HARASHIMAと中村圭吾が「熱々Tシャツ早着替え」から、一転ガチガチの特訓でKO-Dタッグ王座獲り宣言!
DDTプロレスの4月9日、東京・後楽園ホール大会で、サウナカミーナの「しゅんまお」(MAO&勝俣瞬馬)が保持するKO-Dタッグ王座に挑戦するHARASHIMAと中村圭吾が同3日、東京・お茶ノ水の道場で公開練習を行いベルト獲りを宣言した。
3月27日の調印式では昆虫を食べて意気込みを見せた中村は、この日、大先輩・HARASHIMAに合同練習を提案して呼び出した。ところが、リング横のテーブルにはなぜか鍋が置かれ、すでに沸騰中。鍋の中身はなんと“Tシャツ”で、中村は「熱々Tシャツ早着替え! これでサウナの熱さに勝つ! 着たらサウナカミーナに勝てます!」とキッパリ。中村はやおら鍋のなかからTシャツを取り出すと、熱さに手を焼きながらもなんとか着用に成功。
中村が「次はHARASHIMAさんの番です」と言うも、HARASHIMAは「練習するからって来たのに、Tシャツ着て終わりじゃ、違うんじゃない? 熱さって違うでしょ? タイトル戦まで日にちないんだよ。それで勝てんのか?」と諭して、張り手をかまして中村の目を覚ました。
HARASHIMAが「ちゃんとリングで練習だ。やるぞ!」と言うと、2人はリングに上がり、まずはHARASHIMAがミットをはめて、中村がキックの猛特訓。それが終わると、次はグラップリングでのスパーリング。中村は高校時代、アマレスでインターハイに出場した猛者だが、実力者HARASHIMAに完全にコントロールされた。それでも中村は悲鳴を上げながら、死力を振り絞って食らいつく根性を見せた。
「熱々Tシャツ早着替え」から、一転みっちりとガチガチの公開特訓を終えた中村は「合同練習で熱が入りました。4・9後楽園ではHARASHIMAさんと絶対ベルト獲ります!」と宣言。HARASHIMAは「シビアにグランドで攻めさせてもらって、相当苦しかったと思うんですけど、強い気持ちが見えたんで、この気持ちが見えれば勝機はある。中村とタッグを組んで試合するのが楽しみです」と手応えを感じ取った様子。
さらに、HARASHIMAは「最近、試合ではグラウンドの展開とかやることも少なくなってる。さっきのとか苦しいんですけど、それでも中村は動き続けてた。それが試合に生きてくる。強烈な技を食ってダメージがあっても頑張れる。中村は十分できてるんで」と語った。
王者組の「しゅんまお」は連係技が多いが、HARASHIMAは「3・24新宿の前に連係は4パターン考えた。試合ではかみ合わなかったけど、精度を高めて。あわよくばあと6つ増やして、10個くらい考えて。いろんな感じで対応できれば」と話した。「しゅんまお」の必勝パターンは合体技の「俺たちのまっどまっくす」だが、HARASHIMAは「それを食らわないようにするのが肝。まっどまっくす対策も、ここでは見せなかったけど考えてます。それは秘密です」とニヤリ。
中村は勝てれば、KO-Dタッグ王座初戴冠となるが、「僕が若手で一番遅れを取ってるので、ベルトを獲ってすべてを巻き返したい」と力を込めた。