【試合詳細】7・25 スターダム後楽園ホール大会 岩谷麻優&渡辺桃&鹿島沙希vsジュリア&スターライト・キッド&白川未奈 中野たむ&林下詩美&舞華vs朱里&小波&ウナギ・サヤカ AZMvsコグマ
『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』
日程:2021年7月25日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:642人(満員/コロナ対策限定人数)
▼タッグマッチ 10分1本勝負
羽南/●妃南
7分39秒 ゴリーボム→片エビ固め
[大江戸隊]琉悪夏/○吏南
▼3WAYバトル 15分1本勝負
[大江戸隊]○フキゲンです★
6分3秒 後方回転エビ固め
●レディ・C
※もう1人は[Queens Quest]上谷沙弥
▼シングルマッチ 15分1本勝負→ハイスピードバトル 10分1本勝負
[Queens Quest]△AZM
10分0秒 時間切れ引き分け
[STARS]△コグマ
▼5★STAR前夜祭 ブルースターズ・スペシャル 6人タッグマッチ 30分1本勝負
中野たむ/林下詩美/○舞華
20分42秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
朱里/小波/●ウナギ・サヤカ
▼5★STAR前夜祭 レッドスターズ・スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
岩谷麻優/渡辺桃/●鹿島沙希
23分3秒 ノーザンライト・ボム→片エビ固め
○ジュリア/スターライト・キッド/白川未奈(フリー)
5★STAR GP開幕直前の特別試合で夢のタッグが実現も険悪ムードで仲間内でバチバチ?!AZMの誘いに乗りコグマがハイスピード戦線本格参入!桜井まいが登場しウナギとのフューチャー戦が決定?!
第1試合
妃南と吏南でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し合いからリストの取り合い、ヘッドロックからグラウンドの攻防となり、羽南がカットに入って2人でダブルカニバサミからサンドイッチ低空ドロップキック。妃南はボディスラムからロープに飛ぶが、琉悪夏がエプロンから一撃入れ、吏南がドロップキック。吏南はヘアホイップでコーナーに叩きつけて顔面踏みつけ。琉悪夏にタッチ。
琉悪夏は吏南とともにコーナーで妃南の顔面を踏みつけ、ヘアホイップでロープ際に放り捨てて顔面ウォッシュ。そしてナツコを彷彿とさせる膝つきフォール。琉悪夏がロープに飛ぶと、妃南はレインメーカー式払腰で叩きつけて羽南にタッチ。
羽南と琉悪夏はエルボーで打ち合っていき、琉悪夏がコンプリートショットからセントーンを見舞って吏南にタッチ。
吏南はドロップキックからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、羽南はブーメランアタックからダブルリストアームサルトで反撃し妃南にタッチ。
妃南は払腰からロープに飛ぶが、吏南が髪を掴んで引き倒し卍固め。これをカットした羽南が払腰で叩きつけ、羽南&妃南でダブルの大外刈。吏南は外道クラッチ、大外刈と畳み掛けて変形ドライバーを狙っていくが、吏南がウイングクラッチホールド。吏南はこれを返して外道クラッチで丸め込むも琉悪夏がカット。吏南はノーザンライト・スープレックス・ホールドから熨斗紙で叩きつけて3カウントを奪った。
桜井まい挨拶
第1試合終了後、本部席より「スターダムに参戦を希望する選手が来場している」というアナウンスとともに呼び込まれたのは先日アクトレスガールズBeginningから退団が発表された桜井まい。
桜井「はじめまして!元アクトレスガールズの桜井まいです!私は、強さを求めてこのリングに今日やって来ました。ここで闘わせてください!よろしくお願いします!」
桜井が深々と頭を下げると、フューチャー・オブ・スターダム王者のウナギ・サヤカがリングに上ってきて桜井と対峙。
