まちおこし×プロレスの新しいカタチ「町田プロレス」が、コロナ禍を乗り越え3年ぶりに開催。大仁田厚ら参戦
12月4日12時より、町田シバヒロで開催された「町田プロレス 復活!第5戦」に、FMWEの大仁田厚が参戦した。会場は、町田市役所が移転し、跡地を市民に解放している芝生広場。
「まち元気プロレス」と銘打った町田プロレスは、地元の有志により結成された。代表の杉浦隆さんは、「こどもの頃から父親に連れられてプロレスを見に行っていた。プロレスは老若男女、全世代みんなで楽しめる。まちおこしにピッタリなんです。」と、リングも購入したと意気込みを語った。
町田プロレスには、個性豊かなマスクマンが揃う。町田市はシルクメロンの水耕栽培に力を入れている。そのためメロンをモチーフにした「シルクメロン侍」を筆頭に、町田の市の花サルビアをモチーフにした「サルビアン・レッド」など、地元にゆかりあるキャラクターが多数登場する。町田の魅力を発信しつつ、地元に愛されるプロレスを目指す取り組みだ。
メインイベントは、大仁田厚、シルクメロン侍、ザ・グレート・おさけvsアブドーラ・小林、赤鬼、黒鬼のスペシャルタッグマッチ時間無制限1本勝負が行われた。「その辺にあるものすべて凶器!凶器であります!」若林健治アナウンサーの熱がこもった声が響く中、椅子、パイロン、看板が飛びかい、試合は両チームリングイン直後から、リング内外で攻防が展開された。シルクメロンがコーナーに追いやられ劣勢となるもの、なんとか逃れ、おさけが場外へプランチャー、さらに大仁田が机パイルドライバーを赤鬼に見舞い、たたみかけるようにダブルアームスープレックスを浴びせた。最後はシルクメロンが11分44秒、ジューシーカッターで黒鬼をマットに沈め試合を決めた。
「コロナで3年間開催できませんでした!町田のみんなが待ちに待ってました!」とシルクメロンがマイクを取り、最後は大仁田が実行委員全員をリングに上げ、大盛り上がりの大会を締めた。