MAOの帰還で4人揃ったサウナカミーナが快勝!「DDTをもっと高く飛んでくくらい熱くします」
DDTプロレスが7月26日、東京・新宿FACEで『AFTER PETER PAN 2024 in SHINJUKU』を開催した。家出していたMAOが帰ってきたサウナカミーナがメインイベントで快勝した。
MAOは7・21両国国技館での上野勇希とのKO-D無差別級王座戦に向き合うため、6・30後楽園で家出を宣言。その後はほかのユニットと共闘して上野と前哨戦を戦ってきた。両国大会では上野に敗れ、王座奪取はならなかったが、家に帰ることを表明していた。
この日、サウナカミーナは上野、MAO、勝俣瞬馬、To-yのフルメンバーが久しぶりに勢ぞろいし、秋山準、男色ディーノ、大石真翔、正田壮史組と対戦した。敵軍の大石は10・3新宿での退団を発表したが、MAO、勝俣にとってはNωA時代の師匠とあって対戦をおねだり。調子に乗って、To-yまで「師匠!」と叫んで、絡んでいく。MAOが秋山にハリウッドスター・プレスを見舞えば、秋山はブレーンバスターで返す。上野が正田にキャメルクラッチ式フェースロックで絞め上げる。正田は正田のチカラKOBUムキムキを繰り出そうとするも、かわした上野は背中にドロップキック。顔面にドロップキック、そしてWRを決めて3カウントを奪った。
マイクを持った上野は「MAOちゃん、お帰り! さびしかった。でも楽しかった。サウナカミーナはDDTをこれからもサウナみたいに熱くしましょう。僕はこんなすごい男(MAO)に勝ったんです。DDTをもっと高く飛んでくくらい熱くしますから、応援よろしくお願いします。熱波WER!!」で締めくくった。
バックステージでMAOと勝俣は残された期間での大石との3WAYマッチを希望。MAOは8・12後楽園ホールでのアレックス・ゼインとのDDT UNIVARSAL王座戦、勝俣は8・10エディオンアリーナ大阪第2競技場での木下亨平とのDDT EXTREME王座戦でのベルト死守を誓った。勝俣は8・12後楽園ではマンス・ワーナーが保持するGCW世界選手権に、ジョーイ・ジャネラとの3WAYマッチで挑むことも決まり、2冠獲りにも意欲を見せていた。
また、第2試合に出場したKO-Dタッグ王者の遠藤哲哉が8・10大阪第2競技場大会で組まれている遠藤&飯野雄貴vsクリス・ブルックス&正田壮史戦を防衛戦にするよう要望。これを今林久弥GMが認め、王座戦となることが決まった。正田は「大事な時に勝てない自分とはおさらばしたい。だから絶対にKO-Dタッグを獲る!」と自信に言い聞かせた。ディーノは「大石さんが退団するって聞いて、一番の心残りが大石さんとまだタッグのベルト巻いてないの。やるんだったらマジで飛び越えて!」と正田にゲキを飛ばした。
なお、イルシオンがアントーニオ本多にシャーデンフロイデ・インターナショナル入りを志願したが、本多は「私にその権限はない」と回答。今大会をクリス、高梨将弘がタイ遠征のため不在であったため、2人が帰国してから検討されることになりそうだ。