新EXTREME王者のジョーイ・ジャネラが渋谷の路上で勝俣瞬馬をKO! 「DDTの歴史で最も狂った試合をしてみせる」
DDTプロレスが8月16日、東京・渋谷区のライブハウスduo MUSIC EXCHANGEで、真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2022」(同20日、東京・大田区総合体育館)に向け記者会見を開き、DDT EXTREME新王者のジョーイ・ジャネラが渋谷の路上で挑戦者の勝俣瞬馬をKOした。
DDT初参戦のジャネラは同14日の後楽園ホールで彰人の持つ同王座に挑戦し(蛍光灯IPPONデスマッチ)、いきなりベルトを奪取。すでに大田区でのスペシャルハードコアマッチが決まっていた勝俣がタイトル挑戦を要求、ジャネラが受諾して王座戦に変更された。
勝俣は「ちょうどベルトを獲ったということで、こんなチャンスはない。ベルトを獲って価値を上げて、僕にしかできないEXTREMEのベルトにしたい。チャンスをつかみ取って、逆に僕が米国に行って、僕がジャネラを指名したい」とベルト奪取後のプランを明かした。
ジャネラは「彼はこれをもっと高いステージに上げると言ってるけど、今俺が持ってるだけでステージは上がってるんだ。オマエの目標は俺を倒して米国に行きたいのかもしれないが、これこそ俺の目標でありゴール。DDTのリングに上がってベルトを獲るのを目標にしてきた。18年間思い描いて、今こうして手にしてるんだ。俺は米国のインディーシーンで一番コネクションをもってる。今米国で一番のインディーシーンはGCW。俺を倒すことができたなら、俺がGCWに推せんしてやる。ただ、それが実現することはない。防衛して、EXTREMEのベルトをさらに高いステージに引き上げる。今日は行儀の悪いことは決してしない。でも、大田区では最も狂った試合をして、オマエは生き残れない。DDTの歴史で最も狂った試合をしてみせる」と勝俣の発言を一蹴。
8・14後楽園でジャネラの試合を見た印象について、勝俣は「あの試合では狂った感じは見えなかったんで。すごくうまい選手で一本取ってたんで、アイデアだったり、幅の広い引き出しをもってる選手だと思う。それに対応できるよう、僕もアイデアを考えてやりたい。スペシャルハードコアですけど、ハードコアで収まるか分からない」
「勝俣のハードコアマッチの映像を見たことがあるか?」との問いに、ジャネラは「コイツから事前に勉強することなんかない! 現在の米国のインディーシーンで、最も狂って、あらゆるハードコアを経験してきた。大田区ではハードコアを新しい時代に引き上げたい。カツマタの試合には興味ない」と勝俣は眼中になしと話した。
その後、フォトセッションでは握手を交わしたと思いきや、勝俣がクラッカー攻撃を見舞い、怒ったジャネラがつかみかかって張り手をかました。大乱闘に発展しそうになったが、関係者が止めて、その場はなんとか収まった。
ところが、全体の記者会見が終わろうとしたとき、2人が会見場になだれ込み、ジャネラがイス攻撃。さらにジャネラは会場の外に連れ出して路上でDDTを一閃し、勝俣をKOしてみせた。