IGF4 8.29両国大会 IGF WORLD GP 2015準決勝/バーネットvs.トンプソン、ロドリゲスvs.ムハマド

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INOKI GENOME FIGHT 4
日時:2015年8月29日(土)
開場:17:00 開始:18:00
会場:東京・両国国技館
観衆:5250人

▼第1試合 GENOMEルール 15分1本勝負
○将軍岡本
5分37秒 ブレーンバスター→片エビ固め
●奥田啓介

▼第2試合 GENOMEルール 20分1本勝負
ケンドー・カシン/○王彬(ワン・ビン)
9分41秒 横入り式エビ固め
●ヌックス/タイラス

▼第3試合 GENOMEルール 20分1本勝負
○鈴木秀樹
4分47秒 ヨーロピアンクラッチホールド
●鈴川真一

▼第4試合 GENOMEルール 20分1本勝負
○青木真也
6分9秒 腕ひしぎ逆十字固め
●橋本大地

▼第5試合 GENOMEルール 30分1本勝負
○藤田和之
9分37秒 パワーボム→エビ固め
●澤田敦士

▼第6試合 IGFルール ライト級(70.3kg)5分2R
○國奥麒樹真
1R 0分16秒 TKO
●エドモンド金子

▼第7試合 IGFルール 5分2R
○ジャスティン・ウィリス
2R終了 判定2-0
●リズヴァン・クニエフ

▼第8試合 IGFルール 5分2R
○石井慧
1R 3分7秒 チョークスリーパー
●ウィリアム・ペン

▼第9試合 IGF WORLD GP 2015 準決勝 5分2R
○フェルナンド・ロドリゲス Jr.
1R 1分38秒 TKO
●ヨセフ・アリ・ムハマド
※○フェルナンド・ロドリゲス Jr.が決勝戦進出

▼第10試合 IGF WORLD GP 2015 準決勝 5分2R
●クリス・バーネット
2R終了 判定0-3
○オリィ・トンプソン
※オリィ・トンプソンが決勝戦進出

大晦日のIGF WORLD GP 2015決勝に駒を進めたのはロドリゲスとトンプソン!
藤田はパワーボム2連発に轟沈した澤田を「男だ」と称賛!青木は大地に完勝!

オープニング

2015-8-29IGF4両国_オープニングIGF WORLD GP 2015 準決勝に出場する4選手はラウンドガールと共にリング上へ。そのほかの出場選手は花道に登場し、本日の対戦カードを田中ケロリングアナが読み上げていく。
オープニングVTRではIGF WORLD GP 2015 準決勝を「格闘のワールドカップ」と紹介。本日の大会で行われる準決勝で勝った選手同士が大晦日の決勝戦で対戦する。

第1試合

2015-8-29IGF4両国_第1試合レフェリーチェックを受けている岡本にいきなり左ハイキックで奇襲攻撃を仕掛けた奥田。ドロップキックで岡本を場外に追いやると、「来いよ、オラ」と挑発。慎重にリングに戻った岡本にヒザ蹴りで襲いかかっていった奥田だが、串刺し攻撃を狙ったところをショルダータックルで迎撃した岡本はボディスラム2連発。
張り手を叩き込んだ岡本に掌底を連打した奥田だが、エルボーからの逆水平チョップでなぎ倒した岡本はスリーパー。どうにかロープに逃れた奥田だが、岡本リング中央に引きずってきて逆片エビ固め。

必死でロープに逃れた奥田だが、岡本は逆水平チョップからコーナースプラッシュをお見舞いするとサイドバスターで叩き付ける。岡本の逆水平チョップを歯を食いしばって耐えた奥田は逆さ押さえ込み。キックアウトした岡本を低空ドロップキックでコーナーまで吹っ飛ばすと、串刺しランニングニーからハリケーンドライバー。
さらにダイビング・ヘッドバットを投下した奥田はブレーンバスターを狙うが、岡本が踏ん張ると首固めで丸め込む。しかしカウント2で返した岡本は肩口まで奥田を抱え上げてマットに叩き付けると逆片エビ固め。

何とかロープに逃れた奥田。5分が経過し、岡本はスクラップバスターで叩き付ける。どうにかカウント2で返した奥田だったが、岡本は豪快なブレーンバスターで投げて3カウントを奪った。

