『PANCRASE 330』でTSUNEと田嶋椋がバンタム級KOPの暫定王座戦で対戦!TSUNE「勝ちに行くだけです」

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 12月8日夕、都内新宿区のパンクラスにて、フライ級チャンピオンシップの調印式に続き、バンタム級暫定王者決定戦の調印式が行われた。
 この試合は、12月25日、横浜武道館にて開催される『PANCRASE 330』にてセミファイナルとなる。
 調印式にはランキング1位のTSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)、6位の田嶋椋(OOTA DOJO)が出席。廣瀬隆司キング・オブ・パンクラシスト評議員長の立ち会いのもと、出場誓約書にサインした。

 この試合は、当初、第4代バンタム級KOP・中島太一の防衛戦として行われるはずだったが、中島の怪我により延期に。その代わり、TSUNEと田嶋による暫定王者決定戦が行われることになった。

 TSUNEは2015年、初参戦。井関遼に判定勝ちでパンクラスデビューを飾った。以降、4連勝をあげるが2017年7月、上田将勝に判定で敗れ、壁にぶつかった。その後2連勝はしたものの、続いて4連敗を喫し暗いトンネルに。
 しかし、昨年から鬼神光司、平田丈二、井村塁、平岡将英に4連勝し、チャンピオンシップへの切符をつかんだ。

 対する田嶋は昨年より参戦。6戦5勝1敗の戦績を挙げ、今年はネオブラッド・トーナメント優勝並びにMVPを受賞した。23歳の若さ溢れるハツラツとした闘いぶりに、1戦ごとに強く、実力をつけてきている注目の選手だ。

 両選手との質疑応答は以下。

――まず最初に、この試合への意気込みをお願いします。
田嶋「今回、このようなビッグチャンスをいただけて、先輩の胸を借りるつもりでベルトを獲りにいきます」

TSUNE「このタイトルマッチが決まって、チャンピオンが怪我をしてしまって。(試合が)なくなりかけたんですけど、受けてくれた田嶋選手に本当に感謝しています。
 やることは一緒なので、勝ちに行くだけです。応援よろしくお願いします」

――TSUNE選手におうかがいします。正王者の怪我で相手が変わって暫定王座戦になった、このことについてどのようにお考えでしょうか。
TSUNE「(正王者に対する)対策なんかは色々やっていたので、ちょっとその辺はイチからやり直しなんですけど、獲りにいくっていうことは変わらないので。何も変わらないですね、(いつもと)一緒のことをやるだけですね」

――田嶋選手、このオファーがあったのはいつで、その時どういう風に考えて受けたのでしょうか。
田嶋「1ヶ月前くらいのオファーでした。でも、こんなビッグチャンス、やるしかないんで。もう、すぐ『やります』と太田さんに話して、すぐ決めて返事をしました」

――改めて、お互いの印象をお聞かせください。
田嶋「TSUNE選手は丁寧な試合運びで。でも、自分もミスなくやって、5分5R闘い続けます」

TSUNE「まだちゃんと、しっかりとは見えてないんですけど、勢いがあって。連勝してますし、気を抜かずにやりたいですね」

――TSUNE選手はキャリアも長くなってきました。ベルトが目の前にあるという状況、今どのような思いでいますか。
TSUNE「一時期は連敗もあり、無縁……じゃないですけど、ベルトとかを目指さずにやってる感じでした。でも、このところ連勝が続いてだんだん(ベルトが)見えてきて、もう一回ベルトをしっかり獲りにいくっていう気持ちが強くなっています」

――田嶋選手、NBTを取って、この勢いのままパンクラスの頂点を目指すわけですが、この辺の思いはいかがでしょうか。
田嶋「そうですね、自分もベルトを獲るためにやってきているので、しっかり勝ちます」

――チャンピオンシップは5分5Rです。話せる範囲で構わないので、どんな試合をしてどんな勝ち方をしたいですか。
田嶋「自分は初めての5分5Rなんですけど、もう全部、全力で行きます」

TSUNE「自分も5分5Rは初めてなんですけど、もうしっかり作ってきてあるので、理想は全局面でしっかり対応して上に行きたいなと思います。でも、色々な展開があると思うので、気を抜かずにやっていきます」

――田嶋選手、今日は師匠の太田(純一)さんもいらしていますが、太田さんからはどのような言葉があったのでしょうか。
田嶋「このビッグチャンスでしっかりベルトを巻けるようにと、色々言ってもらいましたね。本当に『勝とう』という、それだけですね」

