戦から向こう気の強い所を見せる兼平。
兼平のセコンドには田村和宏と近藤洋史。先輩二人が見つめる中ではあったが、長井のグラウンドに翻弄される兼平。
ロックアップからロープに長井を押し込んだ兼平、館内からの「行け!」「気持ち見せろ!」の言葉に後押しされエルボー一閃。そこからエルボーの打ち合いとなるが、長井の放った一発のミドルキックで吹っ飛ばされる兼平。
更に長井は思いっきり叩きつけるボディースラムを三連発。叩きつける度に館内にはリングの音が響き渡る。チンロックで絞り上げ、スタンドでの羽根折り固めから人間風車。容赦なく叩き潰しに来る長井、受ける兼平を見つめる田村と近藤。HEAT-UPの略図がリング内で展開されているのか。
長井のアキレス腱固め、逆に極めようとする兼平。「もっとやってみろよ!」長井の喝にグラウンドでの張り手を見舞った兼平だったが、クロスヒールホールドで絞り上げられると表情を歪ませて必死にロープに逃げる。
ダメージが深かったのか、てっしー手島レフェリーは兼平にダウンカウント。「どうしてもこの試合は自分が裁きたい」と熱望していた手島レフェリー、HEAT-UPの仲間である兼平が苦しんでいる場面を至近距離で見つめる胸中は如何なるものだっただろうか。
「そろそろ終わらせるぞ」とブレーンバスターの体勢に入る長井、かけ合いの末逆に投げ飛ばした兼平。腰を押さえて苦悶の表情を見せる長井にランニング・ニーを炸裂させた。フォールを返されると腕十字、ロープに逃げられるとストンピングやエルボーで攻める兼平。
カウンターのビッグブーツで兼平を止めた長井、見た目にも重いミドルからキャプチュード。カウント2で返されると逆エビ固めで絞り上げて勝利。ひと月ほど前に「勝ってしまうかも知れない」と期待された兼平であったが、プロの洗礼をこれでもかと見せつけた長井の横綱相撲であった。

<試合後コメント>
長井満也
「総合やってるか知らねぇけどな、プロレスはまだまだしょっぺぇよ! ヒートアップ?このまま行けばアイツヒートダウンだよこの野郎! 俺とやりたいんだったらもっと腕磨いてから来い、この野郎!」
ーー評価するとすると、点数は……
「点数なんかねぇよお前! 何でなぁ、俺がアイツのデビュー戦? 俺に話が来た訳がよくわかったよ。もっとなぁ、腕磨いて来い! そしたらなぁ、何十回何百回でもオメェと勝負してやるよこの野郎!」

兼平大介
ーーデビュー戦、全力でぶつかる事が出来たか?
「自分なりに全力で長井さんにぶつかりました。
でも、打撃の重さとかが全然違うので、試合中頭が真っ白になったんですけど……デビュー戦が長井さんで、本当に良かったと思っています。ありがとうございました」
ーー闘いの渦に飛び込んだが、改めて抱負を。
「プロレスラーになるのはちょっと遅かったんですけど、残りの人生はプロレスに捧げようと思っています!」