第2試合

2015-8-29IGF4両国_第2試合『子連れ狼』を前奏につけた『スカイウォーク』で入場したカシンが先発で登場。ヌックスにタックルのフェイントから、股下をくぐってみせたカシン。ヌックスはコーナーにカシンを押し込むが、腕を取って捻り上げたカシンは王彬にタッチ。そのまま腕を捻りあげてグラウンドに持ち込んだ王彬はヘッドロック。
カシンもヘッドロックを引き継ぐと、ロープに飛ばそうとするヌックスのアゴ髭を掴む。そこにタイラスも入ってくるが、カシンは2人のアゴ髭を掴んで場外に追いやると、王彬と同時にスライディングキックを発射。

リングに戻ってきたヌックスの足をすくって倒したカシンはキャメルクラッチ。しかしそのまま立ち上がったヌックスはカシンをオンブした状態でタイラスにタッチするとダブルのショルダータックルでカシンを吹っ飛ばす。ボディスラムで叩き付けたタイラスはチンロック。
これは王彬がカットしたが、タイラスはなおもベアハッグ。肘グリで脱出したカシンだが、ヌックスが入ってきてエルボー。さらにハーフダウンのカシンに低空ドロップキックを叩き込んだヌックスはタイラスがホイップしたカシンにクロスボディー。

劣勢のカシンはタッチしようとするが、タイラスは王彬を攻撃してからカシンを突き飛ばしてタッチを阻止。ボディへのパンチを連打してからカシンを踏みつけたタイラスはヘッドバットから変形のエクスプロイダー。さらにヌックスとタイラスは連続でコーナースプラッシュをお見舞い。
さらにヌックスは側転してからの大暴走を叩き込むとエルボードロップ。これをかわしたカシンはようやく王彬にタッチ。卍固めを狙った王彬だが、タイラスがカット。そこにカシンも入ってくると、ヌックスとタイラスをホイップしって激突させる。ヌックスとタイラスも同じ攻撃を狙ったが、体勢を入れ替えたカシンと王彬はドロップキック。

タイラスはカシンをラリアットで場外に追いやると、ヌックスにコーナーで馬乗りナックルを見舞っていった王彬に向かって突進。しかし、タイラスをかわしてヌックスに誤爆させた王彬は、素早くヌックスをスクールボーイで丸め込んで3カウント。

第3試合

2015-8-29IGF4両国_第3試合①フリーとしてWRESTLE-1やZERO1などで暴れ回った鈴木秀樹が、今年6月に約1年半ぶりに古巣IGFに帰ってきた鈴木秀樹。今回の相手は鈴川。これまで3度対戦して鈴木の2勝1無効試合。約2年ぶりの一騎打ちとなるが、危険な香りのする一騎打ちだ。
ガードで近づいた鈴木に左右のストレート掌底を出していった鈴川は胴タックルでロープまで押し込むと、突き飛ばすようにブレイク。組むと思わせておいて巻き投げで投げた鈴川だが、上になったの鈴木。サイドを撮った鈴木はそのままバックマウントを取るが、鈴川はロープにエスケープ。

慎重にお互いブレイクすると、鈴川はストレート掌底からのタックルでテイクダウン。上から殴っていった鈴川だが、鈴木は下から腕十字の体勢。クラッチが切れた瞬間、ロープに足を伸ばした鈴川だが、腕を取った鈴木はエルボースマッシュからロープに飛ばす。
しかしニールキックを叩き込んだ鈴川はブルドッキングヘッドロックから豪快なのど輪落としで叩き付ける。カウント2で返した鈴木はバックの取り合いからジャーマンで投げるがカウントは1。鈴木はダブルアームの体勢に。腰を落として防御する鈴川にヒザを入れてからストロングエルボーを叩き込む。

2015-8-29IGF4両国_第3試合②しかし鈴川は突っ張り電車道から串刺し式浴びせ蹴り。かわした鈴木はバックを撮る。鈴川もバックを取り返してバックの取り合いになると、鈴川の両腕を掴んだまま寝かせた鈴木はヨーロピアンクラッチで押さえ込んで3カウント。
試合後、納得いかない鈴川が鈴木に詰め寄っていくが、岡本らが割って入って止める。場外に出た鈴木はマイクを持って「鈴川君、練習しておいで。弱いんだから」と挑発。すぐに鈴木も場外に降りて鈴木に殴りかかる。