――TSUNE選手、長いキャリアの中で、仲間や応援してくれている人、周りのさまざまな人の期待があると思います。どんな言葉があったでしょうか。
TSUNE「今回は、もうすごくたくさんありました。地元は熊本なんですけど、そっちの方からも応援が来てくれたりとか、みんな期待してくれているので、その期待に応えようと頑張っています」

――TSUNE選手ご本人の言葉かはわからないのですが、「格闘技の集大成」という言葉も出てきているようですが。
TSUNE「そうですね。この歳で、もう37でチャンスもなかなか回ってこないと思うので、最後くらいの気持ちでやってますね」

――ファイターならベルトを目指すのは当然だと思います。それと同じように、強い相手とやりたいという気持ちも持っていると思うんです。その中で、今回、ベルトはかかっているけれども、当初の相手の中島選手とは全然キャリアの違う若手とやることになったということについては、正直なところ、どのような気持ちでいらっしゃいますか。
TSUNE「自分はキャリアは結構あるんですけど、対戦相手が変わるというのが初めてで。最初、そのことにだいぶ動揺したんです。『(相手を探すのに)1日待ってくれ』と言われて、『試合、なくなるかもな……』と思いながら1日過ごしてたんですけど、結局、相手が見つかったということでホッとしました。
 とにかく試合をできることが一番嬉しいですね。チャンピオンシップが来て待たされるっていうのもちょっとアレなので」

――相手がキャリアがなくても、という。
TSUNE「そうですね。相手どうこうではなかったですね。とにかくチャンピオンシップをやってもらえれば、という気持ちでした」

――田嶋選手、今のTSUNE選手の気持ちに対してどう思われますか。
田嶋「自分も同じような気持ちです。自分も、試合ができればいいかなって感じで、さらにチャンピオンシップなんで、本当に関係者の方には感謝しかないですね」

――TSUNE選手、所属しているMe,Weは誰に聞いても雰囲気が良くて、ジムのために勝ちたいと言う選手が多い印象です。Me,Weの選手としてこの試合に懸ける思いはいかがでしょうか。
TSUNE「自分の中では日本で一番良い環境のジムでやっていると思っています。バンタム級も育っていますし、下の階級もチャンピオンがいますし(※第3代ストロー級KOP・山北渓人)。その中でも、自分はだいぶ(キャリアが)上の方なので、引っ張っていく立場。ジムの看板を背負って闘いたいと思います」

――田嶋選手、師匠の太田さんは、パンクラスの審判でもあり運営陣でありながら、セコンドにつくとヒヤヒヤするような指示を与えたりしているんですけど、太田さんというセコンドの存在というのは、田嶋選手にとってどのくらい大きいですか。
田嶋「もうメチャクチャ大きいですね」

――それ言ったら判定がヤバイよ! と思うようなことはないですか。
田嶋「会場に笑いが起きるっていうのは、作戦のうちっていうことで(笑)。自分にとっては大きな存在です」

――両選手、今回の試合に向けて改めて強化してきたことはありますか。
TSUNE「もう、全部を毎回強化しているんですけど、やはり5Rということで、毎回5Rは必ずやっていますし、もうランニングがすごく増えて。スタミナ強化をすごくやっているので、そこは自信がついたなと思っています。5Rしっかり動き回れるようにやっています」

田嶋「試合だからと言ってそんなに特別なことはなくて。いつも通り、普段通りの練習ですね。いつもと変わらない練習をしています」

――それは想定練習という形でも同じですか。
田嶋「そうですね」

――パンクラスの王者のイメージ、ベルトに対する思いとは?
田嶋「パンクラスは日本のトップの団体だと思っているので、そこの王者になれるということは、日本の総合格闘技の中でもトップに立てるということだと自分は思っています。本当にそれぐらいの気持ちでやります」

TSUNE「やっぱり、どの団体よりもかっこいいですよね、ベルトが。そういう気持ちは昔からあります。うーん、そうですね、獲ってから変わるのかなって思いますね。獲るまではまだ実感もないので。獲ってから、自分はチャンピオンなんだなっていう気持ちになっていくのかなって思うので、獲るまでは解りません」

 2022年最終戦の大舞台。シルバーに輝くベルトを腰に巻くのはどちらか。

(写真・文/佐佐木 澪)

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