DDT 10.19大森大会 8回目となるUTANフェスタ大会でディーノの大森級王座にグルクンマスクが挑戦!彰人vsアントンのEXTREME級前哨戦

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大森UTANフェスタ2014
日時:2014年10月19日(日)
試合開始:13:30(予定)
会場:JR大森駅東口前広場
観衆:1019人(超満員)

▼エキシビションマッチ 5分1本勝負
▲本田朝樹(P’sLAB横浜)
5分0秒 時間切れ引き分け
▲シバター(P’sLAB横浜)

▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
坂口征夫/●マサ高梨
7分50秒 フライング・ソーセージ→片エビ固め
石井慧介/○入江茂弘

▼第2試合 東京女子プロレス提供試合 30分1本勝負
○山下実優/KANNA/えーりん
12分9秒 クラッシュ・ラビットヒート→片エビ固め
のの子/中島翔子/●坂崎ユカ

▼第3試合 世界大森級選手権次期挑戦者決定戦バトルロイヤル(7人参加)時間無制限勝負
○大石真翔
7分32秒  OTR
●高尾蒼馬
※大石が次期挑戦者となる。
【退場順】
①●高木三四郎(5分12秒 OTR)中澤マイケル○
②●MIKAMI(5分23秒 OTR)マイケル○
③●KUDO(5分30秒 OTR)マイケル○
④⑤●松永智充●マイケル(6分35秒 大森ボンバー→体固め)高尾○

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/○佐々木大輔
11分23秒 Now or Never→片エビ固め
力(リキエンタープライズ)/●今成夢人(ガンバレ☆プロレス)

▼第5試合 世界大森級選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●男色ディーノ
9分15秒 グルクンドライバー→体固め
[挑戦者]○グルクンマスク(琉球ドラゴン プロレスリング)
※第4代王者が6度目の防衛に失敗、グルクンマスクが第5代王者となる。

▼第6試合 6人タッグマッチ 30分一本勝負
HARASHIMA/ヤス・ウラノ/●彰人
20分51秒 卍固め
○アントーニオ本多/竹下幸之介/遠藤哲哉

8回目となったDDTの大森UTNAフェスタ大会でグルクンマスクが大森級王座奪取!
アントンがEXTREME前哨戦で彰人に勝利!GSRとPODの対抗戦に大森熱狂!

オープニング

芸人まじかるあやかさんのネタに参加を希望する入江試合に先立ちリング上で芸人さんがネタを披露。その中の一人、まじかるあやかさんのネタには入江茂弘が乱入!? あやかさんが「会場の女の子にも手伝ってもらいたいと思います!」と言っても「シゲコです!」と手をあげ続けた。
さらに子供たちによるキックボクシングのスパーリングや女子選手の試合が行われたあと、いよいよDDTの試合へ。まず鶴見亜門GMがリングに上がり、「数えること8回目となります。それだけ定着していると思います。今日、見ていただいてちょっとでもDDTプロレスに興味を持った方は会場まで来ていただければと思います」と挨拶。

エキシビションマッチ

2014-10-19_本田朝樹vsシバターまずはP’sLAB横浜の本田朝樹とシバターによるUTANフェスタ提供エキシビジョンマッチ。この試合は3カウントフォールなし、KOかギブアップのみの特別ルール。本田の握手を拒否したシバターは積極的に蹴りを出していき、ヒザ蹴りでダウンを奪うと、「来いよ、来い来い」と挑発。
タックルでテイクダウンを奪った朝日はマウントポジションから腕十字を狙う。クラッチしたシバターあロープエスケープ。今度は本田が「どうした、オイ!」と挑発しながらミドルキックを叩き込むと、掌底でダウンを奪う。どうにか立ち上がったシバターは掌底を振り回していくが、バックを取った本田。ここでシバターはビクトル投げから裏アキレス腱固め。
どうにかロープに逃れた本田。残り1分となり激しい掌底の打ち合いからバックを取った本田。投げられまいと堪えるシバターだが、本田は回転しながらグラウンドに持ち込むと腕十字へ。シバターのクラッチが切れた直後に時間切れのゴング。

