メイウェザーのラブコールを受けた皇治が“秘蔵っ子”ジャハン・イングラムと対戦決定!「マトモに闘うことの出来ない人間がトラッシュトークをする資格はない」
31日、都内某所にてRIZINが記者会見を行い、皇治がフロイド・メイウェザーJr.からの第二の刺客、ジャハン・イングラムと『GLOBAL TITANS』で対戦することが決まった。
皇治は、今年9月25日の『超RIZIN』にてフロイド・メイウェザーJr.のボディガードであるジジと対戦しKO勝利。この事態を重く見たメイウェザー・プロモーションは皇治へ“第二の刺客”ジャハン・イングラムを送り込むことを決定した。
ジャハンは、今年2月にプロデビューを果たしてから3戦3勝、すべてKOで勝利を収めており、メイウェザーからは「将来必ず世界チャンピオンになる選手」と太鼓判を押されている“メイウェザーの秘蔵っ子”として知られている。
また、ジャハンは朝倉海がメイウェザーのジムへ訪問した際の動画『メイウェザーのジムに殴り込みにいったら返り討ちに遭いました』で“メイウェザージムの最強若手”として登場し、スパーリングで海を圧倒する姿を見せて日本でも話題になったことがある選手だ。
会見ではメイウェザーからのビデオメッセージが放映され、「俺のダチのジジを倒した皇治、俺のチームにいるジャハンと試合やろうじゃないか。俺のエキシビションのアンダーカードで組むしか無い」と宣戦布告。
ジャハンは礼儀正しく挨拶を行うが、皇治は「メイウェザー来たと思ったら、ま~たパチモンのマルコメが来た」「TMTは雑魚の集まりやからね。チンカス軍団ですよ」などと得意のトラッシュトークで場外戦を仕掛ける。
ジャハンは、皇治とジジの試合について「そもそもジジは大したことないので、そこと試合して勝って調子に乗っているというのは全く話にならない。それも3Rもかかったということなので、見る価値はない」と試合すら見ていないことを明かし、皇治のトラッシュトークを受けても「この状況でなぜトラッシュトークをする必要があるのかと疑問に思うし、発言が薄っぺらい、そして根拠がない、そして彼の闘い方を見ると、それが如実に伝わってきて、マトモに闘うことの出来ない人間がトラッシュトークをする資格はないと思います」とバッサリ。
皇治への評価について問われても「彼のキックボクシングの試合はいくつか見たことがありますが、ボクシングだけの動きは見たことがありません。ただ、キックボクシングの試合から判断するに、フォームや打ち方から見て、彼の打撃はレベルが低いです」と冷静に切り捨てた。
その他のジャハンの発言も含めて皇治は目に見えて苛立っていき、「やせ我慢しとるんですよ、さっきから。俺の試合見てないとか言いながら、キックボクシングの試合がどうとか、見とるんですよ。かわいいマルコメなんですよ。あんまりね、わかってないですよね、煽り方をね」と気色ばむ場面もあった。
最後には記念撮影が行われるも、ヒートアップした皇治は段取りを無視してフェイスオフへ。額を極限まで近づけてジャハンを睨み合い、自分とジャハンの頬を指さしてニヤリ。ジャハンが去っていくと、皇治はマスコミ陣へ「ここ(頬)がピクピクピクピク~ってしてるからすっごいビビってる。全然慣れてない」と笑ってみせた。
RIZINの榊原信行CEOは、「ホントにある意味、ロックオンされてるんだと思いますね。フロイド側からこれまで日本人選手を固有名詞で呼ばれたことがないんですよね。朝倉未来のときでも、未来の認識って試合するまで無かったし、天心は試合した後に覚えたかもしんないですけど、ジジが負けたということは、TMTとして、メイウェザー・プロモーションとしては大きいことなんだと思いますね」と、メイウェザーの認識を揺るがした皇治を評価。
そして、今回のファイトマネーについて問われると、「それなりにフロイド側が出してます。興行主は彼なんで。皇治は“バイト”と言ってますけど、バイトにしちゃあゴツいファイトマネーもらうなってくらいですね(笑)今、円安だから。(今回のギャラは)ドルでもらえるんですよ。だから10万ドルもらったって、今までは1000万円くらいだったのが、今は1500万円くらいじゃないですか。結構良いお金になると思いますよ」と、皇治がドバイドリームを掴むことを明かした。
『GLOBAL TITANS』
日程:日本時間11月14日(月)
開始:日本時間4:00
会場:ドバイ・Coca-Cola Arena
▼ボクシングエキシビションバウト 3分3R 65.0kg以下契約
皇治
vs
ジャハン・イングラム