2015-8-29IGF4両国_乱闘する鈴川を藤原が一喝ここで本部席の立会人・藤原嘉明が立ち上がり、敗れた鈴川に張り手を見舞ってその場を収め、「帰れ」と一喝。だが、今度は鈴川から引き上げようとする鈴川に殴りかかっていく。王彬が止めに入ると、エプロンに登った鈴木と場外の王彬が睨み合った。

<試合後コメント>
鈴木秀樹、将軍岡本
鈴木「ありがとうございました。もういいですか?」
――試合もそうですが試合後も荒れていました。
鈴木「だってしょっぱいじゃないですか。ね? それだけじゃないですか?」
――弱いから練習してこいと?
鈴木「弱いんだし、なんすかね? あんまりしょっぱいしょっぱい言いすぎても上が居ますからねもっとしょっぱいの。小川さんていうのが。同じぐらい、うん、なんかなんもないですよ(苦笑)別に今彼とやったって何もないわけだしこうなるわけですから、うん別に」
――試合前におっしゃっていた通りの結果に。
鈴木「まあ彼は当然だし、いいんじゃないですか?あれで負けてないって、負けてないでいいです無効試合にしといてください。もう鈴川も一回も僕に負けてないってことで。3カウントレフェリーが早く叩いたってことで」
――それでもいいと?
鈴木「彼が納得するならそれで。将軍のが怒ってたんでね、僕の試合だったんですけど、最後が気に食わなかった」
――試合後乱闘で
鈴木「やればいいんですよね! 次はキューバですか? キューバでやればいいんですよ。福岡でもいいと思いますよ」
――キューバは延期濃厚で福岡は中止に……
鈴木「それは今、はじめて聞きましたね」
――次は大晦日ですね。
鈴木「次は真冬ってことですね。そん時まで鈴川がいればまた…何かでこう…囲われた中に入るかもしれないですし」
――(鈴川とは)2年ぶりの試合でしたが。
鈴木「いや別にないですね。僕は1年半ぐらいですかね、フリーでやって来た事に比べれば彼はぬるかったって事だと思います。僕はね、自分で自分を色んな意味で厳しい環境に自分で置いてきたので、ぬるかったんでしょ? ね?」
岡本「それがその結果に出るんでしょ?」
鈴木「いいと思いますよ。この先ずっと結果に出るわけですから。誰も鈴川の事なんで知らないですよ。鈴木対鈴川ですからね。鈴川対鈴木じゃなく。ああ言っててもかかってこないし相変わらず。若い奴も。いいんじゃないですか?」
――岡本選手は鈴木選手のセコンドにつかれましたが。
岡本「そうですね」
鈴木「将軍も外でやったほうがいいんだよ試合。できるから。出てったほうがいいよ」
岡本「そうですね、もうそろそろ外に行ってみようかなと思うんですけど」
鈴木「一緒に居たらああなっちゃうから。これ(ポーズ)も忘れてるぐらいですからね。僕ちゃんとやりましたよオープニングで」
――岡本選手はオープニングで奥田選手を一蹴しました。
岡本「やっぱりね、やってきたことが出るんじゃないですかねリングで」
――今後もお二人でこのリングを変えていくと?
鈴木「前も言ったように、変わんなければ別にいいですよ。僕、別にここの選手じゃないから。それは知ったこっちゃないですよ。将軍は強くなりたいって言うんで。『一緒に練習してください』って言われたんで練習しただけです。そうやって僕と将軍は指導委託者の元で練習してきましたから。それをやった奴らと、やらなかった奴らの差ですよ。ただそれだけですよ。僕は自分に才能あると思ってないですから」

第4試合

2015-8-29IGF4両国_第4試合GENOMEルール三度目の挑戦となる青木真也は、昨年12月に後楽園ホールで開催されたファンフェスタで、5分1Rのエキジビションマッチを行った橋本大地と対戦。大地もこのところ大日本プロレスなどに参戦して場数を重ねている。
青木は久しぶりのロングスパッツにレスリングシューズ、オープンフィンガーグローブという姿。まずはインローを飛ばした青木は大地のハイキックをかわしてミドルキック。大地もニールキックを出すが、バックステップでかわした青木はノーガードで挑発。

