【会見】新日本プロレス戦略発表会で今後の”変化”を発表!六本木大会や入門方法の緩和、オーカーン×大張正己監督コラボTシャツやヒロムの新曲、棚橋プロデュースのプロテインなど盛りだくさんの発表へ
7日、『新日本プロレス戦略発表会』が飛行船シアターにて行われた。
まずは新日本プロレスの大張社長より、『振り返りと成果』『今後の計画』『具体的施策』『各種お知らせ』の4項目を中心に本日の発表会が行われると説明があり戦略発表会がスタート。
コロナ禍の振り返りにおいて、アメリカのレギュラー番組『axs.tv』が伸びを見せ、インターネットを活用した配信やECなどを中心にテコ入れをしてきたという。
そして海外での興行が成功を収め、先日のAEWとのコラボ興行『禁断の扉』ではPPVが10万件に及んだという。
その結果、会場チケット収入や現地物販と同じレベルで会場外の収入が安定。2022年現在、会場外の収入が全体収益の50%を達成し、2025年に向けて会場内収益が戻ると過去最高益になる見込みだ。
選手に注目すると平均年齢が上がってきているため、若者の獲得に注力することを発表。入門方法を緩和し、学校に通いながら新日本プロレス道場に通うための施策や、引退後のセカンドキャリアや収入面での支援をすることでプロレスラーを"目指しやすい職業”にすることを目標にするという。
今後、NJPW of Americaで女子レスラー(スターダム)の試合を組み込んだ大会を行う事を発表。さらに3年ぶりに今年10月にイギリス大会を開催し、オセアニアなど他のエリアにも攻めていく予定だ。
また国内大会でも会場来場者にプロモカード配布やスタンプラリー企画などを行うことにより、ヘビーユーザーへの還元も企画中。さらに六本木ヒルズの野外会場で『G1 SPECIAL in 六本木ヒルズ』も開催することが発表になった。
ここで棚橋弘至が登場し、11月20日に有明アリーナで開催を予定している『新日本プロレス×STARDOM』についての発表へ。
棚橋が女子に攻撃できるのかという質問が飛ぶと「やはりね、女子レスラー特有の受けの柔らかさや体の柔らかさはあるんですけど、その辺はまだ引っかかってますよね」と懸念を語る。
すると、団体としては『男子レスラーは男子レスラーと闘い、相手が女子レスラーに変わったら強制的にタッチしないといけない』という変速ルールが大張社長より提案され、このルールでのミックスドマッチを2試合予定しているとのことだ。
話は代わり、ブシロードウェルビーが棚橋弘至プロデュースのライオンマークプロテインを開発中であり、大張社長より『疲れない』『太らない』『飽きが来ない』などの3ヶ条を作る提案があった。
NFTや入場曲を生演奏する音楽フェスを秋に開催予定であることが発表された後、棚橋と入れ代わりでグレート-O-カーン(以下オーカーン)が登場。
オーカーンは「面を上げろ帝国民ども。なぜなら、どうやら大張社長?支配できたみてーだからな。だってそうだろ?こんな、戦略発表会に余みてーな悪党を呼ぶんだ。これは支配と言っても過言じゃねーよな?」と高笑いすると、大張社長の兄である大張正己監督とコラボしたオーカーンTシャツを発表。
ここでスクリーンに『新日SSに不穏な動きが?』と長州力が参戦することが発表されると、ここ2年でオーカーンと長州は練習する場所でたまたま会い、長州から『耳が湧いてるけどなにかやってるのか?』と聞かれ一緒に練習をすることになったと語る。
親日SSは会場でのガラポン大会やG1ハッシュタグ応援祭が発表され、オーカーンに降壇を求めた阿部アナにオーカーンが大張監督とのコラボTシャツを強引に着せて会場をあとにした。
すると高橋ヒロムが客席に乱入し、マイペースにステージに上がると『My name is 彦星』というオリジナル曲を歌って踊る。会場の空気を全て持っていった高橋ヒロムのRe:バースカードが7月16日に出ることがおもむろに発表され、続いてスクリーンに映された『2年間で取り戻したいもの』という言葉を受けて棚橋とオーカーンが登場し、それぞれ2年間で取り戻したいものを発表し火傷。ヒロムが限界に達したところで大張社長が9.5&9.6後楽園ホール大会から声出し可能としての開催を予定していることを発表した。50%キャパで声出し可能になり、声ナシエリアと声出しエリアを分けた状態で試験的に行われる。
最後に木谷高明会長兼社長が登場し「会場で拍手しかできない、声援もできない、なのにブーイングしたくなる試合ばかりってありえないですよね?拍手したくなる試合一択だと思うんですよ。新日本のYoutubeチャンネルまだ100万行ってないぐらいですよ。WWEはこのコロナ期間中にもう少しで1億いっちゃう。差が開きすぎ。まだまだできることいっぱいあるはずなんですよ、僕から見てると古い!遅い!変化を嫌ってる!硬い!今の日本と同じじゃないですか!それでは新日本が存在する意味がないんですよ。日々の疲れや仕事の疲れを持った人に試合を見てもらい感動してらい生き生きしてもらい、未来を開拓しようとしてる若者、中年からでも良いですよ、そういう人たちに夢を与える。感動とか夢を与えるのが我々の仕事なんですよ!」と愛のある会社批判。
そしてプロレスに元気をもらっていた高校1年生の木谷高明少年からのプレゼントということで、G1来場者に50周年記念デザインのマグネットコースターを先着5万名にポケットマネーで配布する事を発表し戦略発表会は終了した。