A-TEAM・橋本友彦&牙城が「風林火山」トーナメント制しインタコンチタッグ王座を戴冠!来年1・1後楽園で久保田ブラザーズが挑戦へ
- 2021-11-13
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- プロレスリングZERO1
プロレスリングZERO1が11月12日、東京・新木場1stRINGで「ZERO1 20周念記念イヤー~風林火山タッグトーナメント2021~」を開催。プロレスリングA-TEAMの橋本友彦、牙城が同トーナメントを制し、大谷晋二郎(パートナーは今成夢人)の負傷欠場による返上で空位となっていたインターコンチネンタルタッグ王座を戴冠し、ベルトが他団体に流出した。
この日、A-TEAM軍は準決勝で北村彰基、太嘉文のZERO1コンビと対戦。ZERO1軍の猛攻に苦しんだものの、橋本がXCT(変型チョークスラム)連発からアームロックで絞り上げ太嘉文からギブアップを奪った。
決勝では、田中将斗、ヤス久保田組を破って勝ち上がったハートリー・ジャクソン、松永準也組と激突。牙城とジャクソンは激しいチョップ、エルボーの打ち合いを展開。牙城はラグビー仕込みのスピアをジャクソンに見舞い、橋本とダブルブレーンバスターを繰り出すもカウントは2。10分過ぎ、橋本とジャクソンがラリアット相打ち。ジャクソンがラリアットで橋本を倒すと、松永がネックチャンスリードロップを決めるもフォールは奪えず。橋本がラリアットで松永に逆襲すると、牙城がフロッグスプララッシュ、橋本がXCTを繰り出すもジャクソンが阻止。ならばと橋本はデスバレーボム、XCTとたたみかけ3カウントを奪取した。
納得がいかないジャクソンがA-TEAM軍に襲いかかって乱闘に発展するも、両軍のセコンドがなんとか制止した。
伝統あるZERO1の「風林火山」を制覇し、由緒あるインタコンチタッグ王座のベルトを巻いた橋本は「9年前、『風林火山』に出て負けた。あのときはすごいメンバーでした。でも今回はあのときに比べると、少しどうかと思いましたけど。誰でも、このベルトに挑戦してほしいと思います」と、牙城は「リングに上がる前にみんなから絶対オマエは勝てないと言われたんですけど、A-TEAMの仲間と応援してくれた人たち、家族。何十人、何百人で2人と闘ったんで負けないと思いました。これからもみんなと闘って、勝ち続けていきたいと思います」とマイク。続けて、次期挑戦者について、橋本は「大谷選手、田中選手、菅原(拓也)選手。ぜひこのベルトに挑戦してきてほしいです」と希望した。
ここで、ヤス久保田、ヒデ久保田の久保田ブラザーズが登場。ヤスは「ここのリングはBASARAでも、ガンプロでも、マーベラスでも、A-TEAMでもなく、ZERO1のリング。ここまでコケにされて、テメエらが勝ち取ったベルトに挑戦させろ」と表明。これに、橋本は「いつでもやってやる」と呼応。ヒデは「今年はシングルもジュニアもタッグも全部他団体に流出した。俺とヤスが正月(1月1日)の後楽園ホールでテメエらから必ずベルトを獲ってやる」とアピール。これにより、来年1・1後楽園での久保田ブラザーズのチャレンジが決まった。
バックステージで橋本は「正直メンバー見たときはどうかなと思ってたけど、闘ってみたらいい選手ばかりだった。ZERO1の選手は質がいいけど、俺は仲良しこよしするために来たんじゃないから。上の選手ともやっていきたい。どインディーからZERO1のトップまで来たんだから、まだまだ止まれない。(久保田ブラザーズとは)誰が来てもやるつもりだったんで、1月1日、やらせてもらいます」と話した。
牙城は「自分たちはお互い全部ライバル。明日になったら、僕と橋本さんが闘うこともあるだろうし、ZERO1にも負けられないんで。これからどんどん前に進んでいきたい。A-TEAMは誰が来ても引かないんで、誰が来ても相手になります」と語った。
大谷、田中、菅原の名を挙げた橋本は「久保田ブラザーズを倒したら出てくるんじゃないですか? 上に絶対たどり着いて見せるし、両国(来年4月10日)まで走っていきたい」と今後を見据えていた。
また、NWA世界&インターナショナル両ジュニア王者の阿部史典は、お卍固めで井坂レオを破り、ジュニア2冠王座の3度目の防衛に成功。阿部は「11月20日、大日本プロレスさんの横浜ラジアントホールで、佐藤孝亮さんとシングルが決まってるんで、向こうがよければ防衛戦をしたい」と発言した。
なお、同大会にLDH JAPAN所属でEXILEの弟分THE RAMPAGEのメンバー浦川翔平の父親で、LDH傘下のLDH Kitchenに勤務する浦川真樹さん(51)が来場し、ZERO1の応援に駆けつけた。同グループ内に親子で在籍しているのは浦川さん父子だけだという。