引き分けに終わると本田は「今日はたくさんのご来場ありがとうございます! たまたま去年観に来て縁あって今年出られることになって本当にありがとうございます。このあとも激しい試合が続くからお時間のある方は最後までご観戦、よろしくお願いします! 来年もこの大会開きたいから、そこの出店で飲み食いしてご観戦ください」とマイクアピール。

第1試合

2014-10-19_石井&入江vs坂口&高梨オープニングマッチはチーム・ドリフvs.酒呑童子のタッグマッチ。ドリフは芸人コーナーで入江と絡んだまじかるあやかさんを連れて入場。入江と坂口の先発で試合開始。組み付いて押し倒した入江に下から三角絞めを狙った坂口だが、入江はそのまま持ち上げて自軍のコーナーに戻り石井にタッチ。
坂口も高梨にタッチすると、高梨はドリフのセコンドについているまじかるにちょっかいを出す。高梨が石井を場外に出すと、坂口がエプロンからランニングロー。さらに石井をリングに戻して2人がかりで踏みつける。

坂口はハーフダウンの石井に顔面にスライディングキック。続いて高梨がヘアーホイップで投げていくが、石井も投球フォームからのチョップを返す。だが、サミングを見舞った高梨は坂口にタッチ。坂口のランニングローをかわしてドロップキックを返した石井は入江にタッチ。
「勝負だ、坂口!」と叫んだ入江はエルボー。坂口はミドルキックで対抗する。入江はショートレンジのビーストボンバーを叩き込んだが、高梨がタッチを阻止。
高梨は低空ドロップキックからサミングを見舞っていくが、タカタニックを狙ったところに石井が入ってきてgo2入江sleep。さらに石井が坂口をエクスプロイダーで投げて場外に連れ出すと、コーナーに登った入江が「まじかる!」と叫びながらフライング・ソーセージを投下して高梨から3カウントを奪った。ドリフの勝利をまじかるあやかさんも祝福した。

第2試合

2014-10-19_東京女子提供試合第2試合は東京女子プロレス提供試合。いつも以上に胸を揺らしながら登場したのの子は、自慢のKカップを自ら鷲掴みにして揺らしながら山下の蹴りをかわしていく。続いて坂崎がKANNAと相対すると、突如自ら恰幅(?)。呆然とするKANNAだが、容赦なくチンロックに捉えていく。どうにかロープに逃れた坂崎は、「違うの〜、そんなつもりじゃなかったの〜」と言い出し、KANNAが唖然としているところで、股下をくぐり抜けて中島にタッチ。
ドロップキックを発射したえーりんに、坂崎が「パンツ見えてる!」と叫ぶと、思わずコスチュームを気にするえーりん。そこを坂崎がダイヤル固めで回していくと、のの子が入ってきてえーりんに昇天から手ぶらツイスト。

さらに「皆さ〜ん、セクシータイムの始まりで〜す」と叫んでからさそい固め(=相手の足をポールに見てて誘うようなダンスをしてからのサソリ固め)。続いて中島がストンピングから前方回転ネックブリーカー。しかしえーりんもカウンターのドロップキックを返すとKANNAにタッチ。
フェースクラッシャーからチンクラッシャーを決めたKANNAは逆エビ固めへ。どうにかロープに逃れた中島はKANNAの串刺し攻撃をかわしてのの子にタッチ。KANNAのエルボーをボインで弾き返したのの子はパイグリー(=ペディグリー)からドラゴンスリーパイ(=胴絞め式ドラゴンスリーパーの体勢で相手の顔を胸に埋める)。

