【試合詳細】9・25 FBWハナミズキホール大会 大仁田厚&船木誠勝&バラモン・シュウ&バラモン・ケイ with BILLY vs ミスター・ポーゴ&西村修&マスクド・ファイヤー&ダイナ御堂 with デビル・マジシャン
『FBW ファイヤープロレス旗揚げ戦 電流爆破2DAYS 大阪大炎上~秋の陣~』
日程:9月24日(土)
開始:16:30
会場:大阪・花博記念公園鶴見緑地ハナミズキホール附属展示場
観衆:494人満員・主催者発表
▼シングルマッチ 15分1本勝負
●イデア(NPW)
4分52秒 アルゼンチン式背骨折り
○清水来人(TeamMotion)
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○花園桃花(フリー)/しゃあ(愛媛)
12分13秒 直伝デルフィンクラッチ
紗恵(柳瀬)/●藍川はるか(フリー)
▼タッグマッチ 15分1本勝負
○守屋博昭(フリー)/杏ちゃむ(信州ガールズ)
10分51秒 エナジャイズロック
●ヨイガー/アイガー(LLPW-X)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○アンドレザ・ジャイアントパンダ(新根室)
6分35秒 ジャイアントプレス
●菊タロー(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○正岡大介(FREEDOMS)
8分30秒 ファイヤーサンダー
●青木魔太郎(ダブ)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○SUGI(Mil gracias)/RICHO(Mil gracias)
9分46秒 コーナートップからのスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュ
アルティメット・スパイダーJr.(大阪)/●ライジングKID(南大阪)
▼『BUGS II』presents 史上最大の電流爆破&ファイヤーデスマッチ 時間差入場式・電流爆破バット+有刺鉄線ボード+有刺鉄線スパイダーネット電流爆破+ファイヤーボード2面+棺桶爆破デスマッチ 時間無制限1本勝負
○大仁田厚/○船木誠勝(フリー)/バラモン・シュウ(フリー)/バラモン・ケイ(フリー)with BILLY
9分50秒 大仁田と船木のダブルバット爆破→片エビ固め
ミスター・ポーゴ/西村修(フリー)/●マスクド・ファイヤー/ダイナ御堂(B168)with デビル・マジシャン
FBW旗揚げ戦2日目大阪の夜空を焦がす焦熱地獄!BILLYがポーゴと無理心中!船木&大仁田が爆破バットでタッグ攻撃!熊猫山脈が菊タローを圧殺!杏ちゃむの仇をエナジャイズ守屋が晴らす
第1試合
シュワルッネッガーの如くゴリラ然として立ちはだかる清水に対し「今日のお客さんはパンダとメイン見たいんだから帰ろう」と、やる気なしをアピールするイデア。清水は構わずイデアを掴んでは投げコーナーに追い込んでは踏みつけ。たまらずイデアもドロップキックで切り返し「投げるぞ」と火事場の馬鹿力を発揮するも、反撃はそこまで。早く終わりにしたいわりには本能的に肩を上げフォールを返すイデア。脳天から落とされても強烈なスピアーを食らってもカウント2.99で返したが、最後の最後にアルゼンチンでギブアップ。
第2試合
水鉄砲を携え入場の桃花としゃあだったが試合半ばで鉄砲の奪い合いからレフリーもろとも全員水浸しに。水も滴る女の対決は桃花が藍川を一閃直伝デルフィンクラッチで制した。
第3試合
初日に脳天串刺しの刑に遭った杏ちゃむが守屋を助っ人にリベンジマッチ。ヨイガーに飛びついて腕ひしぎの態勢も、極めきれずロープエスケープ。持参して来た串の束をヨイガーに奪われ再び頭上にグサリとやられてしまったのを見た守屋がヨイガーをブレンバスターでマットに叩きつけエナジャイズロックでフィニッシュ。守屋が杏ちゃむのかたき討ちに成功した。
第4試合
