「私が何十年何百年生きてもパートナーはお前だけ」重い愛をぶつけ合う痴話喧嘩に観客が笑顔!タッグトーナメント優勝を果たした山下実優&伊藤麻希が王座奪取を宣言!
11日、東京都・後楽園ホールにて、東京女子プロレス『第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』が開催され、【121000000(ワントゥーミリオン)】山下実優&伊藤麻希が初優勝を果たした。
東京女子プロレスの最強タッグを決める祭典『“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』には今年は全10チームが参戦。1月15日に開幕し、この日の決勝戦まで約1ヶ月の間激闘を繰り広げてきた。
決勝戦に駒を進めたのは、【121000000】山下実優&伊藤麻希、【享楽共鳴】中島翔子&ハイパーミサヲ。
入場後にマイクを要求したミサヲは、「実はこのメンバーで2年前のタッグトーナメントでも闘ってるけど、そのときは決勝じゃなかったし、私たちはそれぞれ走りたてのタッグだったよね。そこから2年間それぞれいろんな闘いを経て、この聖地で決勝をこの4人で闘って頂上が決まるのが嬉しいし誇らしく思ってるよ。私も伊藤ちゃんもナメられがちなキャラクターだけど、今は我々プライドを持って誰にも馬鹿にされず闘える4人になってると思う。なので、今日は改めてよろしくお願いします!正々堂々!」と胸が熱くなるような真摯な言葉とともに握手を求めるが、ワンミリがこれに応じた瞬間に案の定の奇襲をかける。
もちろんこれも読んでいたワンミリが余裕の迎撃を見せるが、ミサヲが場をかき乱したところに中島が突貫していくコンビネーションで相手に流れを掴ませず、享楽共鳴が序盤戦を優勢に終える。
伊藤が集中砲火を受ける展開となるも、ド根性で耐え抜いて生還。代わる山下が多彩かつ鋭い蹴撃でミサヲを追い込んでいくが、ミサヲは折れずに真っ向勝負を挑んで山下の足を潰すことに成功。形勢が一気に享楽共鳴に傾く。
苦戦が続くワンミリだったが、伊藤が身を挺して山下を守るなどのガッツを見せ、山下も痛む足で放ったハイキックを中島にクリーンヒットさせて生還。
終盤戦に入ると、ワンミリが互いにヘッドバッドを見舞って活を入れ一気呵成の攻勢へ。2人で雄叫びを上げながら突貫して軽快な連携攻撃を決めていき、中島を集中攻撃。救援に来たミサヲを山下がScull Kickで排除し、山下のホイールバローに伊藤がI.S.Dを合わせ、直後に山下がジャーマンで放り捨てる合体攻撃が炸裂。最後は伊藤が中島を伊藤デラックス(※変形テキサスクローバーホールド)で絞り上げてギブアップを奪った。
結成以降初の栄冠を得たワンミリの2人は涙ながらに喜び合い、3月18日の有明コロシアム大会でのプリンセスタッグ奪取を宣言。同王座は現在マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァが保持しており、2月25日にアメリカで行われる防衛戦で勝利した場合には再来日してワンミリと王座をかけて闘うことになる。
そして、感極まった山下が「これだけは言わせて!本当に、伊藤とずっとこういうふうに2人で結果を出せなくて本当に悔しくて、けど私達メチャクチャ最高なんです。伊藤と一緒だから本当に闘うのが楽しいし組むのが楽しいし。だからこそ私は日本だけじゃなく世界に私達の最高な所を伝えたいし、私は改めて伊藤とトロフィーを取ることが出来て嬉しかった。本当にお前は最高のビジネスパートナーだ!」と絶叫。
これを受けた伊藤が「お前さあ、辞書引いた?!ビジネスパートナーの意味違うから!伊藤は山下のこと好きだし尊敬してる!」と苛立ちながら愛の言葉をぶつけると、山下も「好きだって言ってんじゃん!ビジネスパートナーでも今もこれから先も、私が何十年何百年生きてもパートナーはお前だけなの!お前が最高なの!」と重い愛をぶつけ返すという壮大な痴話喧嘩を展開し、さらに2人で愛を深めてから伊藤の「1人よりも2人!2人なら100倍!ウチら、ワントゥ!」「ミリオーーン!」の即興コール&レスポンスで大会を締めた。
バックステージに戻っても2人は「レスラー人生の中で伊藤と出会えたことが、それだけでプロレスラーになって良かったと思ってる」「伊藤も良かったと思ってる」など重い愛のキャッチボールを行い、改めてタッグ王座奪取に向けて気炎。
その後、締めの即興コール&レスポンスに話が及ぶと、マスコミ陣へ「今やります?ここにいる人達全員言ってください。絶対ですよ?」とコールを振る。マスコミ陣が全員無言を貫くと、2人で「10人いますけど1人も言わないってスゴいよ?」「マジでありえない!」「ミリオーーン!」「本当につまんない大人だね!」と流れるような罵倒のコンビネーションを見せ、憤慨しながら去っていった。