KANNAは必死でロープに足を伸ばして脱出すると、ボディスラムを狙ったのの子を逆にボディスラムで叩き付けて山下にタッチ。えーりんと合体攻撃を狙った山下だが、のの子は2人を叩き付けると坂崎にタッチ。山下に飛び付いて丸め込んだ坂崎だが、2回目をサイドバスターで切り返した山下はロープへ。背後から中島が攻撃すると、のの子はKカップを弾ませてからオパイェを発射。
続けて坂崎がスワンダイブ式ボディプレスを投下すると、中島の串刺し攻撃から坂崎が羽交い締め。そこに中島がライダーキックを放っていくが、山下がかわして坂崎に誤爆。すかさずえーりんが中島にネックブリーカー。さらに山下が坂崎にブラジリアンキックからクラッシュラビットヒート(=ランニングキック)を叩き込んで3カウントを奪った。

第3試合

2014-10-19_次期大森級挑戦者決定バトルロイヤル第3試合は次期大森級挑戦者決定バトルロイヤル。まずマイクを持ったマイケルが「この試合、勝たせてもらう! 俺が勝って“おおもり”あがりさ! さらに来年ベルトを取っておおもりの上の特盛りにしてやるさ!」と言って、会場を凍らせると高木が奇襲攻撃を仕掛けて場外乱闘に。
リングに一人残されたマイケルは一人ネタを披露。「大森とかけまして今日のお客さんと解きます。その心はどちらもノリがいい」と披露したところで、背後から高木が飛び蹴り。そのまま高木、MIKAMI、大石がKUDO、松永、高尾がエストレージャを仕掛けると、真ん中でマイケルがお寒いネタを次々に披露。

怒った高木たちはマイケルに6人でビッグブーツを叩き込む。そこから高木は高尾とMIKAMIをファイアーマンキャリーで持ち上げて背後に投げ捨てる。そこにKUDOが襲いかかるが、マイケルがKUDOにトラースキック。するとマイケルはアンダータイツを脱いでアルティメット・ベノムアームの体勢に。松永と大石に配置につくように指示したマイケルは、見事な流れ作業でアルティメット・ベノムアームを次々と仕掛けていって高木、KUDO、MIKAMIをオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)失格させる。
だが、高尾はギリギリで回避してマイケルにオールドスクール(=ロープ歩きからの手刀)。そしてアンダータイツを奪い取った高尾は掟破りの逆アルティメット・ベノムアームを次々に決めると大森ボンバーでマイケルと松永を失格させる。だが、大石はギリギリで高尾のアルティメット・ベノムアームを回避すると、高尾をエプロンに追いやってから高尾のアルティメット・ベノムアームを高尾の顔面に押し付けていきOTRえ勝利。見事大石が優勝して次期大森級挑戦者に決定した。

第4試合

2014-10-19_飯伏&佐々木vs力&今成1第4試合は飯伏&佐々木のゴールデン☆ストームライダーズvs.“力道山三世”力&今成のPOWER OF DREMSというDDTvs.ガンプロの対抗戦。奇襲攻撃を仕掛けていったストームライダースは場外乱闘で痛めつけてから今成をリングに戻していく。飯伏はうつ伏せの今成をジャイアントスイングでブンブン回していく。さらに佐々木がブレーンバスターから逆片エビ固め。
悲鳴をあげながらどうにかロープに逃れた今成は、飯伏を睨み付けるとエルボーで反撃。さらにカウンターのテーズプレスを返すと力にタッチ。逆水平チョップから袈裟斬りチョップを乱れ打ちした力はセーバーチョップを狙ってコーナーに登る。飯伏は追いかけていってパワーボムの体勢に。

しかし力は飯伏を叩き落とすとセーバーチョップ。これをかわした飯伏だが、力はラリアットを叩き込んで今成にタッチ。佐々木がダイビング・ラリアットからハーフダウンの今成の顔面に低空ドロップキックを発射。ナックルで反撃する今成に張り手を見舞った佐々木だが、カウンターのクロスボディーを返した今成はフィッシャーマンズ・スープレックス。
だが、佐々木は投げ捨てジャーマンを返す。そこに飯伏が入ってきて蹴っていくと、トップロープに逆さ吊りにした佐々木がドロップキック。さらに飯伏のムーンサルト・ニープレスから佐々木がダイビング・エルボードロップを落としてからクロスフェース。どうにかロープに逃れた今成は力にタッチ。

