HEAT-UP 12.13露橋大会 田村vs.岩本、高井+ヒートアップ軍vs.無宿、那須vs.渡辺のUWA世界ジュニア戦

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冬の灼熱旋風in名古屋
日時:2015年12月13日(日)
開場:11:30 開始:12:00
会場:愛知・露橋スポーツセンター
観衆:197人(超満員)

▼第1試合 かっ飛ばせ☆ド根性ホームラン”シングルマッチ 15分1本勝負
○近藤”ド根性”洋史
6分39秒 ド根性デスロック
●阿部史典(スポルティーバ)

▼第2試合 スーパーJボーイズ名古屋初見参!〜ツワモノ達の知恵比べ〜 3wayタッグマッチ 30分1本勝負
○将軍TYヤマダ/スーパータケシママシン
10分19秒 チェーン絞首刑及びイス攻撃→反則勝ち
●柴山貴哉/ローリングマン
●小仲=ペールワン(666/GUYZ!)/ダイナ御堂
※スーパーJボーイズにはBAR「ROLLINGMAN」にて、当日から1年間ビール飲み放題の権利が与えられる。

▼第3試合 UWA世界ジュニアヘビー級選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負
[王 者]○那須晃太郎(無宿)
9分37秒 ラ・マヒストラル
[挑戦者]●渡辺宏志(夢闘派プロレスリング)
※第26代王者・那須が初防衛に成功。

▼第4試合 HEAT-UPvs無宿 〜HOFとの遭遇 〜 6人タッグマッチ 45分1本勝負
新井健一郎/PSYCHO/○CHANGO
15分02秒 画竜点睛→片エビ固め
高井憲吾(チームでら)/アミーゴ鈴木/●兼平大介

▼第5試合 STAND-UP!〜ユニバーサル・ステージII〜 シングルマッチ 60分1本勝負
○田村和宏
19分43秒 ミノルスペシャルでレフェリーストップ→TKO勝ち
●岩本煌史(スポルティーバ)
※田村が2016年1月7日・北沢タウンホール大会にて新井健一郎と初代HEAT-UP認定ユニバーサル王座決定戦を行う。

田村が岩本を下し初代ユニバーサル王座決定戦に進出!分裂が稀有された無宿だが…
生誕一周年のスーパーJボーイズ、怪進撃を続けたまま年越しへ!

オープニング

2015-12-13ヒートアップ名古屋_オープニングてっしー&やぶちんのオープニングインフォメーション。名古屋での大会ということもあり、地元で活躍する選手が紹介されると会場内から大きな拍手が沸き起こった。そんな中披露された、恒例のてっしーによる一発芸。「ボウリングからのけんさん」は場内から笑いが起きたためてっしーの勝利。
選手入場式、ボイコットするかに見えたスーパーJボーイズが揃ってリング上に姿を見せるとなんとなく嫌な予感が。代表挨拶は近藤”ド根性”洋史。
「2015年最終戦、名古屋にやってきたぞー!おっしゃー!!僕は元気いっぱいがんばります!年内最後の興行、全力でいきますので、応援宜しくお願いします!!!」
挨拶する近藤の傍らにはタケシママシンが。終わって一礼すると666Tシャツを着用したもう一人のタケシママシンが…あれ?そしてこちらも恒例となっている円陣、今回は近藤、タケシマ、ヤマダ(?)に加えて柴山貴哉、そして田村和宏。「名古屋、ヒートアップ!」の掛け声で一体となった5人であった。

第1試合

2015-12-13ヒートアップ名古屋_第1試合9ヶ月ぶりとなる名古屋でのオープニングマッチで近藤”ド根性”洋史と対戦したのは、現役僧侶レスラーであるスポルティーバの阿部史典。両者のセコンドにはメインを争う田村和宏と岩本煌史の姿が。
近藤に比べるとやや細く感じられてしまう阿部だが、鋭いエルボーを随所で叩き込んでいく。そんな阿部に近藤は逆水平からボディスラム、ロープに振ってド根性ホームラン、ボディプレスと攻め込んでいく。
耐えた阿部はカウンターのドロップキックから串刺しエルボー、胸板へのPKで反撃。しかし近藤は串刺しエルボーからブロックバスターを見舞っていく。一発の重さを後輩に教え込んでいるような近藤。
スタンドで逆水平から両腕を広げて「来い!」とアピールする近藤。それに対し阿部はショートピッチの張り手からエルボーを叩き込んでいく。手応えを感じたのかロープに走る阿部、だが待っていたのは近藤の重いドロップキック。
阿部を吹っ飛ばした近藤は間髪入れずジャンピング・ブレーンバスター。カウント2で跳ね返されるとド根性デスロック(サソリ固め)へ。必死にロープに逃げようとする阿部だが、リング中央に引き戻され絞り上げられるとギブアップ。近藤が”ド根性”のつく技で勝利したのはこれが初めてとなった。
上半身に力を込め、勝利を味わう近藤。名古屋で開催される所属団体での初勝利は格別なものだったのであろう。