試合開始直後、菊タローがコーナーポストのサイレンボタンを押しまくるが、メイン以外では作動しない。爆破バットも置いてないと狼狽するうちに背後に迫るジャイアントパンダに踏まれる。巨人のウイークポイントとばかり足攻めを試みるがびくともしない。腹にチョップもめり込むだけで効いている様子もない。ならばと、セコンドのおっさんタイガーから奪ったぺットボトルの水をなんとジャイアントパンダのお尻のところにあるシューシュー音がする吹き出し口?に流し込むと、パンダの動きが急に止まって、体が縮み、しぼんでしまった。「勝ったぞ!」とぬか喜びもつかの間、振り返ると復活のジャイアントパンダが巨大な頭で強烈なヘッドパッドを叩き込み、まともに食らってダウンした菊タローをのしかかるようにプレスして圧殺の3カウント。
2連勝のジャイアントパンダは観衆に手を振りながら上機嫌で北海道へと帰っていった。
第5試合
倒しても倒してもけろりと復活してくるゾンビの如き魔太郎のつかみどころのあるようなないようなファイトスタイルに呆れながらも果敢に攻め続けた正岡、最後はファイヤーサンダーで3カウント。
第6試合
昨夜はメインで、大仁田にポーゴと西村と共に爆破バットを振るったライジングKIDが、うってかわって大阪プロレスのアルティメット・スパイダーJr.とタッグを組み、空中殺法の使い手SUGI、RAICHOを迎えうったセミファイナル。
ゴングと同時にSUGIとRAICHOの奇襲攻撃、場外へKIDとスパイダーを落としダブルで鮮やかなトぺを披露すると会場が大いにわいた。だがリングに戻ったライジングKIDもさるもの、SUGIに強烈なドロップキック見舞い、スパイダーと足に絞って攻め動きを封じる作戦に出るが、RAICHOのサポートもあり辛くも脱出。そのRAICHOを今度はスパイダーがコーナートップからミサイルキックで吹っ飛ばす。地に足がついている時間よりも滞空時間のが多かった印象のハイスピードバトル制したのはSUGI。夕暮れをバックにライジングKIDへ三段跳び式マッドスプラッシュ、コーナー最上段から目も覚めるようなスワンダイブ式ファイヤーバードスプラッシュと畳みかけ、鮮やかにフィニッシュ。
第7試合
9月24日(土)、大阪・花博記念公園鶴見緑地で行われたFBWファイヤープロレス旗揚げ戦『電流爆破2DAYS』2日目。台風15号が気象庁の予想したコースを逸れ、この日は天候にも恵まれ青空が広がる中会場には多くのプロレスファンが詰めかけた。
メインでは昨日激突した大仁田、船木、ミスター・ポーゴ、西村修にバラモン兄弟、ダイナ御堂が加わり、さらには昨日大仁田をかばってあえなく爆破バットの餌食に遭い負傷したBILLYが、このままでは終われないと左耳に包帯姿も痛々しい状態でセコンドで参戦。各チームの選手がひとりずつ時間差でリングインしてくる試合形式となり、まずは船木と西村が入場する。嵐の前の静けさか、場外の四方を有刺鉄線と爆薬に囲まれているとは思い難い無我とUWFの静かなる真剣勝負が始まった。
西村のコブラツイストを切り返した船木が西村にスリーパーホールドをかけたところで、業をにやしたポーゴが昨日に続きまたしても乱入。爆破バットで静寂を破壊すると、選手がてんでに場外に飛び出し、観客を巻き込むカオスな乱闘に突入する。喧騒のどさくさにポーゴが場外の有刺鉄線ボードに火を吹き、日が暮れた会場にキャンプファイヤーの如く燃えあがり、炎のトーチを手にした大仁田が昨夜の恨み晴らさんとポーゴに点火。怒りのポーゴは、西村と共に大仁田をリング下の有刺鉄線スパイダーネットへと叩き落とすと、ネットの下の爆薬が破裂する。大音量と共に火柱が上がり、焦熱地獄の有刺鉄線ネットの中に傷だらけの大仁田。くすぶる火をセコンドが水をかけ消火活動を行うと、息を吹き返した大仁田は船木と共にこざかしいバラモン兄弟を駆逐し、BILLYは有刺鉄線地雷ボードにポーゴを道連れに無理心中を図る。ポーゴと西村、御堂の分断に成功した大仁田と船木は、最後の仕上げとばかりにマスクド・ファイヤーをダブル爆破バットで挟み撃ち。そこを大仁田が抑え込んで3カウント。
かくして旗揚げ戦2日目は昨夜の爆破バット7本分の借りをきっちり返した大仁田が大観衆の大仁田コールの真ん中で気炎吐き「ファイヤー!」で締めた。