上野勇希が前年覇者の秋山準から金星を挙げ「D王」白星発進! 「想像していた勝ち方で勝てたということは、いいリーグ戦になる」
DDTプロレスのシングル最強決定リーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」が11月3日、東京・大田区総合体育館で開幕。セミファイナルのAブロック公式戦で、上野勇希が前年覇者の秋山準から金星をマークして、好発進した。
上野は体重80キロで、リーグ戦出場全12選手中、最も軽量で、ほかの選手との体格差が課題とされていたが、それをものともしなかった。連覇を狙う秋山はジャンピング・ニーバット、雪崩式バックドロップなどで攻め立てたが、上野は顔面へのドロップキック、ブリザード・スープレックスなどで応戦。上野のBMEをかわした秋山はエクスプロイダー連発で決めにいくも、上野はドロップキックからWRから繰り出して電撃の3カウントを奪取した。
上野は「僕が秋山さんから勝つことができる可能性、小さい穴の一つを通すことができました。ほぼ唯一であろう勝ち方で勝つことができました。僕が想像していた勝ち方で勝てたということは、いいリーグ戦になるのではないでしょうか」と笑顔を見せた。
一方、黒星スタートとなった秋山は「レフェリーが3つ叩いたってことは負けなんだろう。いくら攻めたって、取られれば負けなんだから。明日には切り替えて。(今後は)勝ちを狙いに行くだけ」と、よもやの敗戦に苦虫をかみつぶしていた。
また、シングル初対決で元ダムネーション同士の一戦となった遠藤哲哉対火野裕士は、遠藤が火野のパワーに苦しみながらも、トーチャーラックボムで初めて投げ捨てることに成功。火野はチョップ連打、ラリアットで追い込むも、遠藤が丸め込んでフォールを奪った。
遠藤は「例年にも増してきつすぎる。みんなヘビー級じゃないか。ただ、今日勝ったのは俺。結果がすべてだ。ダムネーションが解散して、俺がほしいのは結果。俺がまたDDTのトップに立つ第一歩が今日だ。俺がDDTのトップに立ってないとおもしろくないだろ」とコメント。
火野は「やってもうた。次誰や? (11・6横浜で秋山だが)秋山準、もう切り替えないとしゃあない。これ絶対取らないとあかんね」と前を向いた。