戦いの神に選ばれし朱里&壮麗亜美(三浦亜美)&MIRAIが新ユニット“God‘s Eye”を始動!
3日、東京都・立川ステージガーデンにてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2022/開幕戦』が開催され、シンデレラ・トーナメント1回戦を突破した朱里が新ユニット“God‘s Eye(ゴッズ・アイ)”を始動させた。
シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春に行っているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。例年は1DAYトーナメントで行われてきたが、昨年は初の2大会分割開催、今年は4大会に渡って行われ全31名参加と過去最大規模で開催されることとなった。
ルールは1回戦から準決勝までは10分1本勝負、決勝戦は時間無制限1本勝負。通常のプロレスルールに加え、オーバー・ザ・トップロープでの失格、時間切れ引き分けの場合は両者失格というルールが追加されて行われる。
開幕戦となる今大会のメインイベントでは、1回戦で朱里と壮麗亜美(そうれいあみ)が挑戦。
朱里は“Donna Del Mondo”の姉御分として存在感を放ちジュリアとのタッグでも活躍してきたが、紆余曲折の末にジュリアと決別しDDMも離脱。新ユニット結成のために動いており、3月の両国国技館大会では新メンバーの1人である三浦亜美(※後に壮麗亜美に改名)を伴って登場していた。
壮麗亜美は2020年8月にアクトレスガールズからデビュー。
壮麗はフリーの役者として活動し、生演奏ミュージカル『信長の野望―炎舞―』にて現在スターダムの所属となっている月山和香との出会いを機にプロレス界へ。恵まれた体躯から繰り出されるパワーファイトは新人離れしたものがあり、デビュー戦の相手を務めたnoki-Aが「1年後にはベルトに絡んでいる」と断言した高いポテンシャルを秘めている選手だ。
現在スターダム最高峰の王座であるワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)を持つ朱里は、今トーナメントではシード権を保有しており2回戦から参戦する予定であったが、壮麗の要求によって1回戦で両者が対戦することに。
昨年12月にヒザの負傷で長期欠場に入っていた壮麗のスターダムデビュー戦はビッグマッチのメインイベントという団体側の高い期待も伺わせる待遇となった。
試合は、序盤から朱里がグラウンドやサブミッションで圧倒していくが、壮麗はそのパワーを生かしてショルダータックルで反撃していき、コンバインやアルゼンチン・バスター、必殺のオクラホマスタンピードまで繰り出して一気に攻勢へ出る。
しかし、壮麗がラリアットを狙うと朱里がスピアーでカウンターし、崩れ落ちた壮麗の顔面にランニングニー。さらにハイキックから朱雀(※変形羽折式腕固め)に捕らえてギブアップを奪った。
試合後、朱里&壮麗は2人のユニット名を『戦いの神に選ばれし者たち』という意味を込めた“God‘s Eye”とすることを発表。
そこへDDMのメンバーであるMIRAIが現れてGod’s Eye加入を志願すると2人はこれを大歓迎。3人で新勢力が始動した。
コメントを求められた朱里は「God’s Eye、自分の限界を超えていく。もっともっとその限界を上に上に行って自分たち3人、最高のユニットにしていきます。見逃さないでください」と意気込みを語るが、MIRAIの突然のDDM脱退に怒りをあらわにしたDDMの面々がコメント会場に乱入。
ジュリアは「おいMIRAI!なに勝手に抜けてんの?!」と胸ぐらをつかみ朱里にも鋭い視線を送るが、MIRAIが涙を流しながらジュリアの目を真っ直ぐ見つめるとジュリアの表情から険しさが消えていき、MIRAIの頬を撫でて「またな」と言い残して去っていった。