第4試合

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_第4試合10月中旬から米国・NEWF/PXW、ブラックダイアモンドレスリング、IWCと遠征を行っていたスポルティーバの石田慎也。精悍さを増した表情に加え、トレーニングにより大腿部が太くなっているのがわかる。
そんな石田の対戦相手は「名古屋で何かあるかも知れないし、な〜んにも無いかも知れない」と謎を含ませていた新井健一郎。何故か当日、無宿のメンバーとしてはアラケン以外誰もいない……必要以上にカメラに向かってアピールするアラケン。
序盤からのらりくらりと石田を場外戦に誘うアラケン、冷静に対処した石田は逆にアラケンを場外に落としてプランチャ。場外戦、リング内でペースを握った石田に対しアラケンは防戦一方。
ところが一発のマンハッタンドロップでひっくり返してしまうのがアラケンの恐ろしさである。鉄柱攻撃や、隣接されている柔道場で一本背負い。「一本勝ちだろ!」と勝ち誇るアラケンだが、これはプロレス。
リング内に戻ると石田の左腕を一点集中攻撃。反撃されそうになると顔面を掻きむしったり、セコンドに就いている兼平をつかまえて「足を引っ張られたー!」と抗議する。手島レフェリー・近藤・兼平が言い合っている最中にバンデージを使ったチョーク攻撃。抜け目のないアラケンの前に、アメリカから凱旋した石田は攻められっぱなし。
その後もスリーパー地獄に引きずり込まれ虫の息になってしまう石田。コーナーへの串刺し攻撃を回避してようやく反撃。連続ハーフハッチからダイビングボディープレス、そして日本初公開となるムーンサルトプレス!
ムーンサルトは自爆してしまうが、再び攻勢に立った石田はエルボー連打から立ち上がるアラケンを待ってRKO! 待ったをかけるアラケンの手を蹴っ飛ばし、エプロンからスタンガン。
トップロープ越しの回転エビ固めを狙った石田、ロープを掴んで押しつぶしてフォールするアラケンだが、手島レフェリーは見逃さない。抗議するアラケンを背後から襲おうとする石田、しかし一瞬レフェリーのブラインドを付くと急所攻撃! すかさずスクールボーイで丸め込んでアラケンがズル勝ち。
やれやれといった表情で勝ち名乗りを上げるアラケン、去り際に「お前がアメリカなんて10年早いんだよ!」と捨て台詞を吐いてリングを去った。
凱旋試合を白星で飾れなかった石田、地元・名古屋でのチャンスだったがこのような結果になってしまい悔しさを滲み出していた。

第5試合

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_第5試合9月のHEAT-UP新宿FACE大会で意気投合した(?)田村とビリーが初対決。織部克己の初登場も重なってフレッシュな対戦となったメイン。
先発はいきなり田村とビリー。ビリーがルチャにストロングスタイルを融合させたグラウンドで田村を転がしていく。一方田村はビリーの弓矢固めを腕十字に切り返す。ファーストコンタクトは引き分けか。
岩本と織部に交代、上背は同じ位だが体の厚みで勝る岩本が先手を取る。ベースである空手の蹴りで岩本を押し込んだ織部、ビリーがブロンコバスターから低空ドロップキックと繋ぎ優位に立つ大阪勢。
苦しんだ岩本だが、変形のネックブリーカーで反撃すると田村に交代。串刺しエルボーからスリングブレイド、ミサイルキックと織部に攻撃。田村の”U系のキック”に対して織部は”空手の蹴り”で対抗。しかし大振りの一発をかわした田村が織部をかく乱。
岩本もその勢いに乗るように攻撃、しかしハリケーンドライバー狙いを着地されて手痛い一撃を食らってしまう。ビリーが田村の同士討ちを誘い、二人を場外に落とすとコーナーからのトペ・コンヒーロ!
大阪勢の連携もあり、捕まってしまった岩本だが織部に大外刈り、ビリーに払い腰を決めて脱出。田村が入ると、ビリーにボディパンチ連打からラ・ミスティカ、アンドレと繋ぐ。更にミドルキックを連打しビリーを追い込む。
ここで何と田村は掟破りの逆ラ・エスパルダの体勢に。予想もしなかった田村の掟破りだが、自分の技は弱点も知っているとばかりにビリーがショートレンジのラリアットで切り返していく。
コーナーに田村を振ったビリー、ウルトラタイガードロップで返す田村。田村のランニングローをキャッチしてビリーが膝へのエルボー、田村ソバットで切り返して突っ込むがキャッチしたビリーがコウモリ吊り落とし。意気投合した熱き男達による一進一退の攻防。
田村にとっても脅威だったのが織部の蹴り。思い切り放たれるサッカーボールキックや、ボディーを直撃した中段蹴りに田村の表情が何度も歪んだ。チャンスとばかりに岩本を場外に落として分断するビリー。
織部の串刺し攻撃を田村がかわすと、分断された岩本が串刺しエルボーでフォロー。田村が胸板へのジャンピング・ミドルで追撃、田村と岩本のサンドイッチローキックが織部を襲う。
アピールする田村、ソバットからハイを打つが織部も上段蹴り。ぐらついた田村を見てロープに走った織部、田村がジャンピング・ハイで迎撃。ミノルスペシャルに繋ぐと織部ギブアップ、東西ヒートアップ合戦は東軍の勝利となった。