組み付いた大地を突き飛ばした青木だが、大地は張り手。青木は大地の首を掴んで転がすと、サイドポジションからニーオンザベリー。そのまま掌底を打っていくが、大地はどうにか立ち上がる。ヘッドバットを見舞った大地だが、青木はなおもノーガードで大地を挑発。大地はコーナーを背にした青木にニールキック。
だが、そのまま押し倒した青木は上から掌底を入れていく。大地も下からエルボーを返すが、バックを取った青木はスリーパー。後方のコーナーに押し込んで脱出した大地はヘッドロック。

しかし青木はカニ挟みからアキレス腱固めの体勢に。サイドにパスした青木は鉄槌を入れながら腕十字を仕掛けるが、クラッチした大地はクラッチが切れた瞬間にロープエスケープ。場外に出た大地はリングに戻るとミドルキック。青木もミドルキックを返すが、キャッチした大地は軸足に水面蹴り。立ち上がろうとする青木の顔面にバズソーキックを叩き込んだ大地はバックドロップ。
さらにシャイニング・ウィザードを発射。さすがに効いた様子の青木に対し、フロントネックロックの体勢からヒザを入れてDDTを狙う大地。だが、背後に逃れた青木はスリーパーの体勢からグラウンドコブラへ。大地も必死に逃れるが、青木はパウンドを入れながら腕十字を極める。完全に大地の腕が伸びきってしまいタップ。

試合後、青木はコーナーを蹴飛ばして憤っていた様子だったが、大地に近づいていくと、小バカにしたような態度をしながら足早に退場。大地としては完全に青木の掌の上で転がされたような試合だった。

<試合後コメント>
青木真也
――試合後にコーナーマットを蹴る姿が見られましたが、試合には納得していない形でしょうか?
「いや、あんなの、あいつが流行りのプロレス、最先端のプロレスやろうとしたけどノッちゃったからね。最後、結局。ずーっとシバキ倒したかったよね。あのまま昔の道場マッチみたいな試合したかったんですけど、ダメだ。このままじゃ全部鈴木(秀樹)みたいなプロレスになって食われちゃって。あれだよ、鈴木は世界観の小さい棚橋(弘至)みたくなってるよ。自分たちのルール押し付けて、俺はこのリングで自分たちのルール絶対おしつけられないから。自分たちのようにやるから。俺たちの、俺の考える闘いをこれから繰り返していきます。ありがとうございました。押忍」

第5試合

2015-8-29IGF4両国_第5試合藤田のパワーボムで病院送りにされた澤田は、この日の対戦のために故郷・旭川で特訓を積み「澤田敦士の集大成」として藤田に挑むという。
澤田は髪を黒に戻し、青い柔道着姿で入場。開始のゴングと同時に前回り受け身をしてみせた澤田は、さらにロープに飛んで感触を確かめる。しかし組み付いた藤田はレスリングの動きで澤田の股の間に腕を入れてリフトしてから叩き付ける。

脳天を強打した澤田の両足をクロスしてローリングさせた藤田は、横十字の体勢で押さえ込んでからヘッドシザースに捉えた状態でアームロックを狙う。カメになって防御する澤田だが、藤田は投げを打ってチキンウイング・アームロックを狙う。必死でクラッチする澤田に対しヘッドロックにスイッチした藤田。
ロープに押し込んだ澤田は離れ際に張り手をお見舞い。不適な笑みを浮かべた澤田に関節蹴りを見舞った藤田はさらに左足をとってヒザにエルボーを落とすと、場外に出てエプロンに澤田の左足を叩き付ける。さらに鉄柵に投げつけた藤田。澤田はイスを投げつけて怒り狂うが、藤田は澤田を捕まえてリングに戻す。

藤田は対角線にホイップしようとするが、ロープを掴んで阻止した澤田はヘッドバットを叩き込むと、体勢を入れ替えて逆水平チョップとエルボーを交互に叩き込んでからサッカーボールキック。だが、藤田もエルボーからサッカーボールキックをお返し。澤田はなおもヘッドバットを返すが、藤田は強烈なエルボーでなぎ倒す。
立ち上がった澤田はヘッドバットを連打するとSTO。カウント2で返した藤田だが、不適な笑みを浮かべながら立ち上がった澤田。だが、組み付いた藤田は強引にバックドロップで投げると、ニースタンプから顔面を蹴り飛ばす。朦朧としながら場外にエスケープした澤田は、間を取ってからリングに戻るとハッドバット。

