元高校球児のトランスジェンダー女性が誹謗中傷に負けず女子プロレスラーとしてデビューへ!対戦相手は「なにがいけないのか分からない」と全面肯定!
16日、東京都・SOD LANDにて、SOD×P.P.P.TOKYOのコラボ興行第3弾『The New Beginning of “P”arty~狂宴~』についての記者会見が行われ、エチカ・ミヤビのデビュー戦のカード発表が行われた。
『P.P.P.TOKYO』は“令和のバブル”をテーマにセクシー男優のしみけんがアドバイザーを務めるプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富兜翔が総帥としてプロデュースし、シャンパンタワーやテキーラが飛び交うパリピ興行を開催している。
PPPでは昨年よりソフト・オン・デマンド株式会社(SOD)とのコラボを行っており、新宿歌舞伎町にある『SOD LAND』での路上プロレスや、五反田にある『HOTEL SARA GRANDE』で史上初のラブホテルプロレスを開催するなど新進気鋭のプロレス団体として急成長中。2021年9月には筋肉系YouTuberやセクシー女優としても活躍しているちゃんよたもプロレスラーデビューを果たすなど、プロレス界の内外に大きな話題を振りまいている。
今会見では、PPPの生え抜き新人であるエチカ・ミヤビのデビュー戦の相手がプロミネンスの女子デスマッチファイター・世羅りさであることが発表された。
エチカ・ミヤビは、元々ちゃんよたが働いているマッスルガールズバー『筋肉女子・マッスルガールズ』でともに働いており、ちゃんよたの試合を見てちゃんよたに憧れたことでPPPへ入門。エチカはトランスジェンダーであり、高校生までは男性として過ごし、今は女性として人生を歩んでいる。
小学校までソフトボールを、中学では軟式野球、高校では硬式野球から柔道を経験し二段の腕前を持つというエチカは、投手時代には一年生で140km/h近い速球を投げるなど運動神経に優れ、体格も身長178cm、体重75kgと大型。デビューすれば現在スターダム所属のレディ・Cが持つ国内現役女子レスラー最長身の177cmの記録を更新することになる。
今年7月にエチカのデビューが発表されると、トランスジェンダー女性が女子プロレスラーとして闘うことに対しての賛否両論、特に“否”の意見が殺到し思い悩んだという。
これについてエチカは「プロレスラーになる前からトランスジェンダーだったので、私が言われないにしても色んなところで見てきてはいたので、そういった意見があることは予想はしていました。ただ、完全なる誹謗中傷もあったし、それには傷ついたところはあるんですけど、それに打ち勝って、その人達に認めさせてこその私だと思うので、負けないように頑張ります」とコメント。
対する世羅は、「自分は今流行のSDGsとか、そんなに分かってはないんですけど、彼女が女子プロレスの世界に飛び込んだということは、そういうことなんだなと思いますし、それのなにがいけないのか分からないです。『女子の中でのし上がっていってやろう』と思っても、そう簡単には出来ないですよ。女子プロレスの世界は厳しいですから。それを分からせるための私だと思っていますので、任せてください。彼女を立派な女子プロレスラーにしてあげます」とエチカに女子プロレスラーとしての洗礼を与えることを宣言した。
『The New Beginning of “P”arty~狂宴~』
日程:2022年9月14日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
▼エチカ・ミヤビ デビュー戦 シングルマッチ
エチカ・ミヤビ
vs
世羅りさ(プロミネンス)