3・21後楽園でのKO-D無差別級王座戦、最後の前哨戦は王者・火野が制す! しゅんまおVSハリマオのKO-Dタッグ王座戦はエニウェアフォール戦に
DDTプロレスが3月12日、埼玉・所沢航空記念公園野外ステージで「お花見プロレス2023」を開催。同21日、東京・後楽園ホールでのKO-D無差別級王座戦の最後の前哨戦が行われ、王者の火野裕士が挑戦者の納谷幸男組を制し、初Vに弾みをつけた。また、同大会でのKO-Dタッグ選手権(王者組=MAO&勝俣瞬馬VS挑戦者=樋口和貞&中津良太)はエニウェアフォールマッチで行なわれることになった。
この日、火野はMAO、大石真翔とのトリオで、納谷、樋口和貞、石田有輝組と対戦し、KO-D無差別級、KO-Dタッグ両王座戦のダブル前哨戦となった。試合はMAOと樋口が激しくやり合い、場外のステージ席にまでなだれ込んで大乱闘に発展。火野と納谷が対峙すると、壮絶なエルボー合戦。納谷がニーリフト、ブレーンバスター、ダイビング・エルボードロップ、ビッグブーツを繰り出せば、火野はジャンピング・タックル、ラリアットで応戦し、バチバチの展開に。樋口と石田は火野にダブルの突っ張りで攻め込むも、それをしのいだ火野は石田を強引なキングコングスリーパーで絞め上げギブアップを奪った。これで3度にわたる火野と納谷の前哨戦は王者の2勝1敗。火野は最後の前哨戦を獲って、タイトル戦に弾みをつけた。
マイクを持った納谷が「火野さん、3月21日、DDTのプロレス、DDTのヘビー級がどこの団体にも負けてない最高の試合をしましょう。ぶっ殺すんで覚悟しといてください」と挑発すれば、火野は「最近えらい自信もってるけど、火野裕士の壁はメチャメチャ高いぞ。ええ試合しよう。でも、勝つのは俺や」と余裕を見せた。
さらに、試合後、樋口が「好き勝手やってくれたじゃねぇか。俺らこういうのも好きだ。3月21日、エニウェアフォールで!」と要求。MAOは「やるに決まってるじゃん。26周年にふさわしいエニウェアフォールマッチにしようぜ」と応じ、KO-Dタッグ王座戦は「しゅんまお」のフィールドといえるエニウェアフォールマッチで行なわれることが決まった。
樋口が「翻弄された。ただ、こういう自由な空間でこうやってやるのは嫌いじゃない。リング内外、所狭しとやってやろうじゃねぇか」と言えば、MAOは「向こうからしゅんまおのテリトリーに入ってきてくれるとはありがたい。中津さんの怖さはもちろんだけど、BASARAに行ってからの中津さんは、すごい遊び心があるから一番怖い。ノリで受けちゃったけど、後々考えたら怖いなって」と警戒心ものぞかせた。