藤田もヘッドバットを返すとパワーボムの体勢。必死で堪えた澤田だが、藤田はヘッドバット。棒立ちになった澤田に延髄斬りを叩き込んだ藤田は、鼻血を出しながら立ち上がった澤田を豪快なSTOで叩き付ける。カウント2で返した澤田はユラリと立ち上がるが、藤田は関節蹴りから豪快なパワーボム。
しかし澤田はカウント2で返してみせる。ならばとスリーパーに捉えた藤田だが、澤田はロープを掴む。しかし藤田はもう一度豪快なパワーボムで叩き付けると、川田利明ばりにガッチリと押さえ込んで3カウント。

2015-8-29IGF4両国_藤田に玉砕した澤田藤田は澤田を介抱する青木たちを下がらせると、澤田と握手をしてから腕をあげて健闘を称えた。さらに藤田は受け取った勝利者賞のトロフィーを澤田に渡すと、頭を撫でてから抱きしめた。思わず顔をクシャクシャにしながら男泣きする澤田。一部の観客からは「サワダ」コールが起こった。

<試合後コメント>
藤田和之
――すさまじい試合でした。
「あいつだからね。あいつだからああなったんだよね。あいつだからああなったんだよ」
――相手が澤田だったからと。
「あいつは男だよ。本物だよ。打てば必ず帰ってくる。あいつはどんな世界行っても通用するよ。腹座ってるから」
――試合後、藤田選手が称える姿は珍しかったですが。
「色んな奴とやってきたけどね。こんなこと言っちゃ怒られちゃうけど、相手にはね、色んな人とやってきたけどさ、皆が嫌がる相手とやってきたからさ、たまには波長あうんだよね、男だよあいつ。男だ。本物だよあれ。あとひとつ、あいつ頑張ってんだよ。小川(直也)、わかってるよな? 小川、わかってるよな? 待ってるぞ、俺は。待ってるぞ。どういう意味かわかるよな? 散々やったんだからな、わかってるよな? 待ってるぞ!」

猪木劇場

2015-8-29IGF4両国_猪木劇場休憩明け、『炎のファイター』に乗ってアントニオ猪木会長が登場。「元気ですかー! 元気があれば何でも出来る。元気があれば一歩踏み出す勇気も湧いてくる。自分は政治の話しか決めているので、今日は女の話を……女の話じゃなかった。政治の話をちょっとさせてもらおうと思います」と言った猪木は、2020年開催の東京オリンピックの件に触れる。
熱中症になりかねない猛暑の中、開催する予定のオリンピックにもかかわらず「最高の季節に最高のパフォーマンスが出来る」と言った人がいたことに触れた猪木は「バカヤロー!」と一喝。さらにスタジアムの件もエンブレム問題に関しても「どうだっていいんだけどね。エンブレムは俺のアゴを使ってもらえれば世界中でいけると思うんだけどね」アントンジョークで笑い飛ばした。

この日はキューバ大使館の関係者も観戦に来ていることを紹介した猪木は、キューバ政府から贈られた“猪木島”で宝探しを開催したいという。「正直言って俺も体中がボロボロでリングに立っているのがやっとなんだよ……立ってやってんじゃん(笑)」と言ってみせた猪木は、「今日はどんなパフォーマンスやってくれるんですか? って言われたんだけど、パフォーマンスやるのもカネがかかるんですよ。で、考えたんです。枝切りバサミって分かる人? 枝切りバサミを用意しろって言ったら、この両国は刃物類が一切ダメってことなんでね。最高のパフォーマンスを披露しようと思ったのに」と、最近話題になった事件に絡ませたアントンジョークを披露してから、最後は「1、2、3、ダー」で締めくくった。

第6試合

2015-8-29IGF4両国_第6試合右フックで飛び込んだ金子だが、國奥は落ち着いてかわすと相対してからカウンターの右ストレート。これで金子がダウンすると、國奥は一気に覆い被さってパウンドを連打。レフェリーがここで試合をストップして國奥が勝利。

試合後、マイクを持った國奥は「こんばんは、國奥麒樹真です。今日はどうもありがとうございました。大晦日、ラマザン・エセンバエフ・パート2お願いします。去年の大晦日、俺、負けてないよ。お願いします!」と、昨年大晦日の猪木祭りで対戦したラマザン・エセンバエフとの再戦をアピールした。