2014-10-19_飯伏&佐々木vs力&今成2袈裟斬りチョップの乱れ打ちからついにセーバーチョップを飯伏に叩き込んだ力は飯伏を場外に連れ出す。その間に今成が佐々木にDDT、ラリアットを叩き込んでいくが、カウンターのドロップキックを返した佐々木はNOW OR NEVER(=カナディアンバックブリーカーの体勢からのリバースDDT)で叩き付けて3カウント。
場内大熱狂の中、リングサイドまで駆け付けた百田光雄に対しても臨戦態勢を取る飯伏と佐々木。なおも睨み付けてくる今成に「帰れ!」と叫ぶ佐々木。力は仁王立ちで飯伏と睨み合い、一歩も退かなかった。

大人のプロレス教室

2014-10-19_大人のプロレス教室続いて松永の司会による大人のプロレス教室へ。そこに高木が入場のお手本を披露しながら登場。1人目の男性が長州力の入場を再現すると、2人目はリッキー・フジの入場を再現。3人目は女性にもかかわらず大仁田厚の入場からマイクパフォーマンスまでを再現。昨年の優勝者であるこの女性は「自分はDDTと大森が好きなんじゃー!」と絶叫。
4人目は宮武練習生をレインメーカーに見立て、外道の入場を再現。5人目は何と髪型からコスチューム、クネクネ具合まで中邑真輔を完全再現し、高木もこれには大爆笑! さらに6人目は故三沢光晴さんの入場を百田光雄の目の前で再現。

最後の7人目は5歳の子供がディーノを再現! 高木と宮武をリップロックで失神させると、ナイトメアーまで決めてみせた。結果は準優勝は5歳の男色ディーノ、特別賞に外道、優勝は会場のお客さんを一気に持っていった中邑真輔のモノマネをした中邑珍輔さんに決定。マイクを持った中邑は「答えはこうだ……イヤァオ!」と絶叫して大人のプロレス教室を締めくくった。しかし最後の最後、記念撮影の際に5歳児ディーノが中邑にリップロックをお見舞いしてみせた!

艶っぽい女性たちのベリーダンスが披露されたあと、ウータンフェスタの会長さんがHHHの入場曲に乗って登場。「DDTさんとのお付き合いも8回目となります。最初の頃は小さな団体でしたが、いまやメインになりました! 皆さんの楽しい顔を見ると、また来年もやろうと思います」と挨拶した。

第5試合

2014-10-19_ディーノvsグルクンマスクセミファイナルは昨年に引き続き参戦となった琉球ドラゴン プロレスリングのグルクン・マスクが男色ディーノが保持する世界大森級王座に挑戦する一戦。ディーノが客席を徘徊しながら登場したあと、タイトルマッチということで国歌斉唱。さらにタイトルマッチ宣言を読み上げた区議会議員さんにディーノが襲いかかる暴挙に出たが、何とか無事に試合開始。
いきなりバックを取ったディーノは腰を押し当てながら振っていく。さらに男色クローから「セイ、大森ゲイ?」と迫るディーノだが、グルクンは「NO!」。ワキ固めで反撃に出たグルクンだが、ディーノはロープに脱出するとタイツを引っ張っていく。どうにかディーノを振り解いたグルクンはミドルキックで反撃。