第2試合

2015-12-13ヒートアップ名古屋_第2試合スーパーJボーイズがHEAT-UPマットに登場してからこの日がちょうど1年となる。実はJボーイズ誕生の裏には柴山貴哉の存在があったという、当人も全く覚えていないであろう事実がある。そんな三人が再びリング上で顔を合わせるという不思議なめぐり合わせとなった第2試合。
BAR「ROLLINGMAN」よりローリングマンに激励の花束が贈呈される。そんな中でもやっぱりしっちゃかめっちゃかになるリング上。いきなりマスクをぽいっと脱ぎ捨てたタケシママシンが「俺が一番店に行ってるだろ!」といちゃもんをつけるわ、記念撮影では小仲が邪魔をして記念撮影にならないわと開始前から館内は笑い声に包まれている。
久々のHEAT-UPマット登場で序盤から奮起したのは小仲=ペールワン。柴山とヤマダに相次いで地獄突きを見舞うと、ヤマダとルチャムーブを展開してショルダースルー。館内の拍手を受ける。
逆に散々な目に逢わされていたのが柴山貴哉。コーナーに登るとタケシママシンが邪魔をして頭をひっぱたかれるわ、串刺し攻撃の集中攻撃を浴びるわ、中盤では髪の毛を引きずり回されてしまい毛根に計り知れない大ダメージを追ってしまう羽目に…
失意(?)の柴山がヤマダと小仲をまとめてネックブリーカーでなぎ倒すと、ようやくローリングマンが活躍する。ローリングソバットを惜しげもなく披露すると、HEAT-UPマット初登場となるダイナ御堂を捕まえる。ローリングクレイドルを見舞おうとしたのだが…入り方がわからず結局コブラツイストへ。
カットに入った小仲、ローリングマンに対して串刺し攻撃の二重奏から御堂とダブルブレーンバスター。小仲の座禅フィストドロップから御堂のダイビングヘッドバットと繋ぎローリングマンを窮地に追い込む。
Jボーイズはヤマダのゼロ戦キックを御堂に、タケシマのヘッドバットを小仲にそれぞれ叩き込む。ここで息を吹き返したローリングマンがローリングエルボーをタケシマに見舞うと、やられ放題だった柴山がロックオンタイム。御堂のカットがなければここで試合は決まっていたでろう。
タケシマが窮地に陥っている最中、何故かヤマダは村杉レフェリーを捕獲している。他のふた組が突撃するのを見て、ヤマダは村杉レフェリーを激突させる…何故か出来上がったエストレージャ、次々と相手を失神させていくJボーイズ。ヤマダは赤いチェーンを首に、タケシマはパイプ椅子を首にそれぞれセット。意識を取り戻した村杉レフェリーは…
村杉「柴山(と小仲)がマシンにイス攻撃してるし、お前ら(=ローリングマンと御堂)将軍に対して絞首刑なんてしてるし!ということは…ゴング!反則!」即座にJボーイズの反則勝ちがコールされる。
新しいエストレージャを完成させたJボーイズ、生誕一周年を勝利で飾ると共に、BAR「ROLLINGMAN」の年間ビール飲み放題権利まで獲得した。歓喜のJボーイズは倒れている御堂の股間目掛けてゆーとぴあ攻撃、嫌がる柴山にも無理やりゆーとぴあ攻撃を炸裂させる大サービス。意気揚々とリングを去っていくJボーイズであった。
嵐の去ったリング、コーナーで自分のコスチュームを丁寧にたたんで持ち帰る柴山貴哉の姿が…頭髪とともに哀愁を感じさせるワンシーンであった。