ウナギ「お前は誰だぁ~!私は現フューチャー・オブ・スターダムチャンピオン!そしてスターダムの未来!ウナギ・サヤカだぁ!スターダムに参戦したい?ということは?1発目!チャ~ンスですよね!ってわけで、このウナギ・サヤカが品定めしてやろうかぁ?ってわけで、偉い人ぉ~?カード組んでもらっていいですか?……これはOKという方向でいいですね?だったらこのフューチャーのベルト、かけてあげてもいいけど?」
桜井「分かりました。ウナギさんと闘わせてもらいます。タイトルマッチ、こちらも望むところです。これから、未熟ではありますが、てっぺん目指して頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします!」
リングを降りた桜井は、本部席のロッシー小川の隣に腰掛け、以降の試合を視察した。
第2試合
ゴングが鳴ると、レディ・Cが身長差を生かして手4つを求める。上谷は届くもののゴキゲンは届かず手4つの攻防に入れずスネてしまう。
2人は米山をロープに振っていくが、米山はローリングして喫煙ポーズ。これを上谷が低空ドロップキックで蹴散らし、レディ・Cとタックル合戦を展開。レディ・Cが打ち勝って雄叫びを上げ、ボディスラムを狙うが、上谷が着地してリバース・インディアン・デスロックから鎌固め。これをフキゲンが上から座って喫煙ポーズ。
フキゲンは2人をそれぞれコーナーに振って「デース!デース!フキゲンデース!」と突っ込んでいくが2人はそれぞれビッグブートで迎撃。これを繰り返しているうちにフキゲンのスタミナが尽きてしまい、2人でサンドイッチドロップキックを叩き込む。
上谷とレディ・Cがエルボーで打ち合い、レディ・Cが気迫の連打を見せるものの上谷はドロップキック。しかしレディ・Cもすぐにビッグブートで顔面を打ち抜き、逆エビ固め。フキゲンもキャメルクラッチを加えてダブルで痛めつける。
フキゲンとレディ・Cは2人で上谷をロープに振っていくが、上谷は側転で振り切ってダブルのドロップキック。さらに「お返しだ!」と2人の足をそれぞれ持ちながらのダブル逆片エビ固め。上谷はレディ・Cを引き起こすが、レディ・Cは上谷、フキゲンにそれぞれココナツクラッシュを叩き込んでいき、雄叫びを上げながらダブルのチョークスラムを狙うが、上谷が着地してバイシクルキック。さらに側転ニードロップを叩き込み、フキゲンがセントーン。上谷は「邪魔すんな!」とニールキックで2人まとめてなぎ倒し、スワンダイブ式ミサイルキックを狙うが、フキゲンがレディ・Cをロープ際に突き飛ばし、上谷がバランスを崩して場外に落下。レディ・Cもふらついてしまい、フキゲンがその隙を見逃さずに後方回転エビ固めで3カウントを奪った。
第3試合
両選手が入場し、ボディチェックを終えたところでAZMがマイクを要求。
AZM「後楽園の皆さん!こんにちは~!高速爆弾娘のAZMです!オイ、コグマ。お前さっきコールで“ハイスピード・ジーニアス”って呼ばれてたな?そしてらハイスピードマッチ、10分1本勝負、是非やりませんか?まあ、ジーニアス?ハイスピードの天才のコグたんなら是非受けてくれますよね?」
コグマ「ハイスピード・ジーニアスのコグマです。10分1本勝負、AZMセンパイがそこまでやりたいならやってやりましょう。その代わり、私がAZMセンパイを秒殺しますよろしくお願いします」
当初予定されていた15分1本勝負のシングルマッチから、10分1本勝負のハイスピードマッチへとルールが変更されてゴング。
ゴングが鳴ると素早いバックの取り合いからAZMがロープに飛んでコルバタを狙うが、コグマがキャッチして振り払い、ロープに飛ぶAZMを追走。2人同時にロープを踏み台にしてリング中央に戻り、アームドラッグの応酬から睨み合い。
AZMがコグマをロープに振ると、コグマがスライディングで場外へ「来てみろよ~♪」と挑発するコグマに対し、AZMは「めんどくさっ……」と言いつつ場外へ出ていく。コグマは逃げ回るがAZMにあっという間に追いつかれてしまい、リングに放り込まれる。