しかし蹴り脚を掴んだディーノは男色スクリュー。ナイトメアーから男色トレイン、さらにファイト一発を決めたディーノは男色ドライバーを狙うが、これを防いだグルクンはドロップキックからフェースクラッシャー。サマーソルトドロップを投下したグルクンだが、ディーノは男色エクスプロイダーで投げると串刺し攻撃を狙う。
これをグルクンが避けて木曽レフェリーにリップロックを誤爆。レフェリーが失神したため男色ドライバーを決めてもカウントが数えられない。するとグルクンはコーナーに登ったディーノに攻撃してトップロープに股間を強打させる。落ちた漢タイツを拾ったグルクンは、そのタイツを穿いて覚醒! 「YOU!」とディーノを指差したグルクンに男色クローを見舞ったディーノだが、グルクンには効かない。そのままディーノを吹き飛ばしたグルクンは脅えるディーノにリップロックを見舞うと、掟破り男色ドライバー改めグルクンドライバーを決めて3カウント!

世界大森級新王者となったグルクンマスクに次期挑戦者の大石が宣戦布告すっかり目覚めてしまったグルクンはベルトを木曽レフェリーにリップロックすると、ベルトを渡す区議会議員さんにも抱きついてから「沖縄から朝一の飛行機でこの大森に来たんだけど、私が勝ってこの大森をゲイタウンから解放しちゃうわよ!」と宣言。そこにDNAの樋口の肩に乗った次期挑戦者の大石がマイケル&松永を従えて登場。
マイケルが「確かに男色ディーノは負けたが、来年、この大石真翔が勝って大森をゲイタウンにしてやる!」と挑発すると、グルクンは「違う違う。いまは沖縄オネエタウン!」と言い張る。マイケルが「大森のお客さんもゲイタウンになることを望んでいるはずだ!」と言うと、グルクンも大石の挑戦を受けることを受諾して大石とフレンチキス。最後にグルクンは「沖縄からの飛行機代、来年もUTANフェスタが出せるかしら? 来年もこのベルトを持って沖縄からやってきます。じゃあ来年までゲイタウン、みんなで守ってね!」と言い放った。

第6試合

2014-10-19_スマイルスカッシュvsハッピーモーテルメインイベントはスマイルスカッシュvs.ハッピーモーテルの6人タッグマッチ。握手を交わしてからHARASHIMAvs.アントンで試合が始まると、まずはロックアップ。アントンを押し潰したHARASHIMAはストンピング。謎の動きでHARASHIMAをかく乱してからスリーパーに捉えたアントンだが、投げて脱出したHARASHIMAはヤスにタッチ。
ヤスの腕を決めたアントンをヘッドシザースに捉えたヤス。アントンは倒立を狙うが、足が伸びきる前に首が抜けて脱出成功。ここでアントンは竹下にタッチ。ロープに押し込んだ竹下はクリーンブレイクするが、ヤスは離れ際にロケットパンチ。さらにサッカーボールキックを叩き込むと、耳元で絶叫。

タッチを受けた彰人はエルボー合戦。しかし竹下もボディスラムで叩き付けて遠藤にタッチ。フライング・フォアアームを叩き込んだ遠藤だが、彰人はアームホイップで遠藤を場外に落とす。そこから場外乱闘へ。広場をダッシュしたヤスを竹下はフロントキックで迎撃。遠藤は銅像に彰人を叩き付ける。
だが、ヤスと彰人は遠藤をリングに戻して合体攻撃を狙う。これをかわしてドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばした遠藤は彰人にスペース・ローリング・エルボー。しかしヤスが低空ドロップキックを叩き込むと、彰人もドラゴンスクリュー。続いてHARASHIMAが笑顔で遠藤の足を蹴ってからタイガーレッグスピン。

そして遠藤をコーナーに逆さ吊りにすると、ヒザにヤスが串刺しドロップキックからアンクルホールド。アントンがカットに入るが、彰人がロメロスペシャルの体勢から持ち上げずに両足に思いきり体重を乗せて踏みつける。HARASHIMAもend脳の左ヒザに低空ドロップキックを叩き込むと足4の字固めへ。
ロープのほうに転がる遠藤だが、ヤスが反対側に転がしてロープを遠ざけてからスリングショット式フットスタンプを落とす。どうにかロープに辿り着いた遠藤だが、ヤスがブレーンバスターの体勢から前に落とし、ヒザをマットに叩き付けてから逆片エビ固め。ロープに逃れた遠藤は延髄斬りを狙ったが、ヤスはキャッチしてマットにヒザを叩き付ける。