第3試合

2015-12-13ヒートアップ名古屋_第3試合両者がHEAT-UPマットに登場して以来、実は初めての対戦となる渡辺宏志と那須晃太郎。那須の申し出により、自らが保持するベルトの初防衛戦となったこの試合。渡辺のタイトル挑戦は約10年ぶりとなり、45歳となっていきなりのチャンスが到来した。
前回の王子大会でCHANGOとの間に亀裂が生じ、無宿内での立場が微妙になったと思われた那須だったが、セコンドにPSYCHOが就いた事でその危機は回復したと考えられる。
タイトル挑戦という大一番でも、渡辺のスタイルは変わらない。序盤那須とのグラウンドの攻防においても一歩先を突いていく。手四つの体勢から押し込まれるとブリッジで耐え、那須が上に乗っても崩さない。押し戻すとレッグブリーカーへ、館内から感嘆の声と拍手が沸き起こる。
若い那須のスタミナを奪うためか、渡辺は執拗にヘッドロックを仕掛けていく。ロープ際に近づくとコーナーを蹴ってリング中央に引き戻したり、バックドロップで投げられそうになると踏ん張ってグラウンドに引きずり戻して締め上げたり。試合中盤のほとんどが渡辺のヘッドロックであった。
渡辺をロープに降ってヘッドロック地獄から抜け出した那須は珍しいショルダースルー。コーナーに渡辺を追い詰めて逆水平から串刺しエルボー。再度バックドロップを見舞おうとするが、渡辺にとってもバックドロップは得意技、再びヘッドロックで那須を絞っていく。
もう一度ショルダースルーを狙った那須だが、渡辺は前方回転エビ固め。続いて逆さ押さえ込みを狙った渡辺だが、那須が同じ技で切り返して押さえ込む、カウントは2。ロープに走った那須の腰をキャッチ、後方回転エビ固めで丸め込んでいく渡辺、またもカウントは2。
バックを取った渡辺、ジャーマンを放とうとするが踏ん張る那須。腕を極めてバックを取り返しテークダウン、そこからラ・マヒストラルで丸め込んでいくとカウント3が入る。唐突な決着ではあったが、那須が渡辺とのタイマン対決を制すると共に、UWA世界ジュニアの初防衛を成し遂げた。
2015-12-13ヒートアップ名古屋_UWA世界ジュニア王座を防衛した那須敗れた渡辺、敵である無宿の那須に対してもフェア精神は忘れない。ベルトを那須の肩に乗せ王者を称える。また再びベルトを賭けて戦って欲しいという握手を求めるが、そんな渡辺の心を踏みにじるが如くボディを蹴り上げ場外に叩き落としていく那須。俺は無宿の那須晃太郎だぞ、と渡辺と観客に大きくアピールした瞬間であった。

