エル・デスペラード&金丸義信が悲願のジュニアタッグリーグ初優勝を果たし石森太二&エル・ファンタズモに挑戦表明!「その価値の下がったベルト、次は俺とデスペラードでやるからな」

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 17日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021』が開催され、エル・デスペラード&金丸義信がSUPER Jr. TAG LEAGUE初優勝を果たした。

 新日本プロレスは8月7日から、ジュニアヘビー級のタッグリーグ戦『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』を開催中。
 最終戦となるこの日、IWGPジュニアタッグ王者の石森太二&エル・ファンタズモが8点でトップ、エル・デスペラード&金丸義信、ロビー・イーグルス&田口隆祐が6点で後を追う状況。デスペラード&金丸が優勝するにはロビー&タイガーの敗戦および石森&デスペラードからの勝利が絶対条件。

 セミファイナルでは、ロビー&タイガーvs田口隆祐&マスター・ワトの公式戦が実施。
 序盤からロビーとワトが得意の蹴り合いやスピード勝負で全く互角の攻防を展開するが、田口がタイガーの蹴撃を尻で受け続ける意地を張ったことで一転して不利に。IWGPジュニア王者のロビーを強く意識するワトの気迫のファイトで形成を五分に戻し、田口もケツ攻撃のラッシュでタイガーを追い込んでいき、タイガーのハイキックをかわして飛びついての回転脚折固めで3カウントを奪取。ロビー&タイガーの優勝の可能性は消えた。
 
 セミファイナルの結果により優勝決定戦という形になったメインイベントでは、奇襲をかけたデスペラード&金丸が序盤から巧みなコンビネーションで優位を取り、石森を相手に猛攻。ファンタズモはリング内外へと飛んでいく華麗な空中殺法から石森とのひっかき攻撃などラフファイトを交えて金丸に集中攻撃をかけて逆転、石森もデスペラードの肩に集中攻撃をかけてYes Lockを決めるなど猛攻するが、デスペラードがハンドスプリング式オーバーヘッドキックをバックドロップで切り返す機転を見せる。
 最後の対面となったのは金丸vs石森。金丸は石森&ファンタズモの連携攻撃に苦戦するが、デスペラードの援護を受け久々に繰り出すムーンサルト・プレス。しかしカットに入ったファンタズモが疑惑の右足による強烈な蹴撃で2人をKO。ファンタズモが石森にデスペラードをフォールさせるが、試合権利があるのは金丸の方。痛恨のミスに気付いて狼狽する石森を金丸がローブローからのスクールボーイで丸め込んで3カウント。2018年、2019年と最後の最後で優勝を逃してきたデスペラード&金丸が悲願の初優勝をもぎ取った。

 優勝トロフィーをスルーしてマイクを取った金丸は「オイコラテメーら、きたねーことばっかりやりやがって。オイ、こんな優勝どうでもいいんだよ。それよりよ、お前らの持ったその価値の下がったベルト、次は俺とデスペラードでやるからな?分かったか!分かったらさっさと帰れコラ!」とIWGPジュニアタッグ王座への挑戦表明を行った。

 バックステージに戻ったデスペラード&金丸の元へタイチが現れ、優勝を祝福するとともに「これ(トロフィー)、かじっていい?」と流行りのジョークを飛ばす。
そして金丸は、時勢もあり祝杯用のZIMAが用意されていなかったことに不満を述べつつ「俺とデスペラードで、あいつらが持ってるあのベルト、価値の下がったあのベルト、次(タイトルマッチ)やるからな。『やらせろ』じゃねぇぞ、やるからな。わかったか、オイ!」と吼えて去っていった。

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