しかし串刺し攻撃を狙ったヤスをドロップキックで迎撃した遠藤は、ようやく竹下にタッチ。ブルーサンダーでヤスを叩き付けた竹下は、HARASHIMAと彰人の合体攻撃をかわして彰人にトラースキック。倒れた彰人の上にHARASHIMAを投げつける。そしてアントンと竹下がダブルの南部式ナックル。
15分を経過し、竹下はヤスのバックを取るが、ヤスは松井レフェリーを掴んで投げられるのを阻止。HARASHIMAがカンフーキックから串刺しフロントキックを叩き込んでから竹下をコーナーに乗せ、雪崩式ブレーンバスター。竹下もトラースキックを返すと激しいエルボーの打ち合いに。だが、HARASHIMAはカウンターのジャンピングハイ。両者朦朧としながらタッチすると、アントンが彰人にテーズプレス。しかし彰人がアントンを投げると、そこにHARASHIMAがスワンダイブ式ボディプレスを投下。

彰人の串刺し攻撃をアントンがかわすと、竹下が飛び込んできて串刺しフロントキック。さらに遠藤のバックブリーカーからアントンがダイビング・フィストドロップ。これを足をあげて迎撃した彰人。その間にヤスがコーナーに登ったが、遠藤がヤスを攻撃すると、隣のコーナーから竹下がFromコーナーtoコーナーを発射。これでヤスが場外に転落すると、HARASHIMAも場外に追いやった遠藤が場外にケブラーダ。
リング上ではアントンと彰人がエルボー合戦。そこからボディブローを連打したアントンはアッパーカット。だが、彰人もパントキックからジャーマンで投げると、アントンにキン肉大移動。だが、どうにか着地したアントンは彰人の身体に絡みつくように卍固め。これがガッチリと決まり彰人はギブアップし、ハッピーモーテルが勝利した。

最後はマイクを持ったアントンが「苦しかった! 苦しかったけれども、仲間の力で勝つことが出来ました。竹下幸之介、遠藤哲哉、3人合わせてぴんから兄弟……間違えました! ハッピーモーテルです。心の中に少しでもハッピーモーテルいいなって思った人は、恐らくその人もハッピーモーテルです。この先一緒に頑張りましょう。それでは長い時間に分かって観戦いただきありがとうございました。これにてUTANフェスタを締めたいと思います。UTANフェスタを締めるのは、もちろんメインイベントにて勝利を飾ったこの男、ぴんから……間違えた! アントーニオ本多です! スリー、ツー、ワン、UTANフェスターです。これは私が考えたんじゃありません! いくぞー! スリー、ツー、ワン、UTANフェスター!」と叫んで締めくくった。

