「2度と会えないと思ってた人とまた会えた」“デスマッチ・アマゾネス”山下りながスターダムに電撃登場!ジュリアのピンチを救い大江戸隊と全面対決へ!
27日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『5★STAR GP 2022』が開催され、大江戸隊の襲撃にあったジュリアを山下りなが救出した。
この日の大会オープニングでは、10月2日から開幕するIWGP女子王座決定トーナメントへ出場する選手を決めるために各ユニットの代表によるくじ引きが実施され、当たりを引いたSTARS、Queens Quest、大江戸隊、Donna Del Mondoの4ユニットから選手が選出されることが決定。
その後、この日のメインイベントで対戦するジュリアとキッドの小競り合いが発生し、ジュリアが「またマスク剥がされてぇのか?」とキッドを挑発。これにブチ切れたキッドがジュリアを襲撃すると、大江戸隊の面々も加わり総出でジュリアを袋叩きに。
ジュリアのピンチに駆けつけたのは、なんと“デスマッチ・アマゾネス”として世界にその名を轟かせるフリーの山下りな。
山下は、ジュリアが1プロレスファンだった時代に憧れて売店に通いつめるほど入れ込んた選手。ジュリアがアイスリボンでプロレスラーデビューしてからは幾度も対戦したが、ジュリアのスターダム移籍によってリング上での関わりは断たれていた。
だが現在山下りなが所属するユニットである『Rebel&Enemy』のラム会長がスターダム『NEW BLOOD』に参戦をしており、ラムは自身の入場曲ではなく『Rebel&Enemy』の入場曲で登場中。さらに26日に行われた大会では同ユニットに所属する雪妃真矢と尾崎妹加をセコンドに連れて入場しており、最後の一人である山下の参戦には期待が集まっていた。
山下はその圧倒的パワーで大江戸隊を全員蹴散らす大立ち回りを見せ、「スターダム面白そうだから見に来たら、つまんねーことしてるからよ、出てきちまったんだよ」と啖呵。
これを受けたキッドは「あの山下りなさんじゃないですか。貴女のことはもちろん存じ上げておりますけども……テメーはこのリングにふさわしくない人間なんだよ!必要ねーんだよ!帰れよ!」と山下に詰め寄っていき、一触即発の事態に。
ジュリアは「なんでいるの?!山下りなじゃねーかよぉ~!」とまさかの援軍に大喜びで抱きつき、「私はコイツらぶっ倒したいんだけど、私と一緒に大江戸隊ぶっ潰してくれるってことですか?」と問いかけると山下は「当たり前だろ!」と男前が過ぎる即答。
山下が大江戸隊にハードコアルールでの対戦を提案すると、渡辺桃&琉悪夏が「面白そうじゃねーかよぉ~」と興味を示す。山下も「大分いい感じに壊れてる奴いるじゃん」と満足げに笑い、凶器何でもありのルールで同意した。
大江戸隊が去っていくと、山下は「ジュリア、久しぶり。言いたいことは山ほどあると思うよ。でも、今じゃない。リングの上でお前の気持ちぶつけてよ。私もリングの上で気持ちをぶつけさせてもらう。だから、今はまだ握手する時じゃないね」と言葉では多くを語らず、拳を合わせることで思いを伝え合った。
バックステージに戻ったジュリアは「私はここに来るときに全部捨ててきた。全部捨ててきて、2度と会えないかもしれない。でもその分、私が活躍するしか無いって思ってきた。こうやってどんどん自分の周りにあの頃のまたやりたい、また会いたかった人達がこうやって……。プロレスって最高だなってマジで実感してます」と胸中を語った。