東京の商店街をプロレスで盛り上げる『闘強商店会プロレス』がツアーファイナル!東久留米市長&市議会議長が見守る中で実の母娘が王座戦!
16日、東京都・成美グリーンホールにて『闘強商店会プロレス~三都物語~』が開催された。
『闘強商店会プロレス』とは、東京都の3つの商店会が協力して行っている、街を活性化させるためのプロレス大会を軸にした商店街周遊イベント。
このイベントの基となったのは、新宿三丁目の末広通り商店会(新宿区)が商店街活性イベントの一環として公道にリングを立てて行っているオールスタンディング形式かつ観戦無料のプロレス大会。
当該イベントは毎回大盛況の内に終わっており、このプロレス祭りの輪を広げていくべくたかの台地区商店会(小平市)、東久留米駅前商店会(東久留米市)も合わせた3つの商店会でタッグを結成。
それぞれの商店街でのプロレス大会や商店街を周ってスタンプを集めることで景品がもらえるスタンプラリー企画などが実施される町おこしイベントとしてシリーズ化。プロレスラーたちが商店会ごとにチームを結成し、東久留米駅前商店会にあるラジオ局『TOKYO854くるめラ』内の番組『たまプロレス情報局』が管理するタッグベルト・たまプロタッグ王座を巡る男子&女子のミクスドタッグでの闘いが行われていくというストーリー性のあるイベントに生まれ変わった。
ツアーファイナルとなる今大会は、東久留米駅前商店会が誇る成美グリーンホールで開催。
3つの商店会の会長に加え、東久留米市長の富田竜馬氏、東久留米市議会議長の篠宮正明氏もリングに上って挨拶。東久留米の重鎮達が見守る中で大会は行われた。
メインイベントでは、たまプロタッグ王座を持つたかの台地区商店会チームのトランザム★ヒロシ&星いぶきを相手に、東久留米駅前商店会チームのマスクドミステリー&星ハム子が挑戦。
星ハム子と星いぶきは実の母娘レスラーであり、ともにアイスリボンに所属。今年9月にはいぶきが母・ハム子を破ってアイスリボンのタッグ王座を戴冠しており、ハム子は娘へのリベンジに燃えていた。
試合は、王者・たかの台地区商店会チームが息の合ったチームワークを発揮して序盤戦を優位に進めていくが、ハム子がいぶきとの直接対決で猛攻をかけ終盤には形勢をイーブンに。
いぶき&ヒロシが卍固めの競演を見せれば、ハム子&ミステリーもシャイニング腹ザード(※シャイニング式のお腹攻撃)の競演で対抗。ヒロシのヨガパワーをミステリーが宇宙パワーで打ち破り、最後はチョークスラムで試合を決めた。
ハム子は宣言通り娘へのリベンジを果たし王座戴冠を果たしたが、その余韻に浸る間もなく、この日の夜の大会で木下亨平&夏すみれの“心斎橋筋商店街チーム”を相手に初防衛戦を行うことが決定された。
東京の商店街をプロレスで盛り上げるために発足された闘強商店会プロレスは大団円のフィナーレを迎えたが、大阪の商店街がチームを結成して攻め込んでくるという新たな闘いが勃発。
闘強商店会プロレスは来年度の開催も目指して水面下で活動を続けるということであり、商店街プロレスの輪が東京・大阪だけではなく全国規模にまで広がっていくことに期待したい。