AZMはサッカーボールキックからコグマのポーズを真似ながら踏みつけフォール。AZMは「どうした?!もう疲れたか?!」と挑発しながらミドルキックを連打していき、コグマのエルボー連打を余裕の表情で受け止めてロープに飛ぶ。コグマはカニバサミから低空ドロップキック、コーナーで串刺しボディスプラッシュからロープに振るが、AZMはロープを踏み台にした飛びつきアームドラッグからのトルネードクラッチ。さらにダイビングフットスタンプを狙ってコーナーに上るが、コグマが追っていってトップロープに叩きつける雪崩式ロープスタンガン。場外に転がりでたAZMへコグマが場外プランチャを狙うが、AZMが引きずり落とし、エプロンからの空対地サッカーボールキックを発射。コグマはこれをキャッチして防御すると。スリーパーホールドからスイングスリーパー。AZMが力なく倒れ込むとコグマがコーナーに上っていくが、AZMが追っていって雪崩式アームドラッグからバズソーキック。さらにウラカン・ラナを狙うが、コグマがキャッチしてパワーボムで叩きつける。
両者エルボーの打ち合いからコグマがスクールボーイも、すぐに立ち上がったAZMがフットスタンプ。さらにロープに飛ぶがコグマがスモールパッケージ。AZMも首固めで返しながらエンドレス・ワルツで連続フォールして撹乱してからバズソーキック、ダイビングフットスタンプ。さらにバックを取っていくが、コグマが振り払ってDDTからコーナートップに上がりミサイルキック。続けてジャーマン・スープレックス・ホールドを狙っていくが、AZMが股抜けでかわしながらあずみ寿司。コグマは即座に身を起こしてオクラホマロールから滞空式ジャーマン・スープレックス・ホールド。AZMがキックアウトするとコグマはロープに飛ぶが、AZMがスライディングで足に組み付きながらエビ固め。コグマもエビ固めで返し、シーソーゲームが展開される中でフルタイムドローのゴングが鳴った。
試合後、コグマが握手を求めるとAZMがこれに応じて手を握るものの、もう片方の手でコグマにビンタを見舞って去っていった。
第4試合
朱里&小波とのタッグが嬉しいのかウナギがハイテンションで共闘を約束しようとするが、2人はめんどくさそうな表情を浮かべてウナギを場外に叩き出す。
小波と詩美でゴングが鳴ると、リストの取り合いからショルダータックル合戦。小波が不利になると即座に師匠・朱里が飛び込んできて師弟コンビの連携攻撃。これにウナギが混ざろうとするとなぜか2人でウナギにダブルビッグブートを叩き込む。
朱里と舞華の対面となると堅実なグラウンドレスリングが展開され、互角の中でクリーンブレイク。両者タッチ。
たむとウナギの対面となると、ウナギが「ボクたちは仲間だ!コズエンは永遠だぁ~!」と握手を求める。「やめとけやめとけ!」というパートナーたちの声を振り切り、たむが「信じます!」と手を握り返した瞬間にウナギがガットショットからエルボー。怒ったたむがブレーンバスターを狙うと、両軍全員で3vs3のブレーンバスター合戦となり、たむらが競り勝つ。たむは「ウナギこの野郎(笑)」とサッカーボールキックを叩き込み、監獄固めに捕らえながらブリッジ。ウナギがロープブレイクするとたむはエルボーを連打してロープに飛ぶが、ウナギはカウンターのボディスラムからギロチンドロップを見舞い朱里にタッチ。
朱里はショットガンドロップキックから串刺しランニングニー。さらに小波がドロップキックでアシストすると詩美が飛び込んできてダブルラリアットを狙うが、朱里&小波はこれを避けてダブルのドロップキック。続けて朱里はたむへハーフハッチ・スープレックスからダイビングギロチンドロップ。しかし、ここに舞華が救出に入ると、たむ&舞華でダブルのバックドロップを狙う。これを着地したたむがロープに飛ぶと、朱里が舞華にコンビネーションの合図。DDM仲間の舞華は思わずこれに応じてしまい朱里&舞華でたむにダブルショルダータックル。するとたむがウナギに共闘を呼びかけ、コズエン仲間のウナギも思わずこれに応じてしまい朱里にダブルのサッカーボールキック。たむは朱里へバックドロップから串刺しバイオレット・シューティングを叩き込み、詩美にタッチ。
詩美はミサイルキックから投げっぱなしジャーマン、ラリアットと畳み掛けるが、ロープに飛んだところで朱里がカウンターのジャンピングニーをクリーンヒットさせ腕固めから朱雀を狙うが詩美が抜け出してスライディングラリアット。さらにアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが朱里が背面着地して担ぎ上げ山折り。小波にタッチ。