第7試合

2015-8-29IGF4両国_第7試合ヴァンダレイ・シウバの愛弟子であるジャスティン・ウィリスと、エメリヤーエンコ・ヒョードルの遺伝子を引き継ぐロシアのMMA王者リズヴァン・クニエフの対戦。
重たいローを出したウィリスは、クニエフのパンチをかいくぐって組み付く。テイクダウンを狙うウィリスだが、クニエフが倒れず膠着となったためブレイク。左右のパンチからロー、さらにストレートを伸ばしたウィリスは、左右のフックを振り回しながら組み付く。またもブレイクになると、左右のパンチを振り回しながら前に出たウィリスがバックブロー。

これはクリーンヒットしなかったが、組み付いてコーナーに押し込んだウィリス。膠着ブレイクになると、ウィリスのミドルに対してクニエフもミドル。さらに潜り込もうとするウィリスにフックを合わせるクニエフ。どうにか組み付いてコーナーに押し込んだウィリスだが、クニエフの腰が重い。
ブレイクになると、強引に前に出たウィリスのパンチがヒット。ロープを背にしながらクニエフも左右のパンチを振り回していくが、両者クリーンヒットがないまま1R終了。

2R、ハイキックを出したクニエフだが、これは空振り。組み付いて一気に押し倒したウィリスに対し、クニエフはハーフガードからガードポジションに。ロープが邪魔そうだが、ヒジや拳を押し当てていくウィリス。だが、膠着と判断したレフェリーはブレイクを指示。右ミドルを叩き込んだクニエフ。2発目をキャッチしたウィリスは組み付いていくが膠着ブレイク。
右ストレートを叩き込んだクニエフだが、鼻血を出している様子。パンチを出しながら組み付いたウィリスだが、なかなかテイクダウン出来ずブレイク。右ストレートからの右ハイキックはブロックされたクニエフ。ならばとタックルを仕掛けるが、これはガブって潰したウィリス。ロシアンフックを出したクニエフだが、ここで試合終了のゴング。

判定の結果、2-0でウィリスの勝利。

第8試合

2015-8-29IGF4両国_第8試合ミルコに連敗してから復活した石井は煽りVでも「勝っても負けても常に学び。昨日の自分よりも成長する」と終始優等生コメント。
インローを蹴った石井にパンチで飛び込んだペンだが、冷静に体勢を入れ替えてコーナーに押し込んだ石井は、ペンの右足を抱え上げてテイクダウン。サイドを取った石井はアームロックを狙ったが、ペンがカメになるとバックマウントへ。ペンが立ち上がるが、崩して倒した石井は上四方からサイドにパスすると、顔面にヒジを落としてからもう一度上四方。

そのままアームロックを狙うが、ペンはクラッチ。ならばと鉄槌を落としながらクラッチを切ろうとする石井。サイドにパスした石井はバックマウントからスリーパー。立ち上がろうとしたペンだが、チョークスリーパーがガッチリと入ってしまいタップアウト。
マイクを持った石井は「今日ははじめてチョークで勝ったんですけど、10月24日、福岡でIGFぜひ開催してほしいです。僕も出たいです。皆さん、よろしくお願いします」と、キューバ大会と重なったため中止が発表された福岡大会を開催してほしいとアピールした。

