「俺たちのDDTを見せよう!」KO-D無差別級&タッグ王座の二冠王となった樋口和貞が遠藤哲哉を挑戦者に指名!
24日、東京都・後楽園ホールにてDDT『Summer Vacation 2022』が開催され、“ハリマオ”樋口和貞&吉村直巳がKO-Dタッグ王座を戴冠。二冠王となった樋口和貞がKO-D無差別級王座の次期挑戦者に遠藤哲哉を指名した。
今年の『KING OF DDT 2022』の決勝戦で優勝を争った樋口と吉村は闘いの中で絆が深まり、互いに所属していたユニットを抜けて退路を断った上でタッグを結成。DDT屈指の大型パワーファイター同士のチームが誕生し、今大会でタッグ名を“ハリマオ”と発表。
メインイベントでは、現KO-Dタッグ王者のMAO&朱崇花にハリマオの2人が挑んだ。
序盤からハリマオの2人が体格を生かしたパワーファイトで朱崇花を制圧。一方的な試合が続く中で吉村がチョークスラムで決めにかかるが、朱崇花がフランケンシュタイナーから顔面へ強烈な蹴撃を叩き込んでMAOにつなぐ。
MAOは朱崇花と息ピッタリの連携を見せ、朱崇花が樋口をサンセットフリップパワーボムで場外に叩きつけて動きを封じ、MAOは派手な空中技を囮にグラウンドに引き込んで吉村を洗濯バサミなどで絞り上げる。
その後もMAO&朱崇花は、ムーンサルト式で飛びつく朱崇花のジャーマン・スープレックス・ホールドにMAOがジャックナイフを合わせる奇抜な連携や、MAOが肩車した相手に朱崇花が不知火を仕掛ける華麗な合体技も見せて追い込んでいくが、ハリマオは朱崇花にクロスボンバーから合体BTボムを炸裂させて戦線離脱させる。
最後はMAOと樋口の一騎打ちの構図となり、四股を踏んでぶちかましを放つ樋口にMAOがカウンターの大阪臨海アッパーを叩き込むが、樋口は倒れず踏みとどまってぶちかまし。最後はブレーンクロースラムで叩きつけて3カウントを奪った。
KO-D無差別級王座&KO-Dタッグ王座の二冠王となった樋口は、8月20日の大田区総合体育館大会でのKO-D無差別級王座初防衛戦の相手に遠藤哲哉を指名。
遠藤は6月12日の『CyberFight Festival』にて中嶋勝彦のビンタで脳震盪を起こして欠場に入り当時保持していたKO-D無差別級王座を返上。その直後から開催された『KING OF DDT』を制した樋口に同王座が与えられた形であり、樋口にとって遠藤にしっかり勝利することが王者としての最初の試練と言える。
これを受けた遠藤は「俺はそのベルトをまた巻いて、DDTのトップに立つことによって支えてくれた全員に恩返しがしたい。これは樋口からの指名ではなく、俺の気持ちで8月20日、大田区総合体育館、KO-D無差別級王座に挑戦させてくれ!」と呼応。樋口は「大田区で俺たちのDDTを見せよう!」と遠藤としっかり握手を交わした。