小波は詩美の背後から組み付いて胴締めスリーパーから腕固めも、たむがカット。詩美&たむのダブルビッグブートからたむの水面蹴り、詩美&たむのサンドイッチ低空ドロップキック、詩美のバックフリップと連撃し、詩美が舞華にタッチ。
舞華は小波をショルダータックルでなぎ倒してからブレーンバスターを狙うが、小波が脇固めで切り返す。舞華がロープを掴んでブレイクするとぶら下がり式腕十字でロープを使った腕攻め。さらにコーナーに上っていくが、朱里&ウナギが足を掴んで邪魔をし、アシストを受けた舞華が雪崩式ブレーンバスター。舞華がロープに飛ぶと朱里がエプロンからキックを見舞い、小波が回転エビ固め。舞華がエビ固めで返して上体を起こしたところへ朱里がPKを叩き込み、小波が腕固めも詩美がカット。小波がウナギにタッチ。
ウナギは開脚式フェイスクラッシャーからギロチンドロップ。さらに舞華をパロ・スペシャルに捕らえ、カットに来た詩美を朱里がコブラツイストに、たむを小波が卍固めに捕らえサブミッションの三重奏。しかし詩美&たむはクラッチを切って同時にコウモリ吊り落としで切り返し、たむがウナギへトラースキックを叩き込んでカット。さらに詩美&舞華がダブルエルボードロップを叩き込み、舞華が炎華落としを狙うが、小波がハイキックでカット。ウナギはビッグブートからスカルクラッシングフィナーレ、これより我は修羅に入る!から体固めも、詩美がぶっこ抜いてジャーマン・スープレックス。さらにカットに来た朱里&小波にダブルラリアット。
たむは詩美&舞華に指示を出し、場外に逃れた相手3人にトランポリン式場外プランチャ。たむがウナギをリングに放り込むと、詩美&舞華がサンドイッチラリアットを見舞い、舞華がブレーンバスターから炎華落としを狙う。ウナギがこれを耐えるとたむがスピンキックでアシストしようとするが、これが舞華に誤爆。さらに詩美のラリアットも舞華に誤爆。絶好のチャンスを得たウナギは大儀であったを狙うが、舞華がバックドロップで切り返し、ラリアット。カットに来た朱里は詩美が、小波はたむがジャーマンで排除。舞華は山茶花からみちのくドライバーIIで3カウント。
舞華「林下詩美と中野たむと組む日が来るなんて思ってなかったけど、今日組んだことによって少しばかり発見できるものがあったよ。朱里、小波、そして彩羽匠。強敵ぞろいのいるスゲー選手がいるから、今年も私がすっごくゾクゾクワクワクする5★STAR GPになるでしょう!開幕戦、林下詩美!覚悟しとけよ!」
詩美「私は5★STAR GP、2連覇するためにこの強敵ぞろいのブルースターを勝ち抜いていかなきゃいけない。そして初戦の相手、舞華。お前とは去年5★STAR GP、私が負けちゃってるから、今年も私の最高の夏にするために、まずはお前を私が倒してやるよ」
朱里「まず、小波。組むことが出来て嬉しい。本当にありがとう!あと、5★STAR GP、絶対に制して林下詩美の持つ赤いベルトに私が挑戦して、私が必ず赤いベルトを巻く。誰が相手でも、絶対勝ちます」
たむ「生憎ですが、皆さん!2021年の5★STAR GPは、この聖なる白い王者が優勝させていただきます!」
小波「お前ら全員!私の餌食になれ!THE END!」
(※ウナギがマイクを取ろうとすると、遠くから舞華がマイクのコードを引っ張って自らに手繰り寄せる)
舞華「ブルースターズ、強敵ぞろいだけど、7・31、横浜武道館!楽しみにしとけよ!」
<試合後コメント>
中野たむ&舞華&林下詩美
舞華「今年の5★STAR GPは私が全勝して優勝する。そして次こそスターダムの女帝に君臨してやる!」
詩美「今年の5★STAR GP、私が優勝して初の2連覇。夏生まれ、夏デビューの赤の女王の私が今年も皆さんに最高の夏をお届けします」
たむ「悪いんですが、5★STAR GPは私が、中野たむが優勝してシングルの実績をしっかり残して、この大事な白いベルト保持者として、この聖なる白いベルトがスターダムのシングルの象徴であるってことを私が証明していきたいと思ってます。(※2人に一緒にやるよう目配せしながら)私たちも、あなた達も!(※2人がガン無視)……デリシャ~ス♪ん~まっ♪……宇宙旅行はやってくれたのに」
第5試合
岩谷&桃&鹿島のタッグは入場時から険悪なムードで登場。そしてジュリア&キッド&白川も我の強い3人が他を押しのけて前に出ようとし協調できないまま試合へ。