<試合後コメント>
石井慧
――2試合続けて完勝ですが。
「今日は練習してたチョークできめれたんでよかったですね。まあ何もされてないし、ちょっとあの…グローブが合わなくて、腕が張っちゃったんですけど」
――落ち着いてマウントで決めようと?
「何でも良かった。ローキックもあたったし、ゲガール(ムサシ)から持ち味を活かすような戦い方を教えてもらってて、チョークも彼から教えてもらってたんで、それできめれてよかったです」
――相手は突進力があったと思うが怖かった部分はありました?
「力強かったですね、組んだ時。ビックリしました」
――逆にいうとそれぐらいだったと。
「最初にもう全力で来てるのかなと。2Rだったし全力で来てるのかなというのあったね」
――二つ完勝して変わったものは?
「自分のそつのない試合といいますか、相手が勝つチャンスを与えない試合を目指して頑張って行きたいと思います」
――今後は?
「M-1とか、10月24日の福岡で、どっちかで」
――10月24日の福岡は中止になりそうですが。
「やるみたいですよ? あとはお金の問題だけだって(笑)」
――お金の問題が一番大事だと思いますが(苦笑)、急遽やるとなったらスクランブル発進すると?
「あると聞いたんで(笑)」
――オランダに帰られて調整するんでしょうか?
「10月や11月の頭にはもう1試合したいなと思います。例えば候補的にマルティン・ティブラっていう選手がいるんですけど。ポーランドの選手。彼に挑戦したいなと思いますね」
――M-1でですか?
「M-1でもここでも。どっちでもいいですよ。こっちでも呼べますもんね? 資金力さえあれば(笑)」
――今後発表されてる大会として大晦日もありますが。
「大晦日は考えてないですね。ちょっとあの、宗教的な理由があって、本来だったらそっちのほうしないといけないんで。あとは猪木さん次第ってことで。今日もなんかね、最初セコンドつけちゃいけないって言われて。ミルコみたいなチームで来てもらわないと困ると言われて、じゃあそのお金出してくれるかと言ったら自費になりますって言われて(苦笑)」
――そのTシャツは北岡(悟)さんの?
「いや、北岡さんのじゃないです。ミスターキャッチレスリング。PANCRASEのミスターキャッチって人がいるんですよ。僕はIGFのミスターキャッチで。ミスター劣等感のミスターキャッチで」
――試合後のフラッグは?
「あれはオランダのライデンの旗で。日本人が市長だったんですよ」

第9試合

2015-8-29IGF4両国_第9試合IGFが「格闘技のワールドカップ」として今年開催しているIGF WORLD GP 2015は準決勝へ。いきなり左右のパンチから首相撲で捕まえてヒザを入れたムハマド。必死にガードするロドリゲスだが、怒濤のラッシュをかけたムハマド。危うく場外に落ちそうになったロドリゲス。自分で場外に出ようとしたため、これはロドリゲスに口頭注意。
パンチで前に出るムハマドにロドリゲスもパンチで応戦すると、組み付いて押し倒す。だが、ここでレフェリーが一旦試合をストップ。ムハマドが右目尻から出血したためドクターチェック。

試合再開となると、組み付いたロドリゲスだが、脇を差したムハマドはコーナーに押し込む。離れた瞬間、左右のパンチでラッシュをかけたが、応戦したロドリゲスのパンチがムハマドの顔面にクリーンヒット。完全に意識が飛んだムハマドが崩れ落ちるようにダウンしたためレフェリーは試合をストップ。
ロドリゲスが逆転勝利で大晦日の決勝戦進出を決めた。鼻血を出しながらも勝利したロドリゲスはブラジルと日本の国旗を羽織ると歓喜のガッツポーズ。

第10試合

2015-8-29IGF4両国_第10試合IGF WORLD GP 2015もうひとつの準決勝はすっかり人気者となったクリス・バーネットと、1回戦でミノワマンを撃破したオリィ・トンプソンの一戦。いつも通りクマの被り物を着込んで陽気に入場したバーネットは、名前をコールされると気合いの絶叫。
ローから左右のパンチで前に出たトンプソンはコーナーにバーネットを押し込む。ヒザを出していくトンプソンだが、これがローブローになってしまい一旦ストップ。再開されるとローからまたもパンチで前に出たトンプソンだが、組み付いたバーネットはロープに押し込む。

膠着ブレイクになると、バーネットのローをキャッチしたトンプソンがパンチで前に出る。しかし組み付いたバーネットはコーナーに押し込む。またもブレイクがかかると、バーネットは左右のパンチを振り回してから前蹴り。ガードしたトンプソンに組み付いたバーネットだが、膠着ブレイク。左右のフックから、ジャンプしながらのローを叩き込んだバーネット。
バックスピンキックは空振りとなると、トンプソンはパンチをバーネットの顔面に叩き込む。スーパーマンパンチで飛び込んだバーネットだが、トンプソンが逆にスーパーマンパンチを叩き込む。組み付いたバーネットだが、ここで1R終了。

