Aブロック・秋山準が「D王」連覇を宣言!「いかつい選手ばかりですけど、ここを突破して2連覇を狙いたい」
DDTプロレスが21日、東京・千代田区の神田明神内で、同団体のシングル最強決定リーグ戦「D王 GRNND PRIX 2021 Ⅱ」(11月3日、東京・大田区総合体育館で開幕)に向け記者会見を開き、Aブロックで出場する前年覇者の秋山準が連覇を宣言した。
Aブロックでは秋山のほか、遠藤哲哉、上野勇希、吉村直巳、火野裕士、ボディガーの6選手が出場する。
秋山は「去年優勝してるので。Aブロックはなかなか見た目にもいかつい選手ばかりですけど、ここを突破して2連覇を狙いたい」とキッパリ。
開幕戦で当たる上野勇希に対して、「(去年勝ってるが)若者なので、それはもう成長してると思う」と警戒。
優勝すれば、8月に陥落したKO-D無差別級王座返り咲きへのきっかけにもなるが、「そのベルトが最高峰のベルトだと思うので、もちろんそれはありますけど。まずこのブロックを勝つことが先決。別にこれがベルトへの挑戦者決定戦じゃないので。これも一つの勲章。去年と同じことをやりたいと思いますけど。このブロックは遠藤選手もそうだし、吉村君、火野選手、ボディガー選手、上野選手もいるし、みんなやりがいがある選手。まずここを突破して、その先は考えたいと思います」と、段階を踏む意向を示した。
また、2月14日、カルッツかわさきで秋山に敗れるまで、KO-D無差別級王座を保持していた遠藤は「ダムネーションが解散して、自分が生き残るには、このリーグ戦を優勝するしかない。そんななか、11・3大田区で火野裕士。今まで何度かトーチャーラックボムを挑戦してきましたが、1回も上がりませんでした。当日は必ず持ち上げて、ぶん回して僕が勝ちます」と初戦での火野戦突破を口にした。
王座奪還への意識については、「ベルトへの思い。DDTの一番トップ、シンボルとなるベルトがKO-D無差別級なので、そこを狙っていかないと僕はプロレスをやっている意味がないと思ってる。ただリーグ戦はベルトに挑戦できるできないではなく、まずは自分の実力を示す場と思ってるので。リーグ戦をまずは優勝することが先かなと思います」とコメントした。
<以下、そのほかの出場選手コメント>
上野「Aブロックはみんな、遠藤さんを含めほぼヘビー級。僕だけが体が小さいんですけど、体が小さいからこそ出せるものがあると思います。一人一人が大きくて強いからこそ一戦一戦に向けて頑張れるかと思っております。11・3大田区、秋山選手と闘うということで、イラストを描かせていただきました。パイルドライバーされてるだけじゃなく、(顔に)ドロップキックをしちゃうんじゃないかと。これは大ダメージ。試合のイメージが膨らんで勝っちゃうんじゃないかと。(秋山戦がヤマ?)どの試合も山場で、そのなかでも天王山、秋山さんに勝つことができたら、その勢いのままいける部分も大きいと思う」
吉村「D王2回目。去年は欠場して、今年選んでもらって素直にありがたいと思います。上野さん以外とは初シングルなんですけど。Aブロック、それぞれの選手に強い思い入れがあるので。どことなく、僕のためにAブロック、この編成になったんじゃないかとも感じてるので。いろいろな思いに応えて頑張りたい」
火野「初めてのD王。このブロックで気になる選手がいるんでね。この人には勝っとかなあかんという選手。それが楽しみでしかない。(気になる選手は?)聞きたい? 秋山さんとシングルで1回やって負けてる。それは取り返さないと。(ボディガーにも)仕返しせな。この2人には必ず勝つ」
ボディガー「初出場、現在53歳。参戦選手のなかで、一番年がいってると思うんですけど。あまり張り切りすぎず頑張りたいと思います。しかし、せっかく出るんだから、必ず何か爪跡を残して、DDTファン、自分にとってもよかったと思われる結果にしたい」