<試合後コメント>
渡辺宏志
「那須、そのベルト俺が再び挑戦するまで誰にも渡すな!」

那須晃太郎
「俺がチャンピオンだ!誰でもこのベルトに挑戦してこい!!」

第4試合

2015-12-13ヒートアップ名古屋_第4試合無宿の入場時、改めてセコンドに就く那須晃太郎の姿が。アラケンは名古屋のファンに強奪したベルトをお披露目、コーナーに登って腰に巻いたベルトを誇示する。対するHEAT-UP軍にはチームでらの高井憲吾が助っ人に。高井が地元ファンからの声援を受ける中無宿の奇襲攻撃で試合が開始される。
場外戦の中、新百合ケ丘大会にてCHANGOから殊勲のフォール勝ちを収めた兼平大介に対し無宿が集中攻撃を仕掛けていく。兼平は無宿の新たな標的として視界に入れられてしまったようだ。
リングに戻るとまずアミーゴが先陣を切る。ブレーンバスターで投げたCHANGOの上にPSYCHOを、横たわる二人の上にアラケンをと、次々ブレーンバスターで切って取る。続いて高井、CHANGOが攻撃してもびくともしないぶ厚い身体で軽々とボディスラム。
タッチを要求する兼平、「よし行ってこい!」と高井と交代。自軍の勢いを高めようとハイアングルボディスラムでCHANGOを叩きつける。しかしロープに走った所をPSYCHOのちょっかいが入る。ここからCHANGOとPSYCHOの連携に捕まってしまう兼平。アラケンはレフェリーと相手コーナー側を牽制、那須は連携に加勢するなどきっちりとフォローに入る。
アラケンの首四の字、CHANGOのセントーンと繋ぎ、PSYCHOのグラウンド卍固めに兼平が捕らえられる。指まで極められてしまった兼平、高井とアミーゴのカットは無宿に阻止されて窮地に追い込まれてしまう。なんとか身体をばたつかせてロープに逃れた兼平。
アラケンとPSYCHOの連携を掻い潜りピンチを脱した兼平、高井が出てくると三人まとめてコーナーで圧殺。アラケンと相対すると、逃げるアラケンを場外まで全速で追いかけていく。しかしリングに戻る瞬間首固めで丸め込まれてしまう。だがボディスラムを押しつぶすと高々と右腕を掲げる。ホフラリアットはアラケンと相打ちになり両者ダウン。
アミーゴとCHANGOへ、ブーツをかわしたアミーゴはスリーアミーゴス。三発目をCHANGOが回避すると、ロープ際でのトリッキーな動きからコーナーを蹴ったCHANGOがリング内のアミーゴにコンヒーロ。アミーゴは足狩りから背中へのエルボードロップを叩き込み兼平と交代。
兼平はCHANGOに側転エルボー、フェースクラッシャーをかわしたCHANGOはスクールボーイで丸め込む。しかし兼平は慌てずに三角絞め、逃れようとするCHANGOの身体を両足でコントロールして腕十字へ。コーナーでうずくまるCHANGOのボディにランニング・ニー。
もう一発を狙う兼平、しかしPSYCHOの妨害やアラケンのスリーパーに捕まる。パイルドライバーを狙うアラケンに高井がホフラリアット。蘇生したCHANGOはPSYCHOのハイフライバムを呼び込むが、アミーゴが場外で足を引っ張って阻止。隙を突いた兼平、CHANGOの頭部を下から蹴り上げジョンウーに繋ぐ。
高井のフォローから兼平ランニング・ニー。フォールはCHANGOが自力でキックアウト。再びもう一発を狙った兼平だが、CHANGOのスクールボーイからPSYCHOのブラックボックス攻撃を食らってしまう。一気にアラケンのジャンピング・パイルからPSYCHOのハイフライバム。決まったかに見えたがCHANGOのフォールは高井とアミーゴが懸命のカット。
勝利を確信したCHANGOは両手を広げる。アラケンと那須が高井・アミーゴを牽制する隙にCHANGOとPSYCHOが兼平を捕まえる。兼平の両腕を背中でクロスさせ、両足を担いで高く持ち上げて受身の全く取れない状態に。そのままハイアングルで前方に叩きつける合体フェースバスター「画竜点睛(がりゅうてんせい)」を初披露すると、CHANGOが押さえ込んでカウント3。新百合で赤っ恥をかかされた借りを名古屋で数倍返ししたCHANGOであった。
2015-12-13ヒートアップ名古屋_アミーゴがCHANGOに対戦要求CHANGO「オイ!オイ!…お前、誰だっけ?そうだ思い出した兼平!お前がこの間新百合ケ丘で俺から三つ取ったよな?わかんだろ?今のこの状況を見れば?あれがまぐれだったってこと、わかるよな?
お前は期待の新人だの、方々で言われてるけどな。俺らにとっちゃただの新人なんだよ!(アラケン「おもちゃだよ」)そう、おもちゃだ。でもな、そんなお前にちょ〜っとだけ期待してるんだよ。
お前よ!那須の言うことにちょっと耳を貸したらどうだ?ウチに来れば、成長早いぞ!上、どんどん食えるぞ!オイ!どうだ?なぁ!(アミーゴがマイクを奪い取る)」
アミーゴ「オイ!兼平はなぁ!HEAT-UPで今ガンガン強くなってる最中なんだよ!!お前らみたいな無宿が、兼平誘うんじゃねえよバカヤロー!」
CHANGO「ちょ、ちょ、ちょ、お前所属じゃねぇだろ!!」
アミーゴ「所属とか関係ねえんだよ!お前は兼平誘う前に!俺と!決着つけなくちゃいけないんだぞお前!!」
CHANGO「おう!おう!おう!…兼平、こっち来い。」
アミーゴ「うるせえんだバカ野郎!お前次の下北、カード決まってねえだろ?」
CHANGO「お前宣伝うめぇなぁ!どんどん宣伝しろよ!」
アミーゴ「おうお前!俺とシングルやれ!そっち(=兼平の勧誘)なしで、俺と戦え!異存ねえな!?」
CHANGO「異存はねぇけどよぉ、外様同士で、いいの?この団体は?まあいいや!いいよ、やってやるよ!お前、今の忘れるんじゃねぇぞ、俺とシングルだからな!でもな、お前とシングル、何回かやってるんだよ。そう何回はないか。だからよ、お客さんも新しいもの見たいだろ?
オイ!お前にこのマイク次渡さねぇぞ!オイ!アミーゴ鈴木!次!シングルなぁ…ラダーマッチだ!!」
この結果を受け、次回HEAT-UP北沢タウンホール大会でアミーゴ鈴木対CHANGOのラダーマッチが組まれる事となった。
那須の行動に対し、無宿メンバーが同意したように思える。一時は亀裂が生じたかと思われた無宿だが、磐石の絆は朽ちていなかった。首領である新井健一郎はメンバーの結束を改めて確認し、次の試合の結果を見るためであろうか本部席に陣取るのであった。