鹿島とキッドがノリノリで先発で出ていき、バックの取り合いからアームドラッグの応酬。さらに足払いの応酬からクリーンブレイクし、「いいねぇ~♪」と笑い合いながら握手を交わし、両者タッチ。
桃とジュリアの対面となると、ロープに飛んだジュリアに鹿島がエプロンからキック。桃がジュリアをブレーンバスターで叩きつけると岩谷が入ってきてジュリアの上に桃をボディスラム。桃が腰を押さえながら岩谷を睨みつけると、岩谷は「連携、連携」と涼しい表情。ここにキッドがジュリアのサポートに入り、ジュリアが桃へビッグブートからショルダーネックブリーカー。ジュリアはキッドにエルボーを叩き込んで手荒いタッチ。
キッドは鹿島のセコンドに付いていた大江戸隊のメンバーも全員呼び込み、桃をロープにくくりつけて顔面を踏みつけながら記念撮影タイム。キッドは白川の頭をバコンと叩いてタッチ。
白川は桃のサッカーボールキックをかわして足払い。後頭部へのスライディングエルボーを叩き込み、桃をコーナーに振っていくが、桃はセカンドコーナーに飛び乗ってミサイルキック。桃は鹿島の腹をバチンと叩いて手荒いタッチ。
鹿島は白川に串刺しエルボーからフェイスクラッシャー、ダブルアーム・スープレックスと連撃。一方、コーナーで口論になっていた岩谷は桃にコールドスプレーを発射して距離を取らせる。
桃に代わると、桃が白川にキャメルクラッチ。ここに岩谷が入ってきて白川の顔面に低空ドロップキック。今度は岩谷がキャメルクラッチで捕らえ、桃がサッカーボールキックも、意図的に岩谷に誤爆。鹿島にタッチ。
鹿島はコーナーで白川の顔面をグリグリと踏みつけ、岩谷をひっぱたいてタッチ。
岩谷はサッカーボールキックからボディプレスを見舞い、鹿島の腹に横殴りのチョップを叩き込んでタッチ。
鹿島はエルボー連打からロープに飛ぶが、白川はカウンターのランニングネックブリーカードロップを見舞い、両者タッチ。
ジュリアと桃の対面となると、ジュリアのビッグブートと桃のミドルキックの打ち合いに。ジュリアが桃の蹴り足をキャッチしてキャプチュードで叩きつけるが、すぐに起き上がった桃がランニングミドルキックでジュリアを吹き飛ばす。さらにエルボーを放っていくが、ジュリアはこれをかわして絡みつき、アゴを突き出しながら卍固め。ここに白川が入ってきてジュリアとともにダブルドロップキックを発射。
白川に代わると、白川がコルバタ式河津落としから「チャンス~♪」とロメロ・スペシャルを宣言。岩谷、鹿島がカットするが、白川は3人をコーナーに重ねた上でまとめて串刺しバックエルボー。さらに岩谷&鹿島にランニングネックブリーカードロップを見舞いながら桃にドロップキックを見舞う3人同時攻撃を見せる。
白川は倒れた3人をきれいに並べ、「トリプルチャンスぅ~♪」とジュリア&キッドにロメロ・スペシャルの三重奏を要求。乗り気でない2人に白川がロメロ・スペシャルのかけかたをレクチャーして3人同時に技に入るが、キッドは勢いをつけすぎて後方へと倒れ込んで吊り上げられず、ジュリアは意図的かは不明ながらグラウンドカンパーナの形に捕らえ、3人バラバラの形に。
白川は桃にインプラントDDTを狙うが、桃が振り払って裏投げ。さらにBドライバーを狙うが白川が回転エビ固めで切り返し、ショットガンドロップキックで相手コーナーに吹き飛ばすと岩谷がブラインドタッチして試合権利を得る。
岩谷が飛び出してくると白川はフライングクロスチョップを叩き込み、キッドにタッチ。
キッドは岩谷をコルバタでロープ際に放り捨ててから619、「一発喰らえ!」とその場飛びムーンサルト・プレス。見かねた鹿島が救出に入ったかと思われたが、大江戸隊としての岩谷への恨みが勝り、途中で岩谷に攻撃。ジュリアがキッドを救出に来るがジュリアの攻撃が誤爆してしまい、キッドはジュリアの髪を掴みながら「髪むしるぞ!」と凄み、ジュリアもキッドのマスクに手をかけて「マスク剥ぐぞ!」と応戦。その隙を突いて岩谷が突っ込んでくるが、2人は同時のダブルビッグブートを叩き込み、ジュリアのDDTにキッドがドロップキックを合わせる連携攻撃を見せるものの、キッドがジュリアの髪を掴んで引き倒して排除。岩谷とキッドのエルボー合戦となり、キッドがチョップに切り替えて猛連打すると岩谷がダウン。キッドはフィッシャーマンズ・スクリューからキッチャーマンを狙うが、岩谷が振り払ってハイキックから投げっぱなしジャーマン。キッドも即座に起き上がって後頭部への蒼魔刀を叩き込み、ジュリアにタッチ。
