「普通の女の子に戻ります!」LiLiCoのプロレス引退試合で純烈メンバーが大活躍!夫・小田井涼平がリング上で公開プロポーズ!

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 20日、両国国技館にて『Judgement2022~DDT旗揚げ25周年記念大会~』が開催され、LiLiCoが約6年半のプロレスラー生活に終止符を打った。

 タレントとして活躍し、ムード歌謡グループ“純烈”の小田井涼平さんと結婚したことでも知られるLiLiCoは、2014年からDDTでプロレスラーとしても活動し、シングル・タッグを問わず数々の王座を戴冠する活躍を見せてきた。
 しかし、2020年末に転倒してヒザを骨折し、現役続行は不可能と判断してプロレス引退を表明。この日はLiLiCo&小田井涼平&彰人with純烈(酒井一圭&白川裕二郎&後上翔太)vs[フェロモンズ]男色“ダンディ”ディーノ&飯野“セクシー”雄貴&今成“ファンタスティック”夢人の6人タッグマッチでLiLiCoの引退試合が行われることとなった。
 この試合は、妻であるLiLiCoをサポートすべく夫の小田井さんがプロレスラーデビューする試合でもある。2人の人生がリング上で交差するこの試合には大きな注目を集め、プロレスマスコミだけではなく多くの一般マスコミも取材に詰めかけた。

 小田井は純烈の赤いスーツ姿にLiLiCoとお揃いのフェイスペイントを施して登場。
 ディーノとLiLiCoの対面で試合が始まると、LiLiCoがおもむろにディーノの股間を鷲掴みにし、これを外したディーノの手を自身の股間に挟んで捻り上げると、夫の小田井さんが大慌て。
 その後、小田井がフェロモンズのセクシー攻撃の洗礼を受け戦意を喪失しかけるも、純烈メンバーのトレイン攻撃で救出。LiLiCoも飯野の股間攻撃を逆手に取り陰部に噛み付くなど大暴れ。そしてLiLiCo&小田井夫妻が編み出した合体技“姫SEXYチェストキック”を狙うが、小田井が腰を痛めて倒れ込み失敗。ディーノが飯野の股間に向けてLiLiCoをフェイスバスターで叩きつけ、試合は終わってしまうのかと思われた。
 しかし、ここで突如会場の時が止まり会場スクリーンには小田井の脳内ビジョンが放映。「今LiLiCoを守れるのは俺しかいない!」と決意した小田井はゆっくりと時が流れる世界で飯野の強烈な逆水平チョップを幾度も受け止めて盾になりLiLiCoが回復する時間を稼ぐ。
 復活したLiLiCoは小田井とともに姫SEXYチェストキックを決め、「もういいよ!休んでて!」と小田井を下げて単身ディーノに戦いを挑むが、ディーノは無情にもローキックでLiLiCoのヒザを打ち抜き、ヒザへのニードロップから男色ドライバー。LiLiCoは根性のキックアウトを見せるも、ディーノがヒザ十字で捕らえると無念のタップ。

 LiLiCoを助け起こそうとする小田井に向け、ディーノが「小田井、気持ちはわかるんだが、ここはプロレスラーとしてのLiLiCoを尊重してやってくれ。自分の足で立ち上がらせてくれ。最後のプロレスラーとしての務めだ。自分の足で立て!」と叫び感動的なムードを作り出すものの、LiLiCoが立ち上がろうとすると踏みつけて妨害し「そんないい話にするわけねーだろ!」と嘲笑。
 さらに股間をおっぴろげた飯野を台車に載せ、花道で助走をつけてLiLiCoに突っ込もうとするが、かつて1日だけ純烈のメンバーとなったことがあるアンドレザ・ジャイアントパンダが登場し、2階からの光速ヘッドバッドでフェロモンズを撃退しLiLiCoを救出。

 無事LiLiCoの引退セレモニーが行われ、LiLiCoは号泣しながら「皆さん今日はありがとうございました。レスラーになりたくて、やっとリングに立ってたのにずーっとやりたかったんですけども、運命は違っていました。真剣に毎回毎回戦って、そしてみんなの応援が本当に力になりました。本当に皆さんありがとうございました。最高のプロレス人生でした!ありがとうございました!」と挨拶。10カウントゴングの後に最後の選手コールが行われた。


 その後小田井は、夫としてLiLiCoのプロレスラー生活を応援する気持ちと心配する気持ちの葛藤があったこと、大怪我を負ってもなおプロレスラーとしての人生をまっとうしようとするLiLiCoの姿に感動したという思いを語り、「頑張って今ここにいるあなたは、本当にキレイだと思います。結婚して数年がたちますが、今日は純烈のメンバーも応援に来ていますので、改めてここでプロポーズさせてください!それでは、僕たちの曲、『プロポーズ』を聞いてください」とアンドレザも交えて歌いながらLiLiCoにプロポーズ。

 小田井と固く抱き合ったLiLiCoは「普通の女の子に戻ります!」とコスチュームの羽をバサリと足元に置き、リングを去った。

 試合後、LiLiCoは小田井とともにこの日を以てプロレスラーを引退することを改めて口にする。
 「プロレスへの未練は無いのか」と聞かれると、「はい」と即答。パートナーの彰人が「『未練が無い』って言わないと絶対プロレスに戻りたくなっちゃうんですよ。ちょっとヒザの調子が良くなってきたら『これならまだ出来るんじゃないか?』って戻りたくなっちゃう。今は『未練が無い』と言い切ることでしっかり引退出来るのかなと思います」とプロレスラーとしての目線でフォローを入れた。

 そしてLiLiCoは「プロレスラーLiLiCoを応援してくれてありがとうございました。残念な、こういうことになりましたけど、もうスッキリしています。明日から普通の女の子として生活します。ありがとうございました!」とプロレスラーとしての最後の仕事を終え、最愛の夫とともに会場を去った。

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