エンディング

2014-11-2HEAT-UP枇杷島_エンディング1勝ち誇る田村と岩本、ビリーがマイクを握る。
「すとっぷざみゅーじっく〜!
田村さん! HEAT-UP名古屋大会、熱かったですねぇ〜! 皆さん!
東京で盛り上がってるHEAT-UP、名古屋に来ましたよ!
田村さん!(田村『はい!』)もう一歩です! 東京、名古屋……次は、大阪でしょう田村さ〜ん!(館内拍手)
田村さん! 大阪大会、いつやるんすか!? 僕はいつでも! スケジュール空けて待ってますよ!(館内大きな拍手)」
マイクを渡される田村。
「ビリーさん、今日はありがとうございます!
ビリーさんが新宿の試合後に、大阪でやりましょうよと言って……まあね、今日は名古屋だったけど、ビリーさんと今日やって、そう言われると思って!
来年! 2月の11日! 大阪! 淀川! 抑えましたー!!!」
館内からの大きな声援、それ以上に体全体で喜びを表すビリー。
「ポスターもう出来てて、ビリーさんの名前入ってるから!」
田村の言葉に「載ってるんかいっ!」とずっこけ……いや、思いっきりリング上で受け身を取るビリー。館内も田村も笑顔。
「2月の11日、淀川区民センター! 大阪、初進出するぞぉー!!!」
地声で田村が叫ぶ。喜ぶビリーと観客。
「田村さん! その日僕は奇跡的に空いてるんですけど、何と! そこに横たわっている織部も空いてるんです。」
ビリーの売り込みに織部も「空いてます! 空いてます!」とアピール。
「でもこれ、非常に嬉しいんですけど来年の2月って……今11月になったばっかりなんで……ちょっと先過ぎますよね。はっきり言って……待ちきれません!
僕だけ、僕だけ東京に呼んで頂くという事は出来ませんかね?(館内爆笑)
織部は色々忙しいんで……どうですか?」
ビリーの問いに田村が答える。
「ビリーさん、次HEAT-UPは11月23日に王子でやります。その日は空いてますか?」
「田村さん……奇跡的に空いてます!
そして皆さんよく聞いてください!私は何を隠そう、東京都足立区出身です。王子というのは北区、足立区のすぐ隣。そして私大阪プロレス入団する前は、王子のトレーニングジムに通ってました。田村さん、条件は全て揃いましたね!」
ビリーの思わぬ発言に田村は、
「ビリーさん! と言う事は、チケットたくさん売れるって事ですね! やったー!」
「またチケットかーいっ!」田村の発言に再び全身でずっこけるビリー。
「ではビリーさん、是非王子大会出て下さい!
そして対戦相手ですけど……HEAT-UPの若手で一番勢いがある、岩本とシングルどうですか?」
リング上にいた岩本が手を挙げる。自信満々の岩本にビリーは
「田村さん! もうちょい他の選手にして貰えませんか?(館内爆笑)若くてピチピチしててガッチリしてるのは苦手なんです。(館内笑い)」
と冗談交じりで喜びを表現するビリー。かくして11月23日、HEAT-UP王子BASEMENT MON☆STARでのビリーケン・キッド対岩本煌史戦が正式に決定する運びとなった。