2R、トンプソンのローにフックを合わせたバーネットは、一気に左右のパンチを振り回しながら組み付く。ブレイクになると、トンプソンのストレートがヒット。そのままコーナーに押し込んでヒザを入れたトンプソンはロー。トンプソンは左右のパンチで前に出るが、トンプソンがヒジでガードすると、思わず転んでしまったバーネット。
一気にパウンドでラッシュしたトンプソンだが、どうにか立ち上がったバーネットはバックスピンキック。空振りさせたトンプソンはスーパーマンパンチ。辺りが浅いと、トンプソンはコーナーに押し込んで首相撲からヒザ。バーネットも押し返すがブレイク。

「バーネット」コールが起こる中、かなりスタミナが切れた様子だが、フックを放っていったバーネット。かわしたトンプソンはジャブからカウンターのストレート。ヒット・アンド・ウェイで、パンチを当てると下がって距離を取ったトンプソン。ここで試合終了のゴング。
2015-8-29IGF4両国_エンディング判定の結果、3-0でトンプソンが勝利。この結果、大晦日で行われるIGF WORLD GP 2015の決勝戦はフェルナンド・ロドリゲス Jr.vs.オリィ・トンプソンに決定した。マイクを持ったトンプソンは「今日の勝利は長くトレーニングしてきた成果だと思っています」とアピール。続いてロドリゲスが「グッドナイト、ジャパーン! アリガトウゴザイマス」とマイクアピール。最後は猪木会長の代わりに石井が「スミマセン、4月に続き僭越ながらやらせていただきます。ご唱和願います。いくぞー! 1、2、3、ダー!」と大会を締めくくった。

<大会総括>
アントニオ猪木会長
――両国大会終わりましたが印象に残ってる試合は?
「メインの前のね、ブラジルのアレが中々。まあちょっとIGF、今年予測のできない形に動くなと」
――前半では藤田選手と澤田選手が激しい試合を行っていました。
「お互い手の内知ってる仲で、これはやっぱりあの、どんな場合もやっぱりね、お客さんに見せるというね、一生懸命やったと思います」
――澤田選手も一つ皮が向ける試合だったと思う?
「まあね、彼は自分の持ってるものを、もう一つなんでしょうね、キャラクターとしてね、ファンの中に浸透してきてるんで。プロとして大事なのは勝ち負けも当然なんだけどそれと同時に人気商売なんで、キャラクターが印象付けられれば」
――石井選手も一つ勝ちを重ねて階段を登ってきている?
「そうですね、さっきもちょっとリングの上では言いませんでしたけど、まあ種を巻いてずっときたのがマカオテレビとか、今日は社長もわざわざ来られた。そうすると選手もやっぱり今こう一試合一試合の間があくんですけど、かつて我々がやってた時代毎日、または一日おいて三日とかね、そんな展開になっていければ。同時に中国もまた新しい選手が出てきますんで、そのへんと、あとキューバの件に関しては前も言ってた通り、非情に今回の国会が伸びて、日程が組めないという。最初組んだ日にちがちょうどキューバにローマ法王が同じ日に入って、それで日にちをずらしてくれと。そんな事でですね、こっちの都合通りにいかないという事がありますけど、とにかく相当浸透はしてきたんで、日本の事も大事です。同時に海外戦略ということ、それからもっともっと飛び出して、その時には国会辞めないとしょうがないね(苦笑)こんな窮屈な世界にいたら何もできないよ」
――キューバは実現するとしたら来年ぐらいに?
「できればね。そんなに焦ってない。今年ね、90年に朝日新聞に大きく書いてあるんだけど、言ったことがそのまま20何年ぶりに実現してきて、そういう俺が言うことっていうのは結構20年、30年早い場合があるんで、そういうことが、俺が言ったからどうこうじゃなくてね、世界平和というのがテーマですから。今回の南北の問題もね、ちょうど委員会で質問した後に、東スポかなんかでこれで戦争になるかもしれませんねって質問受けたんだけど、そんなことねーよと。話し合いすることが最高だよと、そしたらやっぱりその通りの話し合いの中で、そのへんの俺の直感なんですけどね、そういう意味ではもっともっと紛争地帯がいっぱいありますから、もうちょっとね、自由にしてもらって、猪木らしさができるように。それと同時に俺も歳だしね。だんだん横着になってきて、立ち上がるのもやっとこだ。いや大事なとこだ」
――年内は大晦日までもう一つ何か挟む形でしょうか?
「皆に聞いてよ。スタッフに。ざまあみろー!って驚かせるようなイベントにしてくれれば」

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