“令和のAA砲” 赤井沙希&荒井優希がタッグトーナメント2回戦で白昼夢に無念の敗退! 荒井は「強くなって、次トーナメントに出られたら優勝したい」と涙
東京女子プロレスが1月19日、東京・新宿FACE大会を開催。『第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』2回戦3試合が行われ、前プリンセスタッグ王者組の“令和のAA砲” 赤井沙希&荒井優希(SKE48)が前年覇者の白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)に惜しくも敗れベスト4進出を逃した。
イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールで、“怪女コンビ” ザ・ウエイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)に敗退して王座から陥落したAA砲にとって、今トーナメントは王座奪回の足掛かりにしなければならない大会だった。
1回戦(15日、大手町三井ホール)で愛野ユキ、らく組を破って勝ち上がったAA砲は白昼夢とは初めての対戦。序盤、辰巳がチョークで赤井の首を絞めると、AA砲は辰巳にダブル・ビッグブーツを敢行。その後、荒井が白昼夢に足を攻められた。赤井が辰巳に張り手連打、三角絞めで絞め上げ、渡辺にも三角絞めを決めるも、脱出した渡辺はエルボー連打。赤井はミドルキック連発で意地の張り合い。荒井は渡辺にドロップキック、ビッグブーツで反撃も、辰巳がドラゴンスクリュー、足4の字固めで捕らえた。赤井がカットすると、荒井は辰巳にサソリ固め、フルネルソンバスターからFinally(カカト落とし)を狙うも、かわした辰巳がツイスト・オブ・フェイト。辰巳はトップロープからミサイルヒップを狙うが、荒井が回避。AA砲はダブル新人賞を辰巳に叩き込み、荒井が再度Finallyにいこうとするも、渡辺が阻止。白昼夢は赤井に白昼夢エタニティを見舞って場外に排除。荒井の逆さ押さえ込みを返した辰巳は、バックブリーカー、スリーパー、ドラゴンスリーパー。そしてホワイトドラゴンスリーパーに移行すると、荒井がたまらずギブアップ。奮戦したAA砲だが、白昼夢の前に沈んだ。
辰巳は「そう簡単にいける相手だとは思わなかったけど厄介だった。この大事な1勝をつなげて、我々が目指すは2連覇。誰でも倒してやるからな」と歓喜のマイク。
バックステージで荒井は「私が負けてしまって。せっかく赤井さんとトーナメントに出られたのに、ここまでになってしまったのがすごい悔しいですけど、私の力不足だったので。また強くなって、次トーナメントに出られたら優勝したいなって思いました」と涙。
赤井は「初めて優希ちゃんと組んだときと、今日では、組んでて隣に立ってて、強さとかがどんどん成長してるのが分かりました。自分たちが流出させてしまったベルトを、自分たちで獲り返したいと思ってたんですけど、プロレスラーは運とタイミングが大事で。今日、白昼夢がそのタイミングをつかんで、うちらに運とタイミングはなかった。優希ちゃんとのタッグは継続しつつ、次いつ組めるか分からないですけど、自分は組みたいと思ってます。また次に組むときまで各々の力を蓄えて、より大きなAA砲を見ていただきたいと思います」と巻き返しを期した。
一方、準決勝進出を決めた辰巳は「優希ちゃんだけなら、我々も先輩だし余裕で主導権握れるかなって思ったんですけど、赤井さんもいると、ジャマばっかりしてきて、崩されて。まずは優勝してトロフィーをまたゲットして。タッグベルトは私たちの元からいなくなった時点で、ずっと流出してるので、獲り返さないとなって思っております」と2連覇、そして、その先を見据えた。次戦は享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)に決まったが、辰巳は「やだね。何しでかすか分からないから。こっちもトリッキー要素強めでいきたい」と話した。
その享楽共鳴は、猫はるな&鳥喰かやと激突。猫組が奇襲を仕掛けてかく乱したが、ミサヲがハイパミ・リターンズで猫を制した。中島は「白昼夢には去年のトーナメントで負けてるから獲り返したい」とリベンジ宣言。
この結果、29日、埼玉・春日部ふれあいキューブでの準決勝は白昼夢VS享楽共鳴、山下実優&伊藤麻希VS宮本もか&長野じゅりあに決定した。
また、2月11日の後楽園、同18日の名古屋国際会議場イベントホールに全米のインディマットで活躍する“ザ・キックデーモン”ジャナイ・カイの参戦が決まった。ジャナイ・カイは名古屋大会で、渡辺が保持するインターナショナル・プリンセス選手権に挑戦する。
なお、1月30日に東京・TwinBox AKIHABARAで無観客配信興行を行う。東京女子は10年前の同じ日、同じ場所で初めてのイベントを開催しており、原点の地での大会となる。マットプロレスによる全選手参加のワンナイトトーナメントで、「WRESTLE UNIVERSE」では初のPPV配信大会となる。