第5試合

2015-12-13ヒートアップ名古屋_第5試合①岩本煌史のデビューは2012年11月4日、キャリアはまだ3年少々。しかし積み上げてきた実績にキャリアは関係ない。他団体のリングとはいえ、地元で行われるメインのシングル、岩本の勝利を願う地元ファンが大勢駆けつけている。
気持ちがはやっていたのは田村だったような気がする。岩本をロープに押し込むと胸板にチョップを一撃、そこから試合が動き始める。ショルダータックルで田村をなぎ倒した岩本はキチンシンク。強烈な一撃だったのか田村は場外にエスケープ、追った岩本だがすぐに田村をリング内に戻す。
背中へのストンピング、首筋に落とすエルボーからスリーパー、フェースロック、胴絞めスリーパーと岩本が繋げると再び田村は場外へ。リングに戻った田村にカウンターのバックエルボー、ボディスラム。岩本のウエートを利した攻撃に田村の表情が少し歪む。
田村は持ち前の機動力で反撃に転じる。カウンターのウルトラタイガードロップを炸裂させ、お返しのボディスラムからトップロープに登る。迎撃する岩本だったが、逆に叩き落とされ左腕に田村のダイビングダブルフットスタンプを食らってしまう。ここから田村の執拗な腕攻めが始まった。
トップロープを蹴ってスイング式のアームブリーカー、チキンウイングアームロック、腕を狙ったミドルキック。苦痛に歪む岩本の表情。しかし田村が走り込んでPKを放つと、それをキャッチして顔面への膝蹴りを叩き込む岩本。ロープに田村を固定、その背中に膝をぶち込んでブレーンバスター。腕攻めに顔をしかめながら立ち上がる。
ハリケーンドライバーを回避した田村はアックスボンバー。倒れないとみるやロープに走ってもう一撃。三発目は岩本がハリケーンドライバーでお返し、すぐに立った田村は走り込んで胸板へのPK、カウント2で返されるとバズソーキック、今度はカウント1で返す岩本。場内のボルテージが上がる。
ラ・ミスティカを狙う田村、踏ん張った岩本はエルボーを叩き込み、ドクターボム式シットダウンラストライドへ。意地の張り合いを続けていた両者、ここでダメージが蓄積されたのか両者ダウン。
立ち上がる両者、エルボーの打ち合いで優位に立った岩本はレインメーカー式大外刈り。そのままフォールに行かずもう一撃。まだまだと田村を立ち上がらせるが、ジャンピングハイを食らってしまう。それでも倒れない岩本は走り込んだ田村にカウンターで孤高の芸術。チャンスとばかりに脅威の肩固めへ。ロープに逃げようとする田村、後方に一回転してリング中央へ引き戻す岩本。そこから更に絞り上げるがロープに逃げられてしまう。
ロープにもたれ掛かる田村を強引に起こしてジャーマンを狙う岩本、踏ん張った田村は前方に一回転してエビ固め。それでも持ち上げた岩本だが、空中で身体を反転させた田村はしっかりと着地。走り込んでラ・ミスティカからアンドレに移行。
ギブアップしない岩本、田村は腕へのニードロップ、トップロープからダイビング式でもう一発。アンドレから腕十字、三角絞めと立て続けに絞り上げる。残ったパワーで三角絞めを持ち上げた岩本、田村はウラカン・ラナの要領で放り投げる。
2015-12-13ヒートアップ名古屋_第5試合②突っ込んでくる岩本の即頭部にジャンピングハイを叩き込んだ田村はミノルスペシャルへ。リング中央で完全に極まり動けない岩本。必死に耐える岩本、絞り上げる田村。曲がらない方向に腕を絞り上げた田村、それでも耐える岩本だったがてっしー手島レフェリーがここで試合をストップ。
「タップしてねぇよ!」ギブアップの意思表示をしていない事を抗議する岩本だったがてっしーの言葉に納得したのか抗議をやめる。仰向けに横たわる岩本を前にし、改めて田村がウィナーコールを受ける。そして初代王座決定戦の権利書が入ったケースを受け取り観客にアピールした。

