アクトリング新章で緋扇(安川惡斗)率いる花月夜とカリーナ(坂本茉莉)率いる宇宙海賊シェルオルが直接対決!三浦亜美演じる常盤が「修行の旅に出る」と離脱
12月25日、プロレスと演劇の新たな融合作品『アクトリング』が新たなスタートを切った。
元オリンピック選手の成田童夢が総合監修し、アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女優たちによるミックスメディア作品『アクトリング』は2020年11月にプレ旗揚げ。
正式旗揚げまでの約一年、コロナ禍にも関わらず超満員を続けてきた『アクトリング』だが、ついに主軸となる『三種の神器を求めて戦う』というストーリーが動き始めることに。
今回の『アクトリング 剣編01///花月夜vsSheloll~暁の序曲~』では、元スターダムの安川惡斗(現:安川結花)が演じる緋扇(ひせん)が大将を務めるチーム花月夜(かぐや)と、元REINAの坂本茉莉が演じるカリーナがリーダーを務める宇宙海賊シェルオルが激突。
天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)を手に入れるため戦う両陣営だが、プロレスをベースにしているだけあり、リアルがストーリーへと反映される事も魅力の一つだ。
花月夜の歌姫・桃百(もも)を演じる濵田茉莉奈はロックシンガーとしても活動しているが、9月末に声帯結節手術を受けて声を出せない状態となってしまった。この日のストーリーでも闘いの最中に精神的なショックを受けて声が出せない状態となり、仲間の支えがあって声を取り戻すまでが描かれている。濱田自体も現在はリハビリのラストスパート中であり、1月15日に渋谷にて復帰LIVEを予定している。
そして花月夜の常盤(ときわ)を演じる三浦亜美は、所属団体であったアクトレスガールズ『Beginning』の解散興行の前々日に膝を負傷。12月18日時点で松葉杖で解散興行に登場する状態であり、この日も試合ができる状況ではなかった。
ストーリー中では初めの試練で早々に膝を負傷し戦線離脱。ラストでは「私は修行の旅にでます」と花月夜を離れ、アクトレスガールズからも離れる事を示唆した。
今回のアクションシーンも、女優たちとは思えない華麗な動きや、トップロープから飛び込む激しい技が繰り広げられた。
特にシェルオルにはアクトリングをきっかけにプロレスの試合を行い始めた選手もおり、イケメンのクラムがパートナーを優雅にアシストし、自らもクラーケンスプラッシュ(=コーナートップからのマッドスプラッシュ)を披露。
譲れない背景が語られたうえで見る激しい闘いに観客も息を呑んだ。
まずは天叢雲剣を目指す剣編の始まりとなったが、来年からは八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)を目指す勾玉編、八咫鏡(ヤタノカガミ)を目指す鏡編の展開を予定。
チームも、元女子プロレスラーのMARUが監修し松井珠紗がリズ役を演じているソルジャーユニットSky-Rex(スカイレックス)や、本間多恵が演じる葉隠忍(はがくれしのぶ)がリーダーを務める“忍者集団”葉隠、プロレス活動休業中の林亜佑美がカノン役を演じている音楽を愛する種族テトラ、青野未来がルナ・マーティン役を務めているヒューマノイドクラスターRED FRAGMENT(レッドフラグメント)など多種多様な形で演じ分けがされている。
次回公演日は未定だが、事前にチケットが完売になってしまうことも多いアクトリングが来年の話題の一つになることは間違いない。