ジュリアは岩谷にショルダーネックブリーカー。さらに組み付いていくが岩谷が振り払ってジュリアの顔面に突き刺さるトラースキック。鹿島が岩谷にタッチし試合権利を得る。
鹿島はスワンダイブ式フェイスクラッシャーからフランケンシュタイナー。さらにダブルアーム・スープレックスのフェイントから回転エビ固め。ジュリアがこれを返してエビ固めのシーソーゲームとなり、岩谷がアシストのために放ったサッカーボールキックが鹿島の顔面にクリーンヒット。ジュリアが押さえ込んだところに桃が蒼魔刀を叩き込む。岩谷のキックが鹿島の額から目にかけて入ったためレフェリーが鹿島の状態を確認しに駆け寄るが、鹿島はすぐに継戦をアピール。
岩谷&桃&鹿島はジュリアにトリプルトラースキックを叩き込み、鹿島が旋回式ダブルアーム・フェイスバスター。さらにコーナーに上っていくが、キッドが飛び込んできて雪崩式アームドラッグで叩き落とし、ジュリアがシャイニング・ケンカキック。さらに白川のダイビングエルボーバッド、ジュリアのミサイルキックが決まりジュリアが体固めも、その真上からキッドが旋回式フロッグスプラッシュ。全員がリング上で入り乱れる混戦となり、桃とキッドが場外でやりあっているところへ岩谷がトペ・スイシーダ。
リング上ではジュリアがファルコンアローからノーザンライト・ボムを狙うが、鹿島が起死回生で切り返す。白川のカットがギリギリで間に合うものの、ジュリアは白川をひっぱたいで場外に叩き出し、鹿島をノーザンライト・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。
ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない後楽園の諸君!ごきげんよう!5★STAR GP、前夜祭!まっ昼間から5★STAR GPの前夜祭!勝ったのはこのジュリアだよ馬鹿野郎!このレッドスターズ、あっちのチームと違ってちょっと一癖も二癖もあるつえーやつらが集まってっけど、要はここ(頭)使って勝負するって言うことだなあ?必ず、必ずこのリーグ戦、スターダムのオリンピックのようなこの真夏のリーグ戦はジュリアが優勝しようと思います!アリーヴェデルチ!横浜でお会いしましょう!」
<試合後コメント>
ジュリア&スターライト・キッド&白川未奈
ジュリア「ヘ~イ♪ジュリアに協力してくれてありがとね~2人とも~♪(※ジュリアが2人の肩をバチンとたたき、キッドが「いった」と漏らしてジュリアを睨みつける)レッドスターズはブルースターズとはまた違う、一癖も二癖もあるメンバーが集まってますけれど、このごちゃまぜのタッグ、前哨戦っていうんですか?味方も全員敵!私が勝ったということで。違うんだよ、お前らとは。覚悟も、気持ちも。全員ぶっ潰して、5★STAR GPは私が優勝して、夏にぴったりなジュリア様を見せてやりたいと思います。アリーヴェデルチ!またな」
白川「ちょっと待って!私が起死回生カットに行ってなかったら絶対ジュリアが負けてたよ。私がカットしたら、ビンタして場外に出しましたよね?飛ばしましたね?」
ジュリア「うん?……うん。だってさ、殴りたくなる顔してんじゃん」
キッド「ゴチャゴチャゴチャゴチャうっせーんだよ」
ジュリア「喋りたいことあるなら喋れよ」
キッド「お前、『気持ちも覚悟も違う』とか言ってっけど、ウチらの気持ちの何を分かってんだ?」
ジュリア「お前なあ、ビービービービー……ウナギと一緒なんだよ、言ってることが」
キッド「ウナギと一緒にすんじゃねーよ」
ジュリア「一緒なんだよ。中身がねーんだ、中身が」
キッド「お前、初戦、今日と同じ結果にはなんねーぞ。覚悟しとけよ。お前(白川)もだ」
ジュリア「またなっ」
(※ジュリアとキッドが退席し、白川が仕切り直してひときわ明るい声で話し始める)
白川「……はいっ♪今日は3人で勝利しましたぁ~♪この勢いで5★STAR GP、優勝狙いにいきまぁ~す!デリシャ~ス!ん~まっ♪」