<試合後コメント>
ハッピーモーテル
アントン「大森UTNAフェスタ終わりまして、まず感想としてはですね、まずなぜか私が人気があるってことです。これはなんでなんですかね? さっき佐々木大輔選手がこの謎を解明しようと言っていたんですけど、これは言っていいのか(苦笑)『アントンを応援してる人はお金を払ってプロレスを観に来ない。無料だったら行く』。そういう……何て言うんですかね。言葉は悪いですけど、ブルーカラーみたいな人がダスティ・ローデス体型であるこのアントーニオ本多を応援しやすいんじゃないか、という分析をされていました。私はそんな失礼なことだとは思わないですよ。人の収入どうこうで応援する選手が変わるだなんてことはねないと思うんです。私はこの大森付近からとうとうアントーニオ本多ブームの波風が立ち始めている。それがドンドン遠心上に、日本からハワイから火星くらいまで伝わっていくと思いますよ。以上です(笑)。どうでしたフェスタは?」
遠藤「僕はここで復帰したんですよ。なのでちょうど1年ですね。やっぱり思い入れのある地で。復帰戦は負けちゃったんで、今回本多さんが取ってくれて、またここから……」
竹下「僕は初めての大森、このUTANフェスティバルは初めてで。僕、いま東海林さだおの本にハマっていまして、早く焼きビーフンの話の続きを読みたいんです」
アントン「ハハハハハ」
竹下「でも結構長い試合になってしまいましたね。もっと圧勝すると思ってましたが。だって僕らいまタッグチャンピオンです。そして(アントンが)次のEXTREMEチャンピオンなんです。この3人がいるのに、なかなか手こずってしまいました」
アントン「やっぱり応援されることによって、お客さんに手を振ったり、尻を振ったりする、そういった時間を加味して……それを抜けば5分ぐらいで勝てたと思うんですよ」
竹下「でもこういう環境で試合するのが、割と僕の理想でちょっとテンションあがっちゃったっていうのもあるし」
アントン「テンションあがってうおー!みたいね。やっぱりなっちゃてもう」
竹下「だけど、今日観たお客さんの一番印象に残った試合になっていたら僕は良かったと思います」
アントン「で、彰人選手。今度10月26日のEXTREMEのチャンピオンシップ決定したんですけど、私は普通にやりたくないんですよ。彰人選手と高尾選手の試合は普通のルールの試合だってでしょ? 私はそれは嫌なんですよね。だからね、とりあえず私としてはサブミッションマッチ。彰人君が結構サブミッションにこだわりがあるんですけど、その彰人君が得意のところをですね、潰して完膚なきまでに自信をなくしてやりたいと思うんですよ」
竹下「結構不利になるかと思うんですよ」
アントン「えぇ!(苦笑)マジで? アレ?」
彰人「(彰人は)サブミッションが得意ですし」
アントン「いやでも……ええ!?」
竹下「大丈夫ですか?」
アントン「そこをですね……」
竹下「ああ、敢えてですね」
アントン「敢えて相手の一番得意なところ、相手の土俵で相撲をとって勝つことが本当のEXTREMEチャンピオンですよ。だからとりあえずこのルールをやりたいということは伝えようと思っています」

ーー今日、卍固めで取ったのはその宣戦布告?
アントン「卍固めはサブミッションですからね、究極の。腕、腰、首、すべての場所を一挙に極めることが出来ますから。これをひとつの宣戦布告の形と言っていいんじゃないでしょうか」

彰人
「いや〜、今日も負けちゃいましたね。まあいいですよ、僕はいつも負け続けのプロレス人生歩んでいるんで。ここからは大事なところは勝てば、それでいいんですよ。タイトルマッチ、もう前哨戦は今日しかないけど後楽園までにルールとかも考えて……なんだろうな……自分が最高のパフォーマンスが出来て、そしてアントンさんと最高の試合をして、で僕が勝つ。そんな試合をしたいですね。いや、今日はもう卍(固めで)来るとは思わなかったし、正直完敗です」

ーーアントン選手からEXTREME戦のルールに関して、サブミッションルールでやりたいという提案がありました。敢えて彰人選手の得意なサブミッションでやりたいという提案があったんですけど。
「あ、いいじゃないですか! アントンさんがそれでやりたいと言うなら僕は望むところで。サブミッションマッチでいいじゃないですか。サブミッションマッチということは要はオンリーギブアップ! はい、全然。アントンさんには卍固めもあることですし、必ずしも僕が関節技が得意で、僕だけが有利なルールではないと思うので。イーブンだと思うので、ぜひそれえやりたいなと思います。本当にそのルールになるか、ちょっと会社に聞いてみて。まあ僕はオンリーギブアップっていうルール、いま(話を)聞いてやりたいなと思ったんで、『やりたいです』と伝えます」

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