エンディング

田村「岩本…出会ってからどのくらいだ?」
岩本「僕とですか?3年と2ヶ月です。」
田村「3年と2ヶ月か…俺も、お前がまだ誰も知らない頃、お前に凄い可能性を見たんだよ。だから、お前に名が(=知名度が)なくても、チケットが売れなくても(HEAT-UPに)呼び続けた。そして、3年経って、名古屋で、メインで!シングルできて、俺はお前に感謝している!!
だけどな岩本、俺はお前にもっともっと強くなってもらいたい。だから俺はお前が成長するようにもっともっと強くなって、俺の背中見せてやる。おい、ついてこいよ!!
オイ!そして〜、新井健一郎〜!!笑ってねえでこっち来いよ!オイ!」
2015-12-13ヒートアップ名古屋_エンディング本部席に陣取っていた新井健一郎がゆっくりとリングに上がる。
田村「オイ!力で勝ち取ったぞ!オイ!文句ねえよな。オイ、俺とお前、9月以来の再戦だ。」
新井「まあ今、見させてもらったけど、なかなか43歳のおじさんには絶対できねぇ素晴らしい試合だったよ、ああ。まあ云うても、お前らが認めていないだけであって、俺は誰がなんと言おうと『HEAT-UPユニバーサル王座 初代チャンピオン』だ。なあ。お前ともSTYLE-E時代を含めたら4年になりますねぇ。
ま、お前と節目節目で試合してきたけれども、毎回楽しみでしょうがねぇよ。今みたいな技と技のぶつかりあい、お互いに手数も知ってて裏の読み合いもして、おう。まんまの横で…俺は必ず、ここ(=頭)一つで決めてやるからなぁ…オイ!今度こそ、これ(=ベルト)が懸かってるんだからなぁ、正真正銘の決着戦だな。えぇ!?東京の下北沢だったっけな?来年1月7日か。どうよお客さん?見たいですか?(館内拍手)
俺びっくりしちゃったんだよ。この後夕方、すぐそこでDRAGON GATEの大会があるって聞いて…(場内爆笑)まあいいやオイ!名古屋のお客さん!1月7日東京の下北沢、是非来てくださいよ!でその日、今日のチケットの半券、もしくはその日(=1月7日)の新幹線の領収書、高速の領収書、高速バスの領収書、下北沢の売店に持ってきたら、HEAT-UPグッズ全て半額にします(館内から「うおお〜」という驚きの声)。という風に田村が言いたがってました、以上。」
慌てふためく田村、場内の一部から「半額」コール、「俺に感謝しろよ!」と言い残して去ろうとするアラケン。
田村「オイ!ちょっと待て!!HEAT-UPはギリギリなんだよ!オイ!懐事情調べたんか!?今日だって…(一部の女性からブーイング)なんでブーだ!(館内爆笑)…わかったよ。俺が今日帰って、417工場長に交渉してやる!その代わり!みんな、1月7日下北沢、来てくれよな〜!!」
なんともハチャメチャなエンディングとなったが、これもHEAT-UP流。ともあれ初代HEAT-UP認定ユニバーサル王座決定戦に駒を進めたのは田村和宏と新井健一郎になった。12月というのに妙に暑かったこの日の会場内、王座決定戦の折にも”灼熱の伝道師”による熱波が会場内に吹き荒れることだろう。

【記事提供/プロレスリングHEAT-UP】

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