「よーし、じゃあ締めますか。」田村が大会を締めようとしたその瞬間。
「田村さん! 田村さん!」と叫んで入場口から新井健一郎が姿を表す。アラケンがマイクを握ると同時に、セミで敗れた石田慎也もリング上へ。
「何でも来年2月11日、大阪、興行決まったみたいですね! その日! 僕もスケジュール空いてますんで!(館内笑い)
悪いことなんて考えてませんよ。私は、大阪まで行って! いつものように田村和宏さんをしばいてしばいてしばいて、その後タコ焼き食って帰るだけじゃないですか! まあ、そういう訳で2月11日、オファー宜しくお願いしますね。
お客様! 2月11日大阪で、面白いもん見れますからね! 是非来て下さいよ!」
と半ば強引に大阪大会への参戦を了承させるアラケン。更に
「名古屋のお客さんにどれだけ伝わってるかはわかりませんが、一週間前、東京は北区でやっている、いつもやっている王子大会の試合後に私はコメントで言いました。ね?
『名古屋大会で何か、起こるかも知れませんねぇ〜?』って。
ちょっと私ね、他の試合も見てたんですけど……何か起こりましたお客さん? 何か起こりました? 起こってない。ああ起こってないんだ。
いやいやいややっぱ、ね、真面目しか取り柄のない田村和宏? わざわざ名古屋まで来て、たかが一生懸命試合して、最後ほんわかほんわかしたマイクして、それで終わりですか。こんなんで…」
と言いかけた所で田村が「何で入ってくるんだ!?」とアラケンに突っかかる。アラケンの胸ぐらを掴んで詰め寄る田村、「放せっつってんだろ!」と田村を突っぱねるアラケン、そこに走り込んでくるのは…何と石田慎也。田村に対してRKOをぶっ放したのだ!
2014-11-2HEAT-UP枇杷島_エンディング2更に肩にかけていたHEAT-UPタオルをポーンと放り投げた石田。「どういう事だ?」詰め寄る岩本を制するアラケン。そしてアラケンと石田はガッチリ握手!
「面白い事ってのはなぁ……こういう事だこの野郎!」とアラケンが叫ぶと二人がかりで岩本を攻撃。倒れる田村と岩本を見てセコンドの近藤と兼平もリング内へ。軽くあしらったアラケンと石田は田村に串刺し攻撃から合体フェースバスターを決める。不意打ちにグロッギーとなった田村をニヤニヤと見つめるアラケンと石田。
「いや〜、ねぇ! ISHIDAちゃん! これからよろしく頼むよ!」
再びガッチリと手を握るアラケンと石田……もとい、SHINYA ISHIDA。
「田村さん田村さん、私ね、彼がアメリカ行く前にちょっと相談されましてね。いつも東京で試合あるって呼ばれているけど、何かいつも岩本だけ、岩本だけな! 上で使って貰って。だいぶ鬱憤たまってたらしいぞ。
今の(ビリー対岩本の流れ)聞いてたら! 次の王子も? 何、ビリーが来るっつったら、すぐ岩本ですよ!(ISHIDAを指差し)こんな素晴らしい選手がいるってのに、えぇ!? テメェホントによぉ、見る目がねぇなぁオイ!
いいかオイISHIDAちゃん、来月の王子、6人タッグも発表されてるけど、俺ら無宿、無宿マスク外して……勿論入って貰えますよね? 田村! 来月王子で恥かくぞこの野郎!」
と、11月23日王子でのカードを変更したアラケン。
「長々と喋っちゃったけど、ISHIDAちゃん、名古屋地元でしょ?じゃあ、地元の皆さんにきっちりご挨拶した方がいいんじゃないですか?」
マイクを手渡されたISHIDA。
「田村さん……アナタって、ほんっとうにバカですよね。
確かに使って貰ったけど、東京にわざわざ行ったと思ったら? ねぇ、岩本だけ? 上の試合に組み込まれる。そんなあなたの考えを、いや! このHEAT-UP団体全体を、僕が修正してやりますよ田村さん。次回からも宜しくお願いしますね。」
並んで戻っていくアラケンとISHIDA。うなだれる田村に館内からの「田村!」「田村!」の声が響く。
「くそ〜……せっかくいい雰囲気だったのに!
あの、何かインテリレスラーみたいなあの野郎! 俺は……あいつ等もヒートアップさせて、更生させてやる!
そして! 東京! 名古屋! 大阪! いや、全国! 俺がプロレスでヒートアップさせてみせる! 皆さんまだまだ! このHEAT-UP! 応援して下さい!」

田村自身も「色々ありすぎた」と言っている枇杷島大会。この日の締めはデビューを果たした兼平が、ある意味サクッと決めてみせた。
これで所属選手が三人となったHEAT-UP。入団を表明した山本裕次郎を含めると四人。今度は大阪にも照準を合わせる事となった。
“何が起こるかわからない”のが四角いジャングルの中。果たして次は何を見せてくれるのか。熱き男達の戦いは、果てることなく続いていく。

【